※ 以下の記事はあくまでも個人的な見解を基に展開しております。
クレカのブログの中によく出てくる「クレヒス」という言葉。
「クレヒス」というのはクレジットカードヒストリーの略語で、CICなどの信用情報機関に登録されている個人のカード利用履歴のことを言うのだと思います。
CICなどの情報機関には利用した金額が滞りなく支払されると「$」マークがつきます。
これを絶えず続けていくことがよい「クレヒス」であり、また途中で延滞などが起こると悪い「クレヒス」になります。
そこから派生してプレミアムカードをゲットするために「クレヒス」を磨く、などといった使い方がされている場合があります。
この場合のよい「クレヒス」には信用機関的な意味合い以外にも意味する要素があります。
第一に思いつくのは利用金額。
そのカードでたくさん決済すれば、上級カードのお誘い(インビテーション)がくる可能性が高まりますので、目指す人はメインカードに据えてせっせとカード決済を積み重ねていくことが近道であることは間違いありません。
しかし利用金額以外にも重要な要素があると思います。
それは「利用回数」と「利用内容」です。
カード会社側からすれば、自社発行のカードを継続的に利用してくれるユーザが優良顧客であることはまちがいありません。
もちろんたくさん決済してくれるに越したことはありませんが、年間100万円利用する場合、100万円の決済が1回なのと1万円の決済が100回あるのとでは印象が違うと思われます。
どちらも手数料収入的には同じでしょうが、高額決済1回のみだと次いつ使ってくれるかわからないのに対し、1万円を100回使ってくれると安定した手数料収入が得られます。
公共料金やケータイ料金、スーパーなどの買い物などは、日々の生活の中で継続的に発生するので好ましい利用だと思いますし、旅行代金や宿泊費、レジャー費用や交通費などのいわゆるT&Eと呼ばれる利用もカード会社が力を入れている分野でもあるので利用するに越したことはないでしょう。
そういった利用状態を半年から1年積み重ねていくとその人のおおよその行動範囲や生活スタイル、決済力(≒安定した収入があるか否か)が見えてきます。
それを基にインビテーションを発行したり、または突撃時の審査の判断材料に使っていると思われます。
上級カードを目指すためのよい「クレヒス」とは、「利用金額」「利用回数」「利用内容」を総合的に積み重ねていくことではないでしょうか。