2/1(木) ③ 過去の今日のドラマ作品だヨ(=^◇^=) | J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

過去の今日、『太陽にほえろ!』のどのエピソードが放送されたかを後悔なく公開するブログでしたが、
2023(令和五)年2月2日(木)曜日に突然、きまぐれに気が変わってしまい変更しました土佐ヨ(=^◇^=) 
いうことでどうか④⑥③⑨お願いしますm(__)m(__)m

 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『週刊ストーリーランド』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛ 19:58~20:54
 ┌─――――――――――――――――┐第132話 「温泉旅館殺人事件」
 |2001(平成13)年 2月 1日(木) 第42回 |第133話 「ネズミの婿さがし」
 └─――――――――――――――――┘第134話 「三面記事太郎・ドライヤーで強盗撃退」
                    第135話 「最後のリクエスト」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B1%E5%88%8A%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89
 ┏━━━━━━┓
 ┃ 輿水泰弘 ┃1960(昭和35)年2月1日(月) 生誕
 ┗━━━━━━┛http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%BF%E6%B0%B4%E6%B3%B0%E5%BC%98
 ┏━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 相棒のらくがき VOL.1 ┃脚本家・輿水泰弘より
 ┗━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐
 |2002(平成14)年?月?日(?)|
 └─――――――――――――┘
  警視庁特命係の杉下右京は愛すべき変人です。
  そして亀山薫は愛すべき凡人です。
  そんな刑事コンビがジワジワ犯人を追いつめる。
  激しく優しく静かに熱く!
  絶対に楽しんでいただけます。
  ウソだと思ったら、ぜひ一度観てください。  脚本家・輿水泰弘
 http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_01/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season1
 ┏━━━━━━━┓
 ┃ 『砂の器』 ┃ TBS系列「日曜劇場」
 ┗━━━━━━━┛21:00~21:54
 ┌─―――――─――――――――――――――――――――┐
‡|2004(平成16)年2月 1日(日) 第03話「もう戻れない悲しみ」 |
 └─――――――――─―――――――――――――――――┘
      演出・・・金子文紀
     視聴率・・・19.4%
   平均視聴率・・・19.6% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
   テレビ放送・・・『砂の器』TV放送第四回目
 テレビドラマ化・・・TBS系列第2回目
 https://www.uta-net.com/song/18650
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E3%81%AE%E5%99%A8
 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B01MCY0TFI
 https://ja.wikipedia.org/wiki/Sand_Castle
 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓  土曜ドラマ
 ┃ 『美丘-君がいた日々-』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─―――――─―――――――――――――――――――――――┐
 |2004(平成16)年12月?日(?)号から『野性時代』連載開始    |
 |2006(平成18)年 2月?日(?)号まで『野性時代』連載終了    |
 |2006(平成18)年10月31日 発行日 発行元:角川書店 著者:石田衣良 |
 |2014(平成26)年11月 9日(日)付『中国新聞』朝刊「青春文学館」  |広戸梨子(呉市・清水ヶ丘高2年)
 └─――――――――─――――――――――――――――――――┘愛の強さと覚悟に感動 ⇒ 私は読書が苦手である。まず何を読んでいいか分からない。そこで、手始めにテレビでドラマ化された小説を読んだ。それが、『美丘』という作品だった。主人公は、峰岸美丘と橋本太一。「思ったことは必ずやる」という、自由奔放な美丘。一方で、読書好きで恋愛に奥手な太一。そんな2人のラブストーリーだ。太一には、麻里という恋人がいた。でも、次第に美丘にひかれていく。三角関係の設定は、女子高生のみならず多くの人に好まれると思う。恋愛小説には欠かせない要素の一つだろう。その後、太一は麻里に別れを告げ、美丘と付き合うことになった。そして、美丘はショッキングな事実を打ち明ける。幼い頃、交通事故で頭を手術し、頭の中に乾燥硬膜を移植した。そのため、クロイツフェルト・ヤコブ病に感染している可能性があるというのだ。発症すれば死に至る病気だ。それでも太一は、美丘を受け入れたのだ。私が美丘だったら、相手が離れていってしまう不安から、事実を話さないだろう。この告白を受け入れる太一の寛容さと愛の強さに心を打たれた。想像もつかない過酷な時を、覚悟を決めて一緒に過ごしていく。テレビドラマと違い、小説はハッピーエンドではない。結末は衝撃的だが、私は小説の方が好きだ。この作品を読み、生き方や命の大切さをあらためて考えさせられた。そして本好きにもなった。
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-43443
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=99619
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E4%B8%98
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『相棒SeasonⅣ』AP日記 inside watch ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――――――――――――――――――┐
 |2006(平成18)年 2月 1日(水) Report 058「アゲハ蝶」のロケ地」|
 └─――――――――――――――――――――――――――――┘
 http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_04/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season4
 ┏━━━━━━━━━━┓
①┃ 『相棒』seasonⅣ ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――――――――――――――――――――┐
 |2006(平成18)年 2月 1日(水) No.070 第15話「殺人セレブ」 |
 └─――――――――――――――――――――――――――┘
  杉下右京(水谷豊)の階級・・・警視庁特命係 係長・警部
  杉下右京(水谷豊)の相棒・・・警視庁特命係 巡査部長 亀山 薫(寺脇康文) ※初代相棒
          ゲスト・・・栗田よう子 遠山俊也 野村真美 舟木幸
           脚本・・・真部千晶 (協力:櫻井武晴)  
           監督・・・和泉聖治
          視聴率・・・16.5%
        平均視聴率・・・14.8%『AIBOU: THE MOVIE 3』パンフレットP.40より
        平均視聴率・・・14.7% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
           備考・・・『season4』『season5』放送時の公式HPの表記は『seasonⅣ』『seasonV』であるヨ(=^◇^=)
           備考・・・『season4』発表前までは、『season1』は『First season』、『season2』は『Second season』、『season3』は『3rd season』と表記・呼称されていたヨ(=^◇^=)
         season4・・・これまで別々に登場していた長門裕之、津川雅彦兄弟がついに共演。また現在、花の里の女将となっている月本幸子(鈴木杏樹)が犯人として右京と対峙するエピソードで初登場する。このシーズンから元日SPがスタートし、16.1%の高視聴率を記録した。『AIBOU: THE MOVIE 3 DOCUMENT FILE』(パンフ)P.40
  備考・・・◎season4以降、曜日に関係なく元日に2時間もしくは2時間30分のスペシャルとして放送。◎本作から、メロディは変わらないが、リアレンジしたオープニングテーマに変更され、season6までこのアレンジを使用。
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓
②┃ 『相棒ten』season10  ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─―――――――――――――――――――――――┐
 |2012(平成24)年 2月 1日(水) No.185 第14話「悪友」 |
 └─―――――――――――――――――――――――┘
  杉下右京(水谷豊)の階級・・・警視庁特命係 係長・警部    ㊦↓最後のseason、最終話で昇格異動
  杉下右京(水谷豊)の相棒・・・警視庁特命係 警部補<元:警視> 神戸 尊(及川光博) ※二代目相棒
          ゲスト・・・金井勇太 三宅弘城 松本実 甲斐まり恵
           脚本・・・徳永富彦 
           監督・・・東伸児 
          視聴率・・・15.0%
        平均視聴率・・・16.6%『AIBOU: THE MOVIE 3』パンフレットP.41より
        平均視聴率・・・16.6% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
           備考・・・『season10』はseason表記ではなく、『相棒ten』といった数字を英語表記となったヨ(=^◇^=)
        season10・・・初回SPで、花の里の女将・宮部たまき(益戸育江)が店をたたむことになり、後に月本幸子(鈴木杏樹)が店を継ぐことに。さらにはシーズン放送中に神戸の卒業を発表。クローン人間をテーマとした最終回SPで、生命の倫理観を巡り右京と意見が対立した神戸が警察庁に戻る形で特命係を去ることに。『AIBOU: THE MOVIE 3 DOCUMENT FILE』(パンフ)P.41
 http://aibou.main.jp/
①http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_04/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season4
②http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_10/story/0014/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season10
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=6876 HEY!HEY!相棒(=^◇^=)
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=105566 2010
 ┏━━━━━━━━━┓┌─―――――――――┐
 ┃ 『月刊ドラマ』 ┃|2014(平成26)年 2月号|映人社
 ┗━━━━━━━━━┛└─―――――――――┘本作特集号。Season12の「ビリーバー」「かもめが飛んだ日」「がけっぷちの女」を収録
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92

●保存版●保存版●保存版●保存版●保存版●保存版●
 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『OHARA』Season 1 ┃Mr.Brandon Bruce Lee(李國豪)のTV出演第3作目
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――─――――――――――――――――┐
 |1987(昭和62)年 月日 No.0 Ep.0「」|
 └─―――――――――――─―――――――――――――┘
 01 "Pilot" (January 17, 1987)
 02 "Eddie" (January 24, 1987)
 03 "Darryl" (January 31, 1987)
 04 "Will" (February 7, 1987)
 05 "Toshi" (February 14, 1987)
 06 "Terry" (February 21, 1987)
 07 "Louie" (February 28, 1987)
 08 "Laura" (March 7, 1987)
 09 "Jesse" (March 14, 1987)
 10 "Frannie" (March 28, 1987)
 11 "Brian" (April 4, 1987) Note・・・Season 1、THE END.
