11/28(火) ③ 過去の今日のドラマ作品一蘭だヨ(=^◇^=) | J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

J.BO∅WYの気になる過去の今日の出来事だヨ(=^◇^=)

過去の今日、『太陽にほえろ!』のどのエピソードが放送されたかを後悔なく公開するブログでしたが、
2023(令和五)年2月2日(木)曜日に突然、きまぐれに気が変わってしまい変更しました土佐ヨ(=^◇^=) 
いうことでどうか④⑥③⑨お願いしますm(__)m(__)m

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓東芝日曜劇場
 ┃ 『カミさんの悪口』season1 ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛21:00~21:54
 ┌─―――――─――――――――――――――――――┐
 |1993(平成五)年11月28日(日) 第07話「夫が優しい理由」|
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     原作・・・村松友視
     脚本・・・山元清多(脚本全話皆勤担当)
     演出・・・清弘誠
  最高視聴率・・・23.7%
  平均視聴率・・・20.3% 関東地区・ビデオリサーチ社調べ
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-29779
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=5301
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E6%82%AA%E5%8F%A3
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓土曜ワイド劇場
 ┃ 『森村誠一の終着駅シリーズ』第9回 ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~22:51
 ┌─―――――─――――――┐駅・牛尾刑事、涙の捜査行・妻の姪が旅行先で殺された! 
 |1998(平成十)年11月28日(土)|木曽、奈良井宿で何が起こったのか…
 └─――――――――─―――┘
   原作・・・森村誠一『駅』
   脚本・・・岡本克己(脚本連続担当09回目)
   監督・・・池広一夫(監督連続担当09回目)
  視聴率・・・20.6%
   出演・・・片岡鶴太郎(第5作から出演) 岡江久美子(第7作から出演)
   備考・・・1998(平成十)年 第2回(1998年最終)放送
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-33153
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%82%E7%9D%80%E9%A7%85%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃『西部警察2003』過去の今日の出来事┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 2009(平成21)年11月16日(月)、
 2009(平成21)年11月28日(土)に放送されるテレビ朝日系テレビドラマ「結婚」のイベントが神奈川県真鶴町で行われたが、その際に同町にこの消防車を寄贈することが発表され、贈呈式が行われた[3]
『西部警察2003』のために当時最新式の消防車(日野自動車製シャーシにモリタ製消防装備を艤装した高所放水車で、価格は9000万円)を購入し、爆破スタントの消火用と劇用車として登場させたものの、それ以降使われることはなかった[2]。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/西部警察_SPECIAL
 ┏━━━━━━━━━━┓
①┃ 『相棒』season6 ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
 ┌─―――――――――――――――――――――――――――――┐
 |2007(平成19)年11月28日(水) No.102 第06話「この胸の高鳴りを」 |
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  杉下右京(水谷豊)の階級・・・警視庁特命係 係長・警部
  杉下右京(水谷豊)の相棒・・・警視庁特命係  巡査部長 亀山 薫(寺脇康文) ※初代相棒
          ゲスト・・・前田亜季、松田悟志、猪野学、大谷允保
