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Mira-6の機械的分解能は0.0003mmです。一万分の3mmということになります。

しかし、機械そのものの繰り返し精度は0.01mmですので、実際に切削したときに現れる表面粗さには、この数値が各所に反映される可能性があることになります。

さらに、切削では「ビビリ」というマイナス要因の現象が加わります。機械そのもの振動であったり、素材の振動であったり、刃物のブレであったりします。このビビリを100%予測することは不可能です。

 

さて、というわけで、今回は0.01mm、0.02mm、0.03mmのステップでの切削物の違いを検証してみました。

画像左から、0.01mm、0.02mm、0.03mmと並んでいます。

 

拡大してみます。

0.01mm 理論値表面粗さ 0.0003mm

0.02mm 理論値表面粗さ 0.001mm

0.03mm 理論値表面粗さ 0.0023mm

 

画像中、上部の長方形は左3本が0.1mm、右3本が0.2mmです。

下部の溝は同じ数値ですが、刃物の深度の関係で幅が狭く見えます。

 

5MPで撮影していますが、画像では大差がないように見受けられます。

ただ、実際の製品を10倍ルーペで覗きますと、STEP幅が確認できます。

 

また、不思議なことに切削製品としての安定感(10倍ルーペでの目視印象)は0.03mmが一番あるように感じられました。

 

次回はこちらを実際に鋳造していきたいと思います。

 

・切削のご依頼、装置のご購入検討の方はお気軽にお問合せください。
・5軸ワックス切削加工は、導入検討の方のテストカットも含め、ご依頼からお届けまで1か月ほどお時間をいただいています。
・Mira-6は短時間でワックス原型を大量に製造する装置ではありません。
 これまで手作業以外では不可能だったディテールを再現できるワックス5軸切削装置です。 滑らかな切削表面を実現するため、切削時間は数時間から20時間以上かかる場合もあ ります。
・装置価格は為替連動です。
・装置の見学は、土日祝祭日に関わらず、365日午後のみ可能です。
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