 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『OHARA』Season 2 ┃Mr.Brandon Bruce Lee(李國豪)のTV出演第3作目
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――─――――――――――――――――┐
 |1987(昭和62)年1月日 No.1 Ep.0「」|
 └─―――――――――――─―――――――――――――┘
 12  01 "Y' Wanna Live Forever?" (October 3, 1987)
 13  02 "Artful Dodger" (October 10, 1987)
  10月17日 おやすみだヨ(=^◇^=)
 14  03 "Sparrow" (October 24, 1987)
 15  04 "Fagin All Over Again" (November 7, 1987)
 16  05 "Take the Money and Run" (November 14, 1987)
 17  06 "The Intruders" (November 21, 1987)
  11月28日 おやすみだヨ(=^◇^=)
 18  07 "Hot Rocks" (December 5, 1987)
 19  08 "And a Child Shall Lead Them" (December 12, 1987)
 20  09 "Silver In The Hills" (December 19, 1987)
  12月26日 おやすみだヨ(=^◇^=)
 ┌─――――――――─――――――――――――――――┐
 |1988(昭和63)年 月日 No.2 Ep.1「」|
 └─―――――――――――─―――――――――――――┘
 21  10 "They shoot Witnesses Don't They" (January 2, 1988)
  1月9日 おやすみだヨ(=^◇^=)
 22  11 "You Bet Your Life" (January 16, 1988)
 23  12 "What's in a Name?" (January 23, 1988)
  Note・・・Brandon Lee appeared in the Season 2 episode "What's in a Name" which first aired on January 23, 1988 as Kenji, the evil son of a yakuza godfather. This was Lee's only acting role as a villain, although in Kung Fu: The Movie, his character was possessed and forced to be evil for most of the movie..
 24  13 "Sign Of the Times" (January 30, 1988)
 25  14 "The Light Around the Body" (February 6, 1988)
  2月13日 おやすみだヨ(=^◇^=)
  2月20日 おやすみだヨ(=^◇^=)
  2月27日 おやすみだヨ(=^◇^=)
 26  15 "X" (March 5, 1988)
 27  16 "Last Year's Model" (March 12, 1988)
  3月19日 おやすみだヨ(=^◇^=)
 28  17 "Open Season" (March 26, 1988)
  4月2日 おやすみだヨ(=^◇^=)
  4月9日 おやすみだヨ(=^◇^=)
  4月16日 おやすみだヨ(=^◇^=)
  4月23日 おやすみだヨ(=^◇^=)
 29  18 "Seeing Something That Isn't There" (April 30, 1988)
 30  19 "Hot Spell" (May 7, 1988) Note・・・Season 2、THE END.
  http://en.wikipedia.org/wiki/Ohara_(TV_series)
 http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Wall (=^◇^=)

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『太陽にほえろ!』西暦2012年(再)放映 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  広島テレビ(広テレ!)で毎週(水)(木)(金)曜日午後3時50分~4時50分絶賛放送㊥!(=^◇^=)
 ┌─――――――――――――――――――――――――――――┐
‡|2012(平成24)年 2月 1日(水) 第010話「ハマッ子刑事の心意気」 |1972/09/22
 └─――――――――――――――――――――――――――――┘
  監督・・・手銭弘喜 
  脚本・・・小川英 鴨井達比古
  備考・・・ハマッ子刑事=沖雅也(後のスコッチ刑事)初登場。横浜外人墓地。本牧ふ頭?でLIVERPOOL号
 ┏━━━━━━━━┓
 ┃ 『白線流し』 ┃
 ┗━━━━━━━━┛
  フジテレビ系列(木)曜22:00~22:54放送(54分)
  平均視聴率 10.9%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) 
 ┌─――――――――――――――――――――――――――――――┐
‡|第04話 1996(平成八)年 2月 1日(木)「裏切られたラブレター」 9.6% |
 └─――――――――――――――――――――――――――――――┘  
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E7%B7%9A%E6%B5%81%E3%81%97
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=5344

 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃『太陽にほえろ!』放映リスト┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛
 日本テレビ系列/金曜日 夜8:00~8:54
 七曲署捜査記録~ジーパン編 全59話+1話
‡29 081.1974.02.01 おやじバンザイ! 石垣恵三郎、松平健
【出演者】石原裕次郎、松田優作、(関根恵子)、露口茂、竜雷太、小野寺昭、下川辰平、青木英美、石垣恵三郎、井岡文世、右京千晶、西朱実、松平健、川野耕司、石井宏明、小川光明、小泉博孝、根本清和、佐山泰三【監督】澤田幸弘【脚本】小川英・今村明男【音楽】大野克夫(音楽)、井上尭之バンド(演奏)【原作】魔久平