           脚本・・・入江信吾
           監督・・・森本浩史
          視聴率・・・14.6%
        平均視聴率・・・16.1%『AIBOU: THE MOVIE 3』パンフレットP.40より
        平均視聴率・・・15.9% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
         season6・・・陣川公平警部補(原田龍二)や月本幸子(鈴木杏樹)を始め、弁護士・武藤かおり(松下由樹)やバーテンダー・三好倫太郎(蟹江敬三)、片山雛子(木村佳乃)など、過去にゲスト出演したキャラクターが多く再登場。初回SPと最終回SPのゲストキャラクターが連動するという作りも。『AIBOU: THE MOVIE 3 DOCUMENT FILE』(パンフ)P.40
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②┃ 『相棒Eleven』season11 ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛ 21:00~21:54
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 |2012(平成24)年11月28日(水) No.197 第07話「幽霊屋敷」 |
 └─―――――――――――――――――――――――――┘
  杉下右京(水谷豊)の階級・・・警視庁特命係 係長・警部
  杉下右京(水谷豊)の相棒・・・警視庁特命係  巡査部長 甲斐 享(成宮寛貴) ※三代目相棒
          ゲスト・・・松尾貴史
           脚本・・・櫻井武晴
           監督・・・近藤俊明
          視聴率・・・15.7%
        平均視聴率・・・17.3%『AIBOU: THE MOVIE 3』パンフレットP.41より
        平均視聴率・・・17.3% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
           備考・・・『season11』はseason表記ではなく、『相棒Eleven』といった数字を英語表記となったヨ(=^◇^=)
        season11・・・3代目相棒に甲斐 享(成宮寛貴)を迎えたシーズン。交番勤務時の享(カイト)の過去にまつわるエピソード(第5&6話)、さらには、2話連続で享が記憶喪失になるなど(第9&10話)、享に焦点を当てたエピソードで、享が特命係に馴染んでいく様子が描かれた。『AIBOU: THE MOVIE 3 DOCUMENT FILE』(パンフ)P.41
 http://aibou.main.jp/
①http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_06/contents/story/0006/
①http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season6
②http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_11/story/07.html
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A3%92#Season11
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=6876 HEY!HEY!相棒(=^◇^=)
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=105566 2010
 ┏━━━━━━━━━━━━┓MBS制作局
 ┃ 『深夜食堂』season1 ┃TBS系列局
 ┗━━━━━━━━━━━━┛小腹も心も満たしますヨ(=^◇^=)
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‡|2009(平成21)年11月28日(土) 第八話「ソース焼そば」|MBS 00:29~00:59
 |2009(平成21)年12月 3日(木) 第八話「ソース焼そば」|TBS 00:34~01:04
 └─―――――――――─―――――――――――――┘
  脚本・・・及川拓郎
  監督・・・及川拓郎
  サブタイトルのメニュー以外の出てきた料理・・・卵焼き、お茶漬け、納豆
  備考・・・㊤↑の料理はサブタイトルのメニュー以外の出てきた料理で豚汁定食は除くヨ(=^◇^=)
 主題歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=86405
