4/27(土) ③ 過去の今日のドラマ作品だヨ(=^◇^=) | J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

過去の今日、『太陽にほえろ!』のどのエピソードが放送されたかを後悔なく公開するブログでしたが、
2023(令和五)年2月2日(木)曜日に突然、きまぐれに気が変わってしまい変更しました土佐ヨ(=^◇^=) 
いうことでどうか④⑥③⑨お願いしますm(__)m(__)m

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 ┃ 『刑事貴族』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━┛ 20:00~20:54
 ┌─――――――――─――――――――――――――――――――――┐
 |1990(平成二)年 4月27日(金) 第02話「その時、銃弾がワナを射抜いた」|
 └─―――――――――─―――――――――――――――――――――┘
   脚本・・・柏原寛司
   監督・・・木下亮
  ゲスト・・・片岡弘貴、にしきのあきら、遠藤憲一、秋間登、加地健太郎、斉藤暁
  視聴率・・・17.5% 
 http://en.wikipedia.org/wiki/Mil_M%C3%A1scaras
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%91%E4%BA%8B%E8%B2%B4%E6%97%8F
 ED前http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=23053
 ED後http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=4527
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『夏の不思議ミステリー 本当にあった怖い話』 ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 20:00~20:54
 ┌─―――――─――――――――――――――――――――――――――――┐
 |1992(平成四)年 4月27日(月) 第03回 第05話「幽霊と結婚した男 湖の幻影」 |
 └─――――――――─―――――――――――――――――――――――――┘
    脚本・・・江連卓
    演出・・・山口和彦 
   出演者・・・山下真司、増田恵子、可愛かずみ
 ┌─―――――─―――――――――――――――――――――┐
 |1992(平成四)年 4月27日(月) 第03回 第06話「呪われた婚約」 |
 └─――――――――─――――――――――――――――――┘
    脚本・・・今井詔二
    演出・・・山口和彦 
   出演者・・・松本伊代、羽賀研二、平泉成 
  制作会社・・・大映テレビ
 前期主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=6362
 後期主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=3936
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%80%96%E3%81%84%E8%A9%B1
 ┏━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『素顔のままで』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――─――――――――――――――――――――┐
 |1992(平成四)年 4月27日(月) STAGE.03 第一部「初めてのケンカ」 |
 └─―――――――――─―――――――――――――――――――┘
    視聴率・・・26.4%
  平均視聴率・・・26.4% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
     備考・・・ビリー・ジョエルの♪素顔のままで♪からヒントを得たものだヨ(=^◇^=)
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=1531
 挿入歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=40
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%A0%E9%A1%94%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%BE%E3%81%A7_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『警部補・古畑任三郎』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――─―――――――――――――――――┐
 |1994(平成六)年 4月27日(水) 第03回 第03話「笑える死体」 |
 └─―――――――――─――――――――――――――――┘
  犯人役(メインゲスト)・・・古手川祐子
          演出・・・河野圭太
          備考・・・唯一、解決編直前にCMが入らない
         視聴率・・・12.9%
       平均視聴率・・・14.2% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
          備考・・・番組ポスターのキャッチコピーは「殺人者は、後悔する」なお、偶然か意図的かは定かでないが、同じフジテレビ系列の番組『世にも奇妙な物語』に同名のエピソード「殺人者は後悔する」(1990.6.7放送)が存在するヨ(=^◇^=)
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『古畑任三郎』3rd season  ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――─―――――――――――――――――――――――――┐
 |1999(平成11)年 4月27日(火) 第03回 第30話「灰色の村(古畑、風邪をひく)」 |
 └─―――――――――─――――――――――――――――――――――――┘
  犯人役(メインゲスト)・・・松村達雄 岡八朗
          演出・・・河野圭太
          備考・・・OPでは岡八朗と二人でクレジットされている。あめくみちこが11回中浦たか子のマネージャー役に続き2回目のゲスト出演
         時系列・・・第32回の直後
         視聴率・・・22.1% 最低視聴率
       平均視聴率・・・25.1% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E7%95%91%E4%BB%BB%E4%B8%89%E9%83%8E
 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『週刊ストーリーランド』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛ 19:58~20:54
 ┌─――――――――――――――――┐第064話 「疑われた訪問者」
 |2000(平成12)年 4月27日(木) 第21回 |第065話 「龍のいけにえ」
 └─――――――――――――――――┘第066話 「天国からのビデオレター」
                    備考・・・・天国からのビデオレター(後に文庫化)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B1%E5%88%8A%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89
 ┏━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『弁護士のくず』 ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━━━┛22:00~22:54
 ┌─――――――――─―――――――――――――――┐
 |2006(平成18)年 4月27日(木) case.3「美人作家の盗作」|
 └─―――――――――─――――――――――――――┘
  原作タイトル・・・『シンデレラ大作戦』第1巻・Case8
     視聴率・・・11.2% 
   平均視聴率・・・12.74% ビデオリサーチ・関東地区調べ
      備考・・・本作は、松田優作主演の『探偵物語』のオマージュ的な色合いが非常に強く出た作品である。主人公の九頭元人(豊川悦司)が白いスーツにソフト帽で登場し、あからさまにわかるアドリブや、カメラ目線や台詞などが多数使われていた。また、九頭が所属する弁護士事務所と同じビルの4階に「工藤興信所」が入居していたヨ(=^◇^=)
 http://aisuru-yusaku.6.ql.bz/tanteisyousai.htm
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=40919
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%A3%AB%E3%81%AE%E3%81%8F%E3%81%9A
 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/7601/detective.html
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A2%E5%81%B5%E7%89%A9%E8%AA%9E
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『世にも奇妙な物語 秋の特別編』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 
 ┌─――――――――――――┐備考・・・2006年02回目
 |2006(平成18)年10月 2日(月)|特別編放送 第41回目
‡|2007(平成19)年 4月27日(金)|DVD発売 3990円 115分[4]
 └─――――――――――――┘特別編平均視聴率・・・16.0% ※1993年真夏の特別編から2013年秋の特別編現在
