5/9(木) ③ 過去の今日のドラマ作品だヨ(=^◇^=) | J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

過去の今日、『太陽にほえろ!』のどのエピソードが放送されたかを後悔なく公開するブログでしたが、
2023(令和五)年2月2日(木)曜日に突然、きまぐれに気が変わってしまい変更しました土佐ヨ(=^◇^=) 
いうことでどうか④⑥③⑨お願いしますm(__)m(__)m

 

 ┏━━━━━━━━━━━┓ カラー作品
 ┃ 『ザ・ガードマン』 ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━━━━┛21:30~22:30
 ┌─―――――─――――――――――――――――――┐
 |1969(昭和44)年 5月 9日(金) 第214話「黒いロケット」 |
 └─――――――――─―――――――――――――――┘
   監督・・・
   脚本・・・
  ゲスト・・・
   制作・・・大映テレビ室、TBS
   備考・・・最高視聴率40.5%を記録、JNN全国視聴率調査においても1965(昭和40)年、1966(昭和41)年と2年連続第①位
  ナレーション・・・ザ・カードマンとは、警備と保障を業務とし、大都会に渦巻く犯罪に、敢然と立ち向かう勇敢な男たちの物語である・・・・・・昼は人々の生活を守り、夜は人々の眠りを安らげ、自由と責任の名において、日夜活躍する名もなき男たち。それは、ザ・ガードマン
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-57072
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E8%AD%A6%E5%82%99%E6%8C%87%E4%BB%A4_%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%B3
 ┏━━━━━━━━━┓広島テレビ制作
 ┃ 『瀬戸の恋歌』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━┛ 13:45~14:00
 ┌─―――――─――――――――――┐
 |1973(昭和48)年 5月 9日(水) 第28話 |
 └─――――――――─―――――――┘ヒロシマ原子爆弾関連ドラマ作品
 2001映像◆https://youtu.be/Wug1BaZLXOg
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=107
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-13672
 1987 http://www.uta-net.com/song/39172/ 2002 http://www.uta-net.com/song/15535/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%B8%82%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%88%86%E5%BC%BE%E6%8A%95%E4%B8%8B
 ┏━━━━━━━━━┓
 ┃ 『俺たちの旅』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━┛ 20:00~20:54
 ┌─――――――――─―――――――――――――――――――┐
 |1976(昭和51)年 5月 9日(日) 第31話「大嫌いがやってきました」|脚本・・・畑嶺明
 └─―――――――――─――――――――――――――――――┘監督・・・小山幹夫
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%BA%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E6%97%85
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=1134 OP
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=2973 ED
 ┏━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『華麗なる刑事』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 20:00~20:54
 ┌─――――――――─―――――――――――――――┐
 |1977(昭和52)年 5月 9日(月) 第06話「ピアニストの罠」|
 └─―――――――――─――――――――――――――┘
     脚本・・・鴨井達比古
     監督・・・松森健
    視聴率・・・8.9%
  キャスト・・・草刈正雄 田中邦衛 壇ふみ 岸田森 新克利 加納竜 佐野浅夫
    ゲスト・・・夏純子(メインゲスト) 沖田駿一、畠山麦、影山英俊
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%AF%E9%BA%97%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%88%91%E4%BA%8B
 ┏━━━━━━━┓
 ┃ 『大追跡』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――─―――――――――――――――┐
 |1978(昭和53)年 5月 9日(火) 第06話「ワルは眠らせろ」|
 └─―――――――――─――――――――――――――┘
   脚本・・・佐治乾
   監督・・・長谷部安春 
  ゲスト・・・青木義朗、八城夏子、片岡五郎、関山耕司、武藤章生、外山高士、榎木兵衛
  視聴率・・・16.5%
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%BF%BD%E8%B7%A1_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
 ┏━━━━━━━━┓毎日放送制作
 ┃ 『八甲田山』 ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━┛21:00~21:54
 ┌─―――――─―――――――――――――――――┐
 |1978(昭和53)年 5月 9日(火) 第六話「終わりなき雪」|最終話
 └─――――――――─――――――――――――――┘
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-16414
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%94%B2%E7%94%B0%E5%B1%B1_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『ゆうひが丘の総理大臣』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛ 20:00~20:54
 ┌─―――――――――――――――――――――――――――――┐
 |1979(昭和54)年 5月 9日(水) 第27話「ああ 夕日丘に陽がおちて!」|
 └─―――――――――――――――――――――――――――――┘
     脚本・・・奥村俊雄
     演出・・・小山幹夫
  ゲスト出演・・・谷村昌彦、那須のり子
     制作・・・日本テレビ ユニオン映画
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=11664 OP
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=825  ED
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86%E3%81%86%E3%81%B2%E3%81%8C%E4%B8%98%E3%81%AE%E7%B7%8F%E7%90%86%E5%A4%A7%E8%87%A3
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『池中玄太80キロ』season2 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54  池中玄太・・・西田敏行(第二代局長前)
 ┌─――――――――─――――――――――――――――――――――┐
 |1981(昭和56)年 5月 9日(土) No.19 第06話「大きな態度の小さな居候」|
 └─―――――――――─―――――――――――――――――――――┘
 http://asahi.co.jp/knight-scoop/
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=4537
 挿入歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=5863
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E4%B8%AD%E7%8E%84%E5%A4%AA80%E3%82%AD%E3%83%AD
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A2%E5%81%B5!%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%97
 ┏━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『スケバン刑事』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 19:30~20:00
 ┌─―――――─―――――――――――――――――――――┐
 |1985(昭和60)年 5月 9日(木) 第05話「黒ミサは午前2時に!」|
