2/15(木) ③ 過去の今日のドラマ作品だヨ(=^◇^=) | J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

過去の今日、『太陽にほえろ!』のどのエピソードが放送されたかを後悔なく公開するブログでしたが、
2023(令和五)年2月2日(木)曜日に突然、きまぐれに気が変わってしまい変更しました土佐ヨ(=^◇^=) 
いうことでどうか④⑥③⑨お願いしますm(__)m(__)m

 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『週刊ストーリーランド』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛ 19:58~20:54
 ┌─――――――――――――――――┐第140話 「手錠の謎」
 |2001(平成13)年 2月15日(木) 第44回 |第141話 「思い出質屋」
 └─――――――――――――――――┘第142話 「三面記事太郎 ~空っぽの落し物、連続で交番に!~」
                    第143話 「もどるパラシュート」
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
①┃ 『週刊ストーリーランド』制作・Mちゃんの制作日記「ストレスたまる2月だぴょ~ん」編 ┃第4回
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐
 |2001(平成13)年 2月15日(木)|「お婆さんシリーズ」の色打合せが行われる。
 └─――――――――――――┘ここで大切なのは、いかに自然に見せるかということ。ストーリーランドの場合、特に中間色を多く使い、また、影の暗さを普通のアニメーションより抑え目にすることで、立体感、現実感を追求している(どちらかといえば、一昔前のアニメにちかい配色)。とはいえ、色は背景の色や奥行きといったものとの兼ね合いもあるため、一概に決められないのが難しいところ。日夜の研究、そして作品への愛が大切なのだ。
①http://www.tms-e.com/library/on_air_back/story/nikki_data01.html
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B1%E5%88%8A%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89

 ┏━━━━━━━┓
 ┃ 『砂の器』 ┃ TBS系列「日曜劇場」
 ┗━━━━━━━┛21:00~21:54
 ┌─―――――─――――――――――――――――――――┐
‡|2004(平成16)年2月15日(日) 第05話「崩れ始めた嘘の人生」 |
 └─――――――――─―――――――――――――――――┘
      演出・・・福澤克雄
     視聴率・・・19.1%
   平均視聴率・・・19.6% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
   テレビ放送・・・『砂の器』TV放送第四回目
 テレビドラマ化・・・TBS系列第2回目
http://youtu.be/pMbV1aFE9zshttps://www.uta-net.com/song/18650
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E3%81%AE%E5%99%A8
 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B01MCY0TFI
 https://ja.wikipedia.org/wiki/Sand_Castle
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 日曜劇場
 ┃ 『砂の器  The story of the Last Symphony』 ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛21:00~21:54
 ┌─―――――─――――――――――――――――――――┐
 |2004(平成16)年 2月15日(日) 第05話「崩れ始めた嘘の人生」|
 └─――――――――─―――――――――――――――――┘
  『砂の器』・・・4回目のTVドラマ作品『The Castle of Sand』
     原作・・・松本清張の長編推理小説
     脚本・・・龍居由佳里(全話脚本皆勤担当)
     演出・・・福澤克雄 
    視聴率・・・19.1%
  平均視聴率・・・19.6% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
http://youtu.be/pMbV1aFE9zshttp://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-37297
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=18650
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E3%81%AE%E5%99%A8
 http://ja.wikipedia.org/wiki/Sand_Castle http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=78345

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
①┃ 『読むドラ。(第18回)ロング・ラブレター~漂流教室~』第2話「喪失」 ┃フジテレビ721
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 25:00~25:56
 ┌─――――――――――――┐原作・・・楳図かずお
‡|2005(平成17)年 2月15日(火)|25:00-25:56 (初)放送
 |2005(平成17)年 2月17日(木)|18:00-19:00 (再)放送
 |2005(平成17)年 2月19日(土)|12:00-13:00 (再)放送
 |2005(平成17)年 2月22日(火)|25:00-26:00 (再)放送
 |2005(平成17)年 2月24日(木)|18:00-19:00 (再)放送
 |2005(平成17)年 2月26日(土)|12:00-13:00 (再)放送
 └─――――――――――――┘②「いちばん難しかったのは、局の要望もあるのですが、ラブストーリーにしてください、ということがあって、そこに関しては完全にオリジナルで入れていかなければいけない…未来に行ってしまうところが極端な分、人間の根本的な感情みたいなものは、すごくストレートに出しやすかったんですよね。極限状態にならないと本音が出ないことが多いなかで、これはすごく本音で書けるというか、本質を出せるんじゃないかなと思って。その点では楽しかった。【この項、2005/2/15フジテレビ721放送『読むドラ。(第18回) ロング・ラブレター~漂流教室~ 第2話「喪失」』内、「脚本家・大森美香に聞く」での大森美香の発言から。採録:練馬大根役者】」
①http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-38134
②http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-35623
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=6785
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%80%9C%E6%BC%82%E6%B5%81%E6%95%99%E5%AE%A4%E3%80%9C
 ┏━━━━━━━━━━┓
①┃ 『相棒』seasonⅣ ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――――――――――――――――――――┐
 |2006(平成18)年 2月15日(水) No.072 第17話「告発の行方」 |
 └─――――――――――――――――――――――――――┘
  杉下右京(水谷豊)の階級・・・警視庁特命係 係長・警部
  杉下右京(水谷豊)の相棒・・・警視庁特命係 巡査部長 亀山 薫(寺脇康文) ※初代相棒
          ゲスト・・・羽場裕一 長谷川公彦 
           脚本・・・櫻井武晴 
           監督・・・橋本一 
          視聴率・・・13.8%
        平均視聴率・・・14.8%『AIBOU: THE MOVIE 3』パンフレットP.40より
        平均視聴率・・・14.7% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
           備考・・・『season4』『season5』放送時の公式HPの表記は『seasonⅣ』『seasonV』であるヨ(=^◇^=)
           備考・・・『season4』発表前までは、『season1』は『First season』、『season2』は『Second season』、『season3』は『3rd season』と表記・呼称されていたヨ(=^◇^=)
         season4・・・これまで別々に登場していた長門裕之、津川雅彦兄弟がついに共演。また現在、花の里の女将となっている月本幸子(鈴木杏樹)が犯人として右京と対峙するエピソードで初登場する。このシーズンから元日SPがスタートし、16.1%の高視聴率を記録した。『AIBOU: THE MOVIE 3 DOCUMENT FILE』(パンフ)P.40
  備考・・・◎season4以降、曜日に関係なく元日に2時間もしくは2時間30分のスペシャルとして放送。◎本作から、メロディは変わらないが、リアレンジしたオープニングテーマに変更され、season6までこのアレンジを使用。
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓
②┃ 『相棒ten』season10  ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─―――――――――――――――――――――――┐
 |2012(平成24)年 2月15日(水) No.187 第16話「宣誓」 |
 └─―――――――――――――――――――――――┘
  杉下右京(水谷豊)の階級・・・警視庁特命係 係長・警部    ㊦↓最後のseason、最終話で昇格異動
  杉下右京(水谷豊)の相棒・・・警視庁特命係 警部補<元:警視> 神戸 尊(及川光博) ※二代目相棒
          ゲスト・・・石垣佑磨 ※あの三池崇史監督も特別出演!
