民青の活動において、運営上苦労していることを赤裸々に書いてみます。

数年間活動してきている中での実感です。全国的にどこも同じ傾向があるのではないでしょうか。

 

・班会がなかなか開けない。生活のサイクルが違うので、日程調整をするだけで一苦労です。党の地域支部だとほぼ高齢者なので生活サイクルという点だけで見ると集まりやすく、毎週固定時間制にもしやすいですが、青年学生分野ではそれが難しいです。

大会決議では週1班会が繰り返し強調されています。多くの役員は必要だとは思いつつも、なかなか実現はできていないところがあります。人数が少なければ役員とのマンツーマンというのも珍しくありません。ベストではないが、やらないよりは良いという形です。

 

・目的が広いので一致点が曖昧になりがちです。民青の目的は大きく2つあって、日本共産党綱領・科学的社会主義を学ぶことと、青年の要求実現です。

しかし青年の要求実現というのが範囲が広すぎます。ある人にとっての要求は、別の人にとっての要求にはならないので、一致点が弱いです。共産党を支持しない人もいるわけなので、そういった組織をまとめるのは、党支部の運営よりも力量が求められます。班会の中で班プランをつくって実践していこうという方針ですが、班会を開けてもそれを進めることが難しいです。

 

・役員の負担が大きいです。特に地区委員長は県委員も兼ねることが通例でそれなりに大変な印象があります。実際にやれているかは別としても、県総会への参加+地区委員会会議ないし班長会議の開催+班会のサポート(サポートにとどまらず班長不在のため実質主催のことも)+日常的な活動の都度相談+(財政係がいないことが珍しくないので)同盟費等を集める財政活動+党員を兼ねていることが殆どなので支部会議参加(支部長を兼ねている場合は司会進行)、という感じになります。選挙の時期であれば後援会としての活動も加わります。非専従の社会人であればこれを普段の活動をこなしながらやるので休日はほぼなくなります。

もっとも、名ばかり役員もいるわけですが、真面目な役員はこれを日々行っており、頭が下がる思いです。とはいえこのように負荷の高い活動を見て、「凄い!自分も頑張りたい!」と思うよりも「自分には厳しい」と感じられる割合の方が、残念ながら高いのではと。もちろん活動をしている中で嬉しいことや成長もあるのは確かですが、1人が長年にわたって役員をすることには懐疑的なのです。真面目な人ほど自分を責めたりして潰れがちです。潰れない程度にやることが大事だと思います。

 

・指導が基本的に量的なものばかりです。もちろんこんなあからさまな言い方はされませんが、「時間を増やそう。数を稼ごう」というニュアンスが色濃く、活動の細かいノウハウなどは聞かない限りはあまり共有されません。また方針の抽象度が高いので、具体的なやり方はほぼ各現場で考えてやることになります。自由度が高いとも言えますが、結果として属人性が高くなりがちなところがあります。

 

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会議の場でここまで赤裸々に話すことってなかなかないと思います。それでも頑張っている方は凄いと思います。

もし、民青で同じようなことを感じている方がいたら、あなただけではないということを伝えたいですね。