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B1%E5%A4%9C%E9%A3%9F%E5%A0%82
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『ガールズトーク~十人のシスターたち~』 ┃テレビ朝日系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 01:51~02:21
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 |2012(平成24)年11月28日(水) 第09回 第22話「プレゼントのセンス?」        |
 |2012(平成24)年11月28日(水) 第09回 第23話「デリケートゾーンの正しい洗い方は?」 |
 |2012(平成24)年11月28日(水) 第09回 第24話「都合のいい女ってどう思う?」     |
 └─――――――――─―――――――――――――――――――――――――――――┘
  今夜の話・・・秘密教会"ホーリーグラス"の神父とシスターたちのもとへ、女性たちが自らの"激しい悩み"をもって訪れた。「デリケートゾーンの洗い方は?」などの悩みを告白する女性たち。神父とシスターたちが見出した答えは?
    冒頭・・・この物語に出てくる女性の悩みは実際に女性投稿サイト『GIRL'S TALK』に投稿されたものを中心に話を再構成し作られていますヨ(=^◇^=) ※この冒頭は今夜が初
    備考・・・スマートフォン向け女性限定の完全匿名性掲示板サービス『GIRL'S TALK』に投稿された実話をもとに、人気放送作家の鈴木おさむ氏が構成・演出を手掛けるまったく新しいタイプのドキュメンタリードラマ。
 http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-53672
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=7043 1987
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%80%9C%E5%8D%81%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%80%9C

太陽にほえろ! 第176話「狼の街」
2017-02-14 18:20:08 テーマ:テキサス&ボン編
第176話「狼の街」
■ストーリー■
午後3時、修(中島久之さん)と仲間(中村俊男さん、藤井つとむさん)の3人は、戸川組の中堅幹部の有藤一郎(田中浩さん)を待ち伏せし、尾行した。
修は矢追町の交差点で、信号待ちをしている有藤を通りすがりに見せかけて、右脇腹をナイフで刺した。
有藤は救急車が到着する寸前、組員にタクシーに乗せられて現場から姿を消していた。
石塚はチェックの上着しか着ない有藤のことを知っていた。竜
神会と戸川組の抗争が急激に激化していたため、竜神会が先手を打った可能性があった。
石塚は田口と有藤を探しに出かけた。
戸川組の子分に有藤襲撃の情報が行き渡り、次々に戸川ビルを抜け出していた。竜神会も子分に招集がかかり、決戦態勢に入っていた。
石塚と田口は屋台にて、有藤を治療したモグリの医師(邦創典さん)を見つけた。
医師の鞄には血痕が付着している手術道具が入っており、有藤の隠れ家の橘倉庫を白状した。
山村と三上も石塚と田口に合流した。
有藤は止血しており、生命に別状は無かったが、かなりの重傷を負っていた。
山村たちは2分後に橘倉庫に踏み込んだ。
三上は組員の凶器を押収した。
山村と石塚は有藤が、七曲署が捜査を開始する前に隠れたことから、有藤が犯人を知っていると睨んでいた。
橘倉庫に、戸川興行社長秘書の尾山(大村文武さん)から電話がかかった。
尾山は有藤が身を隠した理由を、騒ぎを大きくしたくないためと説明し、争い事を極力避けたいという方針から、戸川組が七曲署に全面協力すると釈明した。
尾山は組長に、山村は有藤に電話を代わった。
有藤は20歳そこそこの3人のチンピラで、黒い革ジャンを着た背の高い男が自分を刺したと説明した。
戸川組の組員は3人を、竜神会の管轄である1丁目のプレイコーナーで目撃していたことがあった。
修は仲間とともにゲームファンタジアミラノで遊んでいた。
石塚と三上と田口は修らに警察手帳を見せて任意同行を要求したが、修らはゲームファンタジアミラノを出た途端に逃走した。
修の仲間Aは田口に鉄パイプを振って攻撃したが、あっけなく観念した。仲間Bは三上に投げ飛ばされて、修は地下街に追い詰められて逮捕された。
修ら3人はそれぞれ学生、工員、バーテンダーとして真面目に勤務しており、愚連隊としてマークされたことも無かった。
石塚は修ら3人が、このままでは確実に一人前のヤクザに仕立て上げられてしまうため、暴力団の手を断ち切りたかった。