  第403話 特別編192話 「鏡子さん」
  第404話 特別編193話 「部長OL」
  第405話 特別編194話 「昨日公園」
  第406話 特別編195話 「猫が恩返し」
  第407話 特別編196話 「家族会議」
 http://yonikimo.com/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E3%81%AB%E3%82%82%E5%A5%87%E5%A6%99%E3%81%AA%E7%89%A9%E8%AA%9E_%E7%A7%8B%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%88%A5%E7%B7%A8_(2006%E5%B9%B4)
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓金曜ナイトドラマ
 ┃ 『帰ってきた時効警察』 ┃ テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛  23:15~24:10 
 ┌─―――――─――――――――――――――――――――――――┐
 |2007(平成19)年 4月27日(金) 第三話「えっ!? 真犯人は霧山くん!?」 |
 └─――――――――─―――――――――――――――――――――┘
    ゲスト・・・杉本彩  時効事件と時効ではない未解決事件を同時に取り扱っているヨ(=^◇^=)
     脚本・・・園子温
     演出・・・園子温
    視聴率・・・10.9% 最低視聴率
  平均視聴率・・・12.0% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
  駄洒落ED・・・今回はソノショ?ン監督の身もフタもない話でしたが
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-39873
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E5%8A%B9%E8%AD%A6%E5%AF%9F
 ┏━━━━━━━━━┓
 ┃ 『流星倶楽部』 ┃ABCラジオ
 ┗━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐
 |2005(平成17)年10月 8日(土)|放送開始
 |2007(平成19)年 9月末日(?)|放送終了
‡|2008(平成20)年 4月?日(?)|より、再放送
 |2008(平成20)年 9月27日(土)|『ABCミュージックパラダイス』の3時間再拡大に伴う
 └─――――――――――――┘平日深夜0時台番組の移動に伴いで一時中断
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%81%E6%98%9F%E5%80%B6%E6%A5%BD%E9%83%A8
 ┏━━━━━━━━━━┓NHK BS-hi 07:30~07:45
 ┃ 『ゲゲゲの女房』 ┃NHK BS-2 07:45~08:00
 ┗━━━━━━━━━━┛NHK総合TV 08:00~08:15
 ┌─―――――─――――――――――――――――――――┐
‡|2010(平成22)年 4月27日(火) 第05週 第026話「花と自転車」|
 └─――――――――─―――――――――――――――――┘
  NHK連続テレビ小説・・・82作品目
          著者・・・武良布枝 ※水木しげるの妻
          脚本・・・山本むつみ
          演出・・・渡邊良雄 
     週間最高視聴率・・・17.2%
       平均視聴率・・・18.6% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
       平均視聴率・・・15.9% 関西地区・ビデオリサーチ社調べ
          備考・・・この作品からNHK総合での放送が15分繰り上がり「8:00スタート」開始
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-42182
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=94247
 http://www.amazon.co.jp/dp/4408107271 http://www.amazon.co.jp/dp/4408550493
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%81%8C%E6%88%A6%E5%A0%B4%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%97%A5
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『三代目明智小五郎~今日も明智が殺される~』 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─―――─―――――――――――――――┐
‡|2010(平成22)年 4月27日(火) 第03話「生霊」|TBS 24:55~25:25
 |2010(平成22)年 4月29日(木) 第03話「生霊」|MBS 24:50~25:20
 └─――――――─――――――――――――┘
  脚本・・・溝井英一デービス
  演出・・・竹園元
    備考・・・関東広域圏 TBSテレビ 制作局、毎日放送(MBS)より2日先行放送
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BB%A3%E7%9B%AE%E6%98%8E%E6%99%BA%E5%B0%8F%E4%BA%94%E9%83%8E%E3%80%9C%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%82%82%E6%98%8E%E6%99%BA%E3%81%8C%E6%AE%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%9C
 ┏━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 水谷豊の今日の出来事 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐
 |2011(平成23)年 4月27日(水)|第139回直木賞候補にもなった荻原浩の家族小説
 └─――――――――――――┘『愛しの座敷わらし』の映画化と、主人公の高橋晃一役を演じることが発表された。監督は『相棒』シリーズの和泉聖治。映画への単独主演は1983年公開の『逃がれの街』以来29年ぶりとなる。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E8%B0%B7%E8%B1%8A#.E8.BF.91.E5.B9.B4.E3.81.AE.E6.B4.BB.E5.8B.95
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 水谷豊=杉下右京の今日の出来事 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐
 |2011(平成23)年?月?日(?)|第24回日本メガネベストドレッサー賞芸能界部門を受賞
‡|2011(平成23)年 4月27日(水)|第139回直木賞候補にもなった荻原浩の家族小説『愛しの座敷わらし』の映画化と、
 └─――――――――――――┘主人公の高橋晃一役を演じることが発表された。監督は『相棒』シリーズの和泉聖治。映画への単独主演は1983年公開の『逃がれの街』以来29年ぶりとなる。原作を気に入った水谷が和泉に映画化企画を打診し、快諾を得たことで実現した。撮影スタッフの大半は『相棒』チームで構成されており、「いつも通り」だったという[8]。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E8%B0%B7%E8%B1%8A#.E8.BF.91.E5.B9.B4.E3.81.AE.E6.B4.BB.E5.8B.95
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓金曜ナイトドラマ
 ┃ 『都市伝説の女』Part1 ┃ テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛  23:15~24:15
 ┌─―――――─―――――――――――――――――――――――――――――┐
 |2012(平成24)年 4月27日(金) 第3話「消えた花嫁…同じ顔の人に会うと死ぬ!?」|
 └─――――――――─――――――――――――――――――――――――――┘
     演出・・・星野和成 
    視聴率・・・10.0%
  平均視聴率・・・9.7% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-51580
  主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=129385
 OP歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=126790
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E5%B8%82%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E3%81%AE%E5%A5%B3
 ┏━━━━━━┓
 ┃『深夜食堂』┃
 ┗━━━━━━┛ビッグコミックススペシャル
‡2012(平成24)年04月27日(金) 第9巻 ISBN 978-4-091-84429-3
 主題歌①http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=86405
 主題歌②http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=122497
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B1%E5%A4%9C%E9%A3%9F%E5%A0%82

‡1973.04.27 第041話「ある日、女が燃えた」脚本・鎌田敏夫 監督・土屋統吾郎
 佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)の娯楽映画研究所
 https://note.com/toshiakis/n/nc06ccde2891b

■放映日■4月27日(金) 決定稿
第41話「ある日、女が燃えた」 
提供■三菱電機・資生堂・久保田鉄工・サッポロビール
制作■日本テレビ 東宝株式会社
 記者会見発表資料No.30
 日本テレビ 太陽にほえろ 台本3冊と記者会見発表資料の4冊セットとなります。
 昭和47年6月2日発表の物です。台本は
 第40話『帰って来た裏切者』改訂稿
 第41話『ある日、女が燃えた』決定稿
 第44話『闇に向って撃て』決定稿
 記者会見発表資料には当時の萩原健一氏のスチール写真が2枚付いております。古い台本ですので若干のシミやヤケなど御座います。キャストのページには鉛筆での役者さんの記名があります。御質問はお早目にお願い致します。わかる範囲で解答させていただきます。評価の悪い方やお取引きに問題がある方、評価の著しく低い方等が入札をされましてもこちらの判断にて入札を取り消す場合が御座います。宜しくお願い致します。
 https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r446465955

第41話 ある日、女が燃えた
脚本/鎌田敏夫 監督/土屋統吾郎
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ゴリさんと山さんは車で走行中、刑事の安月給の話で盛り上がる。月給をもらう度にデカを辞めたくなるなと笑う二人。山さんの場合、奥さんが心臓病を患っているので大変だろうとゴリ。銀行強盗の気持ちが分かるなと呟く。そんな中、突然人気の無いところに火が燃えているのを見かける。ゴリは後で所轄に電話しておくと言うが、山さんは何かを感じて自ら火消しのため近づく。なんと燃えているのは亡くなっている女性だった。焼死体の近くに落ちて居たバッグには、遺書が残されており、お爺さん、母、兄に宛てて書いた山下梨絵のものだと分かる。被害者の預金を見ると300万円も貯まっており、一人暮らしの割にとても豪華な家財道具が並んでいる事を知る。管理人に対して梨絵が何の仕事をしていたのか尋ねるが住民の私生活については分からないという。家には写真が有った。梨絵の兄の元に話を聞きに行く。兄や祖父たちは船上で暮らしており、現在川での仕事がなくなっているので生活には困っている様子だった。筆跡を見る限りは妹のもので間違いないという兄。妹は生活がくるっていたとし、まるで家には寄りつかなくなり、コールガールをしていたという噂が有ったという。それを聞いて貧しい娘が体を売って贅沢な暮らしをしていたが、結局幸せになれなかったのかと呟く。死因は全身やけどであるとの鑑識課からの連絡だった。しかし山さんだけは、贅沢好きの女が頭からガソリンを被って自殺するような死を選ぶだろうか?と疑問に感じる。山さんは情報屋から話を聞く。するとアパレル会社のマダムが組織を持っているとの噂があるとのこと。この手の商売は一人では出来ないものだという。山さんは会社にいって被害者の事を聞こうとするが、女性・河村真紀は写真を見もせずそんな女性は知らないという。しかし下の事務所で見せてもらったモデルクラブの写真の中に被害者である梨絵の写真が掲載されている事を告げるが、一度や二度使ったモデルの事を覚えている筈がないと否定する。あなたは金でも欲しいのか?と問うと強請るつもりで近づいているのではないかと指摘される。河村といえば世界的有名なトップデザイナーだという。一緒に捜査をしていたゴリさんは、同業者がねたんで流した嘘の情報ではないか?という。しかしそんな中、会社から三人の女性モデルが出てくるのを見て尾行する。三人は高級そうなレストランでステーキを食べる。ゴリさんと山さんは、正式な捜査とは認められていないので経費として下りるか分からずアイスクリームを食べる。三人の女性は食事を終えると、突然乗ってきたタクシーではなく赤い外国車・練馬ナンバー111の車に乗って出て行く。ゴリさんたちも車で追いかける中、車は高速道路を乗って箱根の方まで遠征し、別荘地の中に入り込む。そこでゴリさんたちは車を見失ってしまう。車のナンバーから河村が所有している外国車だという確認は取れるが、本人はその時間には新作発表会の為の打ち合わせに行っていたとして否定しているという。別荘地を調べると、南米政府のある調査団が入っており、もしも外国人が絡んでいるとなるととてもやっかいなものになるとボスは語る。鑑識課の殿村の元に話を聞きに行くと、遺体は今朝遺族に渡したという。署長からも事件性はなく自殺案件なので、遺体を引き渡す許可を得たという。捜査一課でも自殺で捜査はしていないと聞いたとの事だった。
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■山さんメインのエピソード■今回は山さんが発見した不審火がきっかけで捜査が開始されるというもの。事件性の有無に関しては、当時の捜査だと判断に難しい所があるのかな。正直、遺書など書かなければ身元不明遺体として扱われた感じもする。
■金・金・金■何の関係もないけど昔東亜プランのゲームに「鮫・鮫・鮫」というゲームが有った事を思い出す、旧バージョンだとど偉く難度が高いゲームで改良された新バージョンの基盤だと逆に簡単になってしまったゲーム。と余談になってしまいましたが、ドラマでは金によって踊らされる人たちの物語だった。金が有れば惨めな貧乏生活から抜け出すことも出来る。金が有れば女性を買うことも出来るし、そして事件を隠蔽することも出来る。そして何よりも金を目の前にちらつかせて、その金が有れば山さんの奥さんの病気が完全に治るとして、700万の小切手をちらつかせられるところが何とも嫌らしい流れだった。
■七曲署としての正式な捜査ではない■署長は早い段階から自殺案件に無駄な労力を無駄な人員を割くことは出来ないとして、正式な捜査としては扱われなかった。特に鑑識も事件性を認めないことも有って、ボスとしてもこの一件に正式な捜査命令を出すことは出来なかった。しかし山さんはどうしても事件性を感じて単独で捜査を行う。みんなからのカンパによって捜査をするという辺りが泣ける。
■デザイナーの女性・河村真紀■とても売れているデザイナーという事だけど、この女性も影山の支援を受けているからこそ売れているのだろうか?影山は女性に対して覚醒剤を売って、他人が自分自身というものを見失う姿を見るのを楽しんでいたのだという。河村はどちらかというとプレッシャーから薬物に手を出していたのだろうか?売春組織を扱っていたという風にはあんまり見えなかったけど、モデルも扱える立場だった為に声をかけていたのだろうか?最終的には運ばれた病院で自殺してしまったらしい。
■気の長い張り込み■河村が今回生あくびばかりしていたけど、これは薬のせいだったみたい。しかし山さんは一人で張り込み・尾行をしている訳だから自然とその負担は大きくなる。河村の尾行に続いて、今度は最後に梨絵と関係を持っていたとする男性・影山を割り出していく。
■鑑識も抱きかかえられていた?■鑑識の上司の殿村は、被害者が争った際に爪の中に入っていた皮膚片を検出しつつ隠蔽していた。助手の高田が山さんに対してその事実を告げ、それが直接起訴できるものかどうかは分からないが証言する事を約束する。果たして影山には傷が残されているのか。
■一本のタバコ■結構山さんの場合タバコを吸うシーンが多い。今時の禁煙ブームだとあんまり推奨されないかも知れないが捜査後の山さんのタバコで一服する姿は格別なものが有ったであろう事が伺える。なんと言っても生活の全てを犠牲にする覚悟で影山のオフィスに乗り込んだ訳だしね。凄い勢いで山さんがオフィスに入るのを留めようとする部下たちの姿が有ったけど、止める事は出来なかった。
藤堂俊介 …… 石原裕次郎 (七曲署のボス、係長)
山村精一 …… 露口茂 (山さん)
石塚誠 …… 竜雷太 (ゴリさん)
島公之 …… 小野寺昭 (殿下)
野崎太郎 …… 下川辰平 (長さん)
早見淳 …… 萩原健一 (マカロニ)
内田伸子 …… 関根恵子 (シンコ)
署長 …… 南原宏治
河村真紀 …… 牧紀子 (世界的有名デザイナー)
影山英俊 …… 浅香春彦 (一流企業)
森るみ子
芦田昌子、池田生二、土屋靖雄、石井宏明、杉浦千江子、西川敬三郎、北川陽一郎
佐野哲也、向井順一郎、今井和雄、森本景武、佐野禎男
評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)
https://itawind.web.fc2.com/1970/taiyou/taiyounihoero041.htm
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ショーケンが助演役に徹した山さんの噺!太陽にほえろ!第41話「ある日、女が燃えた」
 2021-03-10 11:08:10 テーマ:ショーケン
 かなり衝撃的なタイトルである「第41話 4月27日 ある日、女が燃えた」
 脚本:鎌田敏夫、監督:土屋統吾郎
 どんな噺かというと「コールガール殺人事件を通して政界の大物と結びついた売春組織に挑む山村刑事(露口茂)の根性と執念を描く。畑のわきで女が燃えていた。焼身自殺かと思われたが、不審を抱いた山村刑事の調べで、女はトップデザイナーとして世間に知られる河村真紀(牧紀子)のもとで働くモデルで、高級コールガールであることがわかった。山村は真紀が売春組織を操っているのではないかと疑いをもち、彼女の身辺を洗ったが、逆に真紀の仕掛けたワナに落ちる。」
 冒頭、みかけた炎、山さんが見つけたが、女が燃えているとは、、、
 これって、♪フランシーヌの場合から、インスパイアーされたのでしょうか、、、、
 導入部からツカミはOK!脚本が鎌田敏夫さん
 この作品ではショーケン兄さんは何もしていない(笑)
 焼身自殺したのが高級コールガールという話題になって、
 アニキは「コールガールって、ほんとに高級なんですか」(笑)
 山さんはかっこいい。
 煙草を吸って、コールガールの元締めであるトップデザイナーを捜査するがシカとされのでスイッチが入った。
 これは捜査するほどもないと思われるが、BOSSにやらせてくださいって、、、
 昭和ですね、煙草の煙がむんむんしていて、関根恵子さんの出番がない男の世界(笑)
 アニキは「山さん、何でも言いつけてください」
 捜査途中で、七曲署署長から捜査の中止命令が、、、
 銀幕での悪役が似合ってた南原宏治、TVではソフトな悪役(笑)
 署長室からでてきた山さん
 署長にしばらく休暇をとれって言われてるんだ、ありがたい話だよ
 山さんの捜査方法はえげつない。
 車を運転している女のアクセルを上から踏んで、恐怖心から真実を吐かせるといった手法である。
 これって、脚本に書いてあったのでしょうか?