【あらすじ&ジーパン心の叫び】必死の形相で追い掛けるチョウさん。その後をジーパン。工事現場に突入して、建築中のビルを上り始める若い男。彼は持っていた拳銃を突然、発砲させる。灯油を頭から被り、火を付けようとする男をチョウさんは逃がしてしまう。男の名前は小野ツネオ(松平健)といい、チョウさんは一度傷害で逮捕したことがあった。今回も喧嘩相手がたまたま拳銃を持っていたのでそれで逆上し、相手を殺して、逃げ回っているのだ。次の犠牲者を出す前に逮捕しようと決意するチョウさん。その時に妻(井岡文世)から電話が入った。家から署への電話を嫌がるチョウさんがそれに出ると内容は息子・俊一(石垣恵三郎)が喧嘩をして相手を怪我させ、緑川署にお世話になっているとの事だった。チョウさんは捜査が忙しいことを理由に引き取りには行かなかった。チョウさんを含め、七曲署の面々は小野の立ち回りそうな所の捜査を開始する。そんな最中、小野の妻の実家は下田であると判明。チョウさんとジーパンは翌朝早く、下田に出張する。その夜、チョウさんの家では俊一に喧嘩の理由を問い質そうとするが勉強を楯に自分の部屋に閉じこもろうとする息子。無理矢理、部屋に入ったチョウさんは俊一の「刑事の息子が警察に厄介になり、恩給がパーになることが嫌なんだろう」という言葉に思わず手をあげてしまう。俊一はそのまま家を出た。急行あまぎで下田に向かう途中、息子の幼い頃を思い出すチョウさん。思い出し笑いを浮かべながらジーパンに「いつの間にかあいつも大人になったよ」と嬉しそうに零す。下田に到着すると防波堤の釣り人に混じって、南伊豆署の田中刑事。近くにある民宿が小野の妻の実家だという。そして、そこには小野の所有する赤いマークIIが置いてあった。最初にその車が動いた時、追跡したがそれは単なる家族のお迎えだった。長期戦になりそうな捜査にボスはチョウさんの体を心配し、ゴリと交代してくれというがチョウさんは頑としてこれを断った。防波堤でつりを続けながら張り込むチョウさんとジーパン。チョウさんは小野の事を庇うかの如く、ジーパンに話していた。2年前にナツコ(右京千晶)という今の奥さんと結婚する時に小野は七曲署をわざわざ訪ねて来て、チョウさんに挨拶をしたという。本当はいい奴でその上、甘えん坊で寂しがり屋、粋がるくせに臆病だと自分に言い聞かせるように語った。だから自分は「絶対ここに居なければいけないのだ」と改めて決意する。一方、俊一の周辺にも展開が起きていた。彼の友達が俊一が怪我をさせた少年の兄貴にやられてしまったのだ。「親父が刑事だから目の敵に・・・」と呆然とする俊一。ジーパンはチョウさんの代わりに東京に戻り、俊一と会う事にする。「自宅にはしばらく戻っていない」と言う俊一の姉(西朱実)に隠れ家まで案内してもらう。その頃、チョウさんはジーパンと入れ替わったゴリと共にナツコを追跡していた。彼女は途中でガソリンスタンドに寄るのだがそこで買い物袋が無くなっていることに少し経ってからチョウさんは気付いた。ガソリンスタンドに戻るとやはりそこには小野が隠れていた。二人は小野を追い詰めて行くが彼は偶々そこを母親と一緒に歩いていたミドリという少女を人質に取ってしまう。チョウさんからその報告を聞いたボスはみんなを下田に集結させる。ジーパンも直ぐに向かおうとしたが俊一の姉が「河原で俊一が決闘する」と告げてきた。ジーパンは最初、喧嘩を止めようとしたが俊一の心情が分かったので最後まで気の済むまでやらせた。他方、小野は南伊豆のゴーストタウンに立て籠もっていた。それがテレビ中継される(小川光明)とジーパンはチョウさん家で奥さん、姉、喧嘩から戻った俊一で食い入るように画面を見ていた。現場では既に二人の警官が傷ついていた。妻ナツコにも説得させたが埒があかない。その時、チョウさんはボスの制止も聞かずに拳銃を置いて、両手を上げ、無防備で小野に迫っていく。それを見た俊一は何を感じ、チョウさんの運命は...。
 BGM・チェリッシュ「てんとう虫のサンバ」
 ジーパン心の叫び 「断絶の世代ですね」「年代の相違だなこりゃ」「君の言う通りだ。僻みだけじゃない、世間の人はね何となく刑事を嫌うんだよ・・・俺の親父も刑事だったからよく分かるんだよ」
 http://yusaku.from.tv/t81.html

‡1974.02.01 第081話「おやじバンザイ!」脚本・今村明男、小川英 監督・澤田幸弘
 佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)の娯楽映画研究所
 https://note.com/toshiakis/n/n2a35dd224b15

第635話「いい加減な女」より
C110系スカイライン4ドアセダンの破壊シーン。商社の営業マンが酒を飲まされ、車(スカイライン)ごと崖から落とされる。フェンダーミラーがテープで固定されていたり、フェンダーがすぐに外れてしまうような、かなりのボロ車ですが、2000GTが破壊されていますね。ヨンメリが底値だった頃の撮影なんでしょうけど、スポーティグレードが破壊されると、もったいなく思えてしまいます。
http://stunt.car.coocan.jp/taiyounihoero-2/taiyounihoero(635).html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第81話 おやじバンザイ!
脚本/小川英、今村明男 監督/澤田幸弘
--------------------------------------------------------
犯人の小野を追いかける長さんとジーパン。マンションの建築現場に踏み込むと小野を追い詰めたかに思われた。しかし相手は銃で威嚇してくる。長さんは例えケンカの弾みとはいえお前は人を一人殺しているのだとして、逃げてどうなることでもないと語る。小野は近くに有ったオイルを体全身に浴びると、それ以上近づくと火を付けると脅す。その間に小野は二人の元から消え去るのだった。長さんは足を負傷してしまう。ボスに小野を逃がしたことを報告し謝罪する。前回小野を逮捕した時にも真っ先に駆けつけたのは長さんだったという。この前のケンカの時には傷害だけで済んだが今回は相手が銃を持っていたことが災いし、相手の銃を奪って射殺してしまったのである。長さんはアイツはカッとなると見境がつかなくなる男だという。更生したと思った人が犯罪を犯すのは辛いことだと山さんは心情を吐露する。ボスはこれを機会に次の犠牲者を出してしまうかもしれないとして急いで足取りを探す様告げる。しかしそんな中七曲署に電話が鳴る。相手は緑川署から電話してきたもので、自らを野崎と名乗っていたことから電話に出たジーパンは長さんの妻だということを知る。長さんに電話を替わると、息子の俊一が友達とケンカをして怪我をさせてしまい補導されたのだという。担当の警察官の平井によると、怪我自体は大したことがないが、とても頑固なお子さんだと語る。コッチも手が離せない状況で、お手数をかけたとして謝罪する。ボスたちから息子は何歳になったのかと問われると中3だという。