先日のよいクレヒスとは?の記事と関連する部分もありますが、こちらもまた個人的な見解に基づく記述であることをご了解の上でお読みいただければと思います。
上級カードを取得する3つの要素「利用金額」「利用回数」「利用内容」の3つの要素を積み重ねることが「カード会社との接触頻度(=フリークエンシー)」を高める、ということになります。
エアラインやホテルの上級会員プログラムにFFP(フリークエンシーフライヤープログラム)やFSP(フリークエンシーステイヤープログラム)があるように、基本的に上級会員=フリークエンシー(接触頻度)の高い顧客ということから、ユーザとサービスプロバイダとの接触頻度を高めることは上級会員に近づく道の一つであると思います。
では上級カードの取得に際してフリークエンシーをどのように高めていくのがよいかを考えてみたいと思います。
まず「利用回数」と「利用金額」は比例しますので、特に意識することなくメインカードとして利用していればおのずと結果はついてきます。
しかし、ただ単に利用回数と利用金額が多くなるだけならプラチナカードでなくともゴールドカードで十分な与信枠があれば事足りるわけです。
そうではなく上級カードを発行する/しないを隔てるボーダーラインにはそれだけではない何かがあるはずです。
私はそれが最後の要素である「利用内容」ではないかと考えます。
例えば上級カードの付帯サービスでよくあるホテル優待やグルメ優待。
全国の有名ホテルやレストランの利用の際、割引や優待が受けられるお得感が強いサービスですが、カード会社がこのようなサービスを用意しているということは会員に対してこれらのサービスを使ってもらいたい、または使ってくれるニーズがあるということになります。
つまりカード会社が提供しているサービスを積極的に利用することがフリークエンシーを高めることになるのではないかと思います。
もう一つはデスクの活用。
ちょっとした問い合わせや付帯サービスの申し込みなどオペレータとのやりとりの中でも情報が蓄積されていきます。
よくダイナースプレミアムのインビテーションはデスクに連絡した際、「お客様、少々よろしいですか?」みたいな言葉が出ると電話でのインビテーションだったという話を聞きます。
その他にもカード会社が打ち出す様々なキャンペーンやイベントに応募することもフリークエンシーを高める要素であると思います。
キャンペーンに応募するということはその情報を知っていて、そのカードをたくさん利用する意思表示になるでしょうから。
上級カードの取得経緯は本当に十人十色で、どれが正解とかどれが確実というものは何もないのが実状です。
しかしながらメインカードとして活用していけば、おのずとカード会社との接点が増えていき、そのサービスを利用した際に決済をするというサイクルが生まれます。
たとえ突撃するにしても、ある程度の期間はじっくり腰を据えてそのカードがもつ付帯サービスを享受していくことがベターではないでしょうか。