地震は歴史や伝統まで容赦なく破壊してしまう。

今回の地震は、我が故郷、佐原の街を襲いました。


佐原は古くから、水郷の表玄関として、栄えて来ました。

昨夜7時頃、夕食を食べに街を歩きましたが真っ暗闇で、
ほとんどの食べ物屋さんが閉まっていました。

ようやく見つけたお寿司屋さんで、
なんとか食にありつけました。


朝、ホテルの部屋から街を見下ろしたら屋根が崩れ落ち、使用不能の家屋もある。


大工さん不足、資材不足で大変らしい。

其処へ、野菜だめ、魚だめ、駄目、駄目、駄目……。農家も漁師さんもお寿司屋さんも駄目、駄目…。


ハウスものも、
~産と言うだけで。
駄目だと誤解され引き受けて貰いない。何たることか。

綺麗な紺碧の海が汚れてゆく。


海こそ、我ら人間の心の故郷だと信じていたのに。


七年間、海にお世話になり、世界の港町や、海その物から多大な経験を戴きました。


仕方がないと諦めるのか。
愛する海よ!!許して下さいと、お詫びするのか、苦しむばかりです。


海が、何時の日か以前の清らかな紺碧の姿に浄化する事を祈ります。

カモメが舞え魚達が気持ちよく泳ぎ回る海よ。何時か戻っておいで。