それを聞いたジーパンはそろそろ父親とは断絶の時期だとからかわれる。聞き込みして回る署員たち。小野のアパートを調べるも駐車場に車はなく、妻の夏子も帰宅している様子がなかった。デンカは妻の実家が伊豆・下田の小さな漁師町に有るのでそこに潜伏している可能性があるという。ボスは長さんに無線で連絡すると、今日は早くに仕事を終え、明日ジーパンと共に小野の妻の実家の方で張り込みしてくれと語る。徹夜明けの出張は仕事にならないので早く帰るよう命令される。長さんは帰宅する。野崎家は妻・康江、長女・良子、長男・俊一だった。俊一は受験勉強の為にカリカリ気味。良子に対してテレビの音量を下げろと語る。長さんに対して妻は息子のことを少しは考えてと言われるが、長さんは明日の朝5時30分には出張があるのだという。俊一のことを呼んでケンカの理由を聞こうとするが、勉強中だとして部屋から出てこようとしなかった。妻は反抗期だからあまり強くはいわないでというが、長さんは甘やかすから駄目になるのだとして部屋に乗り込んで行く。何故ケンカをしたのか・・・やましいことがあるから言えないのか?と問うが、男ならばケンカくらいしろと言ったのは父さんだとして俊一は語る。しかし長さんはそれは正当な理由が有った場合の話だと語る。俊一は刑事の息子の俺が警察沙汰になったことを怒っているのだろうとし、下手したら辞職に追い込まれて恩給がぶっとぶからだという。それを聞いた長さんは激怒して息子を殴り飛ばすと、妻が仲裁に入ってくる。俊一は出て行ってしまう。長さんはキッチンにいた娘と顔を合わすと、娘もまた長さんの元から立ち去ってしまう。下田に向かう長さんとジーパン。到着するまでの間長さんは、家族4人で夕陽の中歩いて行った時のことを思い浮かべていた。とても幸せで家族が一致団結していたときのことだった。ジーパンは長さんが楽しそうにしているのを見て何か有ったのかと問うが、夕べ息子を殴ってしまったのだという。ジーパンの言っていたことにも一理あるとして、いつの間にかアイツも大人になっていて言う事が一人前になってきたという。断絶状態であるというジーパンの言葉も間違いないかもしれないという。俺は頭が固すぎると反省する。タクシーに乗り小野の実家の民宿・宮川荘の近くに向かう。南伊豆署の田中刑事と連絡を取り合い、この辺は民宿が多いので身を隠すのには良い場所なのだという。釣り客に紛れて張り込みする中、妻が車を運転して、小野と接触するを待つのだった。
--------------------------------------------------------
長さんとジーパンはケンカの弾みでケンカ相手を銃殺してしまった男性・小野の追跡を行う。過去に一度長さんは彼を傷害で逮捕した事が有るがその時は傷害で済み比較的軽い刑で済んだ。そんな彼は結婚する際に長さんにも報告に来るほど心を打ち解けたかに思われたが、彼はまたしても傷害によって罪を重ね、そして今回は更に最悪なことに殺人を犯して逃走を図る。そんな彼を実家まで追跡する中で、長さんの息子の俊一は反抗期まっただ中で、学校の友人とケンカして補導されるという状況だった。長さんの家庭・親子関係を描いたエピソード。これまでにも長さんの妻のことが描かれたことはあるような気がするけど、息子と娘がいるというのは驚きだった。自分が過去に改心させたと思っていた犯罪者の小野。またしても犯罪を繰り返し、山さんが語る様に更生させたと思っていたものが罪を犯すことの悲しさというのは計り知れないものが有るのだろう。自分が担当した犯罪者のその後のケアのことなど刑事が担当すべきものがあるのかどうかの問題が有るにせよ、一度関わった以上は最後まで面倒を見るという昔気質の刑事の姿があり、彼の愛情の形が、例え今の時代にそぐわなくともビンタによる痛みというものに包含されているところが何とも言えないところである。現在TBSが日曜日に放送している「おやじの背中」とテーマが被るけれど、一見すると家庭を犠牲にしている姿があるにせよ、現場での活躍を目の辺りにすることで、父親のしていることの難儀さを通して、かっこうよさというものを実感させる辺りはなかなかの物語だった。ジーパンという刑事が長さんと息子の間に立って、二人の橋渡しをするところなどもまた、このドラマに於けるファミリー感を表しているし、またまた言葉で伝えられない不器用な昭和の父に対して、上手い形でファローの手をさしのべている感じだったね。それにしても長さん、最後のシーンでは目に熊を作って顔色も悪くなり凄い状態だったぞ。
藤堂俊介 …… 石原裕次郎 (七曲署・一係のボス、係長)
山村精一 …… 露口茂 (山さん)
石塚誠 …… 竜雷太 (ゴリさん)
島公之 …… 小野寺昭 (殿下)
野崎太郎 …… 下川辰平 (長さん)
早見淳 …… 萩原健一 (マカロニ)
内田伸子 …… 関根恵子 
http://itawind.web.fc2.com/1970/taiyou/taiyounihoero081.htm
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
太陽にほえろ! 第81話「おやじバンザイ!」
2016-06-29 11:21:51 テーマ:ジーパン編
第81話「おやじバンザイ!」
■ストーリー■
野崎と柴田は喧嘩のはずみで殺人を犯してしまった小野常夫(27歳)(松平健さん)を追跡していた。
小野は建設中のビルに逃げ込んだ。
野崎は小野が投げたセメントの袋に当たって足を負傷してしまった。
小野はガソリンを床に流した後で自分に浴びせ、野崎と柴田もろとも焼死してやると宣言し、逃走した。
野崎はかつて喧嘩の急報で小野を逮捕したことがあった。
そのときは傷害で済んだが、今回の小野は相手が拳銃を持っていたために逆上して射殺してしまっていた。
小野はかっとなると見境のつかなくなる男であった。
一係室に緑川署にいる野崎康江(西朱実さん)から電話がかかった。
要件は、息子の野崎俊一(石垣恵三郎さん)が友人を喧嘩で負傷させてしまったことであった。
野崎は傷害事件の担当である平井刑事(石井宏明さん)に俊一の事件の担当を任せた。
俊一は中学3年生であり、柴田は断絶の時代と言い切った。
小野の夫人である夏子(右京千晶さん)も帰宅していなかった。
藤堂は夏子の実家が下田の小さな漁師町であることを確認した。
藤堂は下田の担当を野崎と柴田に任せ、野崎に帰宅するように命じた。
野崎は帰宅した。
康江は俊一のことを考えてくれと文句を言った。
野崎は俊一と話そうとしたが、俊一が拒否したために激怒し、強引に俊一の部屋に入った。
俊一は事件について、かつて野崎に「男なら喧嘩くらいしろ。負けるな」と言われたために喧嘩をしたと述べた。
しかし、野崎は俊一に対し、相手を正当な理由も無く負傷させてしまったことに怒った。
俊一は野崎の本音が「刑事の息子の自分が警察の世話になったことで、下手すれば辞職ものだから」と反論したが、野崎に殴られた。
康江は野崎を制止したが、俊一は逃走した。野崎と柴田は列車で下田に向かっていた。
野崎は俊一の幼い頃を思い出していた。
