皆さんはなんのために働いていますか?
お金のため、自分の夢や目標のため、あるいは人の役に立つためでしょうか。
働く目的は人それぞれあるでしょうが、働く目的によって、あなたの幸福度や人生が変わります。
先日、news picksで「いい仕事とは、結局何なのか」という記事を読みました。
その記事には「お互いの関係に対して、「ありがとうね」と言い合えることが、良いビジネスなのではないか」と記されていました。
よく、「お金は感謝の対価」だという言葉を耳にしますが、僕は本当にその通りだと思っています。
僕はまだ22歳ですが、今まで多くの人と関わってきていろんな価値観を学び、その中で心の底から尊敬する恩師が十人ほどできました。中でも、一番尊敬しているのは僕の父です。
僕の育った家庭は昔から貧乏で、小さいころからそのことを悟っていた僕は、欲しいものや食べたいものを遠慮して過ごしていました。両親ともに働いていましたが、特に父は朝早くに家を出て夜中に帰ってくるという生活をしていました。
僕はそんな父の生活から、会社からどんな重労働を強いられているのかずっと心配でしたが、大学生になるまで父がどんな仕事をしているのか聞き出せずにいました。
僕が21になった大学三年の夏、父から「俺の仕事手伝ってくれないか」と誘いを受け、高知県まで行くことになりました。
そこで知ったのは、父の仕事は全国を飛び回り、父の好きな事をして、仕事終わりには全国各地のおいしいものを食べるとでした。何より驚いたのは、父は独立しておりその小さな会社の社長だったことです。
初日の夜、父の就活の話を聞きました。
僕のおじいちゃんは、昔、大手メーカーの偉い人だったらしく、結構なお金持ちだったそうです。そんな祖父が、父の就活の際に知人のコネを使い、父を大手メーカーの面接を受けさせたそうです。
しかし、面接当日に父は、「僕は御社のことなどちっとも知りませんし、何より私以上に御社に入社したい人はたくさんいます。僕はここに就く人間に値しないので、この面接はなかったことにしてください。」と言って、その面接を終えたそうです。
当然、家に帰ると、祖父からは大変怒られたそうで、、笑
そんな、大手企業を辞退し、入社したのは父の好きな建築関係の会社でした。
そこでたくさんの知識と技術を身につけ、地元で一番の腕を持つと同時に、今の個人事業を立ち上げたそうです。
しかし、父は自分の技術を高値で売ることはなく、父は「安く質の良い技術」を多くの顧客に提供しました。
生きる上でお金が大事だと思っていた当時の僕は、「なんで高値で売らないんだ。勿体ないな。」と言いました。
すると父は、「いいか。人生において大事なものが三つあるとする。『金』と『家族』と『自分の好きなこと』だ。人は、人生の中で、その三つのうち二つしか選べないと言われている。俺はな、『家族』と『自分の好きなこと』を選んだんだ。もちろん、その選択をして苦労したことはたくさんあったけど、今じゃいろんな人とのつながりもできているし、自分の好きなことだって続けられているし、何より、家族を養えている。それで十分なんだ。」と言いました。
それを聞いた時、父は好きなことをしていたとわかり嬉しく思い、今までの心配が一気になくなりました。
しかし、まだ若く、お金も欲しいと思ってしまう僕は、学生生活を送りながら、「フリーランスで稼ぐ方法」「簡単に稼げるネットビジネス」などとネットで調べていました。ですが、どのサイトを見ても、同じような稼ぎ方しか載っていなく、億り人になれるようなものは載っていません。
一方で、いろんなビジネス本を読んでも共通して書いてあることは、「自分の好きなことをしなさい」とか「人の役に立つ仕事をしなさい」ということだけでした。
ネットが普及して様々な情報が出回っているから、簡単に稼げる方法なんていくらでも出回っていておかしくないはずなのに、なんで同じのしか載っていないんだ?そのくせ、なんで本には同じことしか書いていないんだ?と、当時は不思議に思っていましたが、今年社会人になってその理由が分かりました。
お金目当てに働く仕事というのは、対人関係でトラブルが起きたときにストレスを感じやすく、挫折した時に道を見失い、信頼を得ることが難しく、何より、感謝の交換などできないのです。自分や他人に嘘をついたりするでしょう。
一方で、人の役に立つ仕事だったり自分の好きな仕事というのは、上記の問題は無いも同然でしょう。
前者の働き方がいかに自分の幸福度を下げるかを悟った僕は、父の生きざまが本当に輝いて見えました。
ライフスタイルの変化とともに、いろんな働き方がある今のご時世で、働く目的も人それぞれだと思います。
ですが、自分とその周りの人が幸せになるような働き方だったり、その目的というのを今一度考えると、
意外と単純なものなのかもしれません。
真の感謝のやり取りをしたり、掛け替えのない人とのつながりを築き自分が幸福な人生を歩むためにも、
人の役に立つ仕事、自分の好きな仕事をして生きていきたいと思います。