           脚本・・・戸田山雅司 
           監督・・・和泉聖治
          視聴率・・・14.5%
        平均視聴率・・・16.6%『AIBOU: THE MOVIE 3』パンフレットP.41より
        平均視聴率・・・16.6% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
           備考・・・『season10』はseason表記ではなく、『相棒ten』といった数字を英語表記となったヨ(=^◇^=)
        season10・・・初回SPで、花の里の女将・宮部たまき(益戸育江)が店をたたむことになり、後に月本幸子(鈴木杏樹)が店を継ぐことに。さらにはシーズン放送中に神戸の卒業を発表。クローン人間をテーマとした最終回SPで、生命の倫理観を巡り右京と意見が対立した神戸が警察庁に戻る形で特命係を去ることに。『AIBOU: THE MOVIE 3 DOCUMENT FILE』(パンフ)P.41
http://youtu.be/pMbV1aFE9zshttp://aibou.main.jp/
①http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_04/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season4
②http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_10/story/0016/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season10
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=6876 HEY!HEY!相棒(=^◇^=)
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=105566 2010
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『三代目明智小五郎~今日も明智が殺される~』 ┃北海道放送(HBC)
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛24:56~25:26
 ┌─―――─――――――――┐
 |2011(平成23)年 2月15日(火)|放送開始
 |2011(平成23)年 4月 5日(火)|放送終了
 └─――――――─―――――┘
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BB%A3%E7%9B%AE%E6%98%8E%E6%99%BA%E5%B0%8F%E4%BA%94%E9%83%8E%E3%80%9C%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%82%82%E6%98%8E%E6%99%BA%E3%81%8C%E6%AE%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%9C
 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓土曜プレミアム
 ┃ 『星新一ミステリーSP』 ┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~23:10
 ┌─――――――――――――┐「程度の問題」
 |2014(平成26)年 2月15日(土)|「きまぐれロボット」
 └─――――――――――――┘「霧の星で」
  視聴率・・・7.8%        「七人の犯罪者」
                「華やかな三つの願い」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E6%96%B0%E4%B8%80%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BCSP
 ┏━━━━━━━━━┓著者:桐野夏生
 ┃ 『だから荒野』 ┃NHK-BSP
 ┗━━━━━━━━━┛ 22:00~22:49
 ┌─――――――――――――――――――――┐
 |2013(平成25)年10月 8日(火) 発行日     |
 |2015(平成27)年 2月15日(日) 第6回 「妻と夫」|
 └─――――――――――――――――――――┘
http://youtu.be/pMbV1aFE9zshttp://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-57270
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E8%8D%92%E9%87%8E
 http://www.uta-net.com/song/1297 http://www.uta-net.com/song/44472

 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃『太陽にほえろ!』放映リスト┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛
 日本テレビ系列/金曜日 夜8:00~8:54
 七曲署捜査記録~ジーパン編 全59話+1話
‡31 083.1974.02.15 午前10時爆破予定 加藤武、波多野憲
【出演者】石原裕次郎、松田優作、(関根恵子)、露口茂、竜雷太、小野寺昭、下川辰平、青木英美、加藤武、波多野憲、武岡淳一、田利之、東静子、川口節子、鈴木治夫、岩瀬ゆう子、渡辺市松、内山朋子、市川ひろし【監督】高瀬昌弘【脚本】柏倉敏之・小川英【音楽】大野克夫(音楽)、井上尭之バンド(演奏)【原作】魔久平
【あらすじ&ジーパン心の叫び】階段を下りるゴリの手には何と刑法本があった。ジーパンの朝の挨拶にも気づかずに資料室のドアにそのまま激突するゴリ。何故か?彼は数日後に大事な「巡査部長承認試験」を控えていた。チョウさんですら5回目の挑戦でやっと通った試験、しかし、ゴリには試験に絶対通らなければならない特別な事情があった。それはボスの口から発せられる。滅多にない縁談のためにゴリは頑張っていたのだ。ゴリはデンカ、ジーパンと焼鳥屋で脅迫罪的必勝を誓う。事件はそんな中で起きた。城東大学教育学部の郡司武彦(武岡淳一)という教授が爆弾の餌食になる。差出人不明の小包にはドストエフスキー「罪と罰」という本が入っていた。そのケースを外した瞬間、爆発する仕掛けになっていたのだ。爆弾の種類はダイナマイト。教授は上半身に大やけどを負ったが幸いにも一命を取り留めた。入院する教授は「恨みなど買うはずがない」と強く否定する。だが、奥さんから「頻りに脅迫電話が掛かって来ていた」との重要証言を得る。その男は教授がアルバイトで教えていた東学予備校の生徒で吉岡マサル(田利之)という青年だった。彼は金持ちの息子だということを利用して金での裏口入学を教授に頼んだ。結果は落第。この事で吉岡は教授を強く恨んでいたらしかった。直ぐに七曲署管内にある彼のマンションの前で張り込みを開始。