 映画「フレンチコネクション」のジーン・ハックマンを思い出しましたね。
 山さんの執念によって、事件があきらかになるが、、、、
 違法な捜査なのでしょうか、山さんは降格処分を受けた。
 アニキは「降任、格下げとはヒドイじゃないですか、、ホシをあげたんですよ、なんで処分を受けなくちゃならないんですか、、」といって署長室に行こうとするが、、、、
 山さんが「マカロニ、いいんだよ、いいんだよ」って、目にはうっすらと涙が、、、
 その後、政界にも鋭いメスをいれた山さんの仕事ぶりが明らかになって、その功績をねぎらうために、山さんが吸おうとした煙草にアニキが火をつけようとするが、山さんはBOSSにひをつけてもらって、アニキが入っていく余地はなかった(笑)
 そして、ラストは職場での煙草大会(笑)
 長さん、ゴリさん、殿下も参加するがシンコはいなかった(笑)
 あんな煙草臭い職場にはいられないって(笑)
 いやぁ、まいったなぁ、、
 これぞ、昭和の男の世界
 https://ameblo.jp/osakaeco/entry-12661476006.html
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太陽にほえろ! 第41話「ある日、女が燃えた」
2016-03-16 17:29:42 テーマ:マカロニ編
第41話「ある日、女が燃えた」
■ストーリー■
深夜、山村と石塚は車を走らせていた。
山村は不審な炎を発見し、消火した。
燃えているのは山下梨絵という女性であった。
山下の焼死体の近くに、遺書のようなものや300万円が入った通帳が発見された。
山下のマンションの管理人は何も知らなかった。
野崎は船で暮らしている山下の兄(森本景武さん)に遺体の確認を要請した。
山村は遺書が山下の筆跡かどうか確認したが、その通りであった。
山下の兄によると、山下は最近生活が狂ってしまい、自宅にも寄り付いていない状態であった。
山下はコールガールをしているという噂があった。
監察院での結論によると、死因は全身火傷であり、自殺と考えられた。
山村は山下の死因に疑問を抱き、捜査の続行を申請した。
山村は風俗業界の男(石井宏明さん)に山下のことを尋ねたが、知らなかった。
風俗業界の男によると、大きいビルを建てる洋裁店「CAN」の中にコールガールの組織があるという噂があった。
山村は「CAN」に赴き、店長の河村真紀(牧紀子さん)に山下のことを聞いたが、河村は知らないと述べた。
しかし、山村が下の事務所で入手したモデルクラブの写真帳には、山下が写っていた。
河村は、1度2度使ったモデルの顔を覚えていないと伝え、山村を帰らせた。
河村は日本でもトップクラスのデザイナーで、アメリカにも店を出そうとしているほどであった。
「CAN」のモデルがタクシーで出発し、山村と石塚が尾行した。
モデルは高級料理店で食事をしていた。
山村と石塚は食事を済ませた後に、モデルの乗った外車を山道まで尾行したが、到着した先には別荘が点在していた。
外車の持ち主は河村であったが、河村はショーの打ち合わせでデパートに行っており、外車もデパートの駐車場にあった。
外車が逃げ込んだ別荘の中の一軒に泊まっていたのは、南米のある政府の調査官であった。
山村が鑑識に山下の遺体の再調査を申請したが、鑑識課長の友村(西川敬三郎さん)が今朝に、署長の許可を取って山下の遺族に引き渡してしまっていた。
友村は捜査一課が、山下の遺体を自殺と断定したからと述べたが、山村は捜査中だと抗議した。
山村は山下の兄を訪ねたが、山下の遺体を火葬にしてしまっていた。
署長が捜査中止の命令を出したために、捜査の費用を出すことができなくなってしまった。
藤堂は山村に捜査費を渡した後に、気の済むまでやれと告げた。
山村は河村を尾行し、河村が赤い外車に乗ったことを確認した後はタクシーで尾行した。
山村は河村のマンションを発見したが、駐車場で山村の顔を見て驚愕していた、寿司屋の出前の男(土屋靖雄さん)が気になった。
一係室で島は、山下が深夜密かに船から家財道具を持ち出していたという報告をした。
山下は母親の名義で三鷹にある土地を購入し、家を建てようとしていた。
土地と合わせると2000万円という高額なので、山下一家には手が出ないと推測した。
山村は河村が主催する新作発表会の会場に赴いた。
山村は待合室で喫煙していたが、モデルから河村のことを話したいと誘われた。
モデルは河村が嫌いなので、部屋で話すと言って近づいたが、モデルは服を割き、山村が乱暴してきたと叫んだ。
山村は署長室に招集され、署長(南原宏治さん)に、解決した事件なので無駄な金や時間を浪費するなと抗議された。
山村は署長に休暇をとれと言われた後、病院で高子の薬を購入していたが、その薬は保険が降りなかった。
山村は再び河村のマンションを訪れたとき、再び寿司屋の出前の男を発見した。
出前の男の寿司桶の中には札束が入っており、山村は強引に出前の男を河村の自宅まで向かわせ、自宅に侵入した。
山村は河村の自宅の浴室で、麻薬と注射器を発見した。山村は河村の生あくびから河村が麻薬中毒者と察していた。
河村は山村に700万円の小切手を渡し、スウェーデンに心臓発作の完全治療に成功した病院があるという情報を言った。
河村は高子の心配をするそぶりを見せ、事件から手を引くようにということ、薬を返してと要求した。
しかし山村は小切手を破り捨て、決して事件から退却しないことを告げた後、山下の最後の客を言ったら麻薬を返すと迫った。
河村は麻薬の中毒症状に耐えられず、最後の客が大創製鋼会長の息子の影山英俊であると答えた。
山村は麻薬を浴槽に捨てた後、救急車を呼んだ。
影山の父親の影山悠作は政界の黒幕でもあった。
山村は最悪の場合、藤堂の職も危ないことを心配していたが、藤堂に心配しないように励まされた。
山村は影山(浅香春彦さん)を追跡していた。
山村は早朝に、かつて自分に冤罪をかけようとしたモデルが乗車しようとしているのを発見し、同乗した。
山村は強引にアクセルを踏み、真実を言わないと二人で心中することになると脅迫した。
モデルは、影山がモデル達に覚醒剤を打たせ、幻覚症状を楽しんでいたために嫌われていたこと、山下はお金のためなら何でもする人だったために、モデル達は死因が覚醒剤の打ちすぎだと推測していたことを告げた。
山村は山下が影山の部屋で急死したこと、家族を家で買収して自殺で打ち止めにしようとしたこと、間に入ったのが河村ではないかと推測し、藤堂に報告したが、河村は運ばれた病院で自殺していた。
野崎は影山から山下の家族に直接金が出ないと証拠にならないと報告した。
山村は影山の行為を許せないうえに、事件を闇に葬らせたくないために捜査を諦めたくなかった。
石塚は山村に、影山が今晩に未開発地域の調査団として1年間海外に行くこと、現在出発前の打ち合わせを重役としていることを報告した。
野崎は山村を宥めた。
外を歩いていた山村のもとに鑑識助手の高田(北川陽一郎さん)が現れ、山下の爪の間から山下のものでない肉片が発見されたと報告した。
高田は山下が絶命直前に影山を引っ掻いたと考え、影山の体に傷跡があると推測した。
監察院の友村はその事実を隠蔽していた。高田は喜んで証人になると告げた。
山村のもとに藤堂が駆けつけ、捜索令状がないことを告げたが、山村は自分の仕事だと言った。
山村は強引に会議中の影山を訪れ、影山の胸にあるひっかき傷を確認した。
山村は警部補に降格させられてしまった。野崎は友村が隠蔽したことを認めたことを伝えた。
■メモ■
*「女性が燃えた」ことから始まった事件は、後に「刑事・山さん」でも使われている。
*ゴリさんと山さんは高級料理店だからなのか、アイスクリームを注文。
*ステーキを食べるモデルたちを睨みながらイチゴ味のアイスクリームを食べるゴリさん。
*ゴリさんと山さん、高速道路でバリケードを壊しているぞ。
*「スウェーデンの病院」情報の真偽は不明。もしも真実であり、ここで買収されていた場合、「刑事の妻が死んだ日」の悲劇は無かった…?
