1/4(木) ③ 過去の今日のドラマ作品だヨ(=^◇^=) | J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

過去の今日、『太陽にほえろ!』のどのエピソードが放送されたかを後悔なく公開するブログでしたが、
2023(令和五)年2月2日(木)曜日に突然、きまぐれに気が変わってしまい変更しました土佐ヨ(=^◇^=) 
いうことでどうか④⑥③⑨お願いしますm(__)m(__)m

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『土曜ワイド劇場』歴代EDテーマ第⑤曲目 ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~22:51(111分)
 ┌─――――――――――――┐ED:エンディングテーマ
‡|2003(平成15)年 1月 4日(土)|ゴスペラーズ ♪北極星♪ 使用開始
 |2003(平成15)年 9月27日(土)|ゴスペラーズ ♪北極星♪ 使用終了
 └─――――――――――――┘
⑤http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=16467
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E6%9B%9C%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%89%E5%8A%87%E5%A0%B4
 ┏━━━━━━━━━━┓
①┃ 『相棒』seasonⅣ ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――――――┐
 |2006(平成18)年 1月 4日(水)|おやすみですヨ(=^◇^=)
 └─――――――――――――┘
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓
②┃ 『相棒ten』season10  ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─――――――――――――┐
 |2012(平成24)年 1月 4日(水)|おやすみですヨ(=^◇^=)
 └─――――――――――――┘
 ┏━━━━━━━━━━━━┓┌─――――――――――――┐第14話から第18話を小説化
 ┃ 『相棒 season9・下』 ┃|2013(平成25)年 1月 4日(金)|朝日文庫 ISBN 978-4-02-264696-5
 ┗━━━━━━━━━━━━┛└─――――――――――――┘脚本は徳永富彦、櫻井武晴、戸田山雅司、輿水泰弘。
 ┏━━━━━━━━━━━━━┓┌─――――――――――――┐第7話から第13話を小説化
 ┃ 『相棒 season11・中』 ┃|2014(平成26)年 1月 4日(土)|朝日文庫 ISBN 978-4-02-264731-3
 ┗━━━━━━━━━━━━━┛└─――――――――――――┘脚本は櫻井武晴、金井寛、輿水泰弘、太田愛、戸田山雅司、徳永富彦。
 http://aibou.main.jp/ ノベライズ作品
①http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_04/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season4
②http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_10/
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season10
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=6876 HEY!HEY!相棒(=^◇^=)
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=105566 2010
 ┏━━━━━━━━━┓2000(平成12)年09号より『スーパージャンプ』連載開始
 ┃ 『JIN-仁-』 ┃2006(平成18)年13号より『スーパージャンプ』毎号連載開始
 ┗━━━━━━━━━┛2010(平成22)年24号より『スーパージャンプ』最終回 2010年11月24日(水)発売
 ┌─――――――――――――┐SJ JUMP COMICS DELUXE
 |2010(平成22)年 1月 4日(月)|第17巻 ISBN 978-4-08-859817-8 讖の章
 └─――――――――――――┘各章のタイトルは「じん」または「しん」と読む漢字一文字となっているヨ(=^◇^=)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/JIN-%E4%BB%81-
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓水曜ミステリー9(第2期)
 ┃ 森村誠一サスペンス『刑事の証明2 -大都会の死角-』 ┃テレビ東京系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~22:48
 ┌─―――――─――――――――――――――――――――――――┐
 |2012(平成24)年 1月 4日(水) 第2回「冤罪に泣く女!」      |
 | ガラスの密室に仕掛けた殺人トリック!?刑事が暴いた哀しみの罪」 |
 └─――――――――─―――――――――――――――――――――┘
     原作・・・森村誠一『ガラスの密室』ガラスの密室で起きた不可能犯罪!?
     脚本・・・土屋保文
     監督・・・吉川一義
    視聴率・・・8.8%
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-50742
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%91%E4%BA%8B%E3%81%AE%E8%A8%BC%E6%98%8E
 ┏━━━━━━━━┓
 ┃『おしん』総集編┃NHK-BSプレミアム
 ┗━━━━━━━━┛18:00~19:30
 2013(平成25)年01月01日(火) 第一日目
 2013(平成25)年01月02日(水) 第二日目
 2013(平成25)年01月03日(木) 第三日目
‡2013(平成25)年01月04日(金) 第四日目
  削除映像◆『おしん』がイランに与えた多大なる影響『やりすぎ都市伝説 2013 秋』
  主題:イランの歴史を変えた日本のドラマ 語り:サラミ
  ・イランで視聴率90%を叩きだした日本TVドラマ『おしん』
  ・戦争も中断させた?!多大な影響力
  ・クーデター、大臣辞任。。ものすごい『おしん』人気
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%93
 http://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1100004876/ (=^◇^=)
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓日本テレビ開局60年特別番組
 ┃ 四代目『金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件』 ┃日本テレビ系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~23:18