野崎はタクシーで沿岸に向かい、釣り人に扮していた南伊豆署の高田刑事と会った。
高田は沿岸の近くにある民宿「宮川荘」が小野夫人の実家であること、下田は民宿が多くて人の出入りが多いために身を隠すのに絶好であることを伝えた。
野崎と柴田は釣り人に扮して張り込んでいた。野崎と柴田は宮川荘から車で出発した夏子を追跡した。
夏子の車は東海汽船乗り場で止まり、祖母と子供を車に乗せていた。
藤堂の方も手掛かりが掴めない状態であった。
野崎は小野が見知らぬ土地に逃げず、必ず下田に来ると断定していた。
藤堂は3日目に野崎を石塚と交代させるつもりであった。
野崎と柴田が張り込みをしてから3日が経過していた。
野崎は柴田に対し、小野の気性を知っているのは自分だけなので、石塚が来たら東京に帰るよう命じたが、柴田は反論した。
小野は2年前(1972年頃)、夏子と結婚するときに七曲署に来て報告していた。
野崎は小野が根は良くて甘えん坊で淋しがり屋であり、粋がる癖に酷く臆病であることを知っていた。
野崎は小野が刑事や武装警官に取り囲まれて拳銃を振り乱したらということを心配していた。
柴田は一係室に帰還した。
俊一が喧嘩で傷つけた徹の兄(高校3年生)が、俊一の友人を暴行していた。
俊一は友人の家に滞在していたが、暴行された友人を心配した。
柴田は俊一に会うために野崎の家に上がり、土産を贈った。
良子(井岡文世さん)によると、俊一は野崎に殴られてからずっと友達の家にいた。
石塚が下田に到着し、野崎と合流して鰻弁当を差し入れた。
良子は柴田を俊一の友人の家に案内し、俊一に柴田を紹介した。
柴田は俊一と一緒に行動していたが、柴田に要が無いと知るとどこかに去ってしまった。
野崎と石塚は夏子を追跡していたが、夏子はガソリンスタンドで買い物袋と鞄を交換して再び走って行った。
野崎は小野がガソリンスタンドにいると直感して引き返した。
小野は逃走し、野崎と石塚は追跡したが、小野は道中で4歳のみどりという少女を人質に取った。
柴田は藤堂から、小野が南伊豆ゴールドタウンで籠城しているという連絡が入れられ、出発を命じられた。
しかし、良子から俊一が河原で決闘していると聞かされ、柴田は俊一のもとに急行した。
俊一は徹の兄や仲間に暴行されていた。俊一は徹の兄と1対1の決闘を要請し、徹の兄に勝った。
俊一は自分が刑事の息子であるという理由で皆が暗い目で見ることを気にしていた。
柴田は世間が何となく刑事を嫌うこと、自分も刑事の息子であることから、俊一に同情していた。
野崎の事件がテレビ中継されることになった。野崎一家と柴田は野崎家でテレビを見ていた。
小野が籠城してから5時間以上経過し、警察は機動隊を配備して小野を包囲していた。
夏子と野崎は小野を説得したが、効果が無く、拳銃を発砲してきた。
野崎は自分が近づいて説得しようとしたが、藤堂は拳銃の弾が残っているとして拒否した。
野崎は藤堂の命令を無視し、丸腰で小野に接近した。
小野は野崎の腕に発砲した。
野崎は小野を説得し、小屋に近づいた。
小野は投降し、野崎に殴られた。
俊一は野崎が好きだと言った。
■メモ■
*「生命の代償」以来久しぶりの長さん主演。長さんの息子である野崎俊一が初登場し、野崎一家が初めて揃った。(妻の康江も「淋しがり屋の子猫ちゃん」、娘の良子も「刑事の娘」以来久しぶりの登場)
*俊一は城マニアであるようだ。
*ジーパン編では唯一のロケ話。
*この作品と「こわれた時計」(俊一最終作)を見ると、長さんの顔が柔和になった、俊一が大人になったと感じる。
*小野の松平健氏は、ロッキー刑事の候補であったらしい。
*最後の投降シーンは何となく「さらば、スコッチ!」を思い出す。
*今回は脚本の今村氏の「太陽」唯一の執筆作。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
柴田純:松田優作
島公之:小野寺昭
野崎太郎:下川辰平
永井久美:青木英美
野崎俊一:石垣恵三郎、野崎良子:井岡文世
小野夏子:右京千晶、野崎康江:西朱実
小野常夫:松平健、川野耕司、平井刑事:石井宏明
小川光明、小泉博孝、根本清和、佐山泰三
石塚誠:竜雷太
山村精一:露口茂
脚本:小川英、今村明男
監督:澤田幸弘
#太陽にほえろ#長さん主役編#ジーパン主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12175497925.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2021-09-27 01:38:54
第392話「流れ者」通算第602回目
1980/2/1 ロッキー&スニーカー編
■ストーリー■
五代は聞き込み中、覆面車を路上駐車させていたが、早瀬婦警(長谷直美さん)に駐車違反の切符を切られてしまった。
早瀬が五代の免許証を確認中、宮坂(北条清嗣さん)と夫人の宮坂ユミ(松井紀美江さん)が乗る乗用車がガードレールに衝突した。
宮坂は時速50kmで走っていたこと、事故の原因が犬の飛び出しであると弁解したが、早瀬にここが制限速度40kmの道路であると看破されてしまった。
五代は、ユミが信濃町の駅前で約束をしていることを聞き、覆面車に乗せた。
宮坂の住所は山形県だった。
ユミは五代に、午後2時に友達と会う約束をしていること、久しぶりの上京なので、会う友達がたくさんいることを話した。
五代は渋滞に巻き込まれたため、独断で赤色灯を鳴らして突破し、午後1時57分に信濃町の駅前でユミを下ろした。
一係室に、青葉通りの遠藤宝石店が荒らされているという通報が入り、石塚と五代と岩城が急行した。
石塚と五代と岩城は遠藤宝石店に到着し、捜査中の野崎から情報を伝えられた。
遠藤宝石店は午後1時から約15分間、停電しており、送電線が故障していたが、電力会社はこのことを全く知らなかった。
犯行の手口が、広域盗犯105号のものと酷似していた。
105号は関西から九州まで荒らし回っている宝石強盗だったが、関東にはまだ出没していなかった。
遠藤宝石店主人(依田英助さん)は岩城に、監視カメラがいつも店内を監視しているが、事件発生時刻には停電で停止していたことを話した。
強奪された宝石は合計58点で、金額にして620万円相当であり、いずれも10万円前後の品物だった。
105号が高価な宝石に手を出さないのは、高価な宝石が売りさばくときには露見しやすいからだった。
現場からは指紋、遺留品その他、手掛かりになるものが発見されなかった。
105号は2人組であることが判明しており、1ヶ所で2件ずつ犯行を重ねているため、七曲署管内で再び強盗事件を犯す可能性が濃厚だった。
野崎と五代は最近2,3日の宝石店の監視カメラのビデオテープをチェックしていた。
野崎は映像に映っている女性客が、サングラスを付けたまま宝石のショーケースを見ていることを不審に思い、女性客が店内の下見に来たものと考えた。
遠藤宝石店には、音波警報器も配備されていた。
野崎は五代に、ビデオテープを鑑識に提出し、サングラスの女性客の顔を拡大するように指示した。
五代はサングラスの女性客の写真を見て、ユミに酷似していることを発言した。
