5/11(土) ③ 過去の今日のドラマ作品だヨ(=^◇^=) | J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

過去の今日、『太陽にほえろ!』のどのエピソードが放送されたかを後悔なく公開するブログでしたが、
2023(令和五)年2月2日(木)曜日に突然、きまぐれに気が変わってしまい変更しました土佐ヨ(=^◇^=) 
いうことでどうか④⑥③⑨お願いしますm(__)m(__)m

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 ┃ 『刑事貴族』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━┛ 20:00~20:54
 ┌─――――――――─――――――――――――――――――┐
 |1990(平成二)年 5月11日(金) 第03話「その時、標的は笑った」|
 └─―――――――――─―――――――――――――――――┘
   脚本・・・古内一成
   監督・・・木下亮
  ゲスト・・・川津花、大村波彦、荒井乃梨子
  視聴率・・・17.0%
   備考・・・地方ロケ先・兵庫県神戸市
 http://en.wikipedia.org/wiki/Mil_M%C3%A1scaras
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%91%E4%BA%8B%E8%B2%B4%E6%97%8F
 ED前http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=23053
 ED後http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=4527
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 ┃ 『夏の不思議ミステリー 本当にあった怖い話』 ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 20:00~20:54
 ┌─―――――─―――――――――――――――――――――――┐
 |1992(平成四)年 5月11日(月) 第04回 第07話「ママが死んだ夜…」 |
 └─――――――――─――――――――――――――――――――┘
    脚本・・・水橋文美江 葉山陽一郎 
    演出・・・渡辺孝好
   出演者・・・高樹沙耶、長谷川初範、田原加奈子
 ┌─―――――─――――――――――――――――――――┐
 |1992(平成四)年 5月11日(月) 第04回 第08話「黒いカバン」 |
 └─――――――――─―――――――――――――――――┘
    脚本・・・金子成人
    演出・・・渡辺孝好
   出演者・・・赤井英和、藤田朋子、モロ師岡、松尾スズキ
  制作会社・・・インタープレナー
 前期主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=6362
 後期主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=3936
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%80%96%E3%81%84%E8%A9%B1
 ┏━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『素顔のままで』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――─―――――――――――――――――┐
 |1992(平成四)年 5月11日(月) STAGE.05 第一部「恋しくて」 |
 └─―――――――――─――――――――――――――――┘
    視聴率・・・25.9%
  平均視聴率・・・26.4% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
     備考・・・ビリー・ジョエルの♪素顔のままで♪からヒントを得たものだヨ(=^◇^=)
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=1531
 挿入歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=40
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%A0%E9%A1%94%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%BE%E3%81%A7_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『警部補・古畑任三郎』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――─―――――――――――――――――┐
 |1994(平成六)年 5月11日(水) 第05回 第05話「汚れた王将」 |
 └─―――――――――─――――――――――――――――┘
  犯人役(メインゲスト)・・・坂東八十助 (坂東三津五郎)
          演出・・・河野圭太
          備考・・・犯人の姓は判明しているが名は明かされない。小説版未収録 当時はまだ「坂東八十助」名義
         時系列・・・第8回の直前
         視聴率・・・16.3%
       平均視聴率・・・14.2% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
          備考・・・番組ポスターのキャッチコピーは「殺人者は、後悔する」なお、偶然か意図的かは定かでないが、同じフジテレビ系列の番組『世にも奇妙な物語』に同名のエピソード「殺人者は後悔する」(1990.6.7放送)が存在するヨ(=^◇^=)
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『古畑任三郎』3rd season  ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――─――――――――――――――――――――――┐
 |1999(平成11)年 5月11日(火) 第05回 第32話「再会(古い友人に会う)」 |
 └─―――――――――─―――――――――――――――――――――┘
  犯人役(メインゲスト)・・・津川雅彦
          演出・・・河野圭太
          備考・・・シリーズ中、唯一未遂で終わる 登場人物の年齢と、その同級生である古畑の生年月日から3rd seasonは2003年前後の出来事
         時系列・・・第30回より前 第31回の直前
         視聴率・・・27.8%
       平均視聴率・・・25.1% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E7%95%91%E4%BB%BB%E4%B8%89%E9%83%8E
 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『週刊ストーリーランド』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛ 19:58~20:54
 ┌─――――――――――――――――┐第067話 「最後の大仕事」
 |2000(平成12)年 5月11日(木) 第22回 |第068話 「いるはずのない同級生」
 └─――――――――――――――――┘第069話 「しつけのパジャマ」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B1%E5%88%8A%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓火曜サスペンス劇場
 ┃ 『通いの天使 介護ヘルパー田野倉滋子』 ┃ 日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  21:03~22:54
 ┌─――――――――――――┐
 |2004(平成16)年 2月24日(火)|放送中止
‡|2004(平成16)年 5月11日(火)|無事放送
 └─――――――――――――┘~放火殺人の鍵を握る痴呆症老婦人…疑惑の息子と箱根旅行
  備考・・・当初は、2004/02/24(火)だったが、『オウムVS警察…史上最大の作戦!完全再現-地下鉄サリン事件-』に番組が変更された。 
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-37561
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『相棒SeasonⅣ』AP日記 inside watch ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――――――――――――――――――――┐
 |2006(平成18)年 5月11日(木) Report 080「いろいろと進んでいます」|
 └─――――――――――――――――――――――――――――――┘
 http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_04/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season4
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=6876 HEY!HEY!相棒(=^◇^=)
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=105566 2010
 ┏━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『弁護士のくず』 ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━━━┛22:00~22:54
 ┌─――――――――─―――――――――――――――――――┐
 |2006(平成18)年 5月11日(木) case.5「私の父は九頭さんです!」|
 └─―――――――――─――――――――――――――――――┘
  原作タイトル・・・『まぶたの父』第1巻・Case6
     視聴率・・・13.1%
   平均視聴率・・・12.74% ビデオリサーチ・関東地区調べ
      備考・・・本作は、松田優作主演の『探偵物語』のオマージュ的な色合いが非常に強く出た作品である。主人公の九頭元人(豊川悦司)が白いスーツにソフト帽で登場し、あからさまにわかるアドリブや、カメラ目線や台詞などが多数使われていた。また、九頭が所属する弁護士事務所と同じビルの4階に「工藤興信所」が入居していたヨ(=^◇^=)
 http://aisuru-yusaku.6.ql.bz/tanteisyousai.htm
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=40919
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%A3%AB%E3%81%AE%E3%81%8F%E3%81%9A
