ルゼ・ヴィラに泊るのは今年、今回で4回目。
このホテルは真冬の間、閉まってしまうので今年はこれで最後になるのかなと、11月半ばに予約を取って軽井沢を訪れた。
ホテルのひとに「紅葉の時期はもう終わりました」と言われたけど、私は今まで見た紅葉の風景で一番綺麗だと思った。
すっかり葉がおちた木々と黄色く色づいた木が混じり合って、なんともいえない色合いの景色が広がる。
どこを撮っても絵画のようだ。
軽井沢を訪れるようになってから自分はこんなに木が好きだったんだと自覚するようになった。
最初はバラ園を見るためにここへ来たのだけど今は木々の移り変わりに興味を感じる。
新緑も紅葉も眩しく綺麗だが、すっかり葉の落ちた木もまた美しい。
避暑地という先入観があったが、夏よりも秋冬の軽井沢が私は好きだ。
今年は最後の軽井沢と思って行ったけど、12月の軽井沢も見てみたくなった。あのヒンヤリした清々しい空気がたまらなく気持ちが良い。
きっとまたすぐに行ってしまうと思う。
東京に帰ってきて、イルミネーションを巻きつけられて無理やりキラキラさせられてる木々たちを見てたらなんだか可哀そうに思えた。