手術から退院まで・2 | 膵臓がんがやってきた!! 〜いきなり闘病生活〜

膵臓がんがやってきた!! 〜いきなり闘病生活〜

2018年12月に48才で膵臓がん、膵頭十二指腸切除術(ステージ2b)、2020年5月、穿孔性腹膜炎で手術、再発判明。2021年3月、肝転移。治療法もなくなりそう。あとどれくらい生きられるだろう?

手術日以降の様子を書こうと思います。

まず、手術当日のICUでの状況です。

 

ICUには、1日だけいる予定だったのですが、めちゃくちゃ大変でした。

 

手術は、午前9時入室で、午後3時過ぎ頃終わったようなのですが、基本、ICU内では独りぼっちです。(当たり前か…。)

 

「何かあったら、ナースコールで呼んでください。」といって、看護師がICUから出て行ってしまうと、一人で苦痛と戦わないといけません。

 

僕の場合、まず、排便に困りました。

術前に、下剤を飲んである程度排便は済ませていのたですが、上部消化器の手術の場合、完全に便を出し切ってしまうようなことは今はしないそうで、下剤も穏やかに作用するものを服用しました。(大腸内視鏡検査だと完全に便を出し切って腸を空っぽにしますが、そこまで徹底して出し切る必要はないそうです。)

 

そのため、便がまだ少し残っていたのでしょう。術後しばらくして、なんとなく便が出そうな気がしてきました。でも、お腹が痛くていきめない。でも便でお腹が苦しい。

 

そんな状態が続いて、たまらずナースコールしましたが、看護師は、簡易便器をお尻の下に入れて、「これで様子みましょう。出たら教えてください。」と、しばらく放置。

 

仕方ないけど、かなり屈辱的な恰好です。(笑)

 

体勢を例えると、新幹線の椅子を後ろにリクライニングさせた状態で、お尻の下に便器を入れられて、「排便してください。」と言われているようなもの。

 

僕はそのままでは出なかったので、また、ナースコールして、看護師さんにお腹をさすってもらって、なんとか用を済ますことができました。

 

いや、看護師さんも本当大変です。お腹さすってくれて、ありがとう。

 

とりあえず、お腹が少しすっきりしてホッとしたのですが、しばらくすると、背中や腰が痛くなってきました。ICUの電動ベッドは背中部分がなんとなくフカフカしていて、背中の支持性に欠けるんですよ。

 

ナースコールして、体を少し斜めにしてもらったりしましたが、長時間はやはりお腹が痛いので、もとどおり仰向けになって、自分の手を背中の下に入れて、ツボみたいに背中を指で押してみたりして、痛みに耐えざるをえませんでした。これは結構つらかったです。

 

あと、吐き気も結構困りました。点滴に吐き気止めが入っていたようですが、何かムカムカが続いていました。

 

ICUではこんな感じでした。

 

予定でいくと、明日には一般病室に移動することになっていますが、こんな状態で病室に戻って大丈夫かな?とまたまた不安で一杯になりました。