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A2%E5%81%B5%E7%89%A9%E8%AA%9E
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓金曜ナイトドラマ
 ┃ 『帰ってきた時効警察』 ┃ テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛  23:15~24:10 
 ┌─―――――─―――――――――――――――――――――――――――――――――┐
 |2007(平成19)年 5月11日(金) 第五話「幽霊を見ても決して目をそらしてはいけないのだ」|
 └─――――――――─――――――――――――――――――――――――――――――┘
    ゲスト・・・鶴田真由 
     脚本・・・吉田玲子 麻生学 
     演出・・・麻生学 
    視聴率・・・11.0%
  平均視聴率・・・12.0% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
  駄洒落ED・・・千葉真一はアクションで箱崎はジャンクションですが
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-39873
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E5%8A%B9%E8%AD%A6%E5%AF%9F
 ┏━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『華麗なる一族』 ┃TBS
 ┗━━━━━━━━━━┛
 ┌─―――――─―――――――――――――――――――┐
‡|2009(平成21)年 5月11日(月) 第二話「過去の悲劇と真実」|TBS再々放送
 |2007(平成19)年 1月21日(日) 第二話「過去の悲劇と真実」|TBS初放送
 └─――――――――─――――――――――――――――┘
         脚本・・・橋本裕志(脚本全話皆勤担当)
         演出・・・福澤克雄(演出全話皆勤担当) 
        挿入歌・・・♪ならず者♪ イーグルス
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-39669
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%AF%E9%BA%97%E3%81%AA%E3%82%8B%E4%B8%80%E6%97%8F_(2007%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9B%9C%E5%8A%87%E5%A0%B4
 ┏━━━━━━━━━━┓NHK BS-hi 07:30~07:45
 ┃ 『ゲゲゲの女房』 ┃NHK BS-2 07:45~08:00
 ┗━━━━━━━━━━┛NHK総合TV 08:00~08:15
 ┌─―――――─―――――――――――――――――――――┐
‡|2010(平成22)年 5月11日(火) 第07週 第038話「消えた紙芝居」|
 └─――――――――─――――――――――――――――――┘
  NHK連続テレビ小説・・・82作品目
          著者・・・武良布枝 ※水木しげるの妻
          脚本・・・山本むつみ
          演出・・・一木正恵
     週間最高視聴率・・・18.2%
       平均視聴率・・・18.6% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
       平均視聴率・・・15.9% 関西地区・ビデオリサーチ社調べ
          備考・・・この作品からNHK総合での放送が15分繰り上がり「8:00スタート」開始
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-42182
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=94247
 http://www.amazon.co.jp/dp/4408107271
 http://www.amazon.co.jp/dp/4408550493
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%81%8C%E6%88%A6%E5%A0%B4%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%97%A5
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『三代目明智小五郎~今日も明智が殺される~』 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─―――─―――――――――――――――――――――┐
 |2010(平成22)年 5月11日(火) 第05話「悪魔の商店街音頭」|TBS 24:55~25:25
 |2010(平成22)年 5月13日(木) 第05話「悪魔の商店街音頭」|MBS 24:50~25:20
 └─――――――─――――――――――――――――――┘
  脚本・・・福原充則
  演出・・・山崎統司
    備考・・・関東広域圏 TBSテレビ 制作局、毎日放送(MBS)より2日先行放送
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BB%A3%E7%9B%AE%E6%98%8E%E6%99%BA%E5%B0%8F%E4%BA%94%E9%83%8E%E3%80%9C%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%82%82%E6%98%8E%E6%99%BA%E3%81%8C%E6%AE%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%9C
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓金曜ナイトドラマ
 ┃ 『都市伝説の女』Part1 ┃ テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛  23:15~24:15
 ┌─―――――─――――――――――――――――――――――――――――┐
 |2012(平成24)年 5月11日(金) 第5話「国会の伝説…ミニスカ議員は殺人犯!?」|
 └─――――――――─―――――――――――――――――――――――――┘
     演出・・・塚本連平 
    視聴率・・・8.6%
  平均視聴率・・・9.7% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-51580
  主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=129385
 OP歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=126790
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E5%B8%82%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E3%81%AE%E5%A5%B3
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
①┃ 『世にも奇妙な物語 春の特別編』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~23:10
   ~未だ見ぬ戦慄と恐怖の問題作をあなたに!~
  ~空前絶後 戦慄と恐怖の問題作~
 ┌─――――――――――――┐特別編 2013年01回目
 |2013(平成25)年 5月11日(土)|特別編放送 第54回目
 |2013(平成25)年10月25日(金)|DVD発売 3990円 106分
 └─――――――――――――┘特別編平均視聴率・・・16.0% ※1993年真夏の特別編から2013年秋の特別編現在
  第468話 特別編257話 「呪web」   今夜の視聴率・・・14.6%
  第469話 特別編258話 「石油が出た」
  第470話 特別編259話 「AIRドクター」
  第471話 特別編260話 「不死身の夫」
  第472話 特別編261話 「階段の花子」
  備考・・・「春の特別編」名義では、番組史上最も遅い春スペシャルとなった回
  特別な放送回・・・2013年5月11日放送回。本来であれば、3月下旬~4月上旬に放送される『春の特別編』が史上初の5月の放送。理由は不明であるが『春の特別編』と冠したタイトルでは初めての遅延である。(㊦↓の2011年5月14日放送回は「特例」)
  特別な放送回・・・2011年5月14日放送回「21世紀 21年目の特別編」と題して、東日本大震災の影響で延期されていた「春の特別編」がこの時期に放送が決定した。放送枠の『土曜プレミアム』内の土曜日に放送がされるのは初めてである。
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
②┃ 『世にも奇妙な物語  傑作選』第9回目 ┃“2011年 春”放送第02回
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐
 |2011(平成23)年 5月11日(水)|2008.04.02 第03話「さっきよりもいい人」
 └─――――――――――――┘2001.04.05 第04話「友達登録」
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
②┃ 『世にも奇妙な物語  傑作選』第13回目 ┃“2013年 春”0傑作編 初日で最終日
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛“2013年 秋”放送なし
 ┌─――――――――――――┐2012.04.21 第01話「スウィート・メモリー」
 |2013(平成25)年 5月11日(土)|2012.04.21 第02話「7歳になったら」
 └─――――――――――――┘2012.04.21 第03話「家族(仮)」
                2012.04.21 第04話「ワタ毛男」http://yonikimo.com/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E3%81%AB%E3%82%82%E5%A5%87%E5%A6%99%E3%81%AA%E7%89%A9%E8%AA%9E_2013%E5%B9%B4_%E6%98%A5%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%88%A5%E7%B7%A8
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓土曜ワイド劇場
 ┃ 『森村誠一の終着駅シリーズ』第28回 ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~23:06
 ┌─―――――─――――――┐
 |2014(平成26)年 5月11日(日)|物語の始まり
 |2014(平成26)年 6月28日(土)|残酷な視界・裏窓の女の完全犯罪!!
