昨日の記載で顰蹙(ひんしゅく)を買うこととなりましたので、本日は真実のみを記載したいと思います。
ジュエリーの製造工程は非常にアナログで、小さな部品を除いて最終研磨は必ず人の手が入りますので最終的には研磨する職人の腕次第です。金属を直接切削した鍛造モノでさえ、石留や磨きは職人の感覚で行いますので、どこを自慢したらいいのかわからなくなってしまいます。
さらに、ゴム型と呼ばれる複製では、ワックスのヒケと呼ばれる現象が必ず起こり、平らだったはずの面がR面になって、とどめに石膏型へ入れることによって、原型をどんなに鏡面に仕上げにしようとも、石膏粒子の粗さを忠実に再現した吹き上がり製品が出来上がるわけです。
以前、だいぶ以前のことですが、「原型は鏡面仕上げにしてくれ」と言われて上に記載の内容をご説明させていただいたことがあります。
ところが、使用用途は明かせませんが、50ミクロンの寸法精度を依頼されていますので、とても変な感じです。機械精度のみの話ですので・・・。
さて、しかし、依頼はきっちりとこなさないといけません。下の2mm柱のデータで検証していきました。
その結果が文頭の画像です。2.00とは・・・。
少し前の出来事でした。
ただ、こちらの造形物をゴム型に入れてワックスを取りますと、丸い棒は楕円になって、さらに棒の中ほどはヒケでやせ細ります。「2.00とはなんだったのか」と落胆するワックスをたくさんツリーに立てることが可能になります。
CADデータ2.00mm→樹脂造形物なんとなく2.00mm→ゴム型後ワックス:計測不能楕円中細り形状
というわけで、量産ではない1個ものの原型であれば、ワックスダイレクト切削タイプの原型をおすすめしています。
ゴム型を製作しないワックス切削は、シンプルなリングであればすべて1000円以下です。切削サポート痕は残っておりますので、仕上げの段階で処理してください。平、甲丸等のシンプルなもので、石留は爪のないタイプ向けです。