修は昨日の午後3時、ディスコ「チェスターバリー」で踊っていたと述べた。石塚と田口はチェスターバリーに急行し、マネージャーの三島に接触していた。
三島は修らを記憶していなかったが、昨日に半日レジスターを担当しており、修と同一のナンバーのレシートが2枚あることから、修らは午後3時10分から午後3時20分頃にディスコにいたと推測された。
修らは釈放されることになり、石塚への人権蹂躙での告訴を取り下げた。石塚は修らの尾行を開始し、修らは石塚を見つけた途端に3方向に別れて逃走した。
石塚は修を工事現場で見つけたが、修は土管に隠れて石塚をまいた。修は仲間が待機している喫茶店に合流したが、石塚も入った。
修らは石塚に怒り、プライバシーの侵害で告訴しようとしていたが、石塚は自分が告訴される前に修らが犯人である証拠を見つけようとしていた。石塚は修らを尾行し続けた。
張り込み中の石塚に田口が合流した。石塚は修らがヤクザを志願していると思っていた。
石塚は10年以上前(1966年頃)に修らのような目をして街を歩き、ヤクザになりかけたことがあると話し、自分と修らの違いは暴力団に遭遇しなかったことと説明した。
野崎と田口は車の転落現場に急行した。運転手の三島は死亡していた。チェスターバリーには竜神会の資金が入っているため、マネージャーの三島がレジスターを操作し、修らのアリバイ工作をしている可能性が出てきた。
刑事が車のブレーキの細工を発見したため、他殺の線が濃厚になった。修らは石塚から逃走し、キャバレーに隠れて石塚をまいた。石塚は尾行を続行したが、修は黒いケースを持っていた。
石塚は警官が多数集まり、警戒態勢になっているのを目撃した。警官によると、ビルの6階に戸川組の幹部が数人入っているという連絡が入っていた。
石塚は修が持っているケースにライフルが入っており、修が幹部を狙撃する可能性があると危惧し、ビルの中に逃走する修らを追跡した。修はビルの屋上に登っていた。
石塚も屋上に到着し、修のケースを投げつけたが、ケースの中にはカメラが入っていた。修は風景を撮影しようとしていたと抗議した。
山村と島は三島の自宅を捜索していたが、島は三島と竜神会の関連性が深いものではないのに、三島が殺害されたことを疑問に思っていた。
島は三島と尾山の電話の録音テープを再生した。山村は尾山の会話の内容から、一連の犯行計画が全て竜神会の犯行に見せかけた戸川組の計画であると推理した。尾山と三島は午後6時に会う約束をしていた。
石塚は修らに、調書を取るまで派出所に留まるように命じた。修らは石塚を器物損壊で告訴しようとしていたが、石塚に引き止められたために告訴を取り下げた。修らも石塚も自由の身になり、ともに派出所を出た。
石塚は修らが戸川興行社長のもとに向かうと察し、動かしているのが戸川組の組長であると警告した。修らは3人別々に行動し、石塚は廃墟に向かおうとしている修に張り付いた。
石塚は世間が甘くないこと、勢力の拡張しか考えない暴力団の組長にとって、修らを利用して踏み潰すことなど何ともないと説得したが、修は張り合わなかった。
突然、廃墟から修の仲間が乗った車が突進し、石塚は間一髪で回避し、気絶したふりをした。修は石塚の拳銃を強奪し、石塚を脅迫して車に乗せた。
修は車内にて、石塚に戸川組の組長を殺害するつもりであると告げたが、拳銃に弾が無いことに気がついた。修は石塚から弾を1発強奪し、拳銃に装填した。
修らの目的は、武器と腕力で竜神会に劣る戸川組の組長を有藤と同じようにナイフで刺し、騒動を起こすことであった。
修は今日が、戸川組の組長が黒幕の屋敷に面会する日であり、ボディガードを連れて来ないことを知っていた。
石塚は一連の行動が三島の指示であることを察し、三島が殺害されたことを知らせたが、修に拳銃の台尻で殴られた。修の仲間Bは石塚の言葉を信じ、自分たちが殺害されることを不安がった。
石塚は修の仲間Bにナイフで脅迫されて車に残された。修と仲間Aが戸川の屋敷に侵入し、組長を襲撃しようとしたが、2人は組員に痛めつけられた。
尾山は組員に修らを警察に引き渡すように命じた。修は尾山に拳銃を向け、竜神会を叩くために自分たちを利用したのかと尋ねた。
尾山は戸川組の幹部の昇格を条件に拳銃を渡すように要求し、三島を殺害したことも認めた。そこに石塚が現れ、尾山を殺人容疑で逮捕しようとした。
石塚は修に、拳銃を撃たないように、ヤクザの仲間にならないように説得した。尾山は石塚の拳銃を強奪し、石塚を殺害しようとしていたが、拳銃には弾が入っていなかった。
形勢は逆転し、石塚は修らを殴ろうとする尾山の側近たちを格闘で取り押さえた。七曲署一係捜査員が現場に駆けつけ、組員を逮捕した。修らはヤクザになる夢を捨てた。
石塚は修のカメラを自分で修理しようとしていたが、戸川社長の逮捕状が申請され、石塚は急行した。
■メモ■
*朝焼けの新宿が写るカットは、メインタイトルの背景に使われている風景と同じ?