五代が覆面車にユミを乗せた地点も宝石店の近くで、時間的にも一致した。
五代はユミを、山村は都内の宿泊施設を、野崎は故買屋を、他の捜査員は管内の宝石店を捜査することになった。
五代は早瀬のミニパトロールカーの進路を塞ぎ、強引に停車させ、早瀬にユミが強盗犯であることを告げ、ユミについて覚えていることを質問した。
早瀬は宮坂がユミの夫であり、宮坂の現住所が山形県で、旅行で上京してきたことを教えた。
早瀬はユミが抱えていたスポーツバッグが、光ストアの10周年記念の福引の景品であることを思い出した。
五代と早瀬は光ストアに直行し、店員にスポーツバッグを見せた。
スポーツバッグは光ストアが1ヶ月前に配られたものだった。
五代は宮坂夫妻が旅行で上京してきたと言ったにもかかわらず、1ヶ月前に配られたスポーツバッグを持っていることを疑問に思った。
宮坂夫妻が近辺のホテルか旅館の長期滞在客である可能性が出た。
石塚と岩城は宮田ジュエリーの店員に変装したユミの写真を見せたが、知らないと返された。
その直後、変装したユミが宝石店の下見に訪れた。
石塚は岩城に、ユミが犯人と決まったわけではなく、逮捕して確証が出なかったら危険であることを言い聞かせた。
藤堂は石塚に、ユミをマークして住所を突き止めるように命令した。
ユミは新倉住宅展示場を訪れ、大売り出し中の住宅を欲しそうに眺めていたが、展示場の受付からモデルルームを見るように促されたところ、帰って行った。
岩城はユミを尾行していた。
五代が新倉住宅展示場に現れた、ユミに接触したが、ユミが変装であることに気付かないまま、ユミを帰してしまった。
石塚と五代と岩城はユミを追跡したが、見失ってしまった。
宮坂夫妻が捜査員の行動を知ってしまった以上、もう犯行を起こさないものと思われた。
都内のホテル、旅館から、ユミらしき女性は発見されていなかった。
山村は宮坂夫妻が最低1ヶ月前から付近に住んでいることから、アパートか賃貸マンションに住んでいるのではないかと意見した。
現時点で、故買屋に宝石を持ち込んだ者はいなかった。
山村は故買屋ルートからも何も情報が得られないため、宮坂夫妻が当たり構わず宝石を換金しない、つまり各地で犯行を行っても特定の故買屋にしか流さないことを意見した。
宮坂夫妻は捜査員に顔を見られたため、宝石を早く売り捌くのではないかと推測された。
山村は管内の故買屋をマークすることにした。
藤堂は五代に岩城を同伴させた。
五代はユミを強盗犯と知らずに逃がしてしまったことを激しく後悔していたが、岩城に励まされた。
五代はユミの行動半径を考え、しらみつぶしに調査することに執念を燃やした。
五代は聞き込みを行ったが、何も情報を得られず、公園で途方に暮れていた。
早瀬が五代を発見し、五代に捜査協力を申し出た。
早瀬と五代は美容室「ファンタジア」や「よしひろ美容室」といった各地の美容室に赴き、聞き込みを行ったが、情報を得られなかった。
五代は早瀬が、いつも朝食を喫茶店のモーニングサービスで食べることを聞き出し、早瀬が行きそうな店に行くことにした。
五代はユミが早瀬に似ているタイプだと思っていた。
五代は食堂の主人と客に変装中のユミの写真を見せたが、知らないと返された。
ラーメン屋の店員は五代と早瀬に、ユミが2,3度、男と一緒に来店したこと、ラーメン屋の通りを左に曲がった、前田医院の手前のアパートに住んでいることを証言した。
五代は拳銃を装備し、宮坂宅に踏み込んだが、宮坂夫妻はいなかった。
宮坂宅の押し入れから、ユミの変装の鬘とサングラスが発見された。
五代は宮坂夫妻が必要最小限の物を持って出発しており、部屋の中からスポーツバッグも発見されないため、アパートに戻ってこないと考えていた。
五代は宮坂宅にて、新居のパンフレットを複数発見した。
宮坂夫妻は殺風景な部屋で1つの町に数ヶ月、そしてまた別の町に流れ、各地を転々とする生活を続けていた。
五代は宮坂宅に鑑識を出動させ、ユミの捜索に出向いた。
野崎は元故買屋の男(三重街恒二さん)から、105号が故買屋の前島に宝石を持ち込んだという情報を入手した。
前島は相手の男を知らなかった。
前島は石塚がマークしている故買屋だった。
ユミは夜の街を歩いていた。
五代は新倉住宅展示場で待機し、ユミが訪れるのを待った。
石塚は、タクシーに乗った前島を尾行し、野崎と岩城も合流した。
前島(中島元さん)はタクシーを降り、建物の中の喫茶店に入り、席に座った。
宮坂が黒い鞄を携え、前島の近くの席に座っていた。
宮坂はユミからの電話を受け、ユミに前島と交渉が成立したことを伝え、宝石を大至急持ってくるように要求した。
ユミは宮坂に、30分後に行くことを伝えた。
野崎と石塚と岩城は電話中の宮坂に迫り、宮坂と前島の身柄を取り押さえた。
しかし、宮坂の鞄の中は雑誌だった。
五代は寒空の仲、待機し続けていた。
宮坂は野崎と石塚に取り調べられていたが、強奪された宝石を所持していなかったことをいいことに、挑発的な態度をとった。
ユミは新倉住宅展示場を訪れたが、五代に発見された。
新倉住宅展示場は通りを直進すると、駅があった。
ユミは取引まで、駅のロッカーに宝石入りのスポーツバッグを隠していた。
五代はユミから、居場所が分かった理由を尋ねられ、ユミの、温かくて落ち着ける場所が欲しい、人並みの家庭を持ちたいという気持ちを理解したからだったと答えた。
ユミは五代に、宮坂と一緒に人並み以下の生活を送っていたこと、強奪した宝石が売っても半額以下であったこと、いつも他人の視線を気にして、裏道にある安いアパートに住んでいたことを打ち明けた。
五代は藤堂に、駅のコインロッカーから、宝石が入っていたスポーツバッグが発見されたことを報告した。
五代はユミを逮捕した。
早瀬は交通課という身分であるにもかかわらず、無断で動き回ったため、始末書を書いていた。
五代もユミを送迎した時に赤色灯を点灯して走行したことが藤堂に知られ、交通課に来て始末書を書いた。
■メモ■
*スニーカー着任後では初登場となる早瀬婦警。スニーカーとは初共演だが、既に顔見知りのようだ。
*緊急事態でもないのにサイレンを鳴らしたことで、怒られるスニーカー。マカロニも「バスに乗ってたグーな人」で同様のことをしてボスに怒られていた。
*松井氏と北条氏の夫婦という、個人的に非常に嬉しい配役。
*しかもスニーカーは結果的に盗犯105号を乗せてしまったため、ロッキーから逃亡幇助とたしなめられるはめに。
*変装中のユミに気付かないスニーカー。熱意が裏目に出た?
*今回、聞き込みシーンや追跡シーンが多め。そのため、BGMが長尺で流れる。
*ロッキーや早瀬に、「女性のことがよく分かっていない」と言われてしまうスニーカー。しかし、最後には「刑事は女の気持ちが分からないと務まらない」と返した。
*早瀬は美容室や理容室に行かず、自分で髪を切るタイプ。いつも朝食は喫茶店のモーニングサービスを食べ、夜は外食が多いらしい。また、宝石には興味がないらしい。
*北条氏は出番が少ないが、今回の独特の高笑いを今回も披露。狂気を感じる笑いの演技が本当に上手い。
*スニーカーが流れ者のユミの気持ちを理解したのは、自身もアメリカで放浪生活を送っていた(「スター」より)からか?
