とある暑い夏の日に人里離れた山荘で起きた凄惨な連続殺人事件の話。
これは実話であるが、現実においては虚構である。
[ 登場人物 ]
・金田一少年 ※探偵役
・七瀬美雪 ※金田一の幼馴染、探偵の相談役
・青葉 譲 (あおば じょう) ※仙台学院大学 大学院 1年生、第1犠牲者
・若林 園子 (わかばやし そのこ) ※仙台学院大学 1年生、第2犠牲者
・太白 定規 (たいはく さだのり) ※仙台学院大学 2年生、第3犠牲者
・泉 岳志 (いずみ たけし) ※仙台学院大学 大学院 1年生、第4犠牲者?
・名取 美波 (なとり みなみ) ※仙台学院大学 3年生、第5犠牲者
・宮城野 栄 (みやぎの さかえ) ※仙台学院大学 4年生、自殺?
なお、仙台学院大学の学生たちは、登山サークルの部員である。
[ 事件経過 ]
0..名取、青葉(※名取の恋人)に若林の殺害を依頼する
1. 青葉、若林を殺害する
↑ 若林は、中学時代に名取の妹をイジメで自殺に追い込んだ
2. 青葉と名取、若林の死を自殺に見せかける
↑ このとき、青葉が実行犯であることを太白に気付かれる
3. 太白(※若林の恋人)、復讐のために青葉を殺害する
4. 名取、泉(※青葉の親友)に太白を殺害する相談を持ちかける
↑ 名取は太白の犯行に気付いており、復讐のために泉を利用することを思い付く
↑ また、名取は泉の自分に対する好意に気付いていた
5. 泉、太白を殺害する
6. 泉、罪の意識から自殺する ← この時点では、事件の真犯人と目される
7. 宮城野(※泉に好意を寄せる)、事件の真相に気付いて名取を殺害する
8. 宮城野、泉の後を追って自殺する
9. 金田一少年が事件の真相に気付く ← どう考えても遅すぎる
金田一 「そうか、分かったぞ!」
美雪 「どうしたの、ハジメちゃん?」
金田一 「この中に・・・」
美雪 「まさか、アタシが殺人鬼だって言うわけッ!?」
金田一 「いや、そうじゃないんだ」
美雪 「え?」
金田一 「この中には、オレたちを除いて、犯人しかいなかったんだ・・・」