 └─――――――――─――――――――――――――――――┘
   麻宮サキ・・・斉藤由貴(少女時代:林美穂)
     脚本・・・遠野海彦 
     監督・・・小西通雄 
    視聴率・・・9.6% 最低視聴率
  平均視聴率・・・13.04% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-21884
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=2615
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%90%E3%83%B3%E5%88%91%E4%BA%8B_(%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E%E7%AC%AC1%E4%BD%9C)
 ┏━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 青春アニメ『潮騒』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━┛ 19:00~19:30
 ┌─――――――――――――┐著者:三島由紀夫
 |1986(昭和61)年 5月 2日(金)|第一回
‡|1986(昭和61)年 5月 9日(金)|第二回
 └─――――――――――――┘脚色・・・中西隆三
                演出・・・植田秀二
                音楽・・・島津秀雄
                製作・・・本橋浩一
              声の出演・・・小山茉美、島田敏、中尾隆聖、稲葉実、小磯勝弥、増岡弘、南谷智晴、竹尾智晴、ほか
               語り部・・・木内みどり
                備考・・・『アニメ文学館』(全15巻)の第8巻としてビデオ(VHS DVD)発売
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=98703
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=113355
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BD%AE%E9%A8%92_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)
 ┏━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『世にも奇妙な物語』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━┛ 20:00~20:54
 ┌─――――――――――――┐レギュラー放送通算28回目
 |1991(平成三)年 5月 9日(木)| 第2シリーズ放送15回目(全117話)
 └─――――――――――――┘ 第2シリーズ平均視聴率・・・22.1%
  第098話 第2シリーズ043話 「目撃者」     今夜の視聴率・・・23.5% ※関東地区
  第099話 第2シリーズ044話 「伝言板」
  第100話 第2シリーズ045話 「女優」 http://yonikimo.com/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E3%81%AB%E3%82%82%E5%A5%87%E5%A6%99%E3%81%AA%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%94%BE%E6%98%A0%E4%BD%9C%E5%93%81%E4%B8%80%E8%A6%A7
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『炎の消防隊“The Firefighters”』 ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――─――――――――――――――――┐
 |1996(平成八)年 5月 9日(木) 第05話「親に甘えたやり方」|
 └─―――――――――─―――――――――――――――┘
      脚本・・・福田靖
      監督・・・若松節朗
     視聴率・・・5.3%
  メインゲスト・・・山口美也子 
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=8733
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%8E%E3%81%AE%E6%B6%88%E9%98%B2%E9%9A%8A
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓  木曜劇場
 ┃ 『Age,35 恋しくて』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛ 22:00~22:54
 ┌─―――――─――――――――――――――――┐
 |1996(平成八)年 5月 9日(木) 第04話「裏切りの雨」|
 └─――――――――─―――――――――――――┘
     脚本・・・中園ミホ
     演出・・・石坂理江子
    視聴率・・・15.5% 最低視聴率(5/2とタイ)
  平均視聴率・・・19.3% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-31385
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=9087
 挿入歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=9202
 挿入歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=71451
 http://ja.wikipedia.org/wiki/Age,35 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-31385
 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『ふぞろいの林檎たちⅣ』 ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛22:00~22:54
 ┌─――――――――─――――――――――――――――――┐
 |1997(平成九)年 5月 9日(金) 第05話「心の話ができますか?」|
 └─―――――――――─―――――――――――――――――┘
     演出・・・井下靖央
    視聴率・・・15.3% 最低視聴率
  平均視聴率・・・17.4% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B5%E3%81%9E%E3%82%8D%E3%81%84%E3%81%AE%E6%9E%97%E6%AA%8E%E3%81%9F%E3%81%A1
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=702
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 金曜ドラマ
 ┃ 『ブラックジャックによろしく Say hello to BLACK JACK』 ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛22:00~22:54
 ┌─―――――─――――――――――――――――――――┐
 |2003(平成15)年 5月 9日(金) 第05話「医療はギャンブルか」|
 └─――――――――─―――――――――――――――――┘
     演出・・・平野俊一 
    視聴率・・・13.6%
  平均視聴率・・・14.2% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-36635
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=16684
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF_(%E5%AE%9F%E5%86%99%E7%89%88)
 ┏━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『華麗なる一族』 ┃TBS
 ┗━━━━━━━━━━┛
 ┌─―――――─――――――――――――――――――┐
‡|2009(平成21)年 5月 9日(土) 第一話「華麗なる一族」 |TBS再々放送
 |2007(平成19)年 1月14日(日) 第一話「華麗なる一族」 |TBS初放送
 └─――――――――─―――――――――――――――┘
         脚本・・・橋本裕志(脚本全話皆勤担当)
         演出・・・福澤克雄(演出全話皆勤担当) 
        挿入歌・・・♪ならず者♪ イーグルス
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-39669
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%AF%E9%BA%97%E3%81%AA%E3%82%8B%E4%B8%80%E6%97%8F_(2007%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9B%9C%E5%8A%87%E5%A0%B4
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ ビデオリサーチ調べ 関東地区・世帯視聴率“ドラマ”ランキング ┃VOL.18
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─―――――─――――――┐
 |2013(平成25)年 4月29日(月)|調査開始
 |2013(平成25)年 5月 5日(日)|調査終了
