命題「日本経済は、原発なくして成り立たない」を真と仮定する。
ここで「定理:人間は可謬的であり、長期的に考えれば必謬的である」を採用すると、
原発は、長期的な視野で考えれば、必ず事故を起こす
∵ 原発の設計や製造、運営は、長期的には必謬的な人間が担う
すなわち、原発 = 原発事故 と言える。
→ 日本経済は、原発事故なくして成り立たない
ここで、「日本経済が成り立つ」を a, 「原発がある」を b と置くと
日本経済は、原発事故なくして成り立たない ~b → ~a ⇔ a → b
(∵対偶の真偽は、命題の真理値と一致する)
→ 日本経済を成り立たせるためには、原発事故が必要である
ところで、原発事故が起きると、日本の経済に大きな存在をもたらす。
すなわち、原発事故 = 日本経済に大損害をもたらす
→ 日本経済を成り立たせるためには、日本経済に大損害をもたらす必要がある
→ 日本経済が成り立たせると、日本経済に大損害がもたらされる
ところで、日本経済に大損害がもたらされると、日本経済が成り立たない。
→ 日本経済を成り立たせると、日本経済が成り立たない
これは明らかに矛盾する。よって、背理法より命題は偽であることが証明された。