 ┌─――――――――――――┐ 脚本・・・ 天樹征丸(原作も) 
 |2014(平成26)年 1月 4日(土)| 演出・・・南雲聖一
 └─――――――――――――┘ 視聴率・・・9.1%
       備考・・・『金田一少年の事件簿』SP8回目(四代目SP2回目)
  新聞ラテ欄表記・・・金田一少年の事件簿「獄門塾殺人事件…マレーシアのジャングルで合宿中の生徒達が次々と消えた…太陽と月が交わる時暴かれる驚愕のトリック!悲しい恋の結末の…謎はすべて解けた!」)
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-56186
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=157479
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E7%94%B0%E4%B8%80%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%81%AE%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E7%B0%BF_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)

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 ┃『太陽にほえろ!』放映リスト┃
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 日本テレビ系列/金曜日 夜8:00~8:54
 七曲署捜査記録~ジーパン編 全59話+1話
‡25 077.1974.01.04 50億円のゲーム 藤田進、草薙幸二郎、重松収
【出演者】石原裕次郎、松田優作、(関根恵子)、露口茂、竜雷太、小野寺昭、下川辰平、平田昭彦、青木英美、藤田進、草薙幸二郎、高原駿雄、奥野匡、重松収、田村勝彦、前田哲郎、片山滉、山本武、関口真砂子、斉藤英雄、入江正徳【監督】児玉進【脚本】小川英・武末勝【音楽】大野克夫(音楽)、井上尭之バンド(演奏)【原作】魔久平
【あらすじ&ジーパン心の叫び】ギターの音色。良からぬ算段。彼らが成功率90%と踏んでいる計画は遂に実行されようとしていた。男3人と女1人は50億円をまんまとせしめる事を考えついていたのだ。署では悠長にゴリが水爆実験によって魚が食べられなくなることを心配していた。だが裏では彼らの例の計画は着々と進んでいたのだった。「濃縮ウランがライトバンごと盗まれた」とゴリが連絡を受けたのは悠長な話をしてからちょっと経ってからであった。七曲署にはその当事者である「日本原子力研究センター」の所長(入江正徳)が訪ねてくる。彼は「そんなものは無用な長物で誰も買うはずがない」と言う。そこへ犯人から電話が入る。「濃縮ウランを酸性のある溶液に入れて、水源地に投げ込んだら」と脅してきた。それを回避するためには「日本国が50億円を支払え」と要求。確かにそれが水道水に混入したら間違いなくパニックになることは必至であった。直ぐに本庁で緊急会議(藤田進、高原駿雄ほか)が開かれる。濃縮ウランは何と4kgも盗まれていた。そして、それを使って国民を恐怖に陥れるということは紛れもなく国家への反逆である。出席者の殆どが公開捜査を望んでいたがボスは社会不安を煽るのが犯人の目的だから未公開のままで進めるべきだと主張する。しかも未公開のままで事件解決をする自信があるとキッパリ言い切る。だが、この成算有りはボス一流のハッタリでもあった。彼は七曲署の面々にこういう犯罪者は地味で目立たない部分でボロを出すと言い聞かせた。犯人から二回目の要求。先ずテストとして「使用済みの1億円を用意せよ」ということだった。受け渡し場所は新宿花園神社前歩道17時。1億円を入れたボストンバッグには発信器が取り付けられた。ゴリとジーパンが現場に駆けつけると少し古い型で黒色の車が置かれていた。それに乗ってから指示を受けろという事だ。彼らはあるところから観察し、警察無線も傍受しているようであった。東名高速の相模川の標識のところでボストンバッグを落とし、その後をジーパンが直ぐ追うが犯人はそれを奪って逃げてしまう。この事実からボスはこれは机上の空論に基づいた「ゲーム」であると断定する。現実と幻想の区別がついていないのであると。この仮説から犯人像を絞り込んだ。この犯人達は学生である。彼らは三方向から捜査を洗い直す。1.濃縮ウランの入手の情報ルート、2.盗難車に残された無線機の入手経路、3.犯行現場から周辺にかけての車の修理工場。そんな最中、犯人達は公開捜査にしない警察に業を煮やし、この情報を各新聞社に流す。「本山貯水池に濃縮ウランを投げ込む」というセンセーショナルな犯行声明に色めき立つマスコミ。この動きに日本国も遂に耐えきれず、2度目の緊急会議で警視総監(藤田進)を通じて「日銀からさくら銀行の田中一郎名義の口座に50億円を振り込むこと」が決定される。ボスは最後まで反対したが人命尊重の立場からはそれ以上、有無を言えなかった。彼らの狙いは24時間キャッシュサービスを持つさくら銀行から小金は引き出すが大本は残しておいて、金を寝かせたまま、7年間の時効を待つというものであった。時効を迎えると50億円が70数億円になっているという筋書きだ。犯人はこの機会に貯水池にペンキを投げ入れ、更に恐怖を煽った。この一件で捜査本部は本庁に移されることに決まった。しかし、それでは諦めきれない七曲署は新たな捜査に着手した。犯行当日にガソリンスタンドに保冷車が入ったのを目撃した人間がいたのだ。その日、スタンドの主人は留守で19歳と20歳の学生アルバイトが店を任されていた。その一人が森川三郎(重松収)という男だった。今度は犯人達にゲームを仕掛けるためにボスは旧知の社会部デスク(草薙幸二郎)に成功したら第一報は必ずそこに掲載するという約束で居酒屋にて話をまとめる。新たな犯罪手口はその頃、マスコミを賑わせていた。だが、一紙だけ「50億円は凍結」という記事が載っていた。これが森川らに仕掛けたボスの罠だったのだ...。
 ジーパン心の叫び 「考えちゃうなぁ~奴ら結局失敗したけどもしあれが成功していたとすれば・・・」
 http://yusaku.from.tv/t77.html

‡1974.01.04 第077話「五十億円のゲーム」脚本・小川英、武末勝 監督・児玉進
 佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)の娯楽映画研究所
 https://note.com/toshiakis/n/nc6b7b1796345

1980/1/18 第390話「二十歳の殺人」ロッキー&スニーカー編
■ストーリー■
平田は1月4日か1月5日に撲殺されたものと推測された。
管理人は1月5日の午後11時頃、帰宅する平田を目撃していた。
検視報告では、死亡時刻が1月5日の午後11時頃から翌日の午前1時頃であり、置時計の時刻と一致した。
木山は平田が殺害されたすぐ後の、1月6日の午前0時20分頃、平田宅に赴き、平田の遺体に驚愕して平田のまだ生暖かい手を触り、犯人扱いされることを恐れて逃走したことを自供した。
平田は1月5日、珍しく競馬で高額当選し、16万円という大金を所持していたが、平田宅からは発見されなかった。
森口夫妻は両親の反対を押し切って結婚し、去年の12月21日にひろみが誕生したため、その費用の工面に四苦八苦していた。
森口はみどりの退院時に3万円、1月6日に残額の11万5000円を払っていた。