高級スポーツカーから降りた吉岡に名前を確かめたところ、彼は突然、逃げ始める。公園で漸く、捕まえるが「絶対に殺していない」と吉岡は言い張った。七曲署の面々は「ダイナマイトの出生」と「恨みを持つ受験生」の洗い出しを開始しようとした瞬間、その電話は掛かってきた。「罪と罰」の主人公ラルコーリ・ニコフを名乗った男はかなりおちょくりを交えながら電話に出たボスを脅した。逆探知には成功するが電話ボックスは既に蛻の殻。彼は最後に時間や場所を告げずに「爆破する」と言って、電話を切った。その爆破は七曲署管内の路線バスの車内で起こる。死者は出なかったが重傷者2名、軽傷者4名を出した。それはまた紙袋に包まれた「本ダイナマイト」によって引き起こされた。状況から犯人は5丁目から中町の間で乗車したに違いなかった。こんな中で「せっせっせっ!」と合格の舞いをするゴリ、デンカ、ジーパン。その後、捜査に出掛けようとしたゴリだったがボスによって電話番を命じられる。落ち着かないゴリにボスは試験問題を出す。彼はボスに宿題を出されて、図書館に向かう。そこで偶然、郡司教授が書いた本を見つける。その中には赤鉛筆で記された「バツ印」の意味ありげな書き込みがあった。その筆跡からこれを書いたのは例の東学予備校に通う安西成夫(波多野憲)と判明。ヤマさんとジーパンはアルバイト先の大沢自動車修理工場に向かう。ゴリは宿題を忘れたため、「事件と試験は別」とボスに釘を刺されて、電話番を余儀なくされる。果たして、陰気な安西は4日前から部屋を整理し、計画的な失踪を行っていた。事件のことが気になり、気もそぞろなゴリ。そこに2度目の電話が入った。自分の名前が分かっていることにぎょっとするが安西は「城東大学病院を午前10時に爆破する」と予告。それは彼の志望先であったが3度落とした恨みが募っていた。この件を直ぐに城東大学病院院長(加藤武)に伝え、入院患者を緊急に別の病院に避難させる。9:00頃、ゴリは試験に出掛ける時間なのに電話を待っていた。患者の避難はうまくいくように思えたが重大な問題が存在した。心臓弁膜症の少年の手術が時間に間に合いそうにもないのだ。心配のため、緊張する院長にボスは「爆破は警察の手で必ず食い止める」と約束する。病院内を徹底的に捜査する七曲署の面々。署では事件を心配し、ギリギリまで待ったゴリがある電話を受ける。それは安西からの3度目の電話であった。彼との話では爆弾の在処が分からなかったがテープに録音した中の「病院はかなり慌てている。俺は勉強に忙しい」という言葉からゴリはこれは病院の近くにある図書館に彼が潜伏していると読む。試験を棒に振り、彼は安西を図書館の屋上に追い詰めることになるのだが...。
 ジーパン心の叫び 「いや、そんな分かってんじゃない~。ゴリさんの縁談の心配だからねぇ~・・・食べるぅ~」
 http://yusaku.from.tv/t83.html

‡1974.02.15 第083話「午前10時爆破予定」脚本・小川英、柏倉敏之 監督・高瀬昌弘
 佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)の娯楽映画研究所
 https://note.com/toshiakis/n/n849aef14f67d

第083話 午前10時爆破予定
脚本/柏倉敏之、小川英 監督/高瀬昌弘
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ゴリさんは朝から勉強していた。巡査部長への昇進試験がもう少しで迫っているという。長さんは自分は5回目で合格した事を告げると、どうしても捜査が忙しくて勉強をするヒマが無いのだという。ゴリさんに対してよく試験を受ける気になったことを指摘すると、縁談の為だという。相手の父親が平刑事には娘をやらないと言われた為に試験に合格する必要が有ったのだという。デンカとジーパンはゴリに対して平刑事のトップバッターだとして是非とも頑張ってくれと語る。合格したら奢って下さいよというジーパンは、三人でゴリの合格を祝う為に手を取り合う。ゴリはジーパンに対して奢るよう強制すると刑法222条に抵触するぞと語る。一方城東大・教育学部の郡司武彦教授の元に差出人の書かれていない小包が届く。中には「罪と罰」の本が入っており、その本を開くとなんと爆発したのである。上半身が大やけどを負うが死ぬことはなかった。犯人の動機は不明だった。鑑識によると火薬はダイナマイトが使われていたという。送り状を見ると新宿区南七曲町・郡司武彦と宛先だけが書かれていた。武彦が入院している病院へといく山さんとジーパン。犯人に心当たりはないかと尋ねると、学生とは上手くやっていたという。しかし最近吉岡マサルという予備校生から脅迫を受けていたという。教授に対して東学予備校に通っている彼は、裏口入学を頼んだが、吉岡は落第して怒っていたのだという。吉岡のマンションを監視する。彼は勉強の為だけにマンションの一室を借りているのだという。ゴリさんは勉強に戻ってくれとし、自分達が見張るというジーパンたち。そんな中吉岡が帰宅すると逃走した為に追いかけ、公園で捕まえる。取調室で彼から聴取するが、電話したのは自分だが教授を襲ったのは自分ではないという。電話の件は親には内緒にして欲しいという吉岡。筆跡鑑定でもシロだと分かった為に釈放される。しかし教授から教わったもので不合格になった人物が犯人だとすると、容疑者は多数居る事を語る。ダイナマイトの出所を探すのが早いのではないかという。そんな中、ボスの元に犯人だと名乗る人物から電話が鳴る。もう一度花火を上げるという。ボスは名前は何かと尋ねると、ラスコーリニコフだという。罪と罰の主人公の名前だなというボスは、それならば主張があるのだろうとし、目的は何なのかと問う。犯人はオレに関心を持ってくれた人はこれまでに居なかったとして語る。逆探知が成功し公衆電話からだと判明。ボスは話し相手が必要ならばいつでも聞くことを告げるが、もう爆弾は用意してきたのだとして、時間なので電話を切るという。急いで現場に行くがそこに犯人の姿は無かった。しかし付近に必ずいるハズなので徹底的に探す様指示される。そんな中、巡回バスの後部座席で爆発事件が再び発生する。またしても爆発物は本に仕掛けられていたという。死者は出なかったが重傷者2名、軽傷者4名だという。運転手によると気が付いた時には後部座席に荷物が置かれていたという。バスの路線図を広げると大体5丁目から中町辺りから乗ったハズだという。みんなが聞き込みに出る中、ゴリは電話番だとして勉強に専念するよう語る。
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ゴリさんは結婚する為にも昇進試験が欠かせないものとして勉強を初めて二日後の試験に備えていく。しかしそんな状況の中で、教授を狙った爆破事件が発生し、ボスの元にも電話して犯行を予告するという大胆な行動に出てくる。バスを爆破し、今度は大学病院を10時に吹き飛ばすという予告を受けたことで、七曲署は病院長との相談で患者を退避させていくことになる。受験生が大学の医学部に合格しないことで逆恨みして犯行に及ぶという事件。不合格した事実を自分自身にあるという事でなく、他人にその責任を転嫁して怒りを発散していくというもの。ダイナマイトの入手経路がまるで提示されていなかったので、違和感しかなかったし、病院全体を爆破するといいつつも、最後に枕の中から発見されたダイナマイトは今までのものと変わりがないものだった。ダイナマイトを探す過程で科学捜査班の男が起爆装置の周波を拾っているのかも知れないけど、ダウジングの電子版のような装置を使って場所を特定しようとしているところが笑えた。ゴリさんにとっても昇格試験が有り、落第する人の気持ちというものを今回の受験生にもぶつけていくというものが有ったのかも知れないが、縁談のために昇格試験を受けるというのもちょっと難破な目的かも。結構久美ちゃんが多くフレームに出てきたエピソードだったので良かった。犯人から電話がかかってきた際に、手際よく録音していたり、イヤホンで犯人からの電話を聞いているところなど、庶務以外の仕事での活躍が見て取れた。冒頭で狙われた大学教授は予備校でも授業を受け持っていたということだったのか?裏口の金をもらっていたかどうかという話題にも触れたけど今回の犯人の流れとはまた別のモノがあったし、狙われる筋合いもないような感じにも見えた。