 └─――――――――─―――┘エリート銀行員の転落死の謎?! 罠に落ちた脅迫者と割れた爪の行方
   原作・・・森村誠一『溯死水系―森村誠一ベストセレクション』所収『残酷な視界』
   脚本・・・橋本 綾(脚本  担当07回目)
   監督・・・池広一夫(監督連続担当28回目)
  視聴率・・・13.6%
   出演・・・片岡鶴太郎(第5作から出演) 岡江久美子(第7作から出演)
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-56866
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%82%E7%9D%80%E9%A7%85%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA

‡1973.05.11 第043話「きれいな花にはトゲがある」脚本・小川英、鴨井達比古 監督・斎藤光正
 佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)の娯楽映画研究所
 https://note.com/toshiakis/n/nb788bc8930ff

第043話 きれいな花にはトゲがある
脚本/小川英 鴨井達比古 監督/斉藤光正
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七曲署のゴリ宛に最近花束が贈られてくるようになる。同僚たちはみんなゴリの恋人からだと思いその件で詮索しようとするが、ゴリは自分には何のことだか分からないという。自分はこれから裁判の打ち合わせで検事局に行かねばならないのだという。ゴリが七曲署を出たのを見た女性が、七曲署のボスの元を尋ねてくる。自分は西田とも子だとし、誠さんは居るかと問う。それを聞いてもしかしていつも花束を贈ってくる人なのかと問うとそれを認める。一同ゴリさんは貴方のことを教えてくれないのだとすると、誠さんからは職場には来てはいけないと言われている事を告げる。ボスは詳しく話を聞こうとする中で、タバコに火を付けようと口にタバコをくわえると突然とも子がマッチで火を付ける。手慣れた感じの女性は、クラブderoiのマッチの箱を持っている事を知ってボスはどこか違和感を覚える。ボスはゴリが戻ってくると、一緒に花束を贈ってくる女性のクラブに行ってみようと誘う。するととも子はゴリに対して、恋人気取りで、あれ程職場にはこないでと言ったでしょと告げると、ゴリが貴方との関係をハッキリさせようと語るも、まるで話を聞いていないかのようにのらりくらりと質問を交わしていくとも子。ゴリは冗談にしては度が過ぎているとしてハッキリさせようと告げるが、とも子はゴリに対して、今になって結婚する気が無いというのかと嘆く姿。一度も会ったことのない女性と何で結婚するのかと問うが、ゴリが熱心に貴方が居なければ生きていけないと言った事を告げそんな卑劣な男だったのかと大げさに悲しむ。その場から立ち去ろうとする女性に、ゴリはまだ話は終わっていない事を告げ手を引くと女性はその場で転倒してしまう。ボスは署長に呼び出される。するとそこには西田とも子の弁護士・沢村という男性が来ていた。自分は西田の代理人だという沢村は、ゴリのことを結婚詐欺と暴行傷害で訴えるとクライアントは言っているのだという。署長はボスに対して暴行の現場に居たのかと確認を取る。ボスはただ手を引こうとして倒れただけだとするが、女性は口の中が切れているのだとし、ゴリから結婚を名目に5万円をだまし取られたと言っているのだという。ボスは沢村に対して本人同士で話し合わせたらどうかとするが、西田とも子は示談には応じないと言っているのだという。署長は今すぐゴリを取り調べしろと告げる。もしも起訴されることにでもなれば、ゴリは懲戒免職になると言われる。ばからしいと思いながらも、取調室でゴリの調書を取ることになる。一方西田とも子もまた取調室に呼び出されると、事の経緯を詳しく聞かされる。ゴリとは2月13日(火)・寒い日に結婚しようと言われたのだとし、スナック"ジュリー"で仕事後、午前1時頃有ったのだという。金を貸したというのはいつのことなのかと問うとその後、月給の前借りは出来ないとして5万円を信用金庫で下ろして貸したのだという。二人で家具を買いに行ってベッドの予約もしたのだという。ゴリとはまるで違う供述に、狙いは一体何なのかと頭を悩ませる。
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■ゴリさんが事件に巻き込まれる■突然ゴリさんの元に届けられるようになった花束。同僚達はみんな恋人が出来たのかと考えて喜ぶも実際には本人にはまるで身に覚えのない話だった。見合いしたりしていた事も有るし、ゴリさんもそろそろ女性の色恋沙汰が出ても良いんだろうけどね。
■単純な嘘なのに・・・■当初ストーカーによる犯行とか、ゴリかんが飲み屋で泥酔している際に結婚を申し込んだとか、そういうネタかと思った。また過去にゴリさんが逮捕した男の彼女の仕返しでゴリさんをハメているのかと思った。しかし単純な女性の嘘なのにそれを証明できないもどかしさが有った。
■ゴリさんに不利な状況■結婚詐欺とか恋人の件などは、調べればすぐに嘘だと分かりそうだけど、クラブでまかりなりにも騒動を起こしてホステスの女性を倒してしまった状況は見た目からすると暴行に思えなくもないので、かなり不利な状況だったと思う。ただマスコミにも取り上げられていたけど、上司と食事をしているというだけで非難されてしまうというのは一体何なんだって感じではあったかも。
■裏で手を引いていたものたち■アリバイ工作として、信用金庫の女性行員、家具店の男性
バー"シェリー"のバーテンダーがアリバイ工作に荷担。何故彼らは嘘をついているのか。
■ゴリさんが捜査している案件■なんとゴリさんは政財界の大物の桐野大吾という人物が殺害を指示したという裁判に於いて証人の一人となっていたようす。殺人の実行犯が病院で亡くなり、今際の際に言った犯人の告白を病院の医師、看護師、そしてゴリさんの三人で聞いたようだ。しかし医師と看護師は買収されて証言を撤回する。
■結婚詐欺を利用して・・・■被害者が訴えていたのは、傷害と結婚詐欺による5万円を奪われたこと。ボスの入れ知恵によって、西田とも子が要求していた結婚の件で結婚を受け入れることにして、更には5万円を返すということで、取りあえず弁護士を通して結婚詐欺については、その嫌疑が晴れるような措置を取っていく。残念ながら捜査員達の努力も空しく誰一人として捜査員たちに本当の事を話す人は居なかったな。それにしても捜査員たちもただストーカーのように張り込んで家まで付いていくだけってところが少々芸がなさ過ぎた気がする
■BGMが奇抜■そもそもの物語が変な所から始まっていることもある野だろうけど、なんだか効果音とかBGMはかなり不思議な音を奏でていたね。
■ちょっとした仕返しと意地悪■知らない人から送られてくる花束の恐怖。ゴリさんから西田とも子に花束を贈り最後はシンコがゴリさんにイタズラとばかりに花束を持って署にやってきた。藤堂俊介 …… 石原裕次郎 (七曲署のボス、係長)
山村精一 …… 露口茂 (山さん)
