正直なところ、東京電力・福島第一原発の事故を受けて
「原発反対!」「原発は危険だ!」などと主張する連中には、
ほとほど呆れ果ててしまう (゚⊿゚`)ヤレ2
あまりにも重大な事実誤認をしており、まったく不見識極まりない。
原発というのは、どう考えても安全な発電技術だ。
ただし、それにはちょっとした前提条件があるに過ぎない。
1. 稼動中、いかなる人為的ミスも起こさないこと
2. 完全な耐震設計・津波対策を施すこと
3. 使用済み核燃料を安全に処理する方法を確立しておくこと
これらの条件が守られている限り、原発は絶対的に安全だ。
「原発は原爆と同じ核だからダメ!」などと抜かす連中は、
無知蒙昧にも程があると言わざるを得ない。
ところで、人間は必ず間違いを犯す生き物である。
どんなに頭脳明晰な人物でも、人間である限りは全知全能ではない。
ちょっと難しく言うと、人間は可謬性を有する。
長期的な時間軸で考察すれば、人間の判断は「必謬的」とすら言える。
よって、どんなに努力や工夫を重ねても、必ず人為的ミスは起こる。
統計的に言えば、ほぼ確実に起こると考えて構わない。
人為的ミスを犯さない現場が存在するとしたら、その作業員は全知全能の神である。
また、稼動中の原発においては、些細な人為的ミスが想定外の損害をもたらす可能性がある。
すなわち、長期的な視点に立ってみれば、原発は高い確率で想定外の損害をもたらす。
更に、原発の設計段階においても、「安全基準」なるものは、
所詮、人間の恣意的な判断による創作物に過ぎないのであるから、
長期的な視点で考えた場合、必ず何らかの不具合が存在する。
そもそも、万能に見える現代科学をもってしても、
ある地点で確実に大地震 or 大津波が発生しない、という予知は不可能だ。
確実な予知が出来ない以上、完全な安全基準など原理的に存在し得ない。
ついでに言えば、使用済み核燃料を安全に処理する方法も全く確立されていない。
今のところは、地中深くに埋めてみるか、
採算&リスク度外視で再処理をしてみるくらいしか手立てはなく、
どちらも技術的な信頼性が皆無であり、全財産を三連単 の馬券につぎ込むようなものだ。
よって、上記の安全基準を満たした「安全な原発」などという代物は、
少なくとも現段階の人類文明には製造できるわけがない。
平安貴族が自力で月面到達して、かぐや姫を拉致してくるようなものだ。
従って、「原発推進!」「原発は安全だ!」などという世迷言を喚く連中は、
知的水準において ホモ・サピエンスの領域に達していない、
と断定せざるを得ないだろう。