彼は百鬼丸の実父醍醐景光と実母の息子・・・そう百鬼丸の実の弟です。

妖怪へのいけにえとして、醍醐に体を差し出され捨てられた百鬼丸。
一方跡継ぎとして何不自由なく大事に育てられた多宝丸
この対照的な2人が出会うことで波乱が巻き起こります。

多宝丸は醍醐景光ゆずりの高圧的な性格で、はっきり言えばイヤなヤツです。
でも両親を尊敬しているようですし、礼儀についても口にしているので
武士らしい人物かもしれませんね。

運命的に百鬼丸と出会った彼は、実の兄とは知らずスカウトし醍醐の屋敷に招待します。
しかし交渉は決裂。二人は一騎打ちすることになるのです爆弾
妖怪から相手が弟だと知らされていた百鬼丸。一方何も知らない多宝丸。ここも対照的に宿命というものの残酷さを感じる場面です。多宝丸は敗れ、兄の胸の中で息を引き取ります。ほほえみながら・・・しょぼん

彼もまた醍醐景光の野望の犠牲者です。もし醍醐が過ちを犯していなければ、2人は良い兄弟として協力しあっていたのではないでしょうかねぇニコニコ


タイトルにもなってるどろろの登場ですチョキ
わたしは未だになぜこのマンガのタイトルが「どろろ」なのかわかりません。
百鬼丸が体を取り戻す話がメインで、どろろはアシスタント的な役割だと思っているからです。
まあ「どろろ」という言葉の響きは妖怪マンガに向いていると思いますが・・・

どろろの名前の由来はドロボウという言葉かららしいです。
手塚先生の息子さんである手塚眞氏が幼いころ
ドロボウ」と発音しようとすると「ドロロオ」になったことを使ったみたいです。
何でも作品作りのヒントにしちゃうところが手塚先生のすごい所ですねー。

どろろを一言で説明するとたくましいというべきでしょうか。
両親を亡くした後、1人でコソドロとして生きてきました。
何度捕まり、死ぬような目にあっても、戦国の混沌とした世界を
誰に頼ることもなく耐え抜いてきたのです。
しかしそんなどろろも本当は寂しかったに違いありません。
まだほんの子どもにすぎないのですから・・・
さらに女の子ですから・・・

百鬼丸と出会ったことで運命は大きくかわります。
自分のこれから進むべき道、パートナーとなった百鬼丸への感情
これらが絡み合いどろろは大きく成長していくのです。

キャラクターとして非常に魅力的だと思いますラブラブ
野性的な部分を持ちつつ、百鬼丸にやきもちを焼くなど女の子っぽいところも持っていますので、ダイナミックさと繊細さの両面を楽しめます。
手塚キャラのなかでもかなりお気に入りですニコニコ

前回、主人公ではない醍醐景光の紹介を先にしましたが、今回は主人公の百鬼丸です。

百鬼丸の出生については前述したので今度は人格形成の過程の話です。

百鬼丸は妖怪に体の各部位を奪われた状態で産まれたのち、タライに乗せられ川に捨てられてしまいます。
母親は未練があったようですが醍醐の命令には逆らえません。
流された百鬼丸は運良く医者の「寿海」に拾われます。そして「ブラックジャックにおいてのピノコのように寿海によって身体改造手術を受け、見た目には普通の子供の姿になるのです。

過酷なリハビリののち、自らが持つ不思議な直感も手伝い、常人となんら変わりなく生活できるようになった百鬼丸。しかし自分が引き寄せるもののけが養父である寿海に迷惑をかけることを察し、家を出る決心をします。ここから自分の体を取り戻す旅が始まるのですあし

百鬼丸の正義感と強い意志は養父寿海から受け継いだものでしょう。
実の父親がアレな分、寿海パパは頑張ったんですねーにひひ