石塚誠 …… 竜雷太 (ゴリさん)
島公之 …… 小野寺昭 (殿下)
野崎太郎 …… 下川辰平 (長さん)
早見淳 …… 萩原健一 (マカロニ)
内田伸子 …… 関根恵子 (シンコ)
七曲署・署長 …… 南原宏治
信用金庫勤務 …… 桐生かほる (とも子とゴリが銀行に来たと証言)
西田とも子 …… 二本柳敏恵 (クラブ"deroi"、ゴリの婚約者だと嘘をつく)
検事 …… 奧野匡  (ゴリさんと連絡)
桐野大吾 …… 山本武 (政財界の大物、殺人教唆で起訴されている)
沢村 …… 高野真二 (弁護士)
バーテンダー …… 鹿島信哉 (バー"ジュリー"、アリバイを偽証)
野村明司、籾山豊、加藤茂雄、宮原貴子、安藤純子、宗岡千恵子
評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)
https://itawind.web.fc2.com/1970/taiyou/taiyounihoero043.htm
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太陽にほえろ! 第043話「きれいな花にはトゲがある」
2016-03-17 19:09:29 テーマ:マカロニ編
第43話「きれいな花にはトゲがある」
■ストーリー■
半月前から3日おきに、一係室の石塚宛に大きな花束が贈られるようになっていた。
一係の面々は冷やかしたが、石塚は贈られる理由がさっぱり分からなかった。
石塚が桐野大吾に関する事件の裁判の打ち合わせで検事局に行く最中、七曲署に石塚の結婚相手と名乗る西田とも子(二本柳敏恵さん)が現れた。
西田は藤堂と面会した後、ホステスとして勤めているクラブ「deroi」のマッチを残した。
藤堂と石塚は「deroi」に赴き、石塚と西田が初対面することになった。
石塚は西田を全く知らなかったが、西田は同僚のホステスに石塚を婚約者と紹介していた。
石塚は西田になぜ結婚をしなければならないのかと抗議し、西田は怒って立ち去ろうとした。
石塚は西田を引き止めようとした際、西田をテーブルに転倒させ、負傷させてしまった。
藤堂は署長室に呼ばれていた。
署長室に、西田の代理人として沢村弁護士(高野真二さん)が来訪していた。
沢村の目的は石塚を告訴することで、石塚の容疑は結婚詐欺と暴行傷害であった。沢村は、
*西田が石塚の暴力によりテーブルの角に顔をぶつけたため、口の中が切れていること
*石塚が西田の結婚の約束をして5万円を騙し取ったこと
*西田が殺されても示談には応じないつもりであることを述べた後に、署長室を去った。
署長(南原宏治さん)は藤堂に、石塚の取り調べを開始すること、石塚の起訴が確定した場合にはすぐに懲戒免職にさせることを命じた。
山村と早見が石塚の取り調べを、野崎と島が西田の取調べをすることになった。
西田は2月13日(火曜日)の深夜1時頃に小さなスナック「ジュリー」で石塚と出会ったこと、石塚が月給の前借をするのは嫌だということで5万円借りたことを述べた。
西田は石塚と家具を見に行き、ベッドの予約をしたことも告げた。
藤堂は一係の面々に、石塚の容疑を晴らすことを目的として西田の供述を1つ1つ潰していくよう命じた。
山村は銀行員の浜口に、石塚が西田の印鑑と通帳を持って預金を下ろしに来たのかと尋ねたところ、浜口は日付も金額も明確であると答えた。
島は家具屋に尋ねたところ、石塚の名義で1万円預かったと証言した。
野崎は「ジュリー」にて、マスター(鹿島信哉さん)に結婚の話をしたのかと尋ねたところ、マスターは当日の行動を正確に話した。
結局、石塚の容疑は決定的のままであった。
藤堂は石塚を食事に誘ったが、その光景が写真に撮られ、新聞の一面を飾ってしまった。
署長は会議室で藤堂の行動を非難したが、藤堂は石塚の何を知っているのかと抗議した。
署長は石塚を謹慎させること、捜査を二係の手に回すことを命令した。
石塚は辞表を出して拳銃と手帳と手錠を返還したが、藤堂は逃亡及び証拠隠滅の恐れがあるとして山村に石塚を逮捕及び留置させた。
捜査員は石塚を白だと信じており、藤堂は辞職覚悟で全員に捜査を命じた。
捜査員は再び浜口と家具屋と「ジュリー」マスターにあたったが、結果は何も出なかった。
藤堂は検察庁を訪れ、検事(奥野匡さん)と会った。
検事は相手が政財界の怪物である桐野であり、有罪の決め手が石塚の証言1つで決まるために、石塚を心配していた。
桐野事件は他に証人2名がいたが、前言を否定していた。
山村はスキャンダルと裁判沙汰で石塚を刑事失格に追い込み、桐野の有罪の決め手を無くすことが目的だと推測した。
桐野事件の犯人は死の直前に裏で殺人を指示したのが桐野と証言し、石塚と同行していた医師と看護婦もそれを聞いて証言していた。
医師と看護婦は証言を翻していた。浜口ら3人の証言がどれも似たような台詞であること、言い逃れを用意していることが引っかかった。
裏で弁護士が手を引いていること、証言者が買収及び脅迫されていることが推測された。
藤堂は一係に、石塚の留置期限である明日の午後3時、桐野の第1回公判がある明後日までに石塚の冤罪を晴らすよう命じた。
医師(野村明司さん)と看護婦は山村に、よほど確かでないかぎり証明すべきではないとして証言を撤回したことを述べた。
山村は医師と看護婦が自分の目を見ないことを気にし、一生を壊さないようによく考えるよう警告した。
伸子は浜口を、島は家具屋を、野崎は「ジュリー」マスターを帰宅まで尾行したが、何も聞き出すことはできなかった。
早見は山村の成果を信じたが、山村も看護婦から証言を聞き出すことはできなかった。
藤堂は石塚を釈放し、藤堂と石塚は沢村弁護事務所に赴いた。
沢村弁護士は石塚のような不誠実な男が刑事であることを許せなかった。
藤堂は石塚が西田と約束通り結婚することを報告し、示談に持ち込むことと石塚の辞職回避に成功した。
藤堂は沢村弁護士を張り込み、石塚は西田のマンションに行くことになった。島は西田の部屋の前に石塚名義の花束を置いた。
沢村弁護士は西田に電話をかけ、石塚の起訴が不可能になるために部屋を出て逃亡するよう命じた。
西田は部屋を出た際に島に呼び止められたが、隣の部屋にいた男と共にエレベーターに乗せられた。
男はエレベーター内にて、西田に送迎の車が来ているので走れと伝えたが、エレベーターの前に野崎と伸子がいた。
しかし、男2人と野崎が格闘している隙に、西田は車に乗ってしまった。
伸子はマンションに赴いた石塚に西田を誘拐した車を報告し、追跡させた。
西田は車内の男たちが自分を殺害すると直感した。
石塚の車が西田を載せた車に追いついた。
追跡の末に西田を載せた車は一斗缶の地帯に激突し、爆発した。
西田は石塚によって救助された。
藤堂が高級中華料理店にいる桐野(山本武さん)と沢村弁護士を尋ね、西田たちが逮捕された事実を告げた。
石塚に拳銃と手錠と手帳が返還され、伸子が石塚に花束を贈った。
■メモ■
*「オシンコ刑事誕生」以来、5話ぶりに一係全員が揃った。
*「ある日、女が燃えた」のときのように証拠が無く窮地に陥る一係、「正義」や「ゴリさんが殺人犯?」のときのように冤罪をかけられそうになるゴリさん。
*女性に疎いゴリさんを狡猾で厄介な罠にはめたグループ。殿下だったらうまく対処できた?