森口は1月6日には小劇場の映写室にいたこと、毎週土曜日の午後11時から翌朝の午前5時30分まで、中央劇場でオールナイトの映写技師のアルバイトをしていることを話した。
森口は両親とは絶縁状態だったが、今年には仕事が本採用になる予定であり、ひろみも誕生したため、負けずに頑張る決意を固めていた。
森口は14万5000円について、みどりと必死になって貯金したものであると弁解した。
島と岩城は中央劇場の主人(相沢治夫さん)と会っていた。
1月5日の夜から翌朝にかけて、主人は、森口が中央劇場に来ていること、今まで一度も休んだことがないことを伝えた。
1月5日、森口は、黒っぽい上着にジーパン、白いマフラーを着用しており、木山が目撃した男と服装が一致していた。
中央劇場では、1月5日の午後11時50分から1月6日の午前1時35分まで、「鳥たちの歌」という映画を上映していた。
1月6日の午前0時5分過ぎ頃、中央劇場の常連の観客が1巻目が終わる寸前、スクリーンの映像がピンボケになったことに激怒し、映写室を覗きに行っていたが、映写室の中は無人だった。
島と岩城と五代は森口宅に踏み込み、森口に殺人容疑で逮捕すると宣告した。
島は森口の成年、未成年を確認するより、平田殺害の状況を確認し、1月6日の午前0時に平田が生存することを立証することが先決ではないかと考えていた。
平田は元日から頻繁に電話しており、最後の電話が1月6日の午前0時だった。
みどりは、あくまで森口が殺人を犯したのが5日で、未成年の時であると主張した。
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12700158169.html
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第631話「ロックとブルース」より
X10系コロナマークⅡ4ドアセダンの破壊シーン。警察犬ロックを散歩させていた訓練士の男。そこへ暴走車(コロナマークⅡ)が通りがかり、撥ねられてしまい、車は塀に衝突、乗っていた男たちは逃走する。10系コロナマークⅡの破壊は珍しくもないのですが、後期型ですので、最大で10年落ちでの破壊ですね。警察犬とブルースの心温まる話です。犬に対して心を開こうとするブルースが、妙におかしく思えてしまいます。
http://stunt.car.coocan.jp/taiyounihoero-2/taiyounihoero(631-1).html
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第631話「ロックとブルース」より
初代ソアラの破壊シーン。竹本刑事の乗る覆面車(ソアラ)が、無線連絡を受け、リバーススピンでターンする。その際に塀にフロントバンパーを接触してしまう。「太陽にほえろ!」名物の強引ターンのシーンですが、今回はフロントバンパーを接触させてしまい、左角の塗装が剥げてしまっています。ドアミラーの覆面車だらけの時に、唯一のフェンダーミラー車だからと言って、ぶつけていい車だったわけではないはずです。でも、荒っぽい使い方は日常茶飯事で、最後の登場回では、ジャンプさせて大破させてしまっていますから。
http://stunt.car.coocan.jp/taiyounihoero-2/taiyounihoero(631-2).html
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第77話 五十億円のゲーム
脚本/小川英、武末勝 監督/児玉進
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「そろそろ結論は出たか?もったいぶらずに早く結論を出してくれ」4人の若者(3人の男性・1人の女性)はアパートの一室で語り会う。俺たちだって資料を集めたりして随分働いたのだという。成功率は90%・・・儲けは50億円だという。リーダーの森川三郎以外は驚くが三郎はたかが1億円の50倍だと語る。ジーパンはオフィスにやってくると、ゴリさんが早くもオフィスに座り新聞を読んでいた。記事では水爆実験が強行されると書かれており酷い話だと呟く。海も川も汚染され、そのウチ魚も食べられなくなるだろうと。ジーパンはゴリにいつも食い物のことばかり心配してると突っ込みを入れる。日本原子力研究センターの輸送車。2人の職員は"危険"と書かれたライトバンで濃縮ウラン235を運ぶ。道路工事中で迂回することになる車は、袋小路で容疑者たちによって薬で眠らされると、ライトバンごと奪われてしまう。一係にはすぐに日本原子力研究センターの所長から電話が鳴り濃縮ウランが盗まれたと報告が入る。早く緊急手配をして欲しいとのことだった。その頃ライトバンはガソリンスタンドに止まると、突然保冷車の中にライトバンを入れ保冷車ごと車を運ばれることになる。連絡を受けた一係はすぐに捜査本部を設置し、恐らく犯人は通行禁止で誘い込んでウランを盗んだとする計画的犯行だろうと語る。所長は何故車種やナンバーが判明しているのに緊急手配に引っかからないのかと問う。ボスは寧ろ濃縮ウランの輸送方法に問題があり、無謀すぎることを指摘するが、所長はあくまで法規通りの手順であり、濃縮ウランを盗むなど馬鹿げているという。買い手など先ず居ないし、濃縮ウランというだけで原爆だと思っているがそうではないという。そんな中突然ボスの元に電話が鳴る。ウランを盗んだとするのは俺たちだとするものからの電話だった。用件は50億円で盗んだウランを売るというもの。支払うのは日本政府だと告げ、もしも取引に応じなければ、酸性のある溶液に溶かして水源地にぶち込むことになるのだという。金の支払い方法に関してはまた連絡するとのことだった。所長によるとウランは水には溶けないがある種の溶液には溶けると告げ、貯水池にまかれたら水道水などに混入され大変なことになるという。体内に入っても即死には至らないが、放射能障害が起きるとのことだった。濃縮ウランとは何なのかと尋ねると、天然ウラン235の割合を人工的に増やしたもので、1kgでマッチ3袋程度の大きさになるという。1kgで石炭3千トンを一度に燃やすだけの熱量を持つもので、今回盗まれたのは4kg分に相当するものだという。これは警察への挑戦であり国家反逆罪だと言うと、七曲署の署長や警視庁のものたちは公開捜査に踏み切って早期解決を求めようと語る。しかしボスはその意見には反対である事を告げる。ボスは日本原子力研究センターの所長に対して尋ねたいことがあると告げ、貯水池に放り込めば犯人自身が危険なのではないかという。確かに一番被爆に近いのは犯人であることに違い無いという。恐らく公開捜査になれば社会的にパニックになるとし、社会不安を引き起こすという。実行することよりもそうした不安を引き出すことが犯人の狙いなのではないかというものだった。公表すれば犯人の罠に引っかかることになるという。署長たちはボスに対して何か捕まえる為の公算があるのかと問うと、自信ありげに話す。取りあえず一係が捜査を担当することになる。一係のメンバーたちは今回の事件について語り会う。確かにボスのいう通りで、公表すればパニックとなり、そして英雄視する人物も出るという。公算があるというのはハッタリだったことをボスは語るが、スタンドプレイに出る知能犯は盲点があるとし、地味なところでボロを出すものだという。それを見逃さずに捕まえるのだと語る。そんな中、犯人からの電話が鳴る。
