植村鞆音氏の、

{ 気骨の人 城山三郎 扶桑社 電話0354038859 }を再読してしまった。


著者、植村氏の文章の海に溺れたかったのです。


流れる川のように、
時には大河の一滴が波紋になり海と化す、
深海の秘密に触れさせ、
読む人を心地よく溺れさせてくれる。

蒼くすんだ、空と海の硲の地点の、美味い空気を吸わしてくれる。

それは将に《一日即一生》今、生きている幸せを感じる瞬間です。


氏の研ぎ澄まされた刀のように一徹で真摯で、誰よりも大きな愛。

家族に与える限りない愛の力を我が身になぞらい、ページをめくる指の一本一本が熱くなりサムライ城山の人生感に流され、
沈みゆく自分の心や愛の貧しさを、
これでもか!?これでもかと。ダゥンブローがフックが撃ち込まれる。!!

めくるページに夜が更けてゆく。


著者と城山氏が重なりあって感動を与えてくれる。

自分もドキドキやらねばならぬ。やらねばならぬパンチ!と、又ワイングラスを口に運ぶ。元麻布、午前3時。


久し振りにビッグな本に出逢い感動、感銘の海に溺れています。


明日あたり、ふらっと旅にでも出てみるか。
辻堂から茅ヶ崎あたりを歩いてみたい。汐風に吹かれて海風に溺れたい船