藤堂俊介 …… 石原裕次郎 (七曲署・一係のボス、係長)
山村精一 …… 露口茂 (山さん)
石塚誠 …… 竜雷太 (ゴリさん)
島公之 …… 小野寺昭 (殿下)
野崎太郎 …… 下川辰平 (長さん)
早見淳 …… 萩原健一 (マカロニ)
内田伸子 …… 関根恵子 (シンコ)
柴田純 …… 松田優作 (ジーパン)
永井久美 …… 青木英美 (七曲署の庶務係)
柴田たき …… 菅井きん (ジーパンの母、夫は殉職)
安西 …… 武岡淳一
院長 …… 加藤武
波多野憲、田利之、東静子、川口節子
鈴木治夫、岩瀬ゆう子、渡辺市松、内山朋子、市川ひろし
https://itawind.web.fc2.com/1970/taiyou/taiyounihoero083.htm
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太陽にほえろ! 第83話「午前10時爆破予定」
2016-07-13 10:59:07 テーマ:ジーパン編
第083話「午前10時爆破予定」
■ストーリー■
石塚は縁談のために、巡査部長昇進試験の勉強に励んでいた。
石塚は乗り気だったが、結婚相手側の父親が平刑事に娘はやれないと言ったためであった。
島と柴田は焼鳥屋で石塚と共に食事をしながら応援をしていた。
城東大学教育学部教授の郡司武彦(波多野憲さん)の自宅宛に差出人不明の小包が届いた。
小包の中には「罪と罰」が入っていたが、郡司が本をケースから出した途端に爆発した。
郡司は上半身に酷い火傷を負っていたが、命に別状は無かった。
爆弾は「罪と罰」のケースの中に入っており、ケースを開けると爆発する仕組みになっていた。
鑑識の結果、爆弾がダイナマイトではないかと思われた。
山村と柴田は郡司と面会したが、郡司には人や学生に恨まれる覚えが無かった。
郡司夫人の話から、最近吉岡勝という予備校生から脅迫電話がしきりにかかっていたことが判明した。
吉岡は郡司がアルバイトで教えていた東予備校の生徒で、金持ちの息子であった。
吉岡は郡司に金を届けて裏口入学を頼み込んだが、郡司は協力せずに落第したために、郡司教授を恨んでいると推測された。
吉岡のマンションは七曲署の管内にあった。石塚と柴田は吉岡のマンションを張り込んでいた。吉岡は受験勉強のために部屋を借りていた。
野崎は受験勉強をする時間のために石塚と交代しようとしたが、石塚は断った。
吉岡(田利之さん)が帰宅し、石塚たちは吉岡を尋ねたが、吉岡は逃走した。
石塚たちは吉岡を公園で捕らえたが、吉岡は自分でないと泣くばかりであった。
筆跡鑑定の結果、吉岡が犯人でないことが証明された。
石塚は郡司教授に教わったが落第した受験生すべてに犯行の可能性があると推測した。
一係室に「罪と罰」の主人公のラスコールニコフを名乗る男から、もう一度爆破を行うという電話が入った。
逆探知の結果、荻窪の公衆電話からかかっていることが判明した。藤堂は考え直せと忠告したが、爆弾魔は取り合わなかった。
山村たちは公衆電話に向かったが、既にいなくなっていた。路線バスの最後尾に置かれた紙包みが爆発する事件が発生した。
紙包みの中身は本に仕掛けられていた爆薬であった。
被害者は死者がいなかったが、重傷者2名、軽傷者4名という状態であった。
犯人の目撃者はおらず、気付いたときには紙包みが置かれている状態であった。
バスの路線図から、犯人が乗ったバス停は5丁目か中町であると推理された。
藤堂は石塚に電話番として残るように命じた、試験勉強するように促した。
石塚は図書館で試験問題を調べている最中、郡司の本を見つけた。
本には×で覆われたページがあり、本を借りていたのは安西成夫(武岡淳一さん)という男であった。
安西は東予備校の生徒で、城東大学の医学部を三浪しており、鑑識の結果、貸出申込書と爆発物の小包に書かれた筆跡が一致した。
安西は大沢自動車修理工場で住み込みのアルバイトをしていた。
山村と柴田は大沢自動車修理工場を訪れ、工場長(鈴木治夫さん)を尋ねた。
工場長によると、安西は4日前から姿を消しており、陰気な男で何を考えているか分からなかった。
安西は予備校にも姿を現していなかった。
昇進試験当日になった。
一係室に再び安西から電話が入った。
安西は城東大学病院を午前10時に、建物が吹っ飛ぶほどの爆弾で爆破すると警告した。
藤堂は石塚に対し、試験に行くよう命じて励ました。
藤堂は爆破事件のことを院長(加藤武さん)に話し、入院患者を退避させるよう命じた。
午前9時になったが、石塚は連絡を待っていて試験会場に行っていなかった。
心臓弁膜症の少年の手術を除き、患者の退避が終了したと思われたが、少年の容態が思ったよりも重傷で時間がかかる可能性が出た。
人工心臓を使った手術なので目が離せず、移動が不可能な状態になってしまった。
院長は担当医が動揺しないかを心配していた。
石塚は一係室を出たが、爆破事件が心配ですぐに戻り、ギリギリまで待つことにした。
石塚が試験会場に向かおうとした際に安西から電話が入った。
石塚は電話を録音した際に、安西が「病院」と「勉強」を発言したため、病院が見える位置にある七曲図書館に安西がいると断定し、図書館に向かった。
石塚は七曲図書館に到着し、屋上で安西を発見したが、安西はダイナマイトを持って脅迫した。
石塚は爆破を楽しもうとしている安西に怒りを燃やした。石塚は病院に医師と子供が残っている、死者が出たら取返しがつかないと警告した。
安西は着火したダイナマイトを投げたが、石塚は火を消した。
石塚は生きる勇気があればやり直しができると説得し、安西から爆弾の場所がリネン室の枕の中にあることを聞き出した。
手術が10時までに終わらなくなった。石塚から爆弾の場所を伝える連絡が入り、柴田が爆弾を発見した。
安西はクリーニング屋のアルバイトをしていたため、爆弾を枕の中に仕掛けることができた。
藤堂と石塚は少年の見舞いに行った。
■メモ■
*ゴリさんと爆弾魔の初の対決。「爆弾」、「爆破魔」、「ボス、俺が行きます!」とゴリさんは爆弾魔との対決が多い。
*長さんは事件が忙しいという理由で、昇格試験に合格したのが5回目だったらしい。
*今回落第してしまう巡査部長昇格試験。「パズル」でも殿下とともに昇格試験に挑むが、そちらも事件の解決のために試験会場を飛び出している。
*バスの爆破は今回、空いている状態だったために負傷者が少なく済んだが、「愛と怒り」ではラッシュ時のバスだったために被害者が多数という状態になってしまった。
*法律に関する問題が何問か出て興味深い。また、「船が沈没して海に飛び込んだところ、救命道具が1つしか浮かんでおらず、AとBが奪い合った結果、Aが助かってBが溺死した。Aは殺人者になるか」という問題を聞くと、「世にも奇妙な物語」で露口氏が出演していた「三人死ぬ」を思い出す。