 |2013(平成25)年 5月 9日(木)|ランキング<毎週(木)曜日更新>
 └─―――――─――――――┘
 第①位 ガリレオ(フジテレビ)  21.1% 
 第②位 連続テレビ小説・あまちゃん(NHK総合)  19.5% 
 第③位 八重の桜(NHK総合)  15.7% 
 第④位 35歳の高校生(日本テレビ)  14.7% 
 第⑤位 木曜劇場・ラスト・シンデレラ(フジテレビ)  14.5% 
 第⑥位 土曜ワイド劇場・温泉若おかみの殺人推理(テレビ朝日)  13.2% 
 第⑦位 木曜ミステリー・刑事110キロ(テレビ朝日)  12.9% 
 第⑧位 幽かな彼女(フジテレビ)  11.6% 
 第⑨位 相棒セレクション(テレビ朝日)  11.2% 
 第⑨位 日曜劇場・空飛ぶ広報室(TBS)  11.2%
 http://tv.yahoo.co.jp/ranking/audience/?g=1
 ※このランキングは、株式会社ビデオリサーチの許可を得て掲載しています。このページの内容の無断転載を禁じます。
  また「総合」は、株式会社 ビデオリサーチのデータをもとに、Yahoo!テレビ.Gガイドが独自に作成していますヨ(=^◇^=)

第147話 追跡!拳銃市場
脚本/田波靖男、四十物光男、小川英 監督/児玉進
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3人の男が街を歩いていると一人の男がすれ違う。そしてその直後に3人の男に向かって一人の男は発砲する。すぐに警察官が現場へと駆けつける中、犯人は資材置き場に逃走する。山村は犯人が銃を持っているにもかかわらずズカズカっと犯人の前に現れるようにして姿を現す。徐々に犯人を追いつめる中、山村が囮になり七曲署の面々がその隙に上手いこと捕まえる。ゴリは山村に対してあまり無理をしないでくれというが、これは改造のモデルガンで余程近くでないと弾は当たらないものだという。また同じものが市場に出たのかと。発砲した男を取り調べると相手の目つきが気に入らなかったので発砲したという。それだけで撃ったのかとする中、山村は銃は誰から手に入れたのかと問う。自分で作ったのだとしモデルガンを購入して改造したのだと。しかしそんな技術を何処で身につけたのかと問うが、あくまで自分が作ったと言い張り、逆にそうではない証拠を出してみろと逆ギレしてくる。ボスに報告する。やはり犯人は銃の件は吐かないことを語る。余程強力な銃の密売組織があるのだろうという山村。先月以来暴力団の抗争に使われた同様の銃は3丁だとし入手経路は不明だという長さん。ルートを知っているのは暴力団でも上層部の人間だけではないのかというゴリ。きっと工場があるのだろうというと、ボスはこんな銃でも至近距離で撃てば厚さ3cmの板を貫く凶器だという。技術者や銃マニアを洗えとボスは命じる。銃器店、モデルガンの店、ゲームセンター、パチンコ店のチンピラなどから情報を聞いて回る。山村はかつてガンマニアで逮捕したことの有る旋盤工の石川弘を尋ねる。何かこういう技術を持って転売している人物の噂を聞いては居ないかと問うが知らないという。山村に対して俺は彼女が出来たので今度紹介すると語る。しかしその帰り道に石川は陸橋の上でバイクに轢かれて橋から転落死する。病院に駆けつけた山村だが医師は、ここに搬送されて来た時には出血多量で亡くなっていたという。その際石川は「嘘をついて済まないと山村刑事に・・」と話していたという。陸橋を調べる。ゴリによると事件の起きた時刻に人の悲鳴とオートバイの音を聞いたものがいるという。現場にはバイクのタイヤ痕がついていた。そいつが犯人だろうといいう。テキサスと山村は被害者の石川弘のアパートにいく。山村は石川がガンマニアなのにモデルガンが一つも無いのは変だと語る。犯人が持ち去ったのか別の所で製造・所蔵しているのか。引き出しの中から石川が言っていた彼女の写真が見つかると同時にテキサスは山村に領収書があるという。そこには宝石店で20万円もするダイヤモンドを購入したことを示すものだった。その服に付いている鉄粉を鑑識に回してもらう。鑑別所の少年か・・。ガンマニアで旋盤の技術がある。そこを見込まれて仲間に引き込まれたのだろうという山村。まだ改造の証拠がないという。しかしテキサスが出していた鑑識から鉄粉は石川が務めていた工場のものではなく、改造銃に使用される銃身に使われて居るパイプの素材と一致したことを語る。写真の女を当たるという山村。山村が感情的になっていないかと捜査官たちは語る。無理もないという長さんは、気がついていれば石川のことを助けられたのだから・・と。女性はラ・マンチャでホステスの仕事をしていた。石川なんて知らないというが、指輪は誰にもらったのかと問う。どうやって知り合ったのかと問うと、ウチによく来る客が連れて来たのだという。川田さんだとし、少年は泥酔していたので川田に頼まれてアパートまで送ったという。少年と知り合ったのは3ヶ月だとすると、知り合ってたったの3ヶ月でダイヤかと呟く。川田は何処に居ると問うとスナックのマスターだとし確か「百合子」という名前の店だという。
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今回は山村のエピソードでしたね。冒頭から3人の柄の悪い男が一人の男によって撃たれていた。逃走する犯人が発砲してくる中で山村だけは何故か銃弾を恐れることなく犯人に対して向かって行く。銃弾の装填数が数えていて無駄弾を撃たれているだけかと思った。ゴリは山さんに無理しないでくれというが、山さんには力がないと当たらないとする自信が有ったようだ。冒頭で3人の男に銃弾を当てたあの精度はどう説明するって感じだけど・・改造モデルガンが使用されていた。既にそういう銃が市場に出回っているようで、また同じものだと語っている。先日の暴力団の抗争に使われた改造モデルガンが3丁。銃の密造組織が有るのだろうと。モデルガンと言えば寧ろ若いマニアとか技術者マニアがいるだろうことで、聞き込みしていく。旋盤の技術を持つ男を捜す為に山村は、更生している技術者の石川弘から話を聞く。何か言いたげだったけど、言えない感じだった。でも山村のことを信頼しているのもまた事実。そうしている間に石川はバイクにはねられて陸橋から落ちて殺される。病院に運ばれた時はまだ生きて居たようで、「嘘をついていて済まない」と山村に言っていたようだ。タイヤ痕から一輪のバイクによって轢かれたことは明らか。石川のアパートを捜索するが、昔からモデルガンマニアだった彼の家には一つもない。しかし写真と手紙、そして20万円もいるダイヤを買っているとテキサスが見つける。現場からは鉄粉が有り鑑識に回した結果、働いている場所とは違うところのものだと判明。写真の女性はラ・マンチャという所で働いているホステスの女。その女性に話を聞くと川田五郎に頼まれてアパートに送ったことがあるという。三ヶ月前のこと。川田はスナック"百合子"のマスターをしている。そのスナックに行くと外にはバイクが駐まっていた。川田と石川の関係は同じ鑑別所にいたこと。知らない奴だとして最初は知らない素振りを見せていた川田。友達に奢ると法に触れるのか?として徐々に矛盾する発言を始める。山村はそのことに気がついていた。しかし決定的な証拠がなく相手もそれを見透かしてくる。スナックを張り込み。いつものように安っぽい張り込みで誰が見てもバレルだろうと小一時間。川田は色んな若者と接触するが、その度に山村が邪魔して入る。一緒に捜査していたゴリもテキサスも山村の行動には不可解だと感じていたが、後に発覚するが山村は他に被害者を出さず、悪の道に引きずり込まないようにしていたようだ。その後山村と川田の尾行での駆け引きは長い尺がとって有ったね。電車で巻かれたかと思ったけどちゃんとそこには彼(山村)がいる。しかし川田もまた頭を使い、刑事に暴行されたとして突然頭をぶつけて狂言を言い出すもそれをまたマスコミが適当なことを書く。本当に昔から使えないマスコミだね。「刑事尾行の末、暴力を振るう。捜査上の暴行問題に・・」マスコミは川田の経歴を調べたのか?山村の功績を見たのか?テキサスやゴリは川田が接触していたガンマニアの若者たちから話を聞いていた。ボスは出回っている銃は殺傷力は一人前だが照準は正確ではなく、また暴発の危険性が高いものだとしていた。川田に繋がっているボスから連絡が入る。刑事に尾行されていること。そんな状況の中、川田のことを殺人の共犯で逮捕して取り調べを行うことになる。川田は自分はただのスカウト係だとして、マニアは少年が多いこと。川田に対してお前はそこまで悪い奴ではない事を告げお前のボスは殺しにくることを語る。逮捕する前に銃弾を撃たれたが、狙ったのは俺ではなくお前だと語る。テキサスが川田の変わりに服を着てヘルメットを被ってバイクで走行。その様子を尾行しながら川田にも見せていた。テキサスが銃で狙われる中、晴海方面に向かっていることが分かる。昔のドラマらしくアクションシーンは誰も人が居ない場所で不自然に行われていた。山村は襲ってきたヤクザが銃を持っていたが、無防備な状態で山村は銃を向ける彼に近づいていく。射程圏内に入った際にヤクザが銃を発砲するが暴発。弾が前に出ることだってあるのにまた都合が良いな。そしてヤクザが少年を頼るな(笑)自分で改造銃くらい作れ。石川の実家が青森だということで、山村は休暇を取って彼の遺体を運ぶことにするが、ボスの計らいで出張扱いにしてもらった。
藤堂俊介 …… 石原裕次郎 (七曲署・一係のボス、係長)
山村精一 …… 露口茂 (山さん)
石塚誠 …… 竜雷太 (ゴリさん)
島公之 …… 小野寺昭 (殿下)
野崎太郎 …… 下川辰平 (長さん)
三上順 …… 勝野洋 (矢追町派出所から異動、テキサス)
川田五郎 …… 剛達人 (スナック「百合子」のマスター)
石川弘 …… 千葉裕 (17歳、旋盤工、)
医師 …… 水谷悟一
改造モデルガン …… 戸塚孝 (3人の男を射殺)
写真の女 …… 愛田純 (「ラ・マンチャ」のホステス)
愛人 …… 藤山律子 (五郎の愛人)
秀原 …… 松原光二 (銃の密造)
竹田寿郎、戸塚孝、西内章、新井一夫、森下明、永野和彦
https://itawind.web.fc2.com/1970/taiyou/taiyounihoero147.htm
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「太陽にほえろ!」第147話 追跡!拳銃市場 手抜き編
 2015-06-12 09:51:49 テーマ:太陽にほえろ!