*山さんの弱点の一つは「心臓病の高子」。この弱点は「切札」でも相手に使われてしまう。
*「知りたいことを知るためならどんな汚い手でも使う」 山さんの行動の原理がこの言葉に収束されている。今回、山さんの「真実を知るためになら違法行為も躊躇わない」一面が明かされた。
*七曲署一係お得意の、「真実を喋るまで車を高速で発進する」戦法が初めて使われた。ほかに「怒れ! マカロニ」、「父と子の再会」、「したたかな目撃者」、「鹿児島・東京・大捜査線」、「戦士よ翔べ!」で使用されている。
*殿下「いつもの山さんらしくないですよ」→山さん「いつもの俺がどんな俺だっていうんだ!」 今回の事件、証拠を消されたこと(遺体は火葬され、家族は買収)、影山の非情な悪事、買収行為に冷静ながらに大きな怒りを燃やしていた山さん。
*「太陽」のタイトルバックに使われそうな、美しい夕陽。
*無能な署長。
*高田助手の勇気ある一言。
*「これは俺の仕事なんだ」 山さんがボスに対してタメ口を使った唯一のシーン。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
早見淳:萩原健一
島公之:小野寺昭
野崎太郎:下川辰平
七曲署署長:南原宏治
河村真紀:牧紀子、影山英俊:浅香春彦
森るみ子、芦田昌子、会議場前の男:池田生二、寿司屋の出前持ち:土屋靖雄、風俗業界の男:石井宏明、杉浦千江子
友村課長:西川敬三郎、高田助手:北川陽一郎、佐野哲也、会議場前の男:向井淳一郎、会議場前の男:今井和雄、山下の兄:森本景武、佐野禎男
石塚誠:竜雷太
山村精一:露口茂
脚本:鎌田敏夫
監督:土屋統吾郎
#太陽にほえろ#山さん主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12139835477.html
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太陽にほえろ! 第352話「ボン・絶体絶命」
2021-01-15 01:21:29 テーマ:ボン&ロッキー編
第352話「ボン・絶体絶命」通算第562回目
■ストーリー■
田口は、多摩川の旅館の人質事件で、本庁の特殊部隊が突入し、人質の38人全員を解放し、負傷者なしで事件を解決させたことに大喜びした。
人質事件の犯人2人のうち、1人は逮捕されたが、1人はライフルを乱射したために射殺されていた。
野崎は特殊部隊が人質全員を救出できたことを奇跡的と評した。
原田修(34歳)(佐藤晟也さん)と今井良一(24歳)(友金敏雄さん)と中西雅夫(24歳)(吉中六さん)の3人組は、外付けの階段から工具を使用し、スーパーマーケットの建物内に侵入した。
警備員の久保は警備員室から巡回に向かった。
原田達は事務室に侵入し、金庫をこじ開けた。
巡回中の久保が事務室に入り、金庫がこじ開けられているのを発見したが、室内に潜伏していた原田に銃撃され、警報ベルを押した。
警報を受けて、司令補の大沢慶一郎(佐藤允さん)と警備員が出動し、事務室で久保の遺体を発見した。
大沢と警備員は、非常階段から逃走する原田達を追跡したが、原田と中西を取り逃してしまった。
今井は逃走に失敗し、電気室に逃げ込んだ。
大沢は電気室に入り、ナイフを構えた今井を取り押さえようとして格闘となった。
警備員が電気室に駆けつけ、室内の電気を点灯したが、今井が死亡していた。
今井は大沢と揉み合った際、コンクリートに後頭部を強打して死亡したと推測された。
今井がナイフを持って襲撃していたため、正当防衛が成立した。
原田達は金と金庫破りの道具を事務室に置きっぱなしにしていた。
大沢が原田達の顔をはっきり目撃していた。
久保を射殺した拳銃は条痕検査の結果、改造拳銃であることが判明した。
今井は身元を示す道具を何も所持していなかったが、金庫破りの道具にかなり特殊なものが入っていたため、それが手掛かりになった。
藤堂は捜査員に、道具と改造拳銃の線から捜査するように指示した。
田口は城北警備保障を訪れ、大沢にモンタージュ作成の協力を要請した。
大沢は今井の死亡した顔が脳裏から離れておらず、自身が若い警備員を指導する立場にあることから、今井を逮捕できずに死亡させてしまったことを悔やんでいた。
大沢は本庁の元警察官という実績を買われ、城北警備保障に入社していたが、田口にどこの部署に所属しているかを質問されても、答えなかった。
大沢はもっと冷静になっていれば良かったと後悔したが、田口に今井がナイフを構えていた上に、暗闇だったため、不可抗力であると励まされた。
大沢は久保のために協力することを決意した。
大沢宛に中西から、今井を殺害したのが大沢かを尋ねる脅迫電話が入った。
田口は報復を想定し、大沢を護衛しようとしていたが、大沢に元警察官であることを理由に断られた。
田口は大沢を張り込むことにした。
大沢は帰途についていたが、田口の尾行に気付いた直後、前方から猛スピードで突進する、中西の乗用車に轢かれそうになった。
大沢は間一髪、ガードレールの内側に飛び込み、回避した。
大沢は田口と一緒に中西の乗用車を追跡し、見失ってしまったが、ナンバーが「多摩55-27」であることを確認し、盗難車の可能性が強いと判断した。
中西が乗用車を、この先のマンモス団地で乗り捨てると思われた。
大沢は、乗用車で襲撃してきた男がスーパーマーケットの強盗犯の1人に似ていると証言していた。
大沢の協力で盗難車が発見されたが、盗難車からは中西のものと思われる指紋も遺留品も発見されなかった。
田口は大沢の実力を称賛した。
今井の身元が判明した。
今井は機械の部品工場で勤務していたが、素行不良で約1年前(1978年頃)に免職されていた。
道具箱に入っていた特殊な部品から、今井が勤務していた工場が割り出された。
藤堂は今井の交友関係を徹底的に捜査する方針とした。
田口は原田と中西が逮捕されるまで、スーパーマーケットの警備員として勤務する大沢を警護することにした。
大沢は同僚の警備員に、高校生風の男が万年筆を万引きしたことを話し、警備員と二手に別れ、田口と一緒に男を追跡した。
大沢はスーパーマーケットの外に出て、男の追跡を続行した。
田口は、通行人の母親と娘にぶつかってしまい、大沢を見失ってしまった。
田口は大沢を発見したが、大沢が歩道橋上で、ナイフを持っている中西と揉み合っていた。
中西は大沢と揉み合って階段を転げ落ちた際、ナイフが自分の胸に刺さり、死亡した。
大沢の正当防衛が認められた。
中西はパチンコ屋の店員などをしていたが、辞めて遊び歩いていた。
中西と今井との関係性は不明だった。