*ボンがゴリさんに「肉まん」を渡す際、叔母の差し入れと発言。叔母は一旦帰郷したが、再び何らかの事情で戻ってきたのかもしれない。
*ゴリさんが10年以上前にヤクザになりかけたと発言。しかし、「きれいな花にはトゲがある」で、ゴリさんは12年前(1963年頃)からボスとともに仕事をしてきたということが示唆されているため、正確な年代は不明(19年前~14年前なので1956年~1962年頃)。もしかすると、このことを期に警官の志望を決意したのかもしれない。
*ゴリさんが普段、拳銃に弾を込めないメリットの一つが、犯人に奪われても弾を補充しない限り被害が出にくいというものである。今回もその長所が発揮されたが、いつ拳銃の弾が抜かれたのかが不明確だった。
*ライバルの竜神会を叩くために、自分の幹部に重傷を負わせる戸川組。やはり暴力団というものは怖い。
*多数のヤクザに囲まれても、一人で押さえるゴリさん。
*戸川組組長の逮捕状が申請されたが、「石塚刑事殉職」まで戸川組が壊滅することは無かった。なお、そのときもゴリさんの手柄である。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
三上順:勝野洋
田口良:宮内淳
野崎太郎:下川辰平
矢島明子:木村理恵
修:中島久之、修の仲間A:中村俊男(現:中村ブン)、修の仲間B:藤井つとむ
有藤一郎:田中浩、遠藤剛、尾山:大村文武
村越伊知郎、矢追町派出所の警官:みずのこうさく(現:水森コウ太)、池水通洋、モグリの医師:邦創典
ノンクレジット 戸川組組員:戸塚孝、尾山の側近:大宮幸悦
石塚誠:竜雷太
島公之:小野寺昭
山村精一:露口茂
脚本:小川英、田波靖男、四十物光男
監督:山本迪夫
#太陽にほえろ#ゴリさん主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12247739619.html
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2022-03-27 01:34:12 テーマ:ドック登場編
第434話「ある誘拐」通算第644回目
放映日:1980/11/28
■ストーリー■
日曜日、野崎と西條は新宿の2階の喫茶店にて、恐喝犯を張り込んでいた。
野崎は窓から外を眺めている時、内藤茂夫(角野卓造さん)という男が、不安な顔をして、ひたすら時間を気にして待機しているのを目撃した。
恐喝犯は相手の男から、紙封筒に入った数万円を奪い取ったところを野崎と西條に発見され、逃走した。
内藤は、向かいのビルの喫茶店にいる、倉田市郎(笹入舟作さん)という男に監視されていた。
恐喝犯は逃走したが、野崎と西條に取り囲まれ、恐喝の現行犯で逮捕された。
倉田は店を立ち去ろうとした直後、野崎が内藤に話し掛けしているのを目撃した。
内藤は野崎に、心配事があるかのように見受けられたと言われても、動揺した態度で、何でもないことを強調し、野崎をあしらうかのように乗用車で立ち去った。
野崎は内藤の乗用車のナンバーをメモし、陸運局に調査を依頼していた。
翌朝、野崎は出勤時、陸運局から、乗用車が矢追3丁目の内伸運送の社用車であるという電話連絡を受けた。
野崎は内藤が事件に関係しているのではないかと直感し、内伸運送引越センターを訪れ、事務員(藤悦子さん)と対面した。
社用車は内藤の専用車だった。
事務員によると、内藤は風邪という理由で、先週の木曜日からずっと会社を休んでいた。
野崎は内藤宅を訪れ、家政婦(小笠原まり子さん)に、内藤に会わせるように要求した。
内藤は野崎に、つまらないことで詮索をするのをやめるように激怒し、ただ友達と待ち合わせをしていただけであると強調した。
野崎は、内藤夫人と家政婦の表情から、2人が何かを隠しているのではないかと思っていた。
野崎は内藤の息子の内藤守の物と思われる靴が玄関に置きっぱなしになっているのを発見し、調査しようとしたが、内藤に強制的に追い出された。
倉田は双眼鏡で野崎を監視していた。
夫人は野崎が、守の誘拐に気付いていないのかどうか、心配していた。
倉田は内藤に電話をかけ、なぜ警察に密告したのかと怒った。
内藤は偶然に野崎があの場所にいて、話し掛けてきただけであり、しつこく自宅まで来たが、追い返したと弁解した。
倉田は内藤を信用できず、また連絡すると言い残して電話を切った。