 改造モデルガンが出回っている。山さんは、鑑別所出の17歳の少年、広志を訪ねる。広志はガンマニアだった。広志にガンマニアの仲間で、旋盤の技術や改造モデルガンを造れそうな技術をもっている者はいないかと尋ねる。広志は「知らない」と答える。その夜、広志はオートバイにはねられ、死亡する。亡くなる直前、広志は「山村刑事に嘘をついて、すまなかった」と最期の言葉を残す。捜査の過程で、広志はバーのマスター川田と繋がりがあったことが判る。山さんは、川田が改造モデルガン密造組織と繋がりがあると睨む…。
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 この話は、いつもとは違う熱い山さんが見られました。山さんは川田を執拗に尾行して、川田の狂言により暴行犯として新聞報道されてしまう。一見、山さんは感情的に動いているように見えるのですが、実は第2の広志を出さないために、川田の広志の後釜探しを妨害していたんですね。川田を演じていたのは、今は芸能レポーター(最近お見かけしませんが)の剛たつひとさんでした。(当時の芸名は剛達人)剛さんは、竜雷太さん主演ドラマ「これが青春だ」に生徒役で出演されてたんですね?この話では、ゴリさんと容疑者として共演していた訳ですねぇ。追記…剛たつひとさんは、現在、舞台活動をされているようです。アメーバブログを書いておられます。
 https://ameblo.jp/risounohana/entry-12480574769.html
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太陽にほえろ! 第147話「追跡! 拳銃市場」
2016-12-08 01:13:35 テーマ:テキサス編
第147話「追跡! 拳銃市場」
■ストーリー■
街を歩いている3人組の暴力団構成員が、1人の男(戸塚孝さん)に拳銃で撃たれる事件が発生した。
男は逃走し、資材置き場に籠城した。
警官と山村、野崎、石塚、三上が到着した。
男は発砲して抵抗したが、山村に接近されて追い詰められ、野崎と三上により逮捕された。
拳銃は改造モデルガンで、よほど接近しないと命中しないようになっていた。
男は取調べ中、目つきが気に入らないから撃ったと供述し、モデルガンを改造して拳銃を自作したと断固に主張した。
山村は背後に強力な拳銃密造組織があると推測していた。
先月以来、暴力団抗争に使われる改造モデルガンは今回の事件で3丁目だったが、いずれも入手経路が不明だった。
拳銃の威力は、至近距離から撃てば、厚さ3mの板を貫通する強力なものだった。
山村はかつて自分が更生させ、今は旋盤工として働いている石川弘(17歳)(千葉裕さん)のもとを尋ねていた。
石川は山村に、旋盤工に拳銃を密造している者や暴力団関係者について尋ねられたが、知らない素振りを見せた。
石川は山村に、恋人ができたことを伝えた。
石川は夜の帰り道、背後から突然に現れたオートバイに轢かれ、橋から転落し、橋の下の道路を走行していたトラックに轢かれた。
山村は病院に急行したが、石川は病院に搬送された時点で、出血多量により死亡していた。
医師(永谷悟一さん)は、石川が死に際に「山村に嘘を吐いてすまない」と言っていたことを伝えた。
山村は石川の死亡現場に駆けつけた。
石塚は、付近の人々が悲鳴とオートバイの爆音を目撃していたことを報告した。
山村は石川を橋から転落させて殺害することが計画だったと断定し、石川の部屋に直行した。
山村と三上は石川の部屋を捜索していた。
山村は石川がモデルガンのマニアであるのに、部屋にモデルガンがないことを不審に思った。
山村は机の引出しから石川の恋人の浜村信江(愛田純さん)の写真を、三上は戸棚の服の中から宝石店の領収書を発見した。
石川は20万円のダイヤモンドの指輪を購入していた。
三上は山村の指令で、石川の服に付着していた鉄粉を鑑識に届けた。
山村は、鑑別所出身で、ガンマニアの上に旋盤の技術がある石川が、拳銃密造組織に引きずり込まれたと推理していた。
鑑識の検査の結果、石川の服に付着していた鉄粉は石川の町工場のものではなく、改造モデルガンの銃身に使われている鉄パイプと同じ材質のものであるということが判明した。
山村は石川を助けられなかったことで感情を高ぶらせていた。
信江は「ラ・マンチャ」の従業員であった。
3ヶ月前、河田吾郎という常連客が店に石川を連れており、信江は河田に依頼され、泥酔した石川を送迎していた。
河田はスナック「百合子」のマスターだった。
山村と三上はスナック「百合子」を訪れたが、停めてあったオートバイの前輪のスポークが1本破損していた。
山村と三上は河田(剛達人さん)と接触した。
河田はオートバイを電柱にぶつけたことと、石川とは工場の友達に連れられて「百合子」に食事に来ただけの仲であるということを話した。
山村は河田が石川を飲みに連れて行ったこと、河田が石川との付き合いはないと言ったのに、友達と言い換えたのを不審に思っていた。
河田は石川とは同じ鑑別所の出身だった。
河田は山村を挑発したが、なぜ石川を殺害したのかとストレートに質問された。
河田は激怒し、名誉棄損で告訴しようとしていたが、山村も河田を、証拠が見つかり次第に殺人と拳銃密造容疑で逮捕しようとしていた。
三上は山村の様子を疑問に思っていた。
山村と石塚と三上はオートバイで出発する河田をを尾行した。
河田はオートバイを降り、陸橋の上で一人の少年と接触していたが、山村が河田に接近していた。
河田は少年から離れ、オートバイに乗るふりをして、近づいたタクシーに乗った。
河田はデパート屋上の遊園地で別の少年と接触していた。
山村が張り込み中の石塚のもとに現れた。
山村は石塚に少年の尾行を依頼し、河田の尾行を自分に任せるように伝えた。
河田は山村が接近したため、青年のもとを離れた。
河田は山村をまくために逃走して地下鉄に乗ったが、山村も同じ地下鉄に乗っていた。
山村は河田を尾行し続けた。
河田は一旦交差点の信号で山村をまき、電話をしようとしていたが、近くに山村がいた。
河田はわざと公衆電話に頭を打って流血させ、110番通報を行い、山村に傷害の冤罪をかけようとしていた。
山村の捜査上の暴力行為が新聞にて報道されてしまった。
三上が尾行した少年は、石川と同じ旋盤工で、ゲームセンターのガンコーナーで河田に声をかけられて以来の仲であった。
石塚が尾行した少年は、鉄工所で勤務する少年で、河田とはモデルガンの店で知り合っていた。
河田は石川の後釜を探していると推察された。
山村が河田に顔を出して尾行したのは、少年を救出し、拳銃密造組織の謎を解くためだった。
野崎と三上は河田を刺激することに反対したが、山村は第二の石川を生み出さないために以降も河田を刺激するつもりだった。
藤堂は山村の捜査を承諾した。
河田は「百合子」の2階で愛人の百合子(藤山律子さん)と待機していたが、拳銃密造組織の首領の出原(松原光二さん)から後釜を探すようにという内容の電話がかかった。
河田は出原に、刑事に付きまとわれて身動きが取れなかったが、刑事を追っ払ったと説明した。
河田は外に刑事がいないことを確認し、外出しようとしたが、店の1階に山村が居座っていた。
山村は河田と公園にて、改造拳銃の密造工場について話そうとしたが、突然トイレに潜んでいた殺し屋が河田を狙って発砲してきた。
山村は殺し屋を拳銃密造組織の一員と考え、河田を殺人未遂の共犯として逮捕した。
山村は河田を取り調べ、河田の仕事が組織のスカウト係で、モデルガンマニアが多い少年を選んだこと、石川を金と女性で誘惑し、拳銃密造の仕事に引きずり込んだことを突きつけた。
山村は河田をそれほどの悪者でないと考え、石川が警察に嗅ぎつけられたために、河田に石川の殺害を頼んだ者が拳銃密造に少年を使うアイディアを考えたと推理していた。
山村は、拳銃密造組織の首領が河田を狙っていると言って、死にたくなければ首領の名前を言うように迫った。