*スニーカーは決まりだからという理由で、女性にも手錠をかけることを躊躇しない性格のようだ。
*スニーカーとはいいコンビネーションを見せた早瀬だったが、そのコンビネーションも今回限り。次回出演時(「都会の潮騒」)以降、早瀬はロッキーと急接近する。
*ラスト、着任後の半年間に、始末書を何通書いたのかと怒られるスニーカー。しかし、早瀬に手料理をごちそうしてもらえることになったことで大喜び。他の捜査員も誘うが断られてしまう。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
岩城創:木之元亮
五代潤:山下真司
野崎太郎:下川辰平
早瀬令子:長谷直美
松原直子:友直子
宮坂ユミ:松井紀美江、宮坂:北条清嗣
前島:中島元、元故買屋の男:三重街恒二、遠藤宝石店主人:依田英助
高崎蓉子、吉田美雪、山本寛
石塚誠:竜雷太
島公之:小野寺昭
山村精一:露口茂
脚本:柏原寛司、小川英
監督:櫻井一孝
#太陽にほえろ#スニーカー主役編
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
太陽にほえろ! 第635話「いい加減な女」
2018-01-12 16:14:05 テーマ:マイコン登場編
第635話「いい加減な女」通算第329回目
■ストーリー■
澤村は泉(渡瀬ゆきさん)に夜食の準備をするように電話した。
泉はスーパーマーケット「シヅオカヤ」で買い物をしていたが、大下ミカ(4歳)が買い物籠に物を入れてきた。
ミカの母親の大下春美(野見山夏子さん)が泉と接触した。
春美は泉の名前を聞いた後、自分の名前と住所と電話番号を教え、母親が事故で重傷を負い、危篤であるため、泉にミカを2日間預けるように頼んだ。
春美は泉の話を聞かず、強引に押し付けるように店を去った。
大下家は「シヅオカヤ」の近所にあるパールハウスに住んでいた。
澤村は泉が牛乳を買うため外出している間に帰宅し、ミカと初対面した。
澤村は泉から、ミカの事情を聞かされた。
ミカが澤村と泉に預けられてから、2日が経過し、澤村はミカのために紙包みを購入していた。
紙包みの中身はコアラの縫いぐるみだった。
ミカの父の大下勇二(32歳)(藤田宗久さん)はミカにコアラの縫いぐるみを買う約束をしていた。
泉のもとに春美から連絡が未だに来ていなかった。
澤村は母親のことだけ心配し、ミカを心配しない春美に憤りを感じていた。
パールマンションの管理人(市原清彦さん)は、春美の家族について何も知らなかった。
春美の両親はずっと前に死亡しており、春美は大下が一人前であることから、ミカを他人に預け、遊び歩いていた。
大下の母親は健在だった。
捜査員は春美から連絡が来ていないことに不審を抱いた。
大下は新宿の中流商社「邦友商事」に勤務していた。
山村は令子と澤村に春美の立ち回り先の捜索を指示し、自身も水木を連れて出動した。
大下の母親(木田愛子さん)は大下に、春美と別れない限り絶縁すると強調していたため、ミカを孫娘と認識していなかった。
山村と水木は東光共済ビルに赴き、警備員(牧田正嗣さん)から、6階の邦友商事を案内された。
邦友商事の社長(小林勝彦さん)は山村から春美が行方不明であることを告げられると、大下も行方不明になっていることを話した。
大下の集金のための出張は昨日までで、今朝は定刻通りに出勤する予定だったが、まる一日連絡がなかった。
出張は月曜日から3日間の予定で、名古屋、静岡を回り、昨夜の1月25日遅くに帰宅する予定だった。
大下は新商品のサンプルなど荷物が大量にあったため、会社の車で出発したが、名古屋からも、静岡からも社長のもとに連絡が入り、集金も予定通りに行っていた。
集金の金額は合計で2600万円だが、現金が200万円、手形と小切手が2400万円という配分だった。
令子と澤村は山村から指示を受け、パールハウスを調査した。
ミカは令子と澤村に、ミカの赤ん坊のときのアルバム写真を手渡した。
ミカはテレビで遊園地の映像を見て、遊園地に「母親の内緒の叔父」がいることを教えた。
令子と澤村はミカを引き連れ、遊園地を訪れていた。
神出鬼没のミカの「母親の内緒の叔父」は、遊園地の警備員の川井登(28歳)(佐藤仁哉さん)だった。
令子と澤村はミカの補助で川井を発見したが、川井は澤村の姿を見た直後に逃走した。
澤村は川井を見失ってしまったが、遊園地管理事務所で川井の身元を突き止めた。
川井は昭和31年(1956年)8月生まれで、東京都新宿区松木町に住んでおり、共和警備会社から派遣された警備員だった。
共和警備保障は邦友商事のある東光共済ビルの警備も担当しており、川井が東光共済ビルの夜勤を担当していた。
川井と大下が繋がった。
川井は東光共済ビルの警備員の欠員のため、1週間代行していた。
川井は遊園地を3日間休んでおり、昨日で東光共済ビルの勤務を終えていた。
令子と澤村は川井のアパートの第一ハイム久松に直行し、川井の部屋に入ろうとしたが、部屋には春美がいた。
川井は煙草を購入するために外出していた。
春美は泉のことを、ミカを持て余して警察に突き出したと中傷したが、澤村の妻が泉であることを知り、軽い態度で感謝した。
令子と澤村は春美を七曲署に連行させようとしたが、直後に川井がアパートに戻ってきた。
川井は澤村の姿を見て逃走し、澤村に取り押さえられたが、澤村をサラリーマン金融の取立屋と勘違いしていた。
川井は大下のことを知っていたが、大下の行方を知らなかった。
大下は川井と春美の関係を承知しており、川井に時々、春美のことを他人に告げないでくれと言って、小遣いを与えていた。
春美はミカを引き取り、帰っていった。
大磯の崖下で転落した車が発見され、現場に七曲署捜査一係が駆けつけた。
死亡した車の運転手は大下だった。
大下はかなり泥酔しており、山道を運転中、酒酔い運転で崖から落下していると推測され、ブレーキの痕跡が全くなかったため、自殺の可能性が十分にあった。
大下の所持品のボストンバッグは助手席の床に落ちており、集金した2400万円の小切手は無事だったが、200万円の現金が無くなっていた。
大下のボストンバッグの中の本から、炉端焼き店「磯忠」の栞が発見された。
井川と令子と澤村と水木は大下の車を調査していたが、シートの上から煙草の吸殻が発見された。
澤村は遺体確認のため、神奈川県西大磯署に春美を連れていき、面通しさせた。
春美は大下が酒を一滴も飲まず、慎重で実直で真面目な人物だったことから、大下の死が自分への当てつけであるという疑念を抱いていた。
春美は西大磯署を飛び出して海岸まで激走した。
春美は自分がいい加減でどうしようもない女であると自覚しており、冷酷で勝手な大下のことを忘れ、自分も勝手に生きていくと決意した。
大下は春美に黙って出勤し、帰宅後に春美に冷酷な仕打ちをしていた。
春美は大下に怒り、自分を笑わせ、楽しくしてくれる川井のところに入り浸っていた。
春美は結婚生活について、結婚して2年ほどは楽しいという感想を抱いていた。
しかし、大下の母親は結婚生活を気に入らず、遊んでばかりいて出世が危うくなった大下を堕落させた春美を憎んでいた。