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濃縮ウランを輸送中の日本原子力研究センターのライトバンが犯人によって車ごと盗まれ、犯人が要求したのは、日本政府に対して50億円という莫大な金だった。要求に応じなければ貯水池に放出すると言われ、警視庁としては対応に苦慮する。藤堂率いる一係が濃縮ウラン回収と犯人捜しを担当することになる。意外とドラマとしては40年も前のドラマなのに巡り巡ってタイムリーのネタって感じで、現在の日本の原子力政策を皮肉っている感じにも思えるエピソード。一歩間違えれば、このドラマの内容も「太陽にほえろ!」が抱えている、封印エピソードと同様の、禁断のシナリオになりそうな素材のものが含まれているけど、放送されて良かったと思う。流石に当時、濃縮ウランとかウラン235とか言われても国民的にはピンと来なかったのかも。東日本大震災が起きるまでは、多分多くの人も原子力政策に関しては無関心だったと思うし、濃縮ウランと原子爆弾の区別なんかもよく分からなかったものだと思う。今見るからこそある意味斬新に響いてくるものがあった。今回の犯人は福島県出身の町医者の息子だということで、なんだか恐いくらいに東日本大震災が起きた後のことを想定して描かれたものなのかと思ったけど、よく見ると福島の第一原発が稼働し始めたのは1971年とあるので、当時の社会的にもこの手の問題は議論として上がっていたのかな。ゴリさんが新聞を目にして、水爆実験に関して懸念を表明していた。やはりなんといってもインパクトがあるのは、輸送車が護衛もなく濃縮ウランを一般車両で運んでいること。車両にはご大層に「危険・日本原子力研究センター」の文字が真っ赤なペイントで描かれていて、濃縮ウランを求める武器商人が入れば格好のターゲットにさえなり得るものだった。国家存亡の危機とまではいかないものの、この案件を一刑事チームだけが捜査にあたるという設定自体は相当無理が有ったと思う。ボスが犯人の心理を読んでの行動を取ったけど、こういう事件を一か八かの勘で処理してしまうというのもかなり心細いものが有るぞ。犯人は50億円を口座の中に入れて、時効が訪れる7年間は口座に寝かしつけておくのだという。そんな口座が有れば即効で凍結されるだろうと小一時間な感じがしたけど、当時はそういう権限が無かったのかな。また時代は銀行のATMの全国のラインシステムが構築された頃の話なのか、支店でも金が引き出されることが問題だとされていた。相手が仕掛けたゲームならば、こっちもそのゲームに乗るとばかりに、上手いこと相手に揺さぶりをかけ、相手にウランの場所に案内させる辺りは上手く出来ていたね。しかしあんなずさんな場所に捨てて置くなって感じだった。
藤堂俊介 …… 石原裕次郎 (七曲署・一係のボス、係長)
山村精一 …… 露口茂 (山さん)
石塚誠 …… 竜雷太 (ゴリさん)
島公之 …… 小野寺昭 (殿下)
野崎太郎 …… 下川辰平 (長さん)
早見淳 …… 萩原健一 (マカロニ)
内田伸子 …… 関根恵子 (シンコ)
柴田純 …… 松田優作 (ジーパン)
永井久美 …… 青木英美 (七曲署の庶務係)
柴田たき …… 菅井きん (ジーパンの母、夫は殉職)
西山隆行 …… 平田昭彦 (署長)
藤田進、草薙幸二郎、入江正徳、高原駿雄、奥野匡、重松収、
田村勝彦、前田哲朗、片山滉、山本武、関口真砂子、斉藤英雄
http://itawind.web.fc2.com/1970/taiyou/taiyounihoero077.htm
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太陽にほえろ! 第77話「五十億円のゲーム」
2016-06-15 20:36:14 テーマ:ジーパン編
第77話「五十億円のゲーム」
■ストーリー■
森川三郎率いる四人組の男女のグループは部屋内にて、成功率90%、50億円の儲けが手に入る犯罪計画を考えていた。
石塚は新聞の水爆実験の記事を読んでいた。
日本原子力研究センターの濃縮ウラン運搬中のライトバンは、偽の道路工事中の看板に騙され、裏通りを通っていた。
裏通りで倒れている女性を発見した所員が車を止めたところ、所員は襲われた。
日本原子力研究センターの所員は七曲署捜査一係に、濃縮ウランがライトバンごと強奪されたと通報した。
ライトバンはガソリンスタンドにて、冷凍車の荷台の中に入れられていた。冷凍車は発進した。
藤堂は日本原子力研究センターの所長(片山滉さん)に、濃縮ウランの輸送方法が無防備だと指摘した。
所長は濃縮ウランが無用の長物なのに盗んでいる点を馬鹿にしていた。一係室に森川たちから電話がかかった。
森川たちは濃縮ウランと引き換えに日本国政府に50億円を要求し、濃縮ウランを水源地に投げ込むと警告した。
所長は濃縮ウランが水源地に放り込まれたらと恐れていた。七曲署内で会議が行われた。
ウランの研究者(高原駿雄さん)は、強力な放射性元素であるウランが体内に入った場合、放射能障害が起きると発表した。
盗まれた濃縮ウランは4㎏で、石炭1万2000トン分の熱量であった。
西山署長は早期解決を果たすために公開捜査に踏み切るつもりだったが、藤堂は反対だった。
藤堂は研究者に対し、犯人グループがウランを貯水池に投げ込む場合に危険があるのかということと、濃縮ウランが投げ込まれた場合に貯水池の使用を中止したら実害はほとんどないのかという質問をした。
研究者は森川たちも危険であること、貯水池の水量が莫大であるために、飲んでも人体の影響は軽微であると答えた。
藤堂は市民の混乱と強大な社会不安が犯人グループの目的であると発言した。
署長は事件の捜査を藤堂に一任した。
藤堂はスタンドプレーの知能犯には盲点があり、必ずボロを出すと推測していた。
一係室に再び森川から電話が入った。
森川たちは警察にテストを行うと宣言し、使用済みの1万円札で1億円揃え、大型ボストンバッグにしまって待機しろという指示を出した。
七曲署は1億円に見せかけた新聞紙と、底には精巧な発信器を付けた大型ボストンバッグを用意した。
森川から電話が入った。
内容は新宿花園神社前の歩道橋に午前5時に来いというものと、七曲署の刑事2人以外誰も来るなというものだった。
石塚と柴田が担当することになった。
野崎は石塚と柴田を監視していたが、「品川56 た 44-15」の車が1台停まっているだけだった。
石塚が車を調べたところ、エンジンをかけて無線機のスイッチを入れろと書かれた紙が貼られていた。
森川は無線で首都高速まで走れという指示を出した。
石塚と柴田は乗車し、山村と島が石塚と柴田の車を追跡した。
森川は無線にて、手持ちの無線機による連絡及び山村と島の尾行を中止しろと指示した。
石塚と柴田の車は東名高速に向かっていた。
山村は一時的に車を降りて登山、スキー用品店に行った。
森川は次に、ボストンバッグの中身の札束を袋に入れ替えろという指示と、首都高速から東名高速に入って時速100kmで走れという指示を下した。
その後、「厚木まで2km」という看板が見えた後、左の窓を開け、相模川の橋がかかると同時に金の袋を外に放り投げろという命令も出した。
柴田は金を放り投げた後、山村が購入したロープで降下し、金を回収した男を追跡したが、車で逃げられてしまった。
藤堂は会議にて、森川たちがアマチュアであることを発言した。
藤堂はグループの言動からプロの犯罪者でもヤクザのハッタリでもなく、机上の計算で組み立てて実行したゲームと推測していた。
藤堂は犯人の焦点を学生に絞り、捜査員を濃縮ウランのルートの情報、盗難車に残された無線の入手経路、自動車関係の店の調査に分担していた。
森川が色々な新聞社にウラン強奪事件のことを電話したため、ウラン強奪事件が報道されてしまった。
さらに、森川たちは本山貯水池にデモンストレーションとして赤いペンキを流していた。
さくら銀行富士見支店の支店長(奥野匡さん)のもとに、森川から「田中一郎の預金口座に50億円振り込め、でないと濃縮ウランをぶちまける」という脅迫電話がかかった。
七曲署に警視総監(藤田進さん)が訪ねてきた。
警視総監は要求に対し、人の生命に代えられないとして、50億円振り込むことを宣言した。