野崎と石塚と三上は、河田が発砲された公園の現場検証を行っていた。
殺し屋が発砲してきたトイレの中からは、木が邪魔で山村の姿がよく見えないため、殺し屋の狙いは河田と断定された。
山村は河田にも石川の二の舞にさせたくないと思っていた。
三上は山村を誤解していたことを謝罪した。
三上は拘留中の河田からジャンバーを剥ぎ取り、河田の格好をしてオートバイを走行させた。
拳銃密造組織の自動車が三上のオートバイを尾行していた。
三上は矢追町から晴海に向かっていた。
山村と野崎は河田を連れて、三上のもとに向かった。
三上は空き地に拳銃密造組織の車を誘い出した。
三上のオートバイは横転してしまった。
野崎と石塚と島は拳銃密造組織の車を追い詰め、一員を逮捕した。
拳銃密造組織は河田の殺害後にアジトを引き払おうと計画していたが、山村たちが密造工場に突入した。
山村は、工場の外にある廃車置き場まで逃走する出原を追跡した。
山村は出原に拳銃で脅迫されたが、逆に挑発し、接近した。
出原が拳銃の引金を引いた瞬間、拳銃が暴発して銃身が吹き飛んだ。
出原は死亡した。
山村は石川の遺骨を故郷の青森に届けるために、藤堂に休暇を要請し、承諾を貰った。
■メモ■
*「太陽」でたびたび登場する拳銃密造組織が初登場。その後も「テキサスは死なず!」や「ゴリラ」に登場する。
*今回の密造拳銃は「照準が決まらず、高い殺傷力を持ち、暴発の危険性もある」という非常に危険な代物。ここも「テキサスは死なず!」を思い出す。
*「タレ込み屋」に続き、山村の関係者が犠牲になってしまう。一見山さんは感情的になっていると思われたが、終始冷静に行動していた。
*今回は山さんと河田(剛達人氏)の持久戦がメイン。山さんは相手がどんなに冷酷であろうと、命を狙われた者を守ろうとする正義感がある。また、相手がどんな脅迫をしようが捜査の手を緩めない。
*拳銃密造組織の首領の出原は拳銃の暴発による死亡。自分たちの作ってきたものの恐ろしさを自分が体験するハメになった。
*元々は西山署長が登場する予定だった。
キャスト、スタッフ(敬称略)
藤堂俊介:石原裕次郎
三上順:勝野洋
島公之:小野寺昭
野崎太郎:下川辰平
河田吾郎:剛達人(現:剛たつひと)
出原:松原光二、百合子:藤山律子、石川弘:千葉裕
浜村信江:愛田純、医師:永谷悟一、竹田寿郎、拳銃発砲犯:戸塚孝
西内章、暴力団構成員:新井一夫、暴力団構成員:森下明、永野和彦
石塚誠:竜雷太
山村精一:露口茂
脚本:田波靖男、四十物光男、小川英
監督:児玉進
#太陽にほえろ#山さん主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12226667611.html
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2021-12-06 01:16:51
テーマ:スコッチ復帰編
第405話「時効」通算第615回目
放映日:1980/5/9
■ストーリー■
上原文彦(石田太郎さん)という男が山村と会うために七曲署を訪れ、直子しかいない一係室に入った。
山村と野崎と石塚と岩城と五代が一係室に戻って来た。
山村は上原を、小料理屋「仙海」に連れ出した。
野崎は上原の顔に見覚えがあった。
「仙海」はカウンターの席が満員で、座敷席にも予約が入っていたが、その客が断っていた。
「仙海」の女将(藤江リカさん)は山村と上原を、座敷席に案内した。
野崎は石塚と岩城と五代とおでん屋で酒を飲んでいる最中、上原のことが気になっていた。
野崎は岩城から、上原が直子に自分の名前を名乗っていたことを聞き、上原のことを思い出した。
上原は7年前(1973年頃)、山村に逮捕された金庫破りだったが、犯人である確証が出ず、起訴されていなかった。
上原の事件は7年前の5月3日に発生しており、既に時効が成立していた。
既に上原を逮捕することも起訴することもできなかった。
山村は上原に、時効が成立し、不起訴となったことを知らせる紙を手渡した。
7年前の事件は城東信用金庫田谷支店の金庫が破られ、300万円が強奪されたというものだった。
この金庫はタイムロック式金庫で、決められた時間が来ないと絶対に開かず、どんな金庫破りでも手が出せないと言われる金庫だった。
山村は上原の笑った表情に対し、昨日に朝から夜までずっと信用金庫の周囲をうろうろし、警察とマスコミの騒ぎを見物していた、嬉しそうな表情と似ていることを指摘した。
上原は刑事に声を掛けられ、逃走したために緊急逮捕されていた。
山村は上原の手口を全て見抜いていた。
タイムロック式金庫には万一の突発事故に備え、ドリルチャートポイントという、全ての仕掛けを外す唯一のポイントが作られていた。
ドリルチャートポイントを外から貫通させれば、金庫を開錠させることが可能だった。
上原は自分が金庫とは無関係に15年間、大釜一筋にやってきた職人であると主張し、どうやってドリルチャートポイントを見つけ出したのかと質問した。
山村は上原を釈放し、自分の負けを認めたが、上原に対し、犯人であると言い放った。
上原は特殊鋼の大釜の視認できないような傷や内部のひび割れまで、叩いた音で見つけ出す特殊技術を持っており、唯一の誇りとしていた。
しかし、上原が勤務していた会社は新しい機械を導入し、上原のような勘に頼る熟練工を人員整理していた。
上原は大金庫のドリルチャートポイントを音一つで探し当てたのは、世間への復讐のためだったが、強奪した300万円を全額、銀行の郵便受けに戻していた。
桑田正巳(小倉雄三さん)が店内に入ったが、満席であることを知り、立ち去った。
上原は真犯人が自分であると正直に自白した。
山村は藤堂に、理由を言わず、3日間の休暇をとった。
岩城と五代は藤堂に、上原が山村のことを訪ねてきたことを報告した。
山村は7年前の上原の事件の書類を借り出しており、事件の再調査と、上原が海外旅行に行っているかを確認するためだった。
犯人が海外旅行に行っていた場合、その期間は時効が停止するため、万一時効が完成していなければ、まだ起訴することが可能だった。
捜査員は7年前の金庫破り事件の再捜査を開始した。
上原はパチンコ屋「東辞苑」にて、槌を使い、パチンコ台の盤面の釘の手入れをしていたが、山村に見られていた。
五代は上原が山村を嘲笑うために名乗り出てきたものと思っており、憤慨していた。
上原は偽名を使い、福島に住んでいたが、時効成立直後、初めて本名で住民票を提出し、東京に戻っていた。
山村は、時効成立の日を最も待ち望んでいるのは上原本人であると考えていた。
上原は強奪した300万円を全額返却しており、民事の事件も不成立となった。
山村は7年前、上原を起訴できなかったことに責任を感じており、3日の休暇が終わったことから、七曲署に戻った。
上原は7年間、何も事件を起こさず、海外にも行ってなかったため、時効が成立した。
山村は迷惑をかけてしまったと思い、謝罪した。
一係室に、矢追信用金庫新宿支店にて金庫破り事件が発生したという通報が入り、捜査員が出動した。
今回の事件では、警備員2名が店内の巡回中に犯人に襲撃され、1人が即死し、1人が重傷を負っていた。
重傷の警備員は犯人が1人だったと証言していた。
信用金庫の支店長(小笠原弘さん)は山村と島に、被害金額が6000万円であったと報告した。
金庫はタイムロック式で、朝の午前9時になるまでは、金庫の鍵を管理する支店長でさえ、開錠が不可能だった。
金庫には全く傷が付いていなかった。
山村は金庫の扉に極小の穴が開いているのを発見した。
床にはドリルで穴を開けた際の金属粉末が落ちており、それを接着剤で穴に埋め込んでいた。
事件の手口は7年前の上原の手口と同一だった。
上原は特殊鋼の高圧窯を製造する工場で15年間、無遅刻無欠勤で勤勉に働いており、鍵一つでドリルチャートポイントを探し当てていた。
人工水晶を製造する高圧窯では、どんな小さな傷もない完璧な窯が要求されるものであり、鍵一つでその傷を見つけ出せるのは上原しかいなかった。