*ダイナマイトの出所に関しては不明。
*ボスの席にちゃっかり座る久美。山さんやゴリさんや殿下など大多数のメンバーがボスの席に座っていないので、これは辞めて欲しかった。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
柴田純:松田優作
島公之:小野寺昭
野崎太郎:下川辰平
永井久美:青木英美
城東大学病院院長:加藤武
郡司武彦:波多野憲、安西成夫:武岡淳一
吉岡勝:田利之、城東大学病院の看護婦:東静子、川口節子、大沢自動車修理工場の工場長:鈴木治夫
岩瀬ゆう子、渡辺市松、内山朋子、市川ひろし
石塚誠:竜雷太
山村精一:露口茂
脚本:柏倉敏之、小川英
監督:高瀬昌弘
#太陽にほえろ#ゴリさん主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12180124679.html
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2021-10-06 00:41:31
公式ジャンル記事ランキング:映画レビュー401位
第394話「鮫やんの受験戦争」通算第604回目
1980/2/15 ロッキー&スニーカー編
■ストーリー■
五代は道を歩いている時、パトロールカーを目撃し、後を追った。
パトロールカーが到着した地点では、飯田(清家栄一さん)という青年がビルの屋上で自殺しようとして、途中で怖くなり、立ちすくんでいた。
五代と、鮫島勘五郎(藤岡琢也さん)は階段を駆け上り、ビルの屋上に急行した。
鮫島は飯田に、下を見ないように促し、飯田を救出したが、今度は自身が転落しそうになった。
五代は鮫島を救出した。
鮫島は飯田を叱咤し、命を粗末しようとしたことについて激怒した。
五代は飯田の事情聴取を終え、一係室に戻ったが、一係室に鮫島がいた。
五代は石塚から鮫島のことを教えられ、鮫島に飯田救出のことを感謝した。
飯田は受験ノイローゼにかかっていた。
鮫島は地方の受験生に宿泊施設を斡旋し、世話をするという受験コンサルタントの仕事をしており、飯田もその1人だった。
鮫島は自分の仕事について、教育ママと受験生がある限り、不況知らずと激しい自信を持っていた。
五代は飯田にはまだ警戒が必要であると思い、鮫島と飯田に同行し、鮫島受験対策本部に向かった。
鮫島受験対策本部は、由緒正しい元華族の屋敷を改装して造られていた。
鮫島は人件費削減のため、受験生用の食事も自分で作って配膳しており、五代に配膳を手伝わせた。
飯田も食事で笑顔が戻っていた。
鮫島は受験対策本部の裏口の風呂の排水管が詰まったため、火野下水道工事店の作業員の原田(広田正光さん)と堀を手配し、中に入れた。
鮫島は、合格発表が終わり、受験対策本部に帰ってくる受験生を玄関で待っていた。
鮫島は受験生の表情から、落第したことを察した。
受験生の神保圭子(18歳)(谷川みゆきさん)は事務室に入り、鮫島が神保の母親と電話しているのを聞いた。
神保は銀行に預けるのが面倒臭いという理由で、鮫島に50万円入りの封筒を手渡し、鮫島から領収証を貰った。
鮫島は50万円を金庫の中に入れたが、その直後、向かい側のビルの屋上にいる飯田を発見した。
鮫島は飯田がまたもや自殺すると思い、ビルに駆け込んだが、金庫の鍵を付けっぱなしにしていた。
飯田のそばには五代がいた。
飯田は排水管の修理音がうるさいためにビルの屋上に来ているだけであり、五代に励まされたため、二度と自殺をしないと決意していた。
鮫島は安堵して五代と一緒に事務室に帰り、金庫の鍵を付けっぱなしにしていることに気付いた。
鮫島が金庫を開けたところ、金庫の中身の、受験生やその父兄から預かった現金2000万円が無くなっていた。
五代の通報を受け、野崎と岩城が受験対策本部に急行した。
鮫島は現金を無くしたことに激しく落胆していた。
五代は金庫のそばに、近所の神社で出している合格祈願のお守りが落ちているのを発見した。
現金を盗んだのは受験生ではないかという疑惑が出た。
鮫島は受験生が事務室に自由に出入りできること、受験のことで頭がいっぱいであることから、受験生が犯人ではないと断定していた。
鮫島と五代は原田と堀のことを思い出した。
原田と堀は修理が終わってから、そのまま裏口から帰り、事務室には入っていないと主張した。
受験対策本部の裏口の近所の主婦が、原田と堀が裏口から帰るのを目撃していた。
金庫からは犯人に結び付く指紋が検出されなかった。
事件当時、外部者が受験対策本部に入っておらず、従業員は休み時間で全員、休憩室にいた。
休憩室からは事務室も裏口も工事現場も見えなかった。
石塚は原田と堀か受験生が犯人ではないかと疑っていた。
お守りからは指紋が検出されず、誰が持ち主なのか不明だった。
同じお守りを所持していた受験生は他に4人いたが、お互い誰が所持していたかは知らなかった。
鮫島は受験生が犯人ではないと強調し、受験生が受験で神経質になっている以上、預けた金が無くなったことを知ったら激しく混乱することを心配し、捜査員に受験生には聞き込みをしないように頼んだ。
鮫島は受験生に、何としてもベストコンディションで試験を受けさせることを願望していた。
鮫島は藤堂に、受験生に事件のことをそれとなく聞くため、事件を伏せるように懇願した。
神保は鮫島に、原田と堀が金を預けた後、洗面所でハンカチを洗っていた時、原田と堀が裏口から出ていくのを目撃したこと、原田と堀が事務室には入らなかったことを証言した。
五代は受験生が犯人であると断定した。
鮫島は受験生が神経質になりつつも、現金を盗むような性格の悪い者がいないと固く信じていた。
岩城は鮫島に、受験生も捜査の対象にしなければならないことを告げた。
受験生の1人が鮫島に、現金5万5000円を要求してきた。
鮫島は手持ちの現金が4万円しかなかったため、岩城から強引に1週間分の生活費の分の1万円を、五代から5000円を借りた。
五代は受験生の1人が7号室に忍び込むのを目撃し、声を掛けた。
受験生はノートが盗まれたために探していたこと、以前にも参考書を隠されたことを話した。
岩城は絶叫して号泣する受験生を発見し、話し掛けた。
鮫島は準備中の小料理屋「玉枝」を訪れ、従業員(津賀有子さん)に現金10万円を貸すように要求したが、女将の玉枝が不在であることを理由に断られた。
従業員は玉枝から、鮫島には気を付けるように注意されていた。
鮫島は店内の金庫から現金を取り出そうとしたが、従業員に発見され、失敗した。
五代は受験生の1人が風邪をひいているにもかかわらず、深夜に対策本部を抜け出そうとしているのを発見した。
受験生の目的は、明後日の明星大学の試験を受験する生徒が他に3人いるため、風邪をひいていると嘘をつき、喫茶店に行き、勉強することだった。
受験生は他の受験生の全員が敵であると思っていた。
鮫島は受験生に聞き込みしている岩城と五代に怒った。
受験生の青木優子(18歳)が事件直後、試験でもないのに鞄を持って外出していた。
鮫島は青木が表門にいるのを発見し、五代を黙らせ、青木を励まし、対策本部に入れた。
鮫島は岩城と五代に、青木が毎日、試験の時間になると鞄を持って受験校に通っていること、青木が不安いっぱいであることを伝え、聞き込みにもっと慎重になるように懇願した。
聞き込みの結果、5人の受験生にアリバイが見つかった。
