突然だが、あなたは「あれ?これモテキじゃね?」と感じたことはあるだろうか。
駆け引きが比較的うまい女子に比べ、単純に甘い蜜の方へと飛んで行ってしまう男子の方がモテキが来たと勘違いすることが多いだろう。
そう、僕もその一人である。
2週間前、女の子3人から誘いのLINEが来た。しかも3人とも過去に僕がガチ恋した人たちである(一方的に)。
1人は8年前、僕がまだ中学生の頃に好きだった同級生の女の子である。彼女はクソあざとい上にキャバ嬢のようなボディタッチをかましてくる(キャバクラ行ったことないけど)、僕のような単純な男子はすぐに好きになってしまうような女の子だ。その子から「彼氏と別れようと思っていて、相談に乗ってほしい」と連絡が来た。
もう1人は僕の3歳上の女性で、大学一年生の時にしていた飲食店のアルバイトの先輩である。僕の顔が彼女の好きなバレー選手に似ていたらしくご飯に誘われたことがあった。まさに彼女は当時の僕のドタイプで、身長高めスタイル抜群顔濃いめの究極の美女であった。そんな女性からアプローチされたのは初めてだったので、僕は一瞬で好きになり、いつものように遊びに誘ったら当日にドタキャンされそれから音信不通に。そんな彼女から「来週ご飯に行かない?」と言われた。
3人目は半年前まで好きだったバイト先の先輩である。その人も非常にあざとかった。2人で飲みに行ったとき、彼女はさんざん酔っ払い、カラオケに行ってオールした後で僕が彼女の家まで送ると、「君は今日、私を家まで連れて行けばよかったのに」と僕に言ってくるような阿婆擦れである。当然僕はその人が本気で好きだったため、そんなことを言われ混乱したしその人のイメージが完全に崩れてしまったが、なんだかんだでまだ仲が良い。ちなみにもう好意はない。そんな彼女から「今日仕事終わったらご飯行かない?」と言われた。しかも、2人目の全く同じ日に連絡がきたのだ。
1週間のうちにこんなにも連絡が来るとさすがにモテキと考える。
しかし、僕だってただ適当に恋愛をして22歳になったわけではない。
もし神がいて僕がそれを信じるとしたら、今このタイミングでモテキが来たことには何か理由がある。
僕は4月から新社会人として半年間の研修が始まり、最近は研修で学ぶ勉強や、自分のやりたことに集中できていた。僕が何かに没頭し努力している時は成長できているので、僕は一段と輝いている。つまり、連絡をくれた3人は、前の僕をいいなと思ったのではなく、今このタイミングの何かに没頭して努力している僕が彼女たちを引き寄せたのである。
ここで注意するべきは、甘い蜜の方に飛んでいけば彼女たちは去って行ってしまうということである。なぜなら、彼女たちが魅力を感じているのは、何かに没頭して努力している僕だから、僕は女の子には構わずやりたいことに没頭することでモテキを継続することができるのだ。二兎を追う者は一兎をも得ずとよく言ったものだが、モテキにおいてはまさにこのことわざが適応される。
それにしても男は非常に単純なものである。少しの可能性を感じたら、その可能性に賭けてしまう生き物だ。
1人目の女の子との電話は全く盛り上がらず、2人目はまたドタキャン、3人目もドタキャンされた。
僕の目の前には3人の美女が待ち構えていたような気がしていた。そのはずだった。
また振出しに戻ったのである。
さすがの僕も悲しすぎてやむかと思ったが、今までの経験が良いクッションとなってくれたおかげで傷は浅く済んだ。
なんならこれを機に、ワンピースの黒足、銀魂の近藤、宇宙兄弟の兄、カルテットの家森のように、自分は女の子が大好きだということを大っぴらにした方がいっそ清々しくかっこよく思うようになった。
まあ人生なんてそんなものだ。
僕の人生はこれからだし、やっぱり女の子が大好きだ。
まだ本気出してないだけ。明日から本気出そー。