山村は、大沢と争った今井と中西が2人とも死亡したことを疑問に思い、大沢の経歴を調査し、大沢が3年前(1976年頃)まで本庁の特殊部隊に所属していたことを突き止めた。
石塚は大沢が特殊部隊の中でも注目された人物だったことを思い出した。
特殊部隊隊員は、射撃、柔道、空手といったあらゆる格闘技を身につけ鍛え抜かれており、暗闇の中でも戦えるように訓練されていた。
大沢が今井と格闘した時、今井が見えていた疑惑が浮上した。
田口は今井がナイフを所持し、夢中で飛びかかっていたため、大沢が冷静さを失ってしまい、訓練通りにいかなかったのではないかと反論した。
岩城は大沢が特殊部隊に所属していたことを打ち明けなかったことを不審に思った。
藤堂は捜査員に大沢の護衛と、もう1人の強盗犯の割り出しを命令した。
大沢は部下の警備員(永野明彦さん、新井一夫さん他)の、柔道や剣術を厳しく指導していた。
田口は指導の様子を見ていた。
大沢は屋上にて、田口に警察官と警備士には違いがなく、後輩の警備士を見ていると、若い頃の自分を見ているような気がすると語った。
大沢は田口に特殊部隊のことを話題に出されると、表情を暗くし、凶悪犯罪がある以上、特殊部隊が無くてはならない部隊だが、犯人といっても場合によっては殺害しなければいけないため、その時に備えて毎日のように人を狙撃したり、殴り倒す訓練ばかりで、人を救うためとはいえ、どうしても耐え切れなくなったことを打ち明けた。
今井と中西は高校時代からの不良グループの仲間で、学校こそ違ったが、埼玉でかなり派手に遊んでいた。
大沢と中西の争いを最初から見ていた目撃者の話によると、中西は劣勢になり、最初から逃げ腰だった。
久保は同郷の大沢に、弟のように可愛がられた。
石塚は、大沢が復讐のために今井と中西を殺害したのではないかという仮説を立てた。
田口は大沢が復讐のために殺人を犯したとはどうしても信じられなかった。
大沢が何らかの形で中西の居場所を突き止め、田口の護衛を振り切るために万引き事件を装い、呼び出した中西のところに向かったという推理ができていた。
田口は大沢の警護を岩城と交代し、大沢の無実を証明することに躍起になった。
田口はスーパーマーケット社員(鹿島信哉さん)から、昨日の万引き事件の被害品目のリストを見せてもらった。
被害品目はマニキュアなどの化粧品、サングラス1個で、万年筆は盗まれていなかった。
田口は城北警備保障の社長(永井玄哉さん)と対面していた。
社長は、大沢が久保に警備の仕方などを相当熱心に教えていたこと、大沢が誰にでもそのようにすることを伝えた。
田口は万引きの件でも、高校生らしい男が走り出て行くのを目撃した店員が現れたこと、脅迫電話や乗用車への襲撃のことから、藤堂に反論した。
石塚は大沢に疑惑を抱いていた。
大沢は城北警備保障を、信用第一という名目で解雇されてしまった。
大沢はおでん屋の屋台で寂しくおでんを食べ、酒を飲んでいた。
田口は自分の聞き込みが大沢の心を傷つけてしまったことを謝罪した。
大沢は城北警備保障でまだまだいろいろなことをしたかった、自分なりの警備士を育てることが自分の全てだったと呟き、自暴自棄になり、屋台を立ち去った。
特殊部隊関係者が、大沢が訓練中に時々様子がおかしくなっていたことを証言していた。
石塚は大沢が人を殺す訓練を続けているうちに感覚が麻痺し、精神的に異常をきたしたのではないか、大沢が部下を殺害された恨みで今井と中西に復讐したのではないかということを推察していた。
大沢が警察を辞めた直接の原因は、傷害犯を追跡中にやり過ぎて、重傷を負わせてしまったためだった。
田口は警察学校の学生だった時、先輩に連れられて特殊部隊の訓練を見たことがあり、訓練の凄まじさを痛感していた。
田口は大沢が凶暴でも異常でもなく、優しすぎるぐらい優しかったために特殊部隊にいられなかったと訴えた。
山村は優し過ぎたからこそ異常になるということもあると諭した。
島の捜査で、スーパーマーケット強盗犯の最後の1人が原田であることが判明した。
原田は今井と中西と不良グループ当時からの仲間で、事件以来勤務先の工場を欠勤しており、改造拳銃を製作しているのを目撃した者がいた。
藤堂は田口に大沢のマークを、それ以外の捜査員に原田の捜索を命令した。
大沢は公園内を歩いている途中、待ち伏せしていた原田に銃撃されたが、回避した。
大沢は拳銃を構えている原田を見て、特殊部隊の過酷な訓練を脳裏に浮かべ、完全に豹変した。
大沢は原田の拳銃を蹴り飛ばし、原田を徹底的に叩きのめした。
大沢は田口の制止も受け止めず、田口にも暴行を加え、原田の拳銃を奪い取り、逃走した。
田口は公園の柵に原田を手錠で繋ぎ、通行人の女性に交番への通報を要請した。
大沢は一般人の乗用車を強奪し、逃走した。
田口も一般人から覆面車を拝借し、追跡した。
藤堂は船越町の交番からの連絡で、田口が大沢を追跡していることを知った。
石塚と岩城、野崎と島も田口の応援に向かった。
大沢は港でトラックと正面衝突しそうになり、乗用車を乗り捨て、逃走した。
田口は貨物列車の陰から大沢に組み伏せ、拳銃を叩き落すことに成功したが、大沢に叩きのめされた。
大沢の目には特殊部隊の訓練の幻影が見えており、徹底的に田口を攻撃した。
石塚と岩城、野崎と島は河川敷の少年から、大沢と田口が東部に向かったことを聞き出し、急行した。
田口は裏口から倉庫内に入っていった。
大沢が突然現れ、裏口の扉を閉め、暗闇という状況をつくった。
田口は物置に入ったところで、大沢に投げ飛ばされ、拳銃を蹴り飛ばされ、大沢と格闘になった。
大沢は鉄パイプを拾い、田口を痛めつけ、田口の首を絞めて殺害しようとした。
田口は何とか拳銃を拾い、大沢を銃撃して事態を打破しようとしたが、大沢を撃てずに迷っていた。
大沢は、石塚と岩城、野崎と島が倉庫内に到着したことで観念した。
田口は大沢から、なぜ撃たなかったのかを質問され、どうしても撃てなかったと答えた。
大沢は久保を殺害されたのを引き金に、現実と特殊部隊の訓練の区別がつかなくなっていた。
藤堂は田口に、この世に凶悪犯罪がある限り、特殊部隊が必要であると諭した。
■メモ■
*サブタイトルだが、どちらかというと「危険な時期」や「制服を狙え!」のほうが絶体絶命だったような気がする。
*あまりにも表の誠実な面と裏の殺人マシーンの面が両極端な大沢。
*内容が完全に「バイオレンス」を彷彿とさせる。「バイオレンス」の加納も大沢と同じ感じがする。
*ラスト、ボスに鰻とステーキを奢ってほしいと頼むボン。しかし、ボスに「後日にしよう」と言われてしまう。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
田口良:宮内淳
岩城創:木之元亮