*相変わらず無能すぎる署長。
*ゴリさんの本籍地は「長崎県長崎市大浜町2-3」、現住所は「新宿区藍住町5-18 まどか荘内」
*山さん「俺だってやりたくてやっているわけじゃないんだ!」 マカロニ「適当にやろうよね」 皆のゴリさんを想う気持ちは強い。
*ゴリさんは煎餅布団でないと寝ることができないらしい。
*長さんですら「気が狂っているとしか思えないよ!」と怒る始末。
*殿下がゴリさんのものと似たような青い背広と青いシャツを着ている。
*怒りながらパスタを食うゴリさん。
*ボスは10年前から(1963年頃)一緒に仕事をしてきたらしい。(ということは「石塚刑事殉職」までを総計すると約19年間、長い年月)
*BGMの使用パターンがいつもと異なる。
*「太陽」初のカーアクション。しかし、「この仕事が好きだから」などと同じく冗長。予告でもカーアクションの映像がメインになっている。
*今回は斎藤監督の「太陽」初監督作品。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
早見淳:萩原健一
内田伸子:関根恵子(現:高橋惠子)
島公之:小野寺昭
野崎太郎:下川辰平
署長:南原宏治
西田とも子:二本柳敏恵(現:二本柳俊衣)、沢村弁護士:高野真二(現:高野眞二)
桐野大吾:山本武、検事:奥野匡、医師:野村明司、桐生かほる
「ジュリー」マスター:鹿島信哉、籾山豊、浜口の上司:加藤茂雄、宮原貴子、安藤純子、宗岡千恵子
石塚誠:竜雷太
山村精一:露口茂
脚本:小川英、鴨井達比古
監督:斎藤光正
#太陽にほえろ#ゴリさん主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12140219810.html
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太陽にほえろ! 第354話「交番爆破」
2021-01-21 15:00:59 テーマ:ボン&ロッキー編
第354話「交番爆破」通算第564回目
■ストーリー■
謎の男はヒカリデパートの紙袋を持ち、1丁目の矢追町巡査派出所の前で待機していた。
謎の男は警察官が老婆の道案内をして、派出所に警察官が不在になった隙に、机の下に爆弾入りの紙袋を置き、立ち去った。
警察官が派出所に戻った直後、紙袋の中の爆弾が大爆発し、警察官も爆風に巻き込まれてしまった。
七曲署捜査一係が現場に駆けつけた。
爆弾は時限爆弾で、市販されている部品で製作されたものだった。
派出所の常勤の警察官は2人で、もう1人の警察官は巡回中だったため、爆風に巻き込まれずに済んでいた。
負傷した警察官は持ち場を離れてしまったことを激しく後悔していた。
爆弾の破片、ヒカリデパートの紙袋からは指紋が検出されず、目撃者も発見されなかった。
派出所の付近は閑静な住宅街で、昼間にはほとんど人通りが無くなってしまった。
岩城は、被害者の警察官が警察官になってまだ2ヶ月目だったため、その頃のことを思い出し、怒りを燃やしていた。
午後1時頃、爆破犯は電話ボックスから一係室に、昨日の日付で七曲署に、武蔵野刑務所の6人の服役囚の名前が書かれた手紙を送ったことを電話した。
爆破犯は6人の服役囚を釈放するように要求し、要求に従わない場合、交番を次々に爆破すると脅迫した。
七曲署の受付には爆破犯からの手紙が届いていた。
爆破犯は藤堂から、釈放の理由を質問されるも無視し、釈放が遅れれば次々と交番を爆破していくと脅迫した後、電話を切った。
山村は爆破犯の脅迫が本気で、矢追町巡査派出所の爆破がそのためのデモンストレーションだったのではないかと考えていた。
手紙には、森山育夫、中田孝、片桐一郎、西川宏、武井明、北野健二の6名を釈放しなければ、交番を爆破すると書かれていた。
6人の関係性は無かった。
6人は強盗、傷害、放火とどれも凶悪犯だったが、刑務所に入った時期も異なり、全員単独犯だった。
山村は犯人の目的が、6人の中の1人を釈放させることで、あとの5人が捜査撹乱のためのカモフラージュではないかと推測した。
七曲署管内の派出所は全部で32ヶ所だった。
藤堂と山村は、犯人が警察の警戒を潜り抜けるには、出入りに人目を引かない繁華街が一番狙いやすいことから、繁華街の派出所を狙うのではないかと思った。
藤堂は南坂上派出所と3丁目商店街の派出所が狙われる可能性が高いと思い、田口と岩城に、それぞれの派出所に行き、警察官の制服を着用し、派出所を張り込むように、山村達には6人の服役囚の捜査を命令した。
田口は南坂上派出所を、岩城は矢追町3丁目派出所を警護することとなった。
岩城は矢追町3丁目派出所に到着し、谷原巡査(大林直樹さん)と合流した。
同じ派出所の青木巡査(牟田悌三さん)は、奥の部屋で近所の老人(天草四郎さん)と将棋をしていた。
岩城は緊急事態であるため、顔見知りでも注意したほうがいいと思い、青木に呼び掛けた。
老人は将棋を切り上げさせられたため、岩城に対し、不快感を露にした。
老人は息子に見放されて以来、偏屈になっていた。
岩城は青木に、市民を巻き添えにするのを避けるため、事件解決まで派出所に、無暗に一般人を入れないように要請した。
青木はのんびりしていた。
山村と島は森山と面会し、爆破犯の声を聞かせた。
森山は声に聞き覚えがなく、昔の仲間に爆弾を作れそうな者もいないと答えた。
森山は強盗放火で収監されて5年が経過しており、その間に夫人が一度も面会に来ていないため、自分を釈放させたいと本気で考えている者などいないと述べた。
野崎と石塚は中田(兼松隆さん)と面会していた。
中田はあと3ヶ月で出所できるため、爆破犯が釈放させると言われても、決して出ないことを伝えた。
女が派出所を訪れ、岩城に自分が戻ってくる1時間後まで、紙袋と籠を預けるように頼んだ。
岩城は女を警戒し、中身を見せるように要求した。
籠の中には女のペットの犬が入っており、紙袋の中はドッグフードだった。
女は家政婦が休みで、隣人が大の犬嫌いであることを理由に、派出所に強引にペットの犬を預け、派出所を立ち去った。
青木は犬が爆発しないことを理由に、犬を預かっていた。
矢追高校の警察研究会の会員が派出所を訪問し、派出所の警察官というテーマに取り組んでおり、岩城にインタビューに答えるように頼んだ。
岩城は多忙を理由に会員を追い返そうとしたが、会員に不愉快と言われ、激怒してしまった。
6人の服役囚は誰も犯人の声を知らなかった。
6人のうち、2人はあと数ヶ月で釈放されるため、容疑から外された。
山村は爆破犯が6人の服役囚の名前を知っていたことに疑問を持ち、爆破犯がかつて武蔵野刑務所に服役していたのではないかという結論に至った。
山村は島に、最近出所した人間の中に爆薬を扱える人間がいなかったかの調査を指示した。