野崎は、内藤宅の近所の主婦で、守の友達の母親から、守が幼稚園を休んでいることを聞き込んだ。
幼稚園の教諭は野崎に、守が先週の木曜日から、家族で旅行という理由で、幼稚園をずっと休んでいることを教えた。
先週の火曜日、守の親戚と名乗る30代の男が、守を送迎に来ていた。
野崎は藤堂に、証拠がないが、誘拐事件ではないかと報告した。
内藤は身代金を所持して誘拐犯を待っていたのではないかと考えられた。
野崎は誘拐犯が自分を見たことにより、姿を現さなかったのではないかと意見し、内藤に声を掛けなければ、守が無事戻っていたかもしれないと悔やんだ。
藤堂は誘拐事件として極秘に捜査することを決定した。
野崎は帰宅し、康江(西朱実さん)と会話していた。
野崎は北斗ビルを訪れ、内藤と親しくしていた、中光商事社長の大場信三郎(小野武彦さん)と対面していた。
大場は内藤とは、大学の同じ美術クラブに所属していたことがあり、同じ中小企業の社長という立場から、時々会っては酒を飲み、愚痴をこぼし合っていた。
大場は守の居場所を知らなかった。
煙草屋の店主(里木佐甫良さん)は五代に、店の先に安いスナックが建つようになってから、煙草屋の前に停めっぱなしにしていくタクシーが多く、何とかするように依頼したが、断られた。
西條は、守と幼稚園で最後に別れた子供(5歳)と砂場で遊び、聞き込んでいた。
子供は、守が若い女性と一緒に帰ったこと、若い女性が内藤夫人の病気を口実に守を連れて行ったことを思い出した。
野崎は幼稚園から逃げた男と、その若い女性が共犯ではないかと推理した。
計画的誘拐の線はほぼ固定されたが、内藤が認めない限り、これ以上は捜査も犯人の逮捕も不可能な状況だった。
野崎は電話ボックスから内藤宅に電話した。
内藤は誘拐を断固として認めず、守については親戚の家にいると主張した。
内藤は野崎から、誘拐犯に察知されないように慎重に捜査すると説得されても、これ以上付きまとうとプライバシー侵害で告訴すると激しく抗議し、電話を切った。
野崎は公園に立ち寄った際、失意の表情の内藤夫人を目撃し、30代の男性と、若い女性の2人が誘拐犯であることを告げ、心当たりがないかを質問した。
野崎は公園を立ち去ろうとする夫人に、自分にも子供がおり、守を危険な目に遭わす捜査をしない、守を助けたいからこそ協力を求めていると説得した。
夫人は誘拐について、完全否認した。
滝は野崎に、完全な思い違いかもしれないことを告げた。
捜査の結果、内藤が身代金を用意した痕跡が全くないこと、内藤が現金をあまり所持していないことが判明した。
内伸運送は無理な設備投資がたたり、赤字が続いており、家屋敷が3番抵当に入り、銀行が融資差し止め、サラリーマン金融ですら大手はどこも現金を貸さない状態だった。
今の内藤に身代金を工面する力はなく、内藤の友人、知人、夫人の身寄りの中で、それだけの現金を用意できるのは大場だけだった。
大場も誘拐事件に関しては否定していた。
野崎は内藤の身代金を用意したのが大場であり、内藤が大場を口止めさせたのではないかと推測していた。
野崎は内藤が守を溺愛しているからこそ、誘拐事件を否認していると思っており、自分の介入で犯人を硬化させてしまったため、内藤の気持ちを理解していた。
野崎は内藤家を張り込むことを決定し、石塚と滝に聞き込みを指示した。
夜、倉田は電話ボックスから内藤宅に電話をかけ、内藤に守(嶋英二さん)が元気であることを伝えた。
倉田は刑事が現れないため、内藤を信用し、内藤に守の声を聞かせた。
倉田は内藤に、明日の午前10時に、京王線つつじヶ丘駅前に来るように要求し、電話を切った。
翌日、内藤はつつじヶ丘駅前にて待機していた。
野崎と五代は1時間、遠方から内藤を張り込んでいた。
内藤は待機中、謎の男から、「家に帰って待て」と書かれたメモを手渡された。
野崎は謎の男を取り押さえようとする五代に、謎の男が鞄に手を触れなかったために犯人ではないと言い聞かせた。
野崎は犯人が一番知りたいのは警察の張り込みであり、五代に、下手に動けば守の生命が危険であると諭した。
内藤は社用車を運転し、帰宅したが、内藤家では夫人が救急車に搬送されていた。
内藤は救急車に同乗した。
野崎は内藤宅の前に五代を残し、病院を訪れ、内藤に会いに行った。
夫人には心臓の持病があったが、生命に別条がなかった。