野崎太郎:下川辰平
松原直子:友直子
大沢慶一郎:佐藤允
原田修:佐藤晟也、今井良一:友金敏雄、中西雅夫:吉中六
城北警備保障社長:永井玄哉、スーパーマーケット社長:鹿島信哉、萩原竹夫、君塚政純
ノンクレジット 警備員:永野明彦、警備員:新井一夫
石塚誠:竜雷太
島公之:小野寺昭
山村精一:露口茂
脚本:畑嶺明
監督:高瀬昌弘
#太陽にほえろ#ボン主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12650313969.html
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第599話「殺人犯ラガー」より
初代スターレット2ドアクーペの破壊シーン。組織に囚われてしまった竹本刑事(渡辺徹)と事件の鍵を握る女性。組織は、二人を抹殺しようとする。二人とも気絶させられ、ブレーキが細工された車(スターレット)に乗せられ、カーブが連続する道を下っていく。途中で気が付いた二人だったが、竹本刑事の目が見えず、女性のナビで、山肌やガードレールに接触しながらも、何とか走り続ける。途中で、二人が飛び降りた後、車はガードレールを突き破り、谷底へ転落、爆発、炎上する。破壊が希少な車の登場です。私の知る限りでは、これ以外にありませんが・・・。ちなみに、この車ですが、第595話「マミー激走!」の聞き込み時に、マミーのセリカとバトルを繰り広げられた車が、破壊処分されたのでは?と。モディファイが加えられた仕様から察すると、マエダ・オートクラブの所有車ではなかったのかと。
http://stunt.car.coocan.jp/taiyounihoero-2/taiyounihoero(599).html
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太陽にほえろ! 第599話「殺人犯ラガー」
2017-11-11 14:48:49 テーマ:ラガー&ブルース編
第599話「殺人犯ラガー」通算第293回目
■ストーリー■
西條と令子と澤村は年に数回の早帰りに安堵していた。
竹本は恋人の小松陽子(伊藤真奈美さん)とのデートに大喜びし、張り切って七曲署を出た。
竹本はコーヒーショップ「らんざん」で陽子を待ち合わせたが、いくら待っても陽子が来なかった。
竹本は午後7時に陽子の自宅で勤務先である小松クリーニング店に直行したが、店先で銀竜会組員(吉中六さん)が店を覗いているのを目撃した。
竹本は陽子の父親の小松千吉(市原清彦さん)に自己紹介をしたが、小松との口論の末に叩き出された。
八百屋店主の夫妻(及川ヒロオさん)がその光景を目撃された。
八百屋店主は閉店する際、小松クリーニング店に商売道具のオートバイが放置されていることに気付いた。
八百屋店主は注意を呼びかけようと小松クリーニング店を訪れた際、小松の遺体を発見した。
小松クリーニング店に七曲署捜査一係が駆けつけた。
小松の死因は打撲による後頭部の損傷で、凶器が放置されていた。
陽子の部屋内が何者かによって荒らされていた。
令子は陽子の写真を調査中、竹本と陽子のツーショット写真を発見した。
八百屋店主は小松クリーニング店から飛び出してきた若い男が竹本であると証言した。
竹本は澤村により連行され、山村の取調べを受けたが、状況が全く把握できていなかった。
山村は竹本に、小松殺害の容疑者となっていることを告げ、ポケットの中身を全部出すように命じ、詰問した。
竹本は小松が言いがかりをつけたため、怒って言い返し、逆上して殴りかかってきた小松を無視して帰っていた。
小松の死亡推定時間は午後8時前後で、竹本が店にいた時間と一致した。
澤村は竹本が犯人とはどうしても思いたくなかった。
井川は陽子が消息を絶っていることを不審に思っていた。
令子は竹本の恋人である陽子が浮ついた考えを持っているとは思えず、何らかの事件に巻き込まれたのではないかと考えていた。
竹本は山村に、組員が店を覗いていたことを伝えた。
西條と澤村は手掛かりを未だに掴めずにおり、陽子は未だに帰宅していなかった。
山村は現場を再捜査していたが、室内を物色していた形跡こそあるものの、殺人を犯した犯人が落ち着いて探し回ることができるとは思えず、金品目当ての犯行にしては不審な点が多いと推察していた。
竹本は小松を殺害していないと訴えたが、藤堂は竹本を事件の捜査から外すことを決定した。
藤堂は竹本に陽子の捜索を指示した。
竹本は陽子が消息を絶ったタバコ屋の近辺で澤村と合流した。
陽子はタバコ屋の近辺で消息を絶っていた。
小松は平凡なクリーニング店の店主で、夫人を亡くした後、陽子と2人で暮らしていた。
井川と令子は逃走する時計の万引犯を取り押さえたが、その万引犯は覚醒剤中毒者だった。
万引犯は覚醒剤の代金欲しさに万引きしたこと、2丁目の小松クリーニング店の配達員の陽子が覚醒剤を洗濯物の中に隠して配達したことを自供した。
洗濯物は全てビニール袋で包装されているため、かなり巧妙な手口であり、自供を裏付ける事実が次々と出ていた。
小松が覚醒剤密売グループの売人で、陽子がそのメッセンジャーの役割をしていたことが断定されたが、竹本はそのことが信じられなかった。
竹本と陽子の出会いは陽子が配達用のオートバイを転倒させてしまった現場に居合わせ、陽子のオートバイを立てたことからだった。
竹本は1週間後の非番の日、偶然に陽子と再会し、デートを重ね、仲を深めていた。
竹本は最初、自分の身分を示すことに躊躇していたが、陽子は竹本が刑事であることに全然こだわっていなかった。
令子は後ろめたいことがある人物なら、相手が刑事だと知った場合、警戒するのが普通ではないかという意見を出した。
山村は陽子が刑事の竹本と交際していることが、覚醒剤密売グループにとって危険であると思っていた。
陽子も小松と同じように、覚醒剤密売グループの手にかかった可能性が出た。
山村は竹本に小松を殺害した犯人がその直後に家探しをしたのは、残った覚醒剤を引き上げるためであり、その覚醒剤が見つかっていれば陽子が死亡しているが、見つかっていなければ陽子の存命の可能性があると伝え、密売グループが覚醒剤をまだ見つけていないと思っていた。
澤村から銀竜会幹部が小松クリーニング店近辺をうろついているという報告が入り、山村は井川と西條を出発させた。
竹本は山村の指示のもと、陽子の捜索に専念し、自分がまだ容疑者として扱われているため、拳銃の携行を拒否した。
竹本は陽子の存命を信じ、救出を約束した。
竹本はタバコ屋の老婆に陽子が誘拐されたことを教え、老婆から近辺を銀竜会の組員が巡回していたという情報を入手した。