藤堂は銀行振り込みなので犯人の要求を飲めば犯人たちが姿を現さなくなる可能性があり、濃縮ウランを取り戻す可能性も消えることを指摘した。
藤堂はさくら銀行にある自動支払いのシステム「全国キャッシュサービス」を使えば、姿を現さずに金を引き出せることを発言した。
藤堂は犯人グループが50億円を銀行に寝かせたまま、公訴時効の7年まで待つのではないかということ、濃縮ウラン強奪と1億円要求はそのための布石ではないかと推測していた。
しかし、政府は50億円を田中一郎名義の口座に振り込むことを決定していた。
捜査本部は本庁に移ることになった。
藤堂は喫茶店にて若者の行動を観察していたが、そこに一係の刑事が駆けつけた。
山村はさくら銀行の田中一郎名義の口座を作ったのが1ヶ月前であること、石塚は世田谷通りのガソリンスタンドでアルバイトをしている19歳と20歳の学生が犯行の前日から4日間にかけて勤務していたことを報告していた。
柴田は原子力センターで3ヶ月前まで働いていたアルバイトがガソリンスタンドのアルバイトの学生と一致したこと、濃縮ウランの輸送計画がだいぶ前に組まれていたため知っていたのではないかと報告した。
伸子は森川三郎(重松収さん)という男が犯行の日に、レンタカーで保冷車を借りていることを報告した。
森川は豪華なマンションに住んでおり、父親は福島の町医者で一流大学に通う秀才タイプであった。
森川は時々学生の友達を家に入れていた。
藤堂は居酒屋にて、友人である社会部デスクの記者(草薙幸二郎さん)と再会した。
藤堂はウラン事件において賭けを行うことを伝えた。
森川たちは「日銀が五十億円を振り込む」という記事を見て大喜びしていたが、藤堂の作戦である別の新聞の「五十億円の凍結見込」と「濃縮ウランの所在発見」の記事を見て動揺していた。
森川たちはウランを別に場所に移動させるために、登山者の扮装をしてウランの隠し場所に向かった。
山村と島が車を追尾していたが、発覚したために柴田と交代し、さらに石塚のトラックと交代した。
森川たちは自然保護林禁猟区にあるウランの隠し場所に到着し、ウランを発見したが、一係に囲まれ、観念した。
藤堂は7年後に森川たちが50億円を受け取る際、税務署員の督促状を渡され、所得税75%、重加算税と延滞税が加えられて合計77億7500万円取られることを見越していた。
■メモ■
*1974年初放映作品。
*食べ物の心配がメインなゴリさん。
*濃縮ウランとは、天然ウラン235の割合を人工的に増やしたもの。天然ウラン235 マッチ箱3個分で1キログラムになり、これだけで石炭3000トンを一度に燃やしただけの膨大な熱量を含んでいるという。
*ジーパンがロープで下降するシーンがあるが、後年だとロッキーが担当していそうなシーンである。
*「全国キャッシュサービス」の説明の際、「このシステムを犯罪に利用することは実際には不可能です」というテロップが出ている。
*後に七曲署四代目署長の大和田を演じる草薙幸二郎氏が出演。草薙氏は今回と似たような新聞記者の北山圭介役で「ある敗北」にも出演しているが、同一人物の可能性もある。
*新聞により、ボスが警部補であることが判明。
*ゴリさんのトラック運転手の扮装がとてもよく似合っている。
*放射能がテーマからなのか、2002年の地上波再放送ではカットされた作品。
*今回は武末氏の「太陽」最終作。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
柴田純:松田優作
内田伸子:関根恵子(現:高橋惠子)
島公之:小野寺昭
野崎太郎:下川辰平
西山署長:平田昭彦、永井久美:青木英美
警視総監:藤田進
社会部デスク(北山圭介?):草薙幸二郎、ウラン研究者:高原駿雄
さくら銀行富士見支店長:奥野匡、森川三郎:重松収、田村勝彦、前田哲朗
日本原子力研究センター所長:片山滉、山本武、関口真砂子、斉藤英雄、七曲署幹部:入江正徳
石塚誠:竜雷太
山村精一:露口茂
脚本:小川英、武末勝
監督:児玉進
#太陽にほえろ#ボス主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12171030006.html
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2021-09-20 00:34:08
第388話「ゴリラ」通算第598回目
放映日:1980/1/4 テーマ:ロッキー&スニーカー編
■ストーリー■
正月、石塚と岩城と五代は揃って出勤した。
吉野(横谷雄二さん)が一係室に入り、新年の挨拶をした。
吉野の夢は、石塚のように、ゴリラと呼ばれる名刑事になることだった。
直子が晴れ着を着て、一係室に出勤した。
石塚と吉野、岩城と五代は柔道の稽古をしていた。
石塚と岩城と五代は島から、要町の繁華街で拳銃乱射事件発生の連絡を受け、現場に急行した。
事件は正月気分で浮かれたチンピラが、些細なことから拳銃を発砲し、コーヒーショップの店内に籠城したというものだった。
負傷者は2人で、2人ともかすり傷で済んでいた。
コーヒーショップの店内には約10人いた。
山村は島と岩城を裏口に回らせた。
野崎が現場に到着し、山村達に、犯人の身元が近辺を根城にしている、須藤という愚連隊であることを報告した。
石塚は以前、須藤を傷害罪で逮捕したことがあった。
須藤は晴れ着の女性を拳銃で人質に取り、捜査員を激しく挑発した。
山村は須藤に応戦しようとする五代を制止した。
須藤はお調子者な性格で、説得が不可能であり、強行突破すると人質が危険な状態だった。
須藤は応戦しようとしない捜査員に激怒し、コーヒーショップの照明に発砲した。
山村は須藤を手前までおびき出すことにした。
石塚は拳銃に1発の銃弾を装填し、物陰に隠れて須藤に接近した。
山村は須藤に対し、人質の陰に隠れなければ会話できない臆病者と糾弾した。
石塚は前に出た須藤を銃撃しようとしたが、突然に吉野が須藤に向かって突撃してきた。
須藤は石塚に拳銃を撃ち落とされ、吉野に叩きのめされ、野崎と五代に逮捕された。
石塚は勝手な行動をした吉野を殴り飛ばした。
店内に異常はなかった。
島と五代は、石塚に殴られた理由が分からない吉野に対し、石塚が撃たなければ死亡するところだった、石塚が怒ったのはチームプレーを乱したからであり、刑事の仕事に独走が許されないと諭した。
須藤が所持していた拳銃は、去年(1979年)の年末から内偵中の、大規模な拳銃密輸事件に関係する、東南アジアルートの密輸拳銃だった。
野崎と石塚は須藤を取り調べた。
須藤は大それたことをする気がなかったと言い訳し、去年の年末にバー「黒猫」のバーテンダーの浅井から密輸拳銃を購入したことを供述した。
野崎と石塚は「黒猫」を訪れ、ママの伊藤咲江(工藤明子さん)から話を聞いた。
伊藤は何も知らないと述べ、浅井が去年の年末に退職したことを伝えた。
石塚と岩城と五代は浅井の自宅のアパートを突入したが、浅井がいなかった。
アパートには浅井がかなり慌てて逃走した形跡があった。
藤堂は浅井を指名手配した。
吉野は早朝、一係室を訪れ、直子と会った。
防犯協会会員が一係室に綺麗な花を差し入れていた。
吉野は直子の映画のチケットを渡そうとしたが、直子が給湯に行ってしまい、渡せなかった。
吉野は拳銃密輸事件のファイルを見ていたが、石塚と五代が出勤した直後、慌てて立ち去った。
五代は吉野が乗っているパトロールカーの無線から、浅井がベッドハウス朝日館に宿泊している情報を入手し、藤堂に報告した。
石塚が朝日館の女将に、浅井について聞き込みしている途中、慌てて飛び出そうとしていた浅井が石塚の前に現れ、拳銃を発砲して逃走した。
石塚と五代は浅井を追跡したが、見失ってしまった。
石塚は浅井の発砲で、左腕を流血していた。
