季節の移ろえに悲しみ讃歌。


知らぬまに咲き、
気がついたら葉桜の日が訪れてしまう。


釣瓶落としのごとく沈む、秋の落日のように、散る桜花は道に落ち、風に運ばれ雨に濡れ、道行く人達に踏み潰され、真夜中に更に強い風に飛ばされ、何処とも語らず旅に出る。

来年、又、同じように芽吹き、咲きて散る。


桜の花は好きだけど、刹那的で寂しく、なにか物悲しいです。


チューリップ赤 花よ心よ 月よ心よ もみじあの日蓮は人生を、花と月に例えて詠いました。


河津桜は春まだ浅き日に、伊豆の街に幸せを運びます。


熱海の桜もおもいの他に早く咲きほこります。


東京は、オーストラリア大使館の庭の桜が都内でも早く咲くらしい。


新宿御苑の桜で名前は忘れましたが、

かなり遅くまでさく桜も、

かなり多く植えられています。


総理大臣主催の園遊会に招かれた時に小泉総理が【 桜も散る時が美しい。


男は座を潔く譲るのも、
これまた素晴らしい 】とスピーチされた姿が今も心に残っています。

男の潔よさ。桜の花の儚さ。それは、どちらも凄く迫力がある。


散る桜 残る桜も 散る桜 ハートブレイク上智大学の土手の桜街道を歩みながら、 散る花びらに心酔わせて。


只ひたすら詩人のように、
散りゆく桜の花の哀れさに心打たれる。


今頃、吉野の桜は咲き乱れているのかしら。


それともやはり、散りてゆく潔よさを演じているのでしょうか。


吉野の桜には、旨き酒、矢田烏があうのでしょうか。

盃の中にひらりひらりと舞え散る花びらよ。


どうぞ!!お前もお酒杯を干して下さい。


季節の素晴らしさを教えてくれる、桜の花に、膝まづき有難うと申し上げます。