午後6時20分頃、派出所の前で、2台の乗用車が追突事故を起こし、谷原が2人の運転手の対応に追われていた。
青木は迷子の少女をあやしていた。
岩城は酔っ払い(二見忠男さん)に絡まれていた。
酔っ払いは岩城が、自分の歌っていた歌を知らないと返されると、悪態をついた。
少女の母親が派出所に駆けつけ、少女を連れて帰っていった。
青木は酔っ払いの背広のバッジから、酔っ払いが矢追証券の社員であることを見抜き、帰宅を促した。
岩本という女性が派出所を訪れ、青木と谷原と岩城に焼き芋を差し入れた。
岩城は派出所を訪れる者がどれも爆弾犯に見え、かなり苛立っていたが、焼き芋で笑顔を取り戻した。
岩本は息子の岩本進(志麻哲也さん)と一緒に石焼き芋屋の屋台を経営しており、屋台を軽トラックに買い替えることを夢にしていた。
警察官は岩本親子を見て、人情を感じていた。
岩城は派出所の前の路上にいる、サラリーマン風の男がヒカリデパートの紙袋を所持していたため、声をかけた。
サラリーマン風の男は逃走したが、すぐに谷原と岩城に取り押さえられた。
紙袋の中身は数冊の書籍と、100万円入りの封筒だった。
サラリーマン風の男は向こうの電話ボックスで拾ったと言い訳したが、警察官に問い詰められ、着服しようとしたことを認めた。
青木は100万円について、一晩待ち、持ち主が名乗り出ない場合には明朝に本庁に届けると電話連絡した。
青木はサラリーマン風の男を説諭して釈放したが、岩城に遺失物横領であり、甘すぎると指摘された。
岩城は派出所を訪れる者の大半が、自分勝手に派出所を利用しているだけであると意見し、そういう連中に甘い対応をしていたら切りがないと返した。
青木は岩城の意見を受け止めた。
町田洋輔(32歳)(蟹江敬三さん)という男が容疑者として浮かび上がった。
町田は強盗傷害の前科2犯で、去年(1978年)まで武蔵野刑務所に服役していた。
町田は元時計職人で、ダムの工事現場で爆破作業に携わっていた経歴があった。
犯人を町田と仮定すると、釈放させようとしているのは片桐(堀礼文さん)であると推察された。
片桐は山村と島に尋問された。
片桐は去年まで町田と同じ房におり、かなり親しかった。
町田の近親者の証言で、爆破犯人の声が町田であると断定された。
片桐は6年前(1973年頃)に強盗を犯し、2億5000万円を強奪したが、半年の逃亡の末、逮捕された時には2億5000万円を全額使い果たしたと供述していた。
片桐は山村から金の使い道を尋ねられ、博打と女に使ったと答えたが、山村に2億5000万円を使わずにどこかに隠していることを見抜かれた。
町田は片桐から2億5000万円のことを聞き、片桐を釈放させ、2億5000万円の隠し場所を聞き出すことを計画していた。
片桐は町田の計画を察知し、町田の声を知らないと嘘を吐いていたが、あくまで2億5000万円を使ったと主張し続けていた。
山村は片桐に、交番が爆破されれば一種の共犯と見なされ、刑期もどこまで延長されるか分からなくなると警告し、観念させた。
アパート管理人(岩城和男さん)によると、町田は3ヶ月前に転居していたが、転居先が不明だった。
町田は南坂上派出所を標的に決め、田口は警護をしていたため、ある夫人(松金よね子さん)を利用することを思い付いた。
夫人は町田から紙袋を代わりに届けるように依頼され、田口と警察官に紙袋を預けた。
紙袋の中には時限爆弾が入っていた。
田口は派出所を急いで飛び出し、派出所から走って遠ざかり、川に投げ捨て、間一髪、爆弾を爆発させた。
田口は左腕を負傷していた。
夫人は紙袋を預けられた相手が町田であると証言していた。
田口は岩城に、町田のことを連絡した。
町田がこれからも派出所の爆破を続けることが予測された。
町田は一係室に電話を入れ、藤堂から名前を名乗るように要求されると、今夜の午後12時までに6人を釈放しない場合、今夜中に交番をまた爆破すると脅迫した。
町田は、まだ警察に正体を見破られていることに気付いていなかった。
藤堂は田口に、派出所に戻るように命令した。
青木は谷原を巡回に行かせた。
進は午前1時15分、奥の部屋の窓から派出所に侵入した。
岩城は部屋から物音を聞き、進を発見し、追跡したが、見失ってしまった。
岩城は町田が進を利用したのではないかと考え、手配しようとしたが、青木に反対された。
派出所からは爆弾が発見されなかった。
青木は進が派出所に強盗に入っただけで、爆弾とは無関係であると断定した。
進は派出所の奥の部屋で保管されていた遺失物の100万円のうち、50万円を盗んでいた。
岩本親子は軽トラックを購入するために貯金をしていたが、その貯金の50万円を自動車のブローカーに持ち逃げされていた。
進は中古車販売センターの主人から、ブローカーの話が全部嘘だったことを知り、母親にそんなことを話したくないために、50万円を盗んでいた。
青木が中古車販売センターの主人からその話を聞いたのは昨日で、何とかしたいと思っていた矢先の出来事だった。
岩城は窃盗事件であることを理由に手配しようとしたが、青木に朝まで手配を待つように懇願された。
青木は警察官がなめられてはいけないとは思いつつも、岩城に馬鹿にされるということがそんなに悪いことなのかと質問した。
青木は派出所の警察官の使命が、交番の警察官、便利で親切な警察官と思われることであると思っていた。
青木は進を逮捕してしまえば、進が本当の犯罪者になってしまうが、今ならまだ手錠をかけずに済ませると考え、今夜のうちに進を探し出し、自主的に金を戻させるため、岩城にそれまで本署への報告を止めるように懇願した。
岩城は警察官として大事なことを忘れていたと痛感し、朝まで進のことを報告しないことを約束した。
青木が巡回に出発した。
石塚と島の捜査で、町田がバー「キャッスル」の常連客で、「キャッスル」の先の時計店で勤務していることが判明した。
1時間前、町田が武蔵野刑務所に釈放したかの有無を尋ねる電話を入れていた。
午前1時35分、藤堂は石塚に時計店から町田の住所を聞き出すように指令した。
3丁目派出所に、中古車販売センターの主人から、進が中古車販売センターに入ったという電話が入った。
主人は進が50万円を所持していること、センターを訪れた青木から、進の足止めを依頼されたということを報告した。
岩城は谷原に派出所の張り込みを任せ、中古車販売センターに急行した。
町田は時限爆弾入りの紙袋を携え、3丁目派出所に接近していた。
岩城が中古車販売センターに到着し、進に自首を促した。
進はセンターの窓を割り、逃走した。
石塚と島は町田のアパートを特定し、突入したが、町田がいなかった。
町田宅の地図には、爆破された矢追町巡査派出所と、南坂上派出所と、3丁目派出所に×印が付いていた。
町田の標的は3丁目派出所であると断定された。
青木は派出所に戻り、谷原から岩城が進のために飛び出していったことを聞かされた。