タイムロック式の金庫を破れるのは上原しかいないとみられた。
山村と岩城はアパートの上原宅を訪れた。
上原宅は整理整頓されていた。
上原は事件発生の午前4時、何をしていたかを質問され、一人暮らしの上に深夜の仕事であるため、朝早くには信用金庫に行けないと答え、証人がいないことを強調した。
滝と五代は逃走する、元金庫破りのスリ(東条きよしさん)を追跡した。
スリは車道を強引に突破し、五代から逃走したが、路地裏でタバコを一服しようとしたところを滝に発見された。
スリは無実を主張したが、滝にポケットの中身を出すように求められ、ポケットから財布を取り出した。
スリは金庫破りを昔にやめたことを伝えたが、スリに関しては否認した。
岩城は山村と別れた直後、上原宅の下のアパートの住人(木下ゆず子さん)に話しかけられた。
住人は岩城に、上原がアパートに引っ越してから1日も欠かさず、朝の午前6時頃に帰宅することを証言した。
住人は上原がどんな仕事をしているのかと思い、不安になっていた。
山村は閉店間際の「仙海」を訪れ、女将に、山村が来た4日前の晩、座敷に座った客を思い出すように頼んだ。
女将は山村と上原が話している時、桑田が店を訪れたこと、山村が立ち去った後にも座敷で酒を飲んでいたことを話した。
桑田は山村と上原が会った前日にも座敷の席で酒を飲んでいた。
山村は女将から、座敷の予約取り消しをしたのは、常連客の浜口であることを聞き出した。
浜口は座って飲まないと落ち着かないという理由で、「仙海」ではいつも座敷に座っていた。
山村は浜口(福岡正剛さん)と面会し、予約取り消しの理由を尋ねた。
浜口は知り合いの女性と「仙海」で何度か落ち合ったのを夫人に誤解され、夫人に東都探偵社に調査を依頼されており、当分の間、「仙海」に立ち寄れなかった。
雨の夜、上原はサウナに入って行った。
山村は、クラブから出た桑田を尾行した。
滝はビルに入っていく金庫破り(沢りつおさん)を発見し、追跡した。
金庫破りはビルの一室に侵入し、金庫をこじ開けようとしたが、七つ道具を取り出したところで滝に叩きのめされ、拳銃を突き付けられた。
翌朝の午前5時30分、岩城と五代は上原がサウナから出ないことを不審に思い、サウナに入った。
上原は張り込みに気付き、裏口から抜け出していた。
岩城と五代は住人から、上原が今日も午前6時に帰宅していることを聞いた。
石塚は東都探偵社を張り込み中の山村に合流した。
滝が逮捕した金庫破りはドリルチャートポイントどころか、バーナーで焼き切るしか能のない男で、信用金庫の事件とは無関係だった。
石塚は桑田が、約2年前(1978年頃)、矢追信用金庫新宿支店で運転手として勤務していたことを突き止め、山村に報告した。
桑田は信用金庫の内部事情に詳しいが、普通の運転手であるため、ドリルチャートポイントを知っているはずがないと推理された。
山村は桑田がタイムロック式金庫をどこで設計したかについては知っていてもおかしくないことに気付いた。
桑田は浜口の素行調査を担当しており、「仙海」の座敷に盗聴カセットを設置した疑惑が出てきた。
桑田は2度、座敷に上がっており、1度目は設置に来て、2度目は回収に来たものと推測された。
しかし、決定的証拠が無く、上原の事件と同一だった。
石塚と滝は桑田のマンションを張り込むことにした。
山村は矢追信用金庫のタイムロック式金庫を製造した金庫会社を訪れ、社長(矢田稔さん)から話を聞いた。
社長はドリルチャートポイントが極秘事項であるため、タイムロック式金庫の設計図を他人に話し、説明することが絶対にないと述べた。
社長は会社の金庫にタイムロック式金庫の設計図を収蔵していたが、設計図が封筒に入っていたはずなのに、入れずにそのまま金庫に収蔵されていたことを不審に思った。
山村は何者かが金庫を開錠し、設計図に触れたか、もしくは写真を撮影したのではないかと推理した。
設計図を収蔵した金庫は普通のダイヤル式金庫だった。
山村は、滝が逮捕した金庫破りを取り調べた。
金庫破りは自分が金庫破りの中ではチンピラのような存在であると自覚しており、他の金庫破りについては知らないと伝えた。
金庫破りがかつて組んでいた、若山のとっつぁんであれば、ダイヤル式金庫を容易に開けることが可能だった。
金庫破りはちょっと前に若山と会い、珍しく酒をおごってもらえたことを自供した。
山村はおでん屋の屋台で酒を飲んでいる若山(大村千吉さん)を発見した。
若山は桑田に依頼され、金庫会社の金庫を破り、設計図を取り出していた。
岩城と五代は東辞苑で作業中の上原に、毎日午前6時まで何をしているのかを尋ねた。
上原はパチンコの玉が直径11ミリの摩滅しやすい遡球を使っていること、真球と呼ばれる本当に丸い玉を使えば、弾く力と釘の加減で玉が必ず同じ道を通ってしまうことを説明した。
上原は世の中、真球みたいに真面目な人間ばかりだけでは面白くなく、粗悪球のようなくだらない人間もいるが、そういう粗悪球だってそれなりに一生懸命生きていると説いた。
山村は上原を理解していた。
山村は桑田の逮捕状を持って、桑田のマンションを張り込み中の石塚と島と合流した。
山村と石塚と島は桑田宅に突入したが、桑田が不在だった。
桑田が捜査員のマークを承知の上で、危険を冒すのを覚悟のうえで外出するのは、上原を身代わりの犯人に仕立てた上で抹殺するためだった。
東辞苑を張り込み中の岩城と五代が無線連絡を受けた直後、東辞苑が営業を終了した。
上原は、隣の店と共同の化粧室から、裏口に出ていた。
岩城と五代は上原を見失ってしまったが、山村から矢追公園に急行するように命令された。
上原は早朝、密かに矢追公園の清掃や公衆便所の掃除をしていた。
桑田が公園に現れ、上原を絞殺しようとしたが、山村と石塚と岩城と五代に取り押さえられ、格闘の末に強盗殺人並びに殺人未遂の現行犯で逮捕された。
桑田は金庫の設計図を撮影したフィルムのネガを上原に持たせ、殺害するつもりだった。
上原は7年前に山村に、「自分だけが上原を犯人と知っている」と言われたことが応え、福島でもずっと公園の掃除を欠かさなかった。
上原は勘も自分の立派な才能だと思っており、いくら世の中に立腹したとしてもそれを犯罪に使った自分を恥ずかしく思い、償いをしないではいられなくなっていた。
上原は山村に会いに行った時、本当はお礼を言いたかった、おかげで二度と犯罪をしなくて済んだという真意を告白した。
山村は上原の事件で、人間1人を逮捕することがどんなに大変なことを痛感しており、上原のおかげで今の自分があるといつも思っていることを打ち明け、上原に感謝した。
東京地方裁判所にて、上原の罪は強盗罪に該当するが、公訴時効が完成しているため、刑事訴訟法第337条4号を適用し、免訴とするという判決が下った。
■メモ■
*冒頭、ナーコしかいない一係室。
*飲み屋の女将がぴったり似合う藤江氏。
*結局、金庫を破った以外は何もしておらず、強奪した金も全額返却していた上原。尋問されても常に冷静に対応している。
*ドリルチャートポイントやパチンコ屋の球の仕組みなど、専門的な台詞が多いのが面白い。
*犯行を認めないスリに、最近の金庫破りの情報を話せば考えてやるとソフトに言ったり、スニーカーに対し、後でコーヒーと言うスコッチ。だんだん軟化していることがよく分かる。スニーカーは「コーヒー? 俺だって命を懸けているんだよな」と反発気味だったが。
*大村氏は今回が『太陽』最後の出演。
*個人的にこの話、かなり好きな作品で、深くて面白いのだが、その感想を詳細に文章で書くのが難しい。
*今回の次回予告に、誤って「島刑事よ、さようなら」の1シーンが挿入されてしまっている。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
滝隆一:沖雅也
岩城創:木之元亮
五代潤:山下真司
松原直子:友直子
上原文彦:石田太郎
「仙海」女将:藤江リカ、金庫会社社長:矢田稔、浜口:福岡正剛
