前から話題になっていて、見たかった映画
劇場公開時見にいけなかったが、4月からレンタル開始
ツタヤで借りてきた
久しぶりにツタヤでレンタルしたら会員カードが期限切れだった
それでもTポイント加盟店で使えばTポイントがたまるのか
またツタヤで使わないと有効期限切れがきづかないと言うのも(笑)
書店を営む平田は40歳。生粋のアイドルヲタク(童貞)。だが、彼には溺愛する娘がいる。17年前、レディースの総長だった同級生、蟹沢に突如として預けられた女児アンナである。血の繋がらないアンナに、娘としての愛を注ぎ続けた平田。彼にとって、娘を育てることは理想のアイドルを育てることに酷似していた…!そのヘンテコな愛をすべて受け入れ、父の期待に応えるべく、アンナはアイドルを目指すようになる。そのようにして、二人はストックホルム症候群すれすれの珍奇な愛をはぐくんでいた。しかし、女優の夢を諦め平田書店で働くことになった女、小西と、アンナに対し好意剥き出しの猛アタックをする男、清水という人物の登場により、二人の関係に歪みが生じ始める…。アンナは平田が小西に好意を寄せることに嫉妬心を感じ、平田はアンナを清水に奪われたくないという気持ちでいっぱいに…。平田家というガラパゴス空間の中で今、ばかばかしくも真剣な異型の愛が暴走を始める…!
ネットでの評判が良かったためにかなり期待してたのだが
見終わってそんなに面白い作品じゃなかった
一介のドルヲタとしての感想
冒頭、主人公がヲタ友人との会話でアイドルに対して「性的な感情を抱くな、娘として一緒に成長を見守るようなものだ、セックスなんて論外だ」と友人を諭す
そこにレディース総長が現れ、主人公に娘を預けすぐに事故死
童貞のドルヲタが娘を育てる物語が始まる
大体のアイドルさんと親子ほどの年齢差のあるドルヲタにとって「まあ娘を見てるような感覚ですから」と免罪符代わりの言い訳を放ってるから
この映画の設定は思いっきりイタタタタとなる設定だ(^^;
だが平田のヲタとしての佇まいが
あまりにも「世間が思ってるようなアイドルヲタク」に書かれ過ぎていて
これでますます「ドルヲタ=平田っぽいひと」と思われちゃうのではないかと
自分の知り合いのヲタが 行く現場が
妻帯者、子持ちだったり、
しかも30過ぎてからアイドルが好きになる「生粋のドルヲタ」でなく
「ガチ恋」といわれるアイドルを恋愛対象にしてるドルヲタでもなく
ライブに行ってはっちゃける人ばかりなので
平田タイプはあんまり見かけない(笑)
またドルヲタがアイドルグループを作って自分の娘を加入させた事例も知ってるし
アイドルヲタの両親で育ったアイドルの事例も知ってる
そっから見てもおかしいかなと
こういうタイプの人もアイドルヲタにまだまだいるのだろうけど
だいたい2次元、フィギュア、アニメのほうに流れる人たちじゃないのかなって
(これもまた偏見かもしれないが)
監督の頃安監督はアイドルとの仕事をいっぱいやったのに、ドルヲタ見てるのになんでこんなステロタイプにしてしまったのかなあ
人の来なさそうな古書店で時給970円、それだけ払えるのはアイドルグッズ、もしくはチケット転売などの裏稼業もやってるのかもしれない(笑)
それだけ収入があるのになぜ芸能スクールに通わせなかったのだろう
オーディション受けちゃうからなのか
平田はいつかデビューさせるといっておきながらずーっと自分の物にしたかったんだな
自前のアイドルグッズがあんまり画面に出なかったのは
平田がすべてをアンナに注ぐようになったとも解釈できる
アンナちゃんも平田の言うとおり受け入れていったけど
それは愛してたからだったのかなと
アイドルに対して絶対的聖女化するアイドルヲタクが娘をアイドルに育てたらという
テーマなのだけど
最終的には互いの気持ちを気づいてラブホに向うシーンで終わる
娘に恋愛感情を抱く「近親相姦」となるのを避けるために
血のつながらない娘の設定にしたとこが無理やりな感じである
ゴダール監督のスタッフがロケハンで古書店に訪れるシーンでアンナが「蟹沢アンナ」と名前をいうとこで平田はアンナを養子にも入れてないとわかるのですが
17歳との性交は法律に触れるんじゃないかと(^^;
またアルバイト店員西沢が元女優だった設定も
アンナと清水がカラオケに行くシーンでカラオケ映像画面で
ぶりっ子演技する西沢を見せるために作った設定な感じがする
映画はFANTASYとはいえストーリー、設定にどこか無理があるのが残念
しかし西沢の平田に対する目つきがだんだん誘うような目つきになるとこは
元女優なのか元女優を演じてる女優なのか西沢役の女優さんすごいわ・・・
高校生アンナ役の女優さんは途中で老けたりするのだけど(^^;
撮影期間がずれたのかもしれないし 実際年齢当時22歳だったようだし
とっちらかっちゃった文章だけど
ドルヲタに偏見あるキャラ設定 ストーリー設定に難という映画でした