しかし、三橋伸之(18歳)、北山賢一(18歳)、富岡博行、青木、神保の5人には依然疑惑が残っていた。
五代は神保が事務室に入っていないという証拠があるため、神保も容疑者に入れていた。
受験生の有田和美(三留真由美さん)が明林女子大学の受験に合格し、鮫島受験対策本部の合格者第1号となった。
有田は入学金32万円を鮫島に要求した。
野崎は事件を隠し切れないとして、受験生に事件のことを話すように要請した。
鮫島は受験生に事件のことを話すことを決意し、岩城と五代に、食堂に受験生を集めるように指示した。
鮫島は食堂で、受験生に金を全部盗まれたことを説明して謝罪し、金を工面するため、何も心配せずに勉強に専念するように懇願した。
受験生が落胆の表情を浮かべる中、神保だけは無表情だった。
鮫島は裏口から「玉枝」に侵入し、箪笥の引き出しの中から「玉枝」の権利書を盗み出した。
五代は、お守りを販売した神社の関係者が、神保に見覚えがあるという情報を入手した。
神保は岩城に、お守りを買っていないと証言していた。
神社の関係者は、神保が神社にて、いつまでも真剣に手を合わせていたことを記憶していた。
一係室に女性の声で、事件発生時刻に、神保が受験対策本部の事務室から大急ぎで出てきたという密告電話が入った。
岩城と五代は神保から事情聴取した。
神保は事件当時、誰もハンカチを洗っている自分を目撃していないこと、お守りも買わず、神社にも行っていないと述べ、犯人ではないと強調した。
鮫島が号泣する神保を目撃し、激怒して五代を殴った。
五代は鮫島に、神保を気遣っていたら事件が解決しないと激しく反論した。
鮫島は岩城と五代に、「玉枝」の権利書を見せ、なじみの不動産屋に「玉枝」を売却すること、明日にその引き換えに金をもらうことを告白した。
鮫島は自分で盗まれた現金を弁償することで、事件の捜査を終わらせようとしていた。
鮫島は明日が試験である神保が、詰問して試験がうまくいかなくなることを危惧し、岩城と五代に試験が終了するまで受験生に権利書のことを言わないように頼んだ。
鮫島は受験生に、事件が思い違いであり、2000万円全額が発見されたという嘘をつき、今まで通りに勉強に励むように勧めた。
神保は無表情だった。
鮫島は受験生の2人が合格したことに大喜びした。
山村は一係室に戻り、藤堂に、原田が堀に刺されたことを報告した。
山村は原田と堀を張り込み中、物音を聞き、アパートに突入し、原田を発見した。
山村は原田が口を聞けなかったので、尋問できなかったが、金を巡る仲間割れではないかと推測した。
野崎は原田と堀が犯人であるとすると、神保がなぜ2人が犯人ではないという嘘をついたことを疑問に思った。
五代は鮫島が神保をはじめとする受験生を信じていることから、自分も信じることを決心しており、神保が犯人ではないと思っていた。
藤堂は堀を緊急手配した。
五代は神保が試験道具を置いたまま姿を消したという連絡を受け、受験対策本部に急行した。
鮫島は神保の試験が今日の午前9時であり、あと1時間しかないことから、激しく焦っていた。
鮫島と五代と受験生は神保を捜索した。
五代は公園の池のそばにたたずんでいる神保を発見し、疑っていないことを伝え、謝罪した。
神保は洗面所でハンカチを洗っていた際、原田と堀が事務室に侵入し、2000万円を強奪したことを証言した。
神保は受験生が自分のことを合格すると決めてかかっていることから、もしも落第したらということを恐れて絶望し、金庫のそばにお守りを置き、密告電話をしたことを自白した。
神保の目的は、自分が泥棒として疑われれば、落第したときの言い訳になり、受験生に同情されるというものだった。
神保は今年、試験を受けるのをやめようとしたが、鮫島と五代に激励された。
鮫島と五代は神保を受験会場まで送迎したが、鮫島に促され、赤色灯を鳴らした。
野崎と五代は堀を窃盗並びに傷害容疑で逮捕した。
神保は試験に合格した。
鮫島は五代を立派な刑事であると評した。
■メモ■
*「鮫島結婚相談所」以来、2年半ぶりの登場となる鮫島。同作がボン単独編での放送であるため、ロッキーとは初対面となった。
*今回の鮫島の仕事は受験コンサルタント。明らかに裏番組の『3年B組金八先生』を狙っている。
*鮫島がボスと殿下と共演するのは今回が最後となる。(鮫島が次回に登場するのは「鮫やんの大暴走」と「ジョーズ刑事の華麗な復活」だが、いずれもボスが休場している時期)
*飯田を救出しようとして、自分が転落しそうになる鮫島。
*鮫島がボスの旧友であり、警視庁管内では警視総監賞の数と始末書の数でかなう者がいないという、「闇に向って撃て」で示された鮫島の基本設定が再び台詞で言われているのが嬉しい。
*この時点で、鮫島が刑事を辞めてから8度転職したことが示されている。番組で描写されている以外にも多数の仕事をしていたようだ。今度こそ成功間違いなしと言うが、いつも失敗している。
*スニーカーのことを「スピーカー」と言う鮫島。
*小料理屋「玉枝」が登場するが、肝心の玉枝本人は登場せず。
*原田と堀が犯人であることが確定しているのに、神保の偽証や妨害で事件が混乱…
*久々の「青春のテーマ」。
*「流れ者」に引き続き、またもや緊急でもないのに赤色灯を鳴らしてしまうスニーカー。そして始末書を書く羽目に。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
岩城創:木之元亮
五代潤:山下真司
野崎太郎:下川辰平
松原直子:友直子
鮫島勘五郎:藤岡琢也
神保圭子:谷川みゆき、飯田:清家栄一
原田:広田正光、「玉枝」従業員:津賀有子、大橋一輝、山口譲
有田和美:三留真由美(後の壇まゆみ)、川上伸之、風間賢、白川絹子
藤井敦、山崎康雄、斉藤薫子、高橋昌也、堀広道
石塚誠:竜雷太
島公之:小野寺昭
山村精一:露口茂
脚本:畑嶺明、小川英
監督:竹林進
#太陽にほえろ#スニーカー主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12702069148.html
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太陽にほえろ! 第637話「模擬訓練」
2018-01-20 01:21:47 テーマ:マイコン登場編
第637話「模擬訓練」通算第331回目
■ストーリー■
七曲署捜査一係は城西銀行矢追支店にて、銀行強盗事件の模擬訓練を実施することになった。
西條と水木が強盗犯役を担当することとなった。
捜査一係は通報に備えて待機していたが、午前8時30分頃、城西銀行矢追支店から強盗事件の通報が入り、銀行に急行した。
西條と水木は行員に拳銃を突きつけ、女子行員の松本順子(大川陽子さん)に、袋に現金を入れるように命じた。
松本は金額の少ない1000円札の束だけを袋に入れようとして、西條に注意され、金額の大きい1万円札の束を袋に入れた。
西條は松本を城西銀行矢追支店の中で一番チャーミングと評し、デートに誘った。
西條と水木は松本を人質に取り、城西銀行矢追支店の入口を包囲する警官隊に退去を命じたが、井川達に取り押さえられた。
模擬訓練は終了した。
通達の内容は、強盗一般及び金融機関強盗の認知件数が昭和54年(1979年)以降激増傾向にあり、現行犯逮捕の減少と検挙率の低下が目立っていたため、各警察署で模擬訓練を実施するというものだった。
西條は強盗犯役を演じ、模擬訓練のレポートを書かなければならないことに腹を立てていたが、水木は模擬訓練に賛成し、シミュレーションを頻繁に実施するべきという所見を述べた。