岩城はビルの建設現場で進を追い詰めたが、進に飛び降りると脅迫された。
岩城は進に、逮捕しに来たわけではないと説得した。
町田は派出所の向かいの建物に侵入し、火災報知機をわざと鳴らせた。
青木は谷原を向かいのビルの調査に向かわせた。
進は真面目に働く気を無くしていた。
岩城は進が立派に生きるのを望んでいるのが、岩本だけではなく、青木もということ、青木が、進が50万円を返しに来るのを待っていると説得した。
進は号泣し、崩れた。
青木は物音を聞き、外に出て警戒したが、町田に奇襲され、後頭部を鉄パイプで殴られた。
町田は時限爆弾を作動させ、机の下に隠した。
青木は町田に、時限爆弾を止めないと一緒に死ぬことになると忠告し、町田を組み伏せた。
石塚と島が派出所に急行し、石塚は町田を殴り倒して逮捕し、青木と町田を派出所から避難させた。
島は時限爆弾を停止させることに成功した。
岩城が進を連れ、派出所に戻って来た。
■メモ■
*中期によく使用される恐怖系ブリッジBGM、今回から使われていたのか。
*ボンとロッキーの警察官の制服姿を披露。ロッキーはかなり似合っていると思う。
*ロッキー、余裕がないのは分かるが、警察研究会の会員にちょっと厳しいような…
*ロッキーは焼き芋が大好物。
*蟹江氏は凶悪犯役。
*兼松氏は、今回はおとなしい役。
*松金氏が若い。
*ゴリさんと殿下が派出所に急行する時、ゴリさんが犯人の確保、殿下が爆弾の解除と役割が分担されているのがいい。
*今回は小澤監督の「太陽」最終作。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
田口良:宮内淳
岩城創:木之元亮
野崎太郎:下川辰平
松原直子:友直子
青木巡査:牟田悌三
谷原巡査:大林直樹、岩本進:志麻哲也、町田洋輔:蟹江敬三、派出所の老人:天草四郎
太田淑子、沖恂一郎、酔っ払い:二見忠男、片桐一郎:堀礼文、梶哲也、瀬能礼子、北九州男、中田孝:兼松隆
夫人:松金よね子、作間功、高橋直子、安西正弘、林一夫、小山嘉文、森沢早苗、アパート管理人:岩城和男
石塚誠:竜雷太
島公之:小野寺昭
山村精一:露口茂
脚本:小川英、杉村のぼる(後の杉村升)
監督:小澤啓一
#太陽にほえろ#ロッキー主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12651642217.html
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太陽にほえろ! 第601話「アイドル」
2017-11-18 01:30:27 テーマ:ラガー&ブルース編
第601話「アイドル」通算第295回目
■ストーリー■
七曲署では防犯キャンペーンの一環として、アイドルタレントの可愛エミ(17歳)(菊地陽子さん)を一日署長に任命していた。
井川と令子はサポートとして可愛に同行していた。
可愛は高校3年生で、大学受験を志望していた。
可愛は小学生時代に父親と死別し、井川を父親と慕っていた。
可愛は絶大な人気を誇り、マネージャーにテレビ局が来ないと、人気が足りないと機嫌を損ねられていた。
井川のもとに、署長の大和田義一(草薙幸二郎さん)と可愛のマネージャーの相原牧子(32歳)(野平ゆきさん)が駆けつけた。
一係室に可愛のパレードと防犯の集いを中止させるようにという脅迫電話が入った。
澤村は井川と令子と相原を一係室に招き入れたが、相原は脅迫電話をイタズラ、よくある嫌がらせとしか認識していなかった。
パレードは予定通り開始されたが、竹本と澤村は警戒中、中山辰也(18歳)(須藤真一さん)という挙動不審な少年を発見した。
中山は竹本と澤村の目を見て、オートバイで逃走した。
竹本と澤村は中山を取り逃がしてしまった。
大和田と可愛は予定通り、防犯のパレードを実施していた。
中山は服装を取り換え、防犯の集いが開催される、新宿区矢追町2丁目の矢追公会堂を訪れていた。
西條と警察官は矢追公会堂の事務室に急行し、部屋内を捜索していた。
相原は中山が脅迫電話の主とは限らないと安心していた。
西條は事務室内のマイクの音声が出なかったため、部品を調査していたが、単なる断線だった。
可愛は井川と令子に連れられ、矢追公会堂に到着した。
可愛は令子から脅迫電話の件を聞かされ、怯えた態度をとった。
数名の警察官がコンサート会場を捜索していた。
中山は事務所の職員を装って事務室に侵入し、相原に拳銃を突きつけ、人質にした。
警察官が公会堂職員の急報で駆け付けたが、中山は事務室に立て篭もり、扉を施錠した。
中山の拳銃は改造拳銃だった。
井川は職員から鍵を渡され、事務室に入ろうとしたが、中山に開けたら相原を殺害すると警告された。
中山はイベントを中止させ、可愛に一日署長をさせないように強要した。
中山は可愛と会話がしたいため、事務室内に可愛を単独で入れるように要求した。
藤堂は竹本に、中山のオートバイを捜索し、身元を割り出すように指示した。
可愛は中山に会いに行こうとしたが、井川に、興奮している中山を刺激するのみとして制止された。
可愛は中山に心当たりが無かった。
可愛はデビュー当時、写真撮影会にてファンだった男に襲撃され、額を負傷していた。
ファンの男は可愛がファンレターの返事を書かなかったことに怒っていたが、可愛はサインを必ず贈っていた。
可愛は字が下手だったが、サインだけは上手に書けていた。
竹本は駐車場にて中山のオートバイと赤いジャンパーを発見し、山村に報告した。
防犯の集いは中止となり、観客を全員退去させる命令が出ていた。
中山は相原の口出しを無視し、悪いのは全て相原であると言い放った。
澤村は屋上からロープを伝い、窓から事務室の様子を見て、中山が相原に銃口を突きつけていること、ブラインド越しでは命中精度が低下するため、催涙弾も無理であると報告した。
澤村は銃口が相原から逸れたときが必ず来ると考え、至近弾を撃つように命じられた。
新聞記者や東洋テレビ(TTV)のカメラマンが公会堂に押し寄せた。
井川は中山に、犯行の理由を尋ね、理由によっては可愛を呼ぶと約束した。
相原は中山の銃口が逸れた隙を狙って、中山の腕を解いたが、すぐに中山に捕らえられた。
中山は可愛が相原に虐められ、1日警察署長を無理やりやらされていることを訴え、可愛が自分にファンレターで助けを求めたことを告げた。
相原は可愛を虐めたことについて否定したが、中山は可愛の手紙のみを信用し、相原や他の警察官を信用していなかった。
可愛は相原を憎んでおらず、ファンレターに助けを求める内容を書いていないと伝えた。
可愛は相原が代筆でファンレターを書いていたことを話した。
中山は免許に書かれている住所を半年前に引き払い、現在の住所が不明だった。
可愛は中山の名義で、激しい内容のファンレターが多数届いていたことを知らせた。