石塚が朝日館に来る直前、何者かが浅井に電話していた。
電話の主は石塚の来訪を事前に知っていた。
吉野が石塚達のもとに駆けつけた。
第一方面に非常配備が、矢追橋に検問が敷設された。
翌日、浅井が水死体となって発見された。
浅井の背後には大規模な組織があると推測された。
山さんは公園で情報屋から情報を入手し、藤堂に、密輸拳銃が他にも出回っていることを報告した。
石塚と岩城と五代はチンピラ(中瀬博文さん)を資材置き場に追い詰めた。
チンピラは岩城に拳銃を蹴り飛ばされ、石塚と岩城と五代に格闘の末に逮捕された。
チンピラは浅井から拳銃を購入していた。
浅井は組織から盗み取った数丁の拳銃を勝手に売りさばいていた。
捜査員は大規模なローラー作戦を開始し、十数名の男を逮捕し、短刀、ナイフ、拳銃を押収した。
逮捕された者の中に組織の実態を知っている者はいなかった。
浅井から拳銃を購入した者は1人いたが、組織のことを何も知らなかった。
野崎は藤堂に、これだけ捜査しても組織の実態が不明であるということは、既成の暴力団以外の別の組織が暗躍しているからではないかと意見した。
浅井が学生時代、学校に来るより、世界各国、主に東南アジアを放浪していたことが多かったことが判明した。
浅井は海外で覚えた麻薬で身を持ち崩し、定職に就くことができず、語学が堪能であるのを利用し、モグリの通訳をしていた節があった。
小規模の商事会社「南部物産」は約半年前に倒産していたが、残務整理がまだ残っているという理由で、事務所と数人の者が残っていた。
南部物産社長の岩田昭雄は浅井の学生時代の先輩だった。
岩田は約10年前(1970年頃)、貴金属の密輸容疑で一度、実刑判決を受けていた。
吉野が一係室の前で待機していたが、五代が扉を開けたため、部屋に入った。
吉野は島にチケットを見られ、直子を映画に誘おうとしたことを見破られた。
吉野は直子と一緒に映画を見に行った。
藤堂は石塚に岩田の捜査を命令した。
石塚と五代は南部物産のビルに急行したが、テナントから南部物産が無くなっていた。
ビルの関係者によると、昨日までは南部物産が残っていたが、蛻の殻となっていた。
南部物産の跡には書類が散在していた。
石塚は捜査一係が南部物産に的を絞った直後、南部物産が消えていることについて、タイミングが良すぎることを不審に思った。
岩田が昨夜から消息を絶っていた。
浅井の件といい、南部物産の件といい、捜査情報が外部に漏洩している疑惑が濃厚となった。
五代は吉野が昨夜、廊下で立ち聞きしていた節があること、浅井の時にも吉野のパトロールカーから連絡したこと、吉野が1月2日の早朝に事件のファイルを読んでいたことから、内通者が吉野ではないかと疑った。
早朝、吉野は七曲署青葉寮で、直子が乗用車に轢かれたという謎の電話を受け、現場に急行した。
吉野の前に謎の乗用車が停まった。
直子は吉野が内通者であると思っていなかった。
石塚は直子に、自分も五代も吉野が内通者であると思っていないが、刑事があらゆる可能性に目を向けなくてはならないこと、吉野が疑われる立場であることを言い聞かせた。
直子は石塚に、吉野に変わったことがなかったかを話すように頼まれ、昨日に初めて一緒に映画を見に行ったくらいの仲であると答えた。
直子は石塚に、21月2日の早朝、防犯協会会員と名乗る女が花を差し入れたことを伝えた。
直子は部屋に大きな花瓶が無かったため、庶務に借りに行っており、その間に一係室には会員と名乗る女1人だけだったことを思い出した。
会員名簿の中には、その女はいなかった。
直子はその女の顔を正確に記憶していた。
直子の証言の結果、女のモンタージュが完成したが、その女は伊藤だった。
石塚は一係室の藤堂に、声が漏れないように相槌だけ打つように要請し、伊藤が1月2日の朝に一係室に花を差し入れたこと、その日から捜査が組織に先回りされるようになったことを電話した。
伊藤は拳銃組織の一味で、一係の捜査を探るために盗聴器を仕掛けていた。
藤堂は山村に、盗聴器と書かれたメモを渡し、無言で野崎と岩城と五代に見せ、捜索を開始した。
山村は無線機の近くに盗聴器が仕掛けられているのを発見した。
石塚と五代は吉野の容疑が晴れたことに喜んだ。
藤堂は石塚に、吉野を発見次第逮捕するようにという暗号を入れた。
密造組織は捜査一係が吉野を疑っていることを盗聴し、吉野を通報者に仕立て上げ、吉野を拉致していた。
吉野は密造組織のアジトの廃工場にて、構成員に痛め付けられていた。
伊藤とバーテンダーは無線機を用意し、一係室の会話を盗聴していた。
藤堂と野崎は、浅井から拳銃を購入した愚連隊が密造組織のアジトを聞いていたという芝居を打った。
伊藤は盗聴し、「黒猫」を出発したが、岩城と島に尾行された。
石塚と五代は岩城と島から、伊藤の尾行を交代した。
石塚は拳銃に銃弾を装填した。
岩田と密造組織の構成員は拳銃の密輸の取引を成功させ、拳銃を入手していた。
伊藤がアジトの廃工場に到着し、岩田に警察がアジトを突き止めたことを報告し、逃走を促した。
石塚と五代が廃工場に突入し、密造組織の構成員と格闘になった。
島と岩城も入工場に駆けつけ、石塚と五代に加勢し、構成員を蹴散らした。
石塚は吉野を救出した。
島は伊藤を連行した。
密造組織の構成員である外国人の男(デビットさん)が現れ、岩城と五代と吉野と格闘になった。
岩田は廃工場から逃走しようとしたが、警官隊に進路を塞がれ、野崎に逮捕された。
岩城と五代と吉野は、外国人の男に歯が立たなかった。
石塚は外国人の男と格闘し、互角だったが、外国人の男を投げ飛ばし、逮捕した。
吉野が一係室に入り、藤堂に自分のミスで迷惑をかけたことを謝罪し、捜査員全員に感謝した。
■メモ■
*1980年最初の放映作品。
*吉野、最初の主演作品。
*正月早々、遅刻しそうになるゴリさんとロッキーとスニーカー。
*吉野もゴリさんの「ゴリ」を「ゴリラ」のゴリと勘違いしていた。長さんは吉野に対し、「何が何でも無理押しで迫る姿が昔のゴリさんにそっくり」と評する。
*柔道の稽古で1回、ゴリさんを投げ飛ばす吉野。「バイオレンス」でも犯人の加納と互角に勝負している実力を持っており、ゴリさん、ジーパン、テキサス、ブルースほどではないものの、かなり強い。
*「この仕事が好きだから」を思い出す、吉野の暴走。今回の場合はゴリさんに殴り飛ばされる。(同じ長野氏の脚本)
*山さんがかなり久しぶりに麻雀をする。テキサス編以来?
*吉野はその後、「ドクター刑事登場!」まで半年間登場しなくなる。
*ナーコに好意を持っている吉野。「落し穴」でドックがナーコをデートに誘おうとした時、断っていたのはそのため?(同じ長野氏の脚本)
*佐藤京一氏は、非常階段から逃走しようとして、ゴリさんと吉野と格闘になり、逮捕される男を演じる。台詞もなく、出番も非常に短い。
*一係室の前に待機して、スニーカーにくしゃみをかける吉野。今だとアウトな表現。
*単独行動でゴリさんに殴られ、密造組織に内通者に仕立て上げられそうになるなど、今回は踏んだり蹴ったりな吉野。
*今回は「二十歳の殺人」と同時撮影。
*廃工場のアクションシーンでは途中までBGMが流れず。
*外国人の男(役名不明)は非常に強く、ロッキーとスニーカーと吉野では善戦できず、ゴリさんと互角の実力を持っていた。
*ラスト、ナーコをデートに誘おうとするロッキーとスニーカー。
*吉野の目標は「二代目ゴリラ」と呼ばれるようになることらしい。そして、ゴリラが大好きらしい。
*そして、ボスに「ゴリラちゃん」と呼ばれるゴリさん。慌てて吉野の真似をする。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
岩城創:木之元亮
五代潤:山下真司
野崎太郎:下川辰平
松原直子:友直子
吉野巡査:横谷雄二、伊藤咲江:工藤明子
見城貴信、階段で逮捕される男:佐藤京一、外国人の男:デビット