西條と澤村は水木に、模擬訓練のレポートの清書を押し付けた。
西條は竹本の見舞いに赴こうとしたが、藤堂から、矢追本通りの宮田ビル1階の宝石店「麗宝堂」にて強盗事件が発生したという連絡が入り、急行した。
強盗事件にて、女性従業員の池内麗子(29歳)(野平ゆきさん)が撃たれていた。
西條と澤村と水木は麗宝堂に到着した。
池内は胸部を被弾して意識を喪失し、矢追中央病院に搬送された。
強盗犯は黒い帽子にサングラス、マスクをした2人組で、オレンジ色のミニクーパーで逃走していた。
強盗事件の発生時刻に店に居合わせたのは、「麗宝堂」の経営者の梶山達哉(久保明さん)、宝石卸売商「北陽商会」社員の古屋保(三井大介さん?)、昭和予備校の講師の長谷川実(高岡一郎さん)、長谷川のフィアンセの野口昌代(藍ともこさん)だった。
長谷川と野口は4月に結婚するため、婚約指輪を購入しに、「麗宝堂」を訪れていた。
犯行時刻は午前11時10分頃で、強盗犯は裏口から侵入していた。
池内の胸部から弾丸が摘出されたが、池内は出血多量で意識が戻らずに危険な状態が続き、ICUに運び込まれた。
強盗犯は裏口から逃走しており、梶山は池内の介抱、古屋は強盗犯を追跡していた。
強盗犯の目撃者は発見されなかった。
オレンジ色のミニクーパー「5723」は盗難車で、所有者は中野1丁目に住むマンション経営者の林裕司であり、昨日中野北署に被害届が提出されていた。
井川と澤村は盗難車の捜査を開始した。
被害に遭った宝石は、2.5カラットのダイヤモンドを筆頭に、アレキサンドライト、スタールビー、ブラックオパールなど21点で、いずれも高額なものだった。
被害総額は計1億2000万円で、麗宝堂は10日から展示会を開催し、そのために宝石を備えていた。
弾丸の照合の結果、2発とも同一拳銃から発射された32口径の銃弾で、前科が無いことが判明した。
藤堂は西條と水木に実地検証を指示したが、令子からの連絡で池内の死亡を知った。
池内がはめていた婚約指輪は梶山から贈られたものだった。
梶山は3年前(1982年頃)に独立して「麗宝堂」を経営しており、店員は当時恋人だった池内のみであり、店の名前も池内の名前から付けていた。
2人は「麗宝堂」の経営も軌道に乗り、秋に挙式する予定だった。
梶山は池内の遺体に縋り付き、号泣した。
井川と澤村は林と対面し、ミニクーパーが盗難にあった場所とガソリンのことを聞いた。
ミニクーパーのガソリンはほとんど残っていなかったため、強盗犯が近くのガソリンスタンドで給油している可能性が浮上した。
強盗犯は裏口から「麗宝堂」に侵入し、拳銃を突きつけて店内にいる者を脅迫し、梶山にシャッターを閉めるように命じた。
梶山は壁のスイッチでシャッターを閉めた。
強盗犯は梶山と古屋に銃口を向け、ショーケース内に展示されていた宝石を強奪した。
宝石を展示したのは古屋で、展示期間中には古屋が手伝っていた。
強盗犯は梶山に布の袋を渡し、宝石を袋の中に入れるように威嚇していた。
梶山は最初に、展示されていた宝石の中で最も高価な1800万円のダイヤモンドを袋に入れていた。
梶山が犯人に宝石を渡した直後、池内が警報ベルを押そうとして、強盗犯に撃たれていた。
西條は実地検証の際にどこか疑問を持っていたが、水木と一緒に昼食をとった。
西條と水木は昼食後、城西銀行矢追支店を訪れ、松本と再会し、喫茶店で話を聞いた。
西條は松本に、金額の少ない現金を袋に詰め、できるだけ時間を引き伸ばし、金額の大きい現金を袋に詰めた理由を質問した。
松本は無意識に出来る限り、少ない現金を渡そうとしたからと答えた。
水木は松本の場合が模擬訓練であり、心理状態が比較できないため、強盗事件に遭遇した場合、どのような行動をとるか分からず、被害の大小など関係なくなるのではという見解を抱いていた。
西條は梶山が自分の店で最高額の宝石を、最初に強盗犯に渡したことに納得できず、故意に被害を拡大させたのではないかと推測した。
梶山が最初に袋に詰めたのは、2.5カラットの1800万円の最高級品のダイヤモンドであり、他にも適当な宝石があったため、どこかに職業意識が働いていればこのような行為を起こさなかったのではないかと熟考していた。
ホームズ三世はノーコメントと出力されていた。
西條は澤村と一緒に梶山の身辺捜査を担当し、水木はこれまでのデータ整理を行った。
西條は総額1億2000万円の宝石には盗難保険がかけられているため、梶山が強盗を仕組み、総額2億4000万円を騙し取ろうとしたのではという仮説を立てていた。
西條と澤村は竹本を見舞いに来ていた。
西條は自分の勘に自信を取り戻した。
子供が矢追東町交番に通報されたことにより、盗難車のオレンジ色のミニクーパーが発見された。
ミニクーパーには給油された痕跡があった。
ミニクーパーの給油場所が、三好町1丁目のガソリンスタンドであることが判明した。
従業員の湯原はミニクーパーではなく、ポリタンクを持ってきた男に売っており、そのような客が珍しかったため、男の顔を記憶していた。
水木は湯原と協力し、モンタージュの作成に尽力した。
西條と澤村は、梶山が独立する以前に勤務していた宝石店の井上店長(大矢兼臣さん)と会っていた。
梶山は大学を卒業後、札幌支店に5年、新宿本店に9年、計14年勤務していた。
梶山は非常に有能で、抜群のセールスの実力を持ち、顧客を掴んでいたが、女性関係に問題があった。
西條と澤村はスポーツコネクションでエアロビクス中の、池内の高校時代からの友人の浅子(工藤啓子さん)から事情を聞いた。
池内は友人と一緒にスポーツコネクションに行き、頻繁にエアロビクスをしていた。
池内と友人はお互いにハイミスで、来年に30代を迎える身でありながら、男性と縁がないことに嘆いていた。
池内は酒を飲みながら友人に、梶山の結婚が嘘で、本命が他にいることを言い残していた。
池内は「麗宝堂」の開店資金を半分出しており、梶山の仕打ちに悲惨と思っていた。
梶山はゴルフ練習場にて、佐伯愛子(日高久美子さん)という女性にゴルフを指導していた。
ゴルフ練習場係員の田川(久木念さん)によると、梶山は4,5ヶ月前から佐伯と2人でゴルフ練習場に赴き、コースにも何度か行っていた。
佐伯は一部上場企業の帝京物産の会長の佐伯良和の孫娘で、梶山のもう1人の恋人だった。
澤村は佐伯の親友から、梶山が半年前に宝石のセールスで佐伯宅を訪問し、それが縁で佐伯との交際が始まったことを聞き込んでいた。
梶山が佐伯との結婚を考えていた場合、池内の存在が邪魔となると思われた。
池内は梶山に誠心誠意尽くしていたが、最も悲惨な形で裏切られることとなった。
山村は池内の生命保険の契約書を入手した。
保険料は4000万円で、受取人が梶山となっていた。
三好町のガソリンスタンドでガソリンを購入した男がモンタージュから、倉田肇(28歳)(笹入舟作さん)という男が割り出された。
倉田は昭和31年(1956年)8月10日生まれで、傷害の前科1犯だった。
井川は倉田を、西條は梶山の捜査を開始した。
西條は梶山の車に同伴し、宝くじを購入し、1等1000万円の使い道で金を購入することを話題にして、金の相場が1g2600円前後であることを聞き出した。
西條は梶山に佐伯の屋敷に案内してもらい、梶山を挑発した。
梶山は佐伯と交際したことを認めたが、大事な取引先であるからと弁解し、池内との恋愛に真剣だったと主張した。
梶山は自分の保険金の受取人が池内で、お互いに了承してのことだったことを打ち明けた。