桑田正巳:小倉雄三、アパート住人:木下ゆず子、元金庫破りのスリ:東条きよし
矢追信用金庫新宿支店長:小笠原弘、金庫破り:沢りつお、若山のとっつぁん:大村千吉、升本泰造
石塚誠:竜雷太
島公之:小野寺昭
野崎太郎:下川辰平
山村精一:露口茂
脚本:四十物光男、小川英
監督:児玉進
#太陽にほえろ#山さん主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12714130075.html
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太陽にほえろ! 第694話「出口のない迷路」
2018-06-01 20:59:38 テーマ:ボス欠場編
第694話「出口のない迷路」通算第388回目
■ストーリー■
尾島和久(井上高志さん)は石上金融の石上社長(江藤漢さん)にアパートの階段から突き飛ばされ、右足を負傷した。
夫人の尾島幸子(永島暎子さん)と娘の尾島ひとみ(宮原永海さん)が尾島の悲鳴を聞いて駆けつけたが、石上に尾島が軽傷であるため、救急車を呼ぶように頼まれた。
西條と水木は藤堂から、尾島の殺人未遂事件の連絡を受け、病院に急行した。
救急車内で尾島と江上が口論しているのを、係員が聞いていた。
西條は昔、学生時代の友人がやっていた同人雑誌「嵐」で、同名の作家の小説「出口のない迷路」を読んだことがあったため、尾島の名前を知っていた。
「出口のない迷路」は、何をやってもうまくいかない不運の見本市のような男が主人公で、結局最後まで救いがないまま終わってしまう、変に忘れられない内容だった。
西條と水木は東都中央病院に到着したが、受付やホールに職員が不在だった。
西條と水木は、尾島の検査血液のラベルの名前を書いていた、看護婦の恭子(高木美保さん)から尾島についての話を聞こうとした。
看護婦の小山内佐和子(千葉裕子さん)が現れ、恭子に、交通事故の患者の竹下貞男の検査血液を手渡した。
小山内は当直が少ない日に限り、尾島と竹下の緊急手術が重なることを嘆いていた。
尾島は検査待ちの間、処置室で待機している状態で、膝の骨折が酷かったが、簡易的な手術が執刀されることになっていた。
西條と水木は緊急処置室から出ていく石上を目撃した後、緊急処置室の尾島に事情聴取した。
尾島は階段から突き落とされたのは間違いであり、かなり前から被害妄想気味なところがあると述べた。
尾島は自分で足を滑らせ、階段から転落したと主張し、石上の身元を明かした。
西條は尾島に、同人雑誌「嵐」で「出口のない迷路」を読んだことがあることを伝えた。
尾島は今でも迷路を迷いっぱなしの状態であると嘆いたが、西條に後は上がるだけではないかと激励された。
西條は尾島が石上に脅迫されたと推測していたが、その直後、病院が停電した。
西條は病院が自家発電装置を備えているために安心していたが、停電状態が止まらなかった。
西條は地下2階の停電装置を確認しに行く恭子と同行し、自家発電装置を作動させた。
恭子は手術がこれから開始される予定だったため、安堵していた。
西條は不運の塊のような尾島の手術が気になったため、病院に居残ることにした。
水木は、ひとみのために帰宅する幸子に、石上についてそれとなく尋ねた。
幸子は尾島が石上から借りていた金の具体的な金額を知らず、尾島がアパートの階段の上で石上と口論している際、自分から階段を滑り落ちたことを強調した。
水木は幸子の開き直ったような態度に違和感を覚えていた。
西條は看護婦が2000ccの輸血用血液を携えながら手術室に駆けつけるのを目撃し、膝の骨折手術にしては血液が多すぎることを不審に思った。
尾島の執刀医(兼田晴臣さん)が西條と水木に、幸子に大至急連絡し、病院に戻るように伝えるように頼んできた。
西條は執刀医の血塗れの手袋を見て、輸血用血液を何の用途に使用したのかを尋問しようとした。
尾島は膝から大量に出血し、間もなく死亡してしまった。
尾島の執刀医は尾島の死因、出血多量の原因について何も答えず、竹下の手術の執刀を開始した。
西條はただの不運ではないと直感した。
幸子がひとみを連れ、病院を訪れた。
井川が竹下から話を聞くため、病院に赴いていた。
竹下は理由もなくオートバイに轢かれたと証言しており、手術が成功し一命を取り留めたが、血栓症の持病があり、危険な状態だった。
血栓症は、「血友病」という白血球の量が少なくなり、出血が止まらない病気の逆で、血管の中で血が固まり詰まりやすくなる病気だった。
血栓症は血液の凝固を防ぐ「ヘパリン」という薬品があるため、心配が少なかった。
竹下は事故ではなく、最初から自分を狙っていたと主張した。
竹下は工事現場付近を通って帰宅中、待ち伏せていたオートバイに轢き逃げされていた。
竹下は黒いオートバイで、黒いヘルメットと黒いライダースーツを着ていたことを証言した。
竹下の周囲の人物は全て、竹下の血栓症を知っていた。
西條は夜勤明けで、動揺した態度で通用口から出ていく恭子を覆面車に乗せ、話を聞いた。
西條は恭子の辛い感情と院長から口止めされている立場に同情していたが、看護婦と刑事も人の生命を助ける職業であり、人の死をいい加減に扱ってはいけないと説得した。
恭子は尾島の死因が出血死であることを認めた。
西條は尾島の大量出血の原因が、血栓症ではない尾島にヘパリンを投与したことであると推理し、停電の間に尾島と竹下の検査用血液のラベルがすり替わっていたことが明確であると思っていた。
恭子には事件の原因が分からなかった。
水木は緊急手術と停電が重なったため、見習い看護婦の恭子が間違えたのではないかと考えていた。
西條は恭子が間違えたのではなく、何者かが作為的に尾島を殺害するために仕組んだと直感していた。
澤村は業務上過失致死容疑で病院を強制捜査することを提案したが、島津に医学が聖域と呼ばれ、司法を含む部外者の介入を拒否し続けてきたと反論された。
西條は計画の目的が分からなかった。
藤堂は捜査員に、病院の管理責任を含め、西條の疑惑解明に全力を挙げるように命令した。
恭子がラベルを貼ったため、病院側では恭子のミスと判断されていた。
恭子は絶対に間違えていないと信じていたが、新人であることを理由に何も意見できなかった。
西條は恭子のミスではないと信じていた。
井川は石上金融にて、尾島の未決済の金額が5120万円であることを知った。
石上金融は大量の借金を抱えた尾島の死亡により、大損害を受けていた。
尾島は6年前(1980年頃)に小さな出版社を開業したが、増えたのは借金ばかりで、最終的に石上金融から金を借りていた。
石上は尾島に妻と娘がいたため、生命保険に加入していると思っていたが、尾島が加入していたのは傷害保険の500万円だけであったため、無担保で融資していた。
尾島の傷害保険は死亡した場合の特約で倍額としても、僅か1000万円となった。
井川は保険会社を全てチェックし、尾島に資産らしき物が全くなく、尾島が死亡して利益を得る者も、恨みを抱いている人間も皆無であるということを確認していた。
西條は帰宅した際、西條のアパートの前に駐車していた車の窓が、イタズラ少年のサッカーで植木鉢が落下したことにより、割れた事件に遭遇した。
車の割れた窓は保険で全額弁償されることとなり、子供のミスも適用範囲内だった。
西條はアパート大家の「ミスはミスで叱ればいい」という発言で、何かを閃いた。
西條は藤堂に、損害保険5社から、医療ミスの保険で1億円が支払われることを伝えた。
この保険は欧米では早い時期から発達していたが、日本では昭和48年(1973年)から導入していた。
この保険は元々、医師の救済制度として生まれた損害保険だったため、運営は医師協会に任されており、その最高額が1億円だった。
藤堂は捜査員に、証拠を固めるように指示した。
西條は東京都医学会館の遺児紛争処理委員会から出てきた幸子と対面した。
西條は示談が和解の方向で話が進められたと思っていた。