宮田光、山中康司、矢野泰子、早川研吉
郷内栄喜、チンピラ:中瀬博文、雀荘のヤクザ:柿木恵至、鈴木実、荻原紀
ノンクレジット 密造組織構成員:戸塚孝、密造組織構成員:星野晃
石塚誠:竜雷太
島公之:小野寺昭
山村精一:露口茂
脚本:長野洋
監督:木下亮
#太陽にほえろ#ゴリさん主役編
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太陽にほえろ! 第631話「ロックとブルース」
2018-01-08 00:42:46 テーマ:マイコン登場編
第631話「ロックとブルース」通算第325回目
■ストーリー■
澤村は偶然、警察学校時代の恩師である長田則之(井上昭文さん)と再会し、「ASAKUMA」で会話した。
長田は澤村の功績を称賛した。
長田は警察学校を退職して警察犬訓練士となり、ロックという犬を警察犬に仕立てるため、指導していた。
警察犬の活動内容は犯人を追跡する足跡追求、遺留品から犯人の匂いを嗅ぎ分ける物品選別、犯人制圧のための警戒作業だった。
ロックは即席追求と物品選別、追跡と抜群の成績を上げていたが、敵を襲撃するようにという命令を受けると、犯人の腕ではなく喉に噛みつこうとする習性があった。
ロックは長田の命令に絶対服従だったが、いくら長田に指導されても、敵の喉しか狙おうとしなかった。
ロックは警察犬としては不合格だったため、長田が個人的に預かり、矯正していた。
長田はロックを連れて歩いていたが、ロックを庇い、通行中の車に轢かれてしまった。
車は壁に衝突して停車した。
乗車していた笹森一郎(28歳)(杜澤泰文さん)は慌てて長田のもとに駆け寄ったが、長田に左手の手袋を剥ぎ取られ、逃走した。
長田は最後の力を振り絞って、ロックに笹森の手袋の匂いを嗅がせ、笹森の腕を襲うように命令し、息絶えた。
焼き芋屋台の老人(高杉哲平さん)が長田のロックの命令を目撃していた。
長田の持論は生物を愛さない人間に、警察官が務まらないというものだった。
七曲署捜査一係が現場に到着し、車のグローブボックスから、車検証と笹森の免許証が発見された。
笹森は昭和30年(1955年)7月3日生まれで、住所は四谷3丁目12番地だった。
澤村はロックがいなくなっていることに気付いた。
令子は目撃者から、長田が死亡する直前に、ロックに笹森を襲撃するように命令していたことを聞き出した。
ロックが腕を狙うとは限らず、笹森の喉を狙い、噛み殺す可能性があった。
澤村はロックの、他の捜査員は笹森の捜索を開始した。
ロックは丸ノ内線中野坂上駅の、荻窪方面のホームまで笹森を追跡したが、途中で追跡を中止し、駅員(篠田薫さん)を振り払って駅を出た。
澤村はロックの捜索に全力を賭け、奔走していた。
南都医科歯科大学教務主任の笹森は独身だったが、マンションに戻っていなかった。
笹森は荻窪方面の地下鉄に乗ったため、マンションに帰宅するつもりがないことが推測された。
藤堂は令子に笹森の立ち回り先の調査を指示した。
澤村はロックの笹森殺害を阻止するため、藤堂に麻酔銃の使用許可を上申した。
井川と西條はロックの追跡が不可能で、自分達が笹森を発見する方が速いと意見した。
山村はロックが匂いを求めて東京中を探し歩くため、笹森の匂いを発見する可能性が高いと発言した。
澤村は「警察犬の神様」と呼ばれた長田の一生に泥を塗りたくなかった。
藤堂は澤村に麻酔銃の許可を与えた。
竹本の調査で、2ヶ月間、笹森の預金通帳に100万円単位で20数件、合計5300万円が入金されていること、大半がすぐに引き出され、残高が500万円しかないことが判明した。
笹森が裏口入学に加担している容疑が出た。
殺害現場付近のマンションの4階の住人のサラリーマンが、大きな物音で窓から覗き、テラスから事件を目撃していた。
サラリーマンは、長田に駆け寄った笹森が車の運転者ではなく、後ろの席から降りたこと、車の運転者である中年の男と、助手席の若い男が逃走したことを伝えた。
長田を轢いたのは中年の男だったため、ロックは間違った犯人を追跡していることが確定した。
5000万円に裏口入学が関与し、中年の男と若い男が笹森の仲間であると予測された。
宝くじ売り場の店員はロックの追跡を放し飼いと勘違いして怒り、ロックのことを警察官に通報した。
澤村はロックの居場所を知った令子と水木と合流した。
笹森の愛人が環八沿いのマンションに住んでいることが判明したが、ロックが笹森の居場所を突き止めた理由が分からなかった。
澤村は匂いが消えた地下鉄を虱潰しに散策し、遂に探し当てたと直感した。
笹森は愛人のマンションでロックと鉢合わせしてしまい、エレベーターで上階に急いだ。
ロックは階段を登って笹森を追跡した。
澤村と水木は笹森の愛人のマンションに到着し、恐怖で怯えている笹森の愛人と、ロックから逃走している笹森を発見した。
笹森の愛人は笹森をただ匿っただけで、笹森が逃走している理由を知らなかった。
笹森はホームセンター内を逃げ回り、一時的にロックから逃げ切ることに成功した。
澤村と水木はホームセンターの出口付近でロックを発見したが、ロックはバスに乗って逃走する笹森を発見してしまっていた。
澤村と水木はロックを見失ってしまった。
南都医科歯科大学の教授は、笹森が中年の男と若い男の2人と2,3度喫茶店で密会しているのを目撃していたが、笹森と2人との関係性を知らなかった。
教授は若い男に顔を直視されていたため、若い男の顔を少し記憶していた。
教授の証言で若い男のモンタージュが完成し、若い男が響組のチンピラであることが判明した。
井川と令子はチンピラの伸次(有川雄司さん)のナイフを取り上げ、連行した。
伸次は轢き逃げの真犯人が、自分の兄貴分で響組幹部の友安勝広であることを自白した。
伸次は友安が笹森の車を運転していた理由を話そうとしなかったが、井川の激怒により、真相を話した。
友安(中田博久さん)と伸次は笹森を脅迫し、裏口入学の悪事に引きずり込んだ。
しかし、笹森が戦慄し始めたため、友安が笹森の車を運転し、揺さぶりをかけていた。
友安は長田を轢いた際、自動車を壁に衝突させてしまっていた。
笹森は隙をついて逃走し、友安と伸次に追跡されていた。
澤村はロックが消息を絶った近辺を中心に調査したが、ロックを発見できなかった。
友安は詐欺、強請、脅迫、傷害の前科6犯だったが、マンションに戻っておらず、行方不明となっていた。
裏口入学は全くインチキな手口で、笹森もただ利用されただけだった。
井川はロックが事件に無関係な人間に危害を加えることを考慮し、公開捜査に踏み切ろうとしたが、澤村に反論された。
澤村は公開捜査の影響で街がパニックになり、ロックがハンターにつけ狙われることを不安視し、ロックを必ず探し出すと約束して、山村に公開捜査を少し待つように進言した。
放し飼いのシェパードの通報が重なるうちに、ロックが危険であるという噂が街に拡散していた。
澤村は通報を一つずつチェックすることにした。
澤村は女子高生に吼えるロックを発見し、自分を襲うように挑発した。
ロックは澤村に飛びかかったが、麻酔銃で撃たれ、昏倒した。
澤村は七曲署で保護されているロックに餌を与えたが、ロックは餌を受け取らなかった。
澤村はロックの追跡能力で友安を探し出すため、藤堂に休暇を申請した。
澤村はロックの喉を狙う習性を矯正しようとしたが、かつてロックを麻酔銃で撃ったため、ロックに仇と思われている可能性があった。
藤堂は3日間を条件に、澤村の申請を許可した。
澤村は自宅の一室の荷物を別の部屋に全て纏めた。
ホームズ三世は、ロックの追跡能力を高く評価しており、ロックを再調教して友安を追跡させることに賛成していた。
澤村は自宅の一室でロックと1対1の状態になり、自己紹介をした。
澤村はロックに友達であるとして、目を見て話すように伝えたが、ロックは全然相手にせず、睨まれた。