事件は捨て子事件から無軌道女房の浮気事件、夫の遺体発見と変化し、混沌としていた。
春美と川井が共謀して大下を殺害したものと推測されたが、2人とも当日に東京におり、アリバイが成立していた。
大下の死亡推定時刻は5日前の水曜日、午後11時から午前1時の間で、死因は車の落下による全身打撲と頭蓋骨陥没だった。
5日前の水曜日は、澤村がミカの送迎が来なくて苛立っていた頃だった。
煙草の吸殻は大下のものではなかった。
事故死とした場合、ずっと酒を飲まなかった大下が急に酒を飲んだこと、運転席に残された煙草の吸殻、現金200万円という3つの疑問点が残った。
西條は200万円を横領したか紛失してしまい、酒を飲んで自暴自棄になり、暴走して事故死したと推理した。
澤村は捜査員に、大下が川井に小遣いを与えていたことを伝え、大下がその気持ちを知っていたら、春美が浮気しなかっただろうと思っていた。
澤村は春美が、怒鳴りつけて殴りつけてでも、大下とミカのそばに連れ戻してほしかったという感情を抱いていたと思っていた。
山村の捜査で、大下に1億円以上の、災害時倍額の保険金がかけられていることが判明した。
保険金の受取人は春美の分が8000万円、母親の分が4000万円であり、自殺の場合は受取金額が半分になった。
澤村は川井が、近々大量の収入が入ると発言していたことを覚えていた。
春美は事件に関与しておらず、サラリーマン金融の返済に困窮している川井が大下の保険金を入手するため、春美との関係を繋ぎ止め、大下を殺害したという可能性が浮上した。
水木は競艇場にて、大下の煙草の吸殻を入手した。
西條は新宿の「磯忠」に赴き、主人(中島元さん?)と店員に大下の写真を見せた。
店員は遅番の5日前の金曜日の午後8時頃、大下に酒を零されたこと、大下が若い男と一緒に午後10時頃まで酒を飲んでいたことを記憶していた。
山村と澤村は邦友商事の大下の机の引き出しから、大下の城西中央病院消化器科の診察券を入手した。
大下が病院に診察に行ったのは2年前の昭和58年(1983年)1月28日だった。
大下のロッカーに入っていた「バラエティショップ ペルダ」の紙袋から、ミカが大下に約束していたプレゼントの、コアラの縫いぐるみが発見された。
コアラの縫いぐるみは、5日後のミカの誕生日プレゼントだった。
紙袋の中のレシートに記載されている日付は、事件が発生した1月25日であり、大下が縫いぐるみを購入した場合、出張先から邦友商事を訪れたことになった。
山村は澤村に担当警備員を捜査させ、自身は「ペルダ」に向かった。
西條の捜査で大下の連れが川井であることが判明した。
山村は事件の計画者が大下であると推測し、西條に、病院に直行して大下のカルテを調査するように命令した。
「ペルダ」の店員は1月25日の昨夜の午後5時、大下が縫いぐるみを購入したと証言した。
1月25日の東光共済ビルの警備員は川井のみだった。
大下は2年前に自分が手遅れの癌であることを知っていた。
大下は2年間ただ死に場所を求め、最終的に春美とミカと母親のために殺害されたと推理された。
澤村は人間の気持ちが通い合わないことに恐怖を感じていたが、山村に諭された。
車内の吸殻と川井の吸殻が一致し、川井は山村と澤村に取り調べられた。
川井は1月25日、邦友商事の夜勤を担当していたが、大下が出社したこと、大下から電話がかかってきたことについて否認した。
七曲署捜査一係の事件の推理は
*大下は早めに仕事が終わり、夜に東京に帰り、午後7時頃に邦友商事に電話を入れていた。
*午後7時頃には邦友商事の社員が退社し、ビルに残っているのは川井だけだった。
*川井は大下から、200万円を邦友商事の金庫に入れたいという内容の電話を取っていた。
*大下は邦友商事に戻り、川井から鍵を受け取って入ったが、金庫に鍵がかかっていたため、200万円を抱え、鍵を川井に返した。
*川井は大下を酒飲みに誘い、「磯忠」に連れていき、強かに飲酒させていた。
*大下は誤って酒を零し、店員の着物を濡らしてしまい、川井が店員に対応している隙に、ポケットに川井の吸殻を隠した。
*川井は泥酔した大下を邦友商事の車に乗せ、東名高速道路を激走し、大磯の山中まで運んだ。
*川井は2400万円の小切手と200万円の存在を知り、現金200万円を抜き取り、大下を運転席に座らせ、自分のタバコの吸殻を取り去った。
*大下は意識を取り戻し、川井のタバコの吸殻を証拠として残した。
*川井は自分の吸殻が落ちていることに気付かず、車を崖から落下させた。
川井の目的は春美に入る保険金8000万円だった。
川井は推理に激しく反論した。
川井は2年前から冷酷になった大下に絶望していた春美の心の隙に付け込み、春美を繋ぎ止めていた。
川井は春美への愛情に対し、絶望している女性に希望を与えて何が悪い、ただの退屈しのぎであると主張した。
大下は退屈凌ぎで春美と交際した川井を許さず、川井は大下を罠に陥れようとして逆に陥れられ、大下を殺害していた。
澤村は犯行を否認する川井に、「ペルダ」の領収書、「磯忠」の栞、川井の吸殻を見せつけた。
大下は2年前から不治の癌を患い、春美にたいして冷酷な態度を取りながらも、家族を愛していた。
川井が全面自供した。
山村は春美の心境を見抜いた澤村の眼力を称賛したが、澤村は死亡した大下の気持ちのあまり、喜べなかった。
■メモ■
*澤村家の住所は「コーポヤマノ」。
*泉から見たブルースは「顔は怖いけど凄く優しい人」
*ミカのことで捜査員全員にからかわれるブルース。「僕もあんな子供が欲しいな」(ラガー)、「耳が赤くなっていますよ」(マイコン)、「昼休みに買ってきた紙包み、中身なんだ?」(山さん)
*被害者の「大下勇二」だが、「あぶない刑事」で柴田恭兵氏が演じる同姓同名の刑事とは関係ない。(「あぶない刑事」の放送開始は1986年10月5日、「太陽」では「小鳥のさえずり」が放映された時期。)
*春美が飛び出していった海岸は「こわれた時計」にも出てきた海岸?
*今回の事件を纏めると「愛情のある計算が愛情のない計算に打ち勝った」(by山さん)
*ボスに、ミカのような子供がいつできるのかと質問されるブルースだが、ブルースの子供は1年後の「ベイビー・ブルース」にて誕生する。
*脚本の山中氏は小川氏主宰の「英塾」1期生。「太陽」は今回が唯一の執筆作となった。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
竹本淳二:渡辺徹
澤村誠:又野誠治
水木悠:石原良純
岩城令子:長谷直美
澤村泉:渡瀬ゆき
大下春美:野見山夏子
川井登:佐藤仁哉、邦友商事社長:小林勝彦、パールハウス管理人:市原清彦
東光共済ビル警備員:牧田正嗣、井上麻美、英有加、大下の母親:木田愛子、米沢由香
遊園地管理事務所所員:鶴岡修、大下勇二:藤田宗久、増田再起、山田美生子、小田切和美
ノンクレジット 「磯忠」主人:中島元
西條昭:神田正輝
井川利三:地井武男
山村精一:露口茂
脚本:小川英、山中茉莉
監督:澤田幸弘
#太陽にほえろ#ブルース主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12343911088.html