井川と澤村はトレーニング中の倉田と、相棒の落合隆(松永忍さん)を発見した。
倉田と落合は橘町の長沢工務店に勤務し、主に内装工事を担当していたが、1ヶ月前に退職していた。
井川と澤村は倉田と落合から事情聴取を行い、事件発生時刻のアリバイを尋ねたが、倉田は自宅で寝ていたと答えた。
倉田は三好町のガソリンスタンドでガソリンを購入したことを否定した。
澤村は倉田を逮捕しようと焦っていたが、井川は倉田を逮捕させるまでの物証を揃えようとしていた。
西條はゴルフ練習場に待機し、梶山と佐伯に接触したが、梶山に注意された。
梶山は西條から倉田の名前を聞き、動揺したが、知らないと述べた。
西條と令子は梶山と佐伯の車を尾行した。
西條は梶山を許さず、梶山と倉田の接点を何としてでも掴もうとしていた。
井川と澤村は長澤工務店の資料から、梶山と倉田の接点を突き止めた。
5年前(1979年頃)の4月、長澤工務店が矢追町5丁目マンション高野の407号室の内装工事を請け負っていたが、407号室の住人は梶山だった。
工事依頼人は梶山で、内装工事を担当したのは倉田と落合だった。
いずれも状況証拠で、梶山の逮捕状を取ることが不可能だった。
山村と水木が三宅の旅行代理店を調査した結果、倉田と落合が明日、成田空港発13時30分、セントラル航空104便で香港に飛び立つことが判明した。
麗宝堂から奪われた宝石は倉田と落合の分け前で、2人が宝石を換金すると思われたが、盗品の宝石を持って出発する可能性が低かった。
梶山の容疑が立証できるかどうかが問題点となった。
西條と水木は宝石店強盗に扮して、宝石強盗事件を再現し、現場検証を開始した。
梶山は西條の指示通り、店のシャッターを閉め、2.5カラットのダイヤモンドのイミテーションを袋に入れようとしたが、西條に制止された。
野口は犯行当時、梶山が最初にダイヤモンドを袋に入れようとしていたところを目撃していた。
西條は梶山に、強盗犯の指示も無かったのに、なぜ最初に、最も高価なダイヤモンドを袋に入れようとした理由を質問したが、梶山は動揺していた。
井川と澤村はあかね荘から出発しようとする倉田と落合を引き止めた。
梶山はダイヤモンドが麗宝堂のものではなく、北陽商会のものであるため、財政状況が悪化しないからと答えた。
西條は池内が警報ベルを押そうとして撃たれたことを話題に出し、梶山の方が警報ベルの位置に近く、少し手を伸ばせば届くのに、押さなかったことを指摘した。
西條は冷静な梶山ならいつでも警報ベルを押せたと突きつけた。
古屋は犯行当時、警報ベルを押そうとして、梶山に腕を掴まれたことを思い出した。
梶山は客がいたため、下手に逆らって撃たれるのを恐れたと説明し、西條の犯人に協力したという説を否定した。
梶山は工事の際に部屋には不在で、池内宅にいたため、倉田と落合のことを知らないという嘘を吐いた。
梶山は部屋の工事の際に倉田と落合と知り合い、犯行を計画し、強盗を仕組んで池内を殺害していた。
倉田と落合が池内に2発撃ったのは、必ず致命傷となるようにということだった。
梶山は西條を名誉棄損で告訴しようとしていた。
西條と令子と水木は証拠が状況証拠しかなかったため、一旦麗宝堂を後にした。
倉田と落合は西條と令子と水木が出発したのを見計らって麗宝堂に入り、梶山にシャッターを下ろすように命じた。
倉田と落合は報酬の宝石がイミテーションであると誤解し、梶山に本物の宝石を出すように脅迫したが、裏口から井川と西條と令子と澤村と水木が入ってきた。
梶山は観念し、全面自供した。
盗品の宝石が横浜の税関から押収された。
宝石は玩具の部品に隠されて香港に送られる予定だった。
犯行の動機は愛情の縺れと保険金だった。
■メモ■
*今回、日テレプラスとファミリー劇場の番組紹介では、サブタイトルがなぜか「模擬試験」となっていた。
*強盗事件で、強盗に脅迫されて金を入れさせられる際、被害額を少なくするため、無意識に少ない金額の現金を袋に入れるという人間の習性をテーマにしているのが面白い。
*前回の「ラガー倒れる」でラガーが入院したことにより、捜査一係が7人体制。この7人体制は「危険なふたり」と「夏の光」と「マイコンがトシさんを撃った!」のみ。
*ラガーは今回から「走れブルース」まで病床での登場となり、出番も少ない。
*「太陽」で模擬訓練といえば「犯罪スケジュール」を思い出すが、そちらは複雑怪奇な事件だった。
*銀行強盗事件の模擬訓練の犯人役はドックとマイコン。トシさんとブルースが強盗犯役に一番似合っているように思う。
*ドックに衣装をディナーショーと勘違いされるマイコン。白いコートに毛糸の帽子では強盗犯に見えないぞ。
*マイコンとは対照的に、スマートに強盗役を演じるドック。
*強盗役なのに「皆さん、手を挙げて下さい。お願いします」や「笑わないでください」と行員に呼びかける、謙虚すぎるマイコンが今回の初見時からツボ。他にも「お金をこの袋に入れてください」と言いかけ、松本に「ありがとう」、警官隊に「下がってください」と言う。
*ドックは強盗時にも女子行員の松本をナンパする。このような模擬訓練には刑事の素の性格が出るのが面白い。
*マイコンがホームズ三世で打ち出した、捜査一係が銀行に到着する予想時間は3分40秒。マミーとブルースは3分36秒で銀行に到着するも、マイコンはホームズ三世で「誤差+-10秒」と打ち出していたため、落胆。
*ブルースの考えは「訓練と本番は似て非なるもの」、マイコンの考えは「何事も訓練、トレーニング」。私はマイコン派。
*ドックの字はマイコンに言わせると、「ミミズのような字のラガーよりはかなり達筆」らしい。ラガーの字は「ラガーのラブレター」で確認できる。
*焼き魚定食(?)を食べるドックとマイコン。マイコンはドックのせいで白飯と味噌汁のお替りを食べ損ねる。
*ドックは典型的な「ながら族」で、食べながら考えると頭が冴え渡るらしい。
*ドックは自分の勘にカツ丼を賭けるも外れてしまい、ブルースに「極上のカツ丼鰻付き」を奢る羽目になる。しかし、勘を取り戻し、ブルースに極上天丼を奢らせた。
*「尾っぽの置物を持ってくる。七宝焼き」byドック。
*事件はいわゆる、逆玉の輿と保険金目的の殺人。逆玉の輿が目的というのは「取調室」と「落し穴」にもあった(「取調室」は同じ峯尾氏脚本)。
*事件の解決方法は隠し玉らしいが、よく分からない。ドックに言わせると「15ラウンドKO」らしい。
*ブルースはドックに極上天丼を奢らず、代わりにドックと一緒に、ボスから差し入れられた果物を食べる始末。
*「ハートは醤油をつけると美味いのか?」byラガー。
*今回もラストに「太陽のテーマ’79」が流れた。
*ラスト、ボスに模擬演習の際、毎回レポート提出を義務付けられるドック。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
竹本淳二:渡辺徹
澤村誠:又野誠治
水木悠:石原良純
岩城令子:長谷直美
梶山達哉:久保明
野口昌代:藍ともこ(現:藍とも子)、長谷川実:高岡一郎(現:谷本一)、池内麗子:野平ゆき
古屋保:三井大介、松本順子:大川陽子、佐伯愛子:日高久美子、倉田肇:笹入舟作(現:笹本憲史)、浅子:工藤啓子、瀬下和久、田川:久木念、井上店長:大矢兼臣
落合隆:松永忍、宮本裕之、伊藤剛、記平佳枝、市山俊行、梶草助
西條昭:神田正輝
井川利三:地井武男
山村精一:露口茂
脚本:峯尾基三
監督:高瀬昌弘
#太陽にほえろ#ドック主役編
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