ロックは全くドッグフードに手を付けていなかった。
泉(渡瀬ゆきさん)は陰ながら、澤村の再調教を応援していた。
翌日、泉は澤村のためにお握りを3つ差し入れた。
澤村はドッグフードを新しいものと取り換えたが、それでもロックはドッグフードを食べなかった。
澤村は観察の末、ロックの性格が、非常にプライドの高い性格で、犬が人間より偉いと思っているのではないかと認識していた。
泉はロックが人間に飼われていることに疑問を持っていた。
澤村は大半の犬が人間を仲間と思っているだけで、ロックが一応人間に服従しているふりをして、絶対に気を許していないため、一度敵に回った澤村を許していないという結論に至っていた。
泉はロックの調教を諦めさせようとしたが、澤村は自分が犬の気持ちを体感することで、ロックの気持ちを理解しようとしていた。
澤村はロックにハーモニカの音色を聞かせていた。
ホームズ三世はデータ不足の影響で、笹森と友安の潜伏場所を突き止められなかったが、今の状態で笹森と友安を見つけ出す一番の早道が、ロックに追跡させることであるという回答を出していた。
水木はロックが相手の喉を狙うこと、澤村が不可能を乗り越えて再調教していることも入力していた。
ロックはようやくドッグフードを食べるようになっていた。
泉は澤村が壁を乗り越えたことに喜び、号泣した。
澤村は藤堂に、ロックが自分の与えた餌を食べたことを報告し、ロックを訓練所に連れて行くように上申した。
澤村は警察犬訓練所でロックの調教を開始し、水木から手渡された、友安の部屋にあったシャツの匂いを嗅がせた。
澤村は分厚い防護服を着て、自分を標的に見立てて、ロックに腕を噛むようにと命令した。
ロックは澤村を友達と認識し、全く澤村を襲撃しようとしなかった。
澤村は水木を標的に見立て、再度実験を開始した。
ロックは水木に飛びつこうとしたが、乗用車の急ブレーキ音を聞いて長田の事故と命令を思い出し、乗用車を追跡し始めた。
藤堂は山村を除く捜査員にロックの捜索を命令した。
ロックが人を噛みついた場合、澤村の責任だけで済まなくなる可能性が出てきた。
山村は笹森が友安を強請り、午後2時に泉ヶ丘霊園で取引を開始するという明確な情報を入手した。
笹森は資料を抱え、友安と対面し、警告した。
友安は笹森に響組の組員を差し向けたが、泉ヶ丘霊園に井川と令子と竹本が到着した。
友安と組員は捜査員に発砲して抵抗し、笹森は車の陰で銃撃戦に恐怖していた。
井川は竹本に笹森の保護を指示した。
ロックが泉ヶ丘霊園に駆けつけ、竹本の呼びかけを無視して疾走した。
竹本は笹森の保護に成功し、組員がロックに反応している隙をついて、令子と一緒に2人の組員を逮捕した。
ロックは笹森に見向きもしなかったが、友安を標的にしていた。
友安は井川の忠告を無視し、井川に発砲していたが、拳銃の弾を切らした。
ロックは澤村の制止を無視し、友安に飛びかかったが、友安の腕に噛みついていた。
ロックは警察犬に昇格した。
■メモ■
*1985年初放映作品。
*久しぶりに犬がテーマとなった回。警察犬をテーマにした回は今回が最終作となった。
*「コンピューターしか出来ない刑事(マイコン)、相手を叩きのめすことしか考えない刑事(ブルース)」byドック。
*ホームズ三世も驚くロックの追跡能力。
*ホームズ三世が捜査員の能力を全然評価していないと勘違いするラガー。
*「太陽」の世界に登場する犬は、ジュン然り、アープ然り、今回のロック然り、非常に癖の強い性格のものばかり。
*ロックの気持ちを理解するため、ドッグフードを食べるブルース。
*ブルースが人間に見えなくなると思いながらも、そういう気持ちを理解している泉。
*「ブルース刑事登場!」や「戦場のブルース」に出てきた、ブルース愛用のハーモニカ。性格豹変後は登場していないと思っていたが、普通に出てきた。
*ロックの実験のため、分厚い防護服を着るブルース。「スコッチ、市民を撃つ」で吉野が犬の実験をした際、吉野は剣道の面を付けていた。
*マイコンを標的に見立てて実験を行う際、嫌がるマイコンを協力させるため、「マイコンちゃん」と言って抱き着くブルース。
*自分を最後まで信じたのがホームズ三世だったため、ホームズ三世を称賛し、自宅に遊びに来ないかと誘うブルース。
*この回から、新規のBGMとブリッジBGMが多数導入されている。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
竹本淳二:渡辺徹
澤村誠:又野誠治
水木悠:石原良純
岩城令子:長谷直美
澤村泉:渡瀬ゆき
長田則之:井上昭文
友安勝広:中田博久、笹森一郎:杜澤泰文、伸次:有川雄司、一ノ瀬浩道
たうみあきこ、関口久美子、橋本晶子、山崎之也、焼き芋屋台の老人:高杉哲平、暮林修、中野坂上駅の駅員:篠田薫
ロック:ゲルモV.ヨシタマガワ、訓練指導:梁田カツ子
西條昭:神田正輝
井川利三:地井武男
山村精一:露口茂
脚本:小川英、尾西兼一
監督:山本迪夫
#太陽にほえろ#ブルース主役編
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  ●保存版●保存版●保存版●保存版●保存版●保存版●
 ┏━━━━━━━━┓┌─―――――――――――――┐ 『週刊朝日』
 ┃ 『黒い画集』 ┃|1958(昭和33)年10月 5日(日)号| 第01話連載開始『遭難』
 ┗━━━━━━━━┛|1958(昭和33)年12月14日(日)号| 第01話連載終了『遭難』
           |1958(昭和33)年12月21日(日)号| 第02話連載開始『証言』
           |1958(昭和33)年12月28日(日)号| 第02話連載終了『証言』
     松     |1959(昭和34)年 1月 4日(日)号|‡第03話連載開始『坂道の家』
     本     |1959(昭和34)年 4月19日(日)号| 第03話連載終了『坂道の家』
     清     |1959(昭和34)年 4月26日(日)号| 第04話連載開始『失踪』
     張     |1959(昭和34)年 6月 7日(日)号| 第04話連載終了『失踪』…単行本化時に除外された作品。のちに短編集『失踪』(2005年、双葉文庫)などに収録
     の     |1959(昭和34)年 6月14日(日)号| 第05話連載開始『紐』
     短     |1959(昭和34)年 8月30日(日)号| 第05話連載終了『紐』
     編     |1959(昭和34)年 9月 6日(日)号| 第06話連載開始『寒流』
     小     |1959(昭和34)年11月29日(日)号| 第06話連載終了『寒流』
     説     |1959(昭和34)年12月 6日(日)号| 第07話連載開始『凶器』
     集     |1959(昭和34)年12月27日(日)号| 第07話連載終了『凶器』
           |1960(昭和35)年 1月 3日(日)号| 第08話連載開始『濁った陽』
           |1960(昭和35)年 4月 3日(日)号| 第08話連載終了『濁った陽』
           |1960(昭和35)年 4月10日(日)号| 第09話連載開始『草』
           |1960(昭和35)年 6月19日(日)号| 第09話連載終了『草』
           |1959(昭和34)年11月?日(?)号| 第10話連載開始『天城越え』
           |1959(昭和34)年11月?日(?)号| 第10話連載終了『天城越え』『サンデー毎日特別号』…本シリーズとは別に掲載された作品だが、単行本化時に追加
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