井川は犯行の動機が判明すれば事件の解決方法が見つかるとして、ファンレターに住所が書いてあるかもしれないとして、山村に中山の身辺捜査を要請した。
一係室に、防犯キャンペーンの最中に事件が発生したこと、マスコミが大騒ぎしていることで混乱した大和田が入ってきた。
藤堂は中山の目的が人を傷つけることではないと考え、じっくり説得しようとしたが、大和田は午後のニュースで報道される犯人逮捕の記者会見までに中山を逮捕し、市民に警察の威信を再認識させようとしていた。
藤堂は事件の捜査を藤堂に一任し、一係室を去った。
可愛の所属している事務所「戸村企画」の社長の戸村(中村竜三郎さん)は、記者からの質問を受けていた。
戸村は可愛が13歳の頃からアイドルスターとなり、誰からも愛されている天使のような女性であると強調し、事件について全く信じられなかった。
戸村は可愛のマネージャーが池内から相原に交代した件について、可愛の人気が少し低下したため、てこ入れのためにやり手の相原に交代させたと答えた。
戸村は可愛の母親のために、1時間でも早く事件解決を願っていた。
井川は可愛へのファンレターを捜査中、大ヒットの劇画が映画化した「イブの虹」のポスターが気になった。
「イブの虹」はイブという少女スターの物語で、絶大な人気を誇り、主演女優の候補に可愛がいたが、まだ決定していなかった。
竹本は中山のファンレターを発見し、中山の住所が特定された。
井川と竹本は中山宅の東京都新宿区東矢追町3-8 鈴木アパート201号室に急行した。
中山宅からは多数の可愛の写真と、多数のモデルガンが発見された。
中山は熱狂的な可愛のファンで、熱狂的なガンマニアでもあった。
井川は部屋中を捜索したが、ファンレターの返事を発見することができず、気になる部分があったため、もう少し調査することにした。
中山は可愛が事務室に入るまで、凶行を止めないつもりだった。
井川は事件の首謀者が人質の相原自身か戸村ではないかという推理を立てていた。
中山は可愛に3ヶ月間で16通ものファンレターを届けており、返事に助けを乞う内容が書かれていた場合、中山が騒動を起こす可能性が十分に考えられた。
竹本は戸村企画の社員から、可愛の人気が下落し続け、映画の主演を他のプロダクションのアイドル歌手に持って行かれそうになったという話を聞き出していた。
戸村の目的は騒動を利用し、全てのマスコミを可愛に殺到させ、可愛を映画の主演に抜擢させることではないかと推測された。
戸村は目的の遂行のために中山を煽り、中山が行動を起こしたことまでは計算通りだったが、共犯の相原が人質に取られてしまった可能性が浮上した。
井川は東洋テレビを訪れ、可愛の元マネージャーの池内(稲吉靖司さん)と会った。
池内は可愛のマネージャーを降ろされたことについて、誰も恨んでいなかった。
池内は可愛が「イブの虹」の主演女優の候補に選ばれた際、原作の台詞を暗記するほど乗り気だったが、他のプロダクションの女優に持って行かれそうになったことを語った。
東洋テレビのレポーター(池田鴻さん)が、事件の実況中継を開始していた。
戸村は可愛がスターになるために生まれてきた子であると発言した。
可愛の母親は猛烈なステージママで、児童劇団からバレエ学校、日本舞踊にまで投資し、可愛を育て上げていたが、そこに戸村が手を貸し、スターに仕上げていた。
可愛の収入は可愛の母親から兄弟、親戚の生活、戸村企画を支えていた。
井川は中山の知人であるオートバイショップの店員から、中山が可愛と正反対な、金髪の少女と交際していたという情報を入手した。
井川は中山のガールフレンドである金髪の少女の捜索を開始した。
中山は沈黙を貫き、可愛は自分の責任と思い込み、事件の解決まで帰らない決意を固めていた。
可愛は令子に、自分を説得に行かせるように懇願したが、令子に制止させられた。
中山は机の陰に隠れていたため、澤村の目から確認できない状態だった。
西條は強行突破の準備を整えながらも、井川が何かを掴むまでもう少し待機することを決定した。
中山は我慢が限界に達し、可愛を連れてこないと相原を殺害すると脅迫した。
可愛は事件のことで一生苦しみたくなかったため、令子に中山の説得に行かせるように懇願した。
令子は可愛を連れ、事務室前の廊下に急行した。
可愛は捜査員の反対を押し切り、事務室のドア越しに中山への説得を開始した。
中山は可愛との話が済まない限り、相原を解放しないつもりだった。
井川は金髪の少女の知人を探し当てた。
知人は少女について、全然似合わない大きなサングラスと、子供っぽい赤い腕時計を着けていたことを証言した。
可愛は中山への説得を続行し、自分がスターではなく、ただの17歳の少女であることを強調した。
井川は可愛の自宅を捜査した。
可愛の説得が成功し、中山が逮捕され、相原が救出された。
可愛は負傷者が出なかったことに安堵し、レポーターに大活躍と評価された。
井川が金髪の鬘とサングラスを持って公会堂の前に現れた。
可愛が中山に持ち掛けた計画は、中山が相原を襲い、可愛への説得に成功したら拳銃を捨てるというものだった。
中山は可愛の人気が上昇すれば、逮捕されても満足な状態だった。
可愛はそのために戸村に口止めしていた。
ファンレターの返事も初めからなく、疑惑を相原に向けさせるために考えた可愛の謀略だった。
■メモ■
*4代目署長の大和田が初登場。かつての西山署長のようなキャラクターである。西山は「七曲署・1983」を最後に登場しておらず、いつ着任したのかは不明となっている。
*現在でもたまに見かける「タレントの一日署長」を題材にした話。
*「ラガーの大追跡」に続き、アイドルマニアの一面を見せるラガー。
*「エミのヘルスはビタミンE」をださいと評するドック。
*中山役の須藤氏が剛たつひと氏にしか見えない。
*事件が発生したことでパニックになっている大和田署長。
*今回の池田氏はテレビレポーター。淡々と落ち着いた低音の実況が心地良い。
*事件の主犯は戸村と思われたが、なんと可愛と中山の共謀であり、可愛の建てた計画も巧妙なものだった。
*ラスト、トシさんに、可愛を養女にしないかと持ち掛けるボス。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
竹本淳二:渡辺徹
澤村誠:又野誠治
岩城令子:長谷直美
大和田義一:草薙幸二郎
可愛エミ:菊地陽子、相原牧子:野平ゆき、中山辰也:須藤真一
戸村社長:中村竜三郎、大綱めぐみ、東洋テレビレポーター:池田鴻、池内:稲吉靖司、横尾三郎、山田真弓
宮本裕之、菅野勝浩、星野祐輝、山崎之也、荒瀬寛樹
西條昭:神田正輝
井川利三:地井武男
山村精一:露口茂
脚本:小川英、大川俊道
監督:高瀬昌弘
#太陽にほえろ#トシさん主役編
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