竹本は小松の殺害当日に小松クリーニング店を覗いていた組員を探し当て、身柄を取り押さえた。
竹本は組員から陽子の居場所を聞き出そうとしたが、組員にナイフを取り出して抵抗された。
竹本は組員のナイフを落とし、組員を執拗に殴ったが、駆けつけた西條に制止された。
西條は組員を連行し、取り調べることにした。
竹本はみどり荘に帰宅した際、懐中電灯の光で、銀竜会の組員が自宅を捜索していることに気付いた。
組員はオートバイで逃走し、竹本は通りがかった軽トラックを強引に借りて追跡した。
組員はアジトである大東倉庫に戻り、竹本は扉が閉まる直前に、大東倉庫に強引に突入することに成功した。
竹本は軽トラックを降り、室内にいた多数の組員と格闘した。
竹本の前に銀竜会組長(今井健二さん)が現れ、既に拉致していた陽子を人質に取った。
竹本は背後から、銀竜会の幹部(堀田真三さん)に後頭部を鉄パイプで殴られてしまった。
令子と澤村は軽トラックの運転手(阿部渡さん)と会い、竹本が大東倉庫の方面に追跡したことを知った。
組長と幹部は竹本と陽子を捕縛し、覚醒剤の居場所を聞き出そうと拷問していた。
陽子は苦し紛れに、覚醒剤を竹本に預けたと嘘を言っていた。
陽子は竹本なら銀竜会組員のアジトを突き止め、救助してくれると思い、竹本の名前を出していた。
組長は一旦銀竜会に戻って相談することとした。
陽子は小松が幹部により殺害されたことを知った。
幹部は陽子が刑事と交際したから、小松が殺害されたと冷酷に言い放った。
幹部は元々竹本を目障りに感じていたが、小松が信用できなくなっていたため、小松を殺害していた。
幹部は去年(1983年)の秋に背広を小松クリーニング店に洗濯させていたが、小松が背広のポケットの中身に覚醒剤が入っていることに気付いてしまった。
幹部は強引に小松を覚醒剤の売人に引きずり込んだが、陽子が竹本と交際してから小松の態度が豹変し、小松は手を引かせるように頼んでいた。
そして、組長と幹部は小松の自宅に乗り込んだ。
小松は組長と幹部に、竹本に陽子と交際しないように頼んだと弁解したが、組長に手遅れと切り捨てられた。
幹部は助けを求めた小松を撲殺し、凶器の指紋を拭っていた。
陽子は幹部を糾弾した。
組長が大東倉庫に戻り、幹部に竹本と陽子を殺害することを耳打ちした。
組長は竹本を拳銃の台尻で殴って、陽子を平手打ちで気絶させた。
翌朝、西條と澤村と令子は大東倉庫に到着したが、既に蛻の殻だった。
澤村は竹本の血痕を発見した。
銀竜会は山梨県の山道にて、竹本と陽子を小型車に乗せ、発進させた。
竹本は走行中の車で、先に目を覚ました陽子により気絶から起きたが、失明していた。
竹本は必死に車を運転したが、ブレーキとサイドブレーキが効かなくなっていた。
竹本は動揺する陽子を励まし、カーブを曲がった地点にて、2人で車を脱出した。
竹本は陽子に引き連れられ、森の中に逃走し、木の陰に隠れた。
令子と澤村は銀竜会の車が籠坂方面に向かったという情報を入手し、追跡した。
竹本は組員の足音を聞き、木の枝を投げて組員の注意をそらし、組員を気絶させた。
西條と令子と澤村は組員の銃声を聞き、付近を散策した。
竹本は陽子から組員の拳銃を手渡され、陽子の補助のもとに拳銃を発砲し、組員3人と幹部に命中させた。
竹本は途中で倒れてしまい、陽子を強引に逃がし、組長に突進しながら発砲したが、拳銃の弾を撃ち尽くしてしまった。
組長は竹本が失明していることに気付き、竹本に銃口を向けたが、駆けつけた西條により拳銃を撃ち落とされた。
澤村は組長を、令子は幹部を逮捕し、西條は竹本を介抱した。
小松クリーニングの配達用のオートバイから覚醒剤が発見され、藤堂は捜査員を銀竜会の壊滅に向かわせた。
陽子は自分が覚醒剤密売人の手先の一人であったことを恥じ、竹本が励まし、今まで以上に優しくしてくれることを辛く思っていた。
陽子は失明した身で自分を守ってくれた竹本に感謝し、竹本と一心同体だった思い出がある限り、寂しくないと感じていた。
陽子は小松の遺骨を抱え、汽車に乗って行った。
竹本は入院し、視力を回復したが、令子と澤村から陽子が出発してしまったことを告げられた。
■メモ■
*「リスと刑事」、「ゴリさんが殺人犯?」のように、刑事が殺人犯に疑われ、それに刑事の悲恋という要素をミックスした回。ボギー殉職後、立て続けにハードな話が展開されることとなった。
*職場の同僚でも、容疑がかかっている際は他の容疑者と同じように厳しい態度をとる山さん。
*「あいにく刑事は休業中なんだよ」という台詞は、「スコッチよ静かに眠れ」のスコッチの「もうすぐ刑事は廃業だ」という台詞にそっくり。脚本は同じ長野氏。
*ジーパン編以来の出演となる堀田氏の憎々しい演技が印象に残る。
*偶然から覚醒剤の売人に引きずり込まれ、陽子とラガーの交際に反対だったにもかかわらず、殺害されてしまった小松。銀竜会の冷酷非情さがより強調されている。
*「刑事がブレーキの効かない車に乗せられる」シーンは「走れ! 猟犬」のリメイク。これまた脚本は同じ長野氏であり、そのときの主犯役も同じ今井氏。
*失明したラガーが陽子のサポートのもと、組員を1人ずつ撃ち倒していくシーンは、「序曲」が流れることもあり、かなり燃える。
*ドックとマミーとブルースはなぜか、唐突に山梨県に到着している。シーンカットの可能性あり。
*陽子が「ラガー」呼びなのがやや残念。そこは「竹本さん」か「淳二さん」と言って欲しかった。
*失明したラガーが絶叫しながら発砲するシーンは「ゴリ、爆発!」を髣髴とさせる。
*前回に引き続き、遺骨を抱えた女性を送迎するマミーとブルース。
*ラスト、出勤時刻に遅刻するラガーだが、陽子の追っかけではなく、単なる大食いによる腹痛だった。
*「ジャンケンのチョキ」を「勝利のVサイン」と間違えるラガー。
*この後、渡辺氏は1984年5月21日に放送を開始した「風の中のあいつ」に主演し、その撮影スケジュールの影響か、ラガーの主演作が「犯人の顔」までない。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
竹本淳二:渡辺徹
澤村誠:又野誠治
岩城令子:長谷直美
小松陽子:伊藤真奈美
銀竜会組長:今井健二、銀竜会幹部:堀田真三(現:堀田眞三)
小松千吉:市原清彦、八百屋店主:及川ヒロオ、福田妙子
銀竜会組員:吉中六、北川智繪、藤野ゆき、平野義和
ノンクレジット 軽トラックの持ち主:阿部渡、銀竜会組員:星野晃
西條昭:神田正輝
井川利三:地井武男
山村精一:露口茂
脚本:長野洋
監督:鈴木一平
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