西條は幸子に、医療ミスによって支払われる医師賠償責任保険金のために尾島が殺害されたこと、債権者が返済能力の無い尾島から金を取る最後の手段が、この保険だったと推理していることを告げた。
西條は計画発案者の石上が、東都中央病院に尾島を入院させるため、階段から突き落としたことを証言するように懇願した。
幸子はそれでも尾島が自分から階段から突き落とされたと証言を変えなかった。
西條は幸子の証言によっては保険金が下りないが、尾島を殺害した犯人を逮捕できると訴えた。
西條は尾島が、最後には幸子に裏切られた不運な男のように思えていた。
島津は調査から、幸子が稀に見る良妻であると考えていた。
幸子は出版社の経営がうまくいかなくなった頃から、近所の町工場の事務員として働き、生活費を稼いでいた。
西條宛に恭子から、看護婦の小山内がサラリーマン金融に数百万円の借金をしていること、小山内が今日無断欠勤をしているという電話が入った。
西條と島津は城南署管内にある小山内のアパートに直行した。
小山内は自宅内で死亡しており、城南署刑事(井上三千男さん)が既に捜査を開始していた。
小山内の死亡推定時刻は昨夜の午前1時前後であり、死因は毒入りのディナーセットを食べたことによるものだった。
小山内は週3日にディナーセットの契約をしており、月曜日、水曜日、金曜日の夕方に赤い容器で配達され、ドアの前に置かれることになっていた。
その気になれば毒物の混入が容易であり、貴重な証人を失ってしまった。
井川は黒いオートバイ「品川 42-15」を追跡していた。
黒いオートバイの運転手の小峰は階段を降りて逃走したが、駆けつけた島津を見て横転した。
小峰は井川と島津に取り調べられていたが、名前も分からない相手に、ただオートバイを1日貸しただけと供述した。
小峰は突然、口座に20万円振り込むため、オートバイを1日貸すようにという電話を受けていた。
小峰は所有物のオートバイが売っても10万円であるため、冗談であると思っていたが、翌日20万円が本当に振り込まれていた。
井川は小峰の供述が嘘とは思えなかった。
小峰が所属しているグループが会同しているスナックは、石上の秘書の黒木のマンションの前にあった。
小山内には直接石上と結びつく証拠が無かった。
小山内が金を借りていたサラリーマン金融と、石上金融とはお互いに金を融通する仲だった。
西條は石上の犯罪を立証できる唯一の証人として幸子を挙げ、真相を話さない本当の理由として金以外のものであると考察していた。
11年前(1975年頃)、尾島と文学少女だった幸子は同人雑誌を通じて知り合っていた。
8年前(1978年頃)、尾島は小説を書くことに没頭し、幸子はパートで生計を支えていた。
尾島はひとみの誕生と同時に、幸子と一緒に出版社「尾島出版」を開業していた。
しかし、尾島はいくら執筆しても小説が売れず、4年間経営していた出版社も倒産していた。
それでも尾島夫妻は仲が良かったが、1ヶ月前から周囲の眼にも明瞭な形で分かるほど、夫婦の仲が冷めていた。
西條は若井内科外科医院の若井院長(有馬昌彦さん)から、アパートでガス漏洩事件が発生し、尾島とひとみが死亡しかけたが、運よく幸子が早く帰宅し、大事になる前に発見したため、軽い中毒症状で済み、即日退院したという情報を入手した。
ガス漏洩事件はひとみを道連れにした尾島の無理心中の疑いが濃厚だった。
西條はひとみに接触したが、ひとみは刑事と口を聞かないように指示されていた。
ひとみは尾島が大切にしていた「月刊嵐」のことを記憶していたが、尾島と自分が退院したその晩、幸子が「嵐」を破いてしまったことを語った。
西條はひとみから、尾島が毎日何かを執筆し、ポストに入れたことを聞き出した。
西條は現代出版、流星文庫、白鳳社といった様々な出版社や印刷会社を調査し、文芸若葉の投稿欄に尾島の名前を発見した。
尾島は「迷路のなかで」という作品を投稿しており、第一席入選が確定していた。
令子は帰宅しようとするひとみを少しだけ引き止めた。
西條は幸子に「迷路のなかで」を手渡し、尾島がひとみとの自殺未遂事件の後、人生を変えようと苦しんでいたことを語った。
「出口のない迷路」の中の尾島は、自分を不幸な男と決めつけ、不運であることを楽しんでいた。
尾島はひとみとの心中にまで追い詰められ、幸子に同人雑誌を破かれ、初めてそのような自分に気付いていた。
幸子は尾島がいくら不運でも、いくら小説が売れなくても信じていたが、ひとみを殺害しようとした尾島を許せなかった。
幸子は尾島が死亡し、ひとみのために金を残してくれたと思っており、尾島が何を書こうと関係ないと言い捨てた。
西條は「迷路のなかで」について、本当に苦しみ、自分に出来ることなら何でもして生きていこうと決心した人間だけが書ける、第一席入選作の小説と評価した。
西條は幸子に、尾島が残したのは大金ではなく、「迷路のなかで」であると説得し、尾島宅を去って行った。
幸子は「迷路のなかで」を熟読して号泣し、尾島に思いを馳せた。
井川と西條は石上と黒木の前に現れ、石上に殺人及び殺人教唆容疑で逮捕すると宣言した。
幸子が、尾島を突き落としたのも、脅迫して口止めをしたのも石上であると証言していた。
石上は幸子に、証言を黙殺すれば、医師賠償責任保険金の7割で手を打つと発言していた。
石上は幸子の証言を信用できなかったが、西條に1億円を諦める大きな証言で、世間が金だけで動く連中ばかりでないと突きつけられた。
黒木には小山内を毒殺した容疑と、オートバイで竹下を轢いた容疑が残っていた。
黒木の愛用の手袋にはオイルの汚れが残っていた。
黒木は大金入りのアタッシェケースを投げて逃走したが、井川に逮捕された。
石上はアタッシェケースから零れた札に大喜びしたが、西條に逮捕された。
西條は幸子とひとみの元気な姿を見て去っていった。
石上と黒木が全面自供した。
東都中央病院は医師賠償責任保険金が下りなかったが、看護婦の管理責任を取り、多額の示談金が幸子に支払われることになった。
■メモ■
*サブタイトルは尾島の小説を表している。題名が非常に暗く、やりきれない内容が特徴。
*「停電のような話」の直後に病院が停電。
*永島氏と井上氏は「この街で-」でも共演している。そちらでは井上氏が永島氏演じる目撃者を殺害しようとする犯人役だった。
*不運の塊のようであり、信じられないほど不運な形(に偽装されて)死亡してしまう尾島。見る限り、一家心中を起こすまでは幸子の協力で、貧乏でも幸せに暮らしていたようだが…
*「ヘパリン」は「ロボは知っていた」にも事件の鍵として登場。
*尾島を不運な男と思うドックと、調査の結果から幸子を信じるデューク。
*事件はドックから「出口のない迷路」と比喩されるほど複雑怪奇なもの。
*強引に尾島の借金を返済するため、医療ミスに偽装した形で尾島を殺害し、医師賠償責任保険金を利用しようとした石上と黒木。尾島とは全く無関係な小峰、看護婦の小山内、血栓症患者の竹下を巧妙な形で利用し、立場の弱い恭子に責任を押し付け、口封じに小山内を殺害するなど、手口の悪質さ、巧妙さは「太陽」最悪クラス。
*ラスト、七曲署の予算で金一封が出ないことに憤慨し、「出口のない財布」と罵るドック。
*今回は久々な四十物氏の脚本。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
島津公一:金田賢一
澤村誠:又野誠治
水木悠:石原良純
岩城令子:長谷直美
尾島幸子:永島暎子
恭子:高木美保、尾島和久:井上高志
若井医師:有馬昌彦、古藤芳治、石上社長:江藤漢(現:江藤漢斉)
小山内佐和子:千葉裕子、中平良夫、尾島の執刀医:兼田晴臣、柏木隆太
奥山貴彦、吉田憲司、城南署刑事:井上三千男、森田浩平、尾島ひとみ:宮原永海
西條昭:神田正輝
井川利三:地井武男
撮影協力:横浜新都市脳神経外科病院
脚本:四十物光男、小川英
監督:鈴木一平
#太陽にほえろ#ドック主役編
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