野崎は夫人の生命が助かったことに安堵しつつ、駅前広場で謎の男から手渡された紙切れに何が書かれていたのかを尋ねた。
野崎は内藤に、誘拐犯を逮捕するために、協力が必要であると説得した。
野崎は自分にも2人の子供がいるため、内藤の苦悩を理解しつつも、内藤に、子供の命を救うために証言が必要であると懇願した。
野崎は刑事としてではなく、人間として父親として内藤に頼み込んでいた。
内藤は涙ながらに自分を放っておくように、捜査をしないように懇願した。
藤堂は内藤宅に家政婦しかいないことを利用し、五代に内藤の知人のふりをして内藤宅に入り、誘拐犯からの連絡を待つように命じた。
家政婦は五代が自分の身分を明かすと、内藤に何も言わないように指示されているため、すぐに出て行くように頼み込んだ。
内藤宅に倉田から電話が入った。
家政婦は電話に出て、五代を怪しむ倉田に、自分の知人であると誤魔化した。
家政婦は、内藤を電話に出すように要求する倉田に対し、夫人が心臓発作で倒れ、一緒に病院に行ったことを連絡した。
倉田は家政婦に、内藤に自宅に戻るように強要し、また連絡すると言い残して電話を切った。
家政婦は誘拐犯の声に聞き覚えがあり、約2ヶ月前、夫人が出先で気分が悪くなり、その時に送迎した30代のタクシー運転手の声と似ていることを五代に打ち明けた。
倉田には、何か言うたびに鼻をすする癖があった。
家政婦は倉田のタクシー会社には心当たりがなかった。
五代は煙草屋の店主に、そのタクシー運転手のことを尋ねた。
店主は、その運転手に心当たりがあり、五代に、煙草屋の前に毎日2,3時間もタクシーを停めていることを教えた。
そのタクシー運転手はここ1週間、煙草屋の前に全く現れていなかった。
野崎は、内藤と大場が3日間続けて来店したコーヒーショップ「VIV」に赴き、ウェイターから話を聞いた。
ウェイターは内藤と大場が2日目に来店した時、大場がそれまで低い声で話していたのに、いきなり激昂し、友達だからあれを見せたのに、その自分を脅迫するのかと発言していたことを記憶していた。
大場がただ身代金を用意したのではなく、内藤に脅迫されて渋々工面したという可能性が濃厚となった。
内藤と大場が誘拐を頑として認めないのは、そのことが理由ではないかと考えられた。
煙草屋のメモから、誘拐犯が赤坂タクシーの運転手で、会社をちょうど1週間前に退職した倉田であることが特定された。
石塚達が倉田の自宅アパートに直行していたが、守が一緒にいない限り、逮捕が不可能な状態だった。
藤堂は守の命を心配する野崎の気持ちを理解していた。
野崎は大場にあたることにした。
石塚と岩城は倉田の自宅アパートに到着し、管理人(高杉哲平さん)に部屋の鍵を開けてもらった。
倉田は最近、自宅に戻っていなかった。
倉田の共犯の女(倉吉朝子さん)は水商売をしており、倉田と結婚していなかったが、倉田宅に頻繁に来ていた。
倉田と恋人は共にギャンブル好きだった。
岩城は倉田の部屋から、内藤宅と幼稚園の位置に赤丸が書かれた地図を発見した。
それでも誘拐と断定することは不可能だった。
倉田は小型車を所有していた。
山村は大場を調査し、かなりマニアックな美術愛好家で、印象派の絵に目がないという情報を入手し、一係室に戻った。
約1年前(1979年頃)、ある県立美術館から、時価5000万円以上のモネの絵が強奪されたが、プロの犯行だと判明しただけで、犯人も逮捕されず、絵も発見されなかった。
大場が盗品の絵を安く買い叩き、秘蔵しているという噂があった。
大場が内藤に強請られたのは、このことだと断定された。
倉田と恋人は守を連れて旅館「菊花荘」に潜伏していた。
倉田は部屋の窓から、巡回中の警察官が自分の小型車を調査しているのを発見し、恋人に仕度を急がせた。
倉田は物陰から、巡査の後頭部を棒で殴り、拳銃を強奪し、小型車で走り去った。
大場は野崎から、盗品のモネの絵のことを告げられると、内藤が自分から2000万円を脅し取った上に、警察に密告したのかと思い、憤慨した。
大場は野崎に、内藤が警察に密告していないことを伝えられ、守が誘拐されたことを認めた。
倉田と恋人は甲州街道を府中方面に逃走していた。
石塚と岩城は倉田と恋人の小型車を発見し、追跡した。
西條と五代は、倉田と恋人が守を連れているという連絡を受け、急行しようとした。
内藤が立ち聞きしており、西條と五代に、守が無事に戻ったら何もかも話すため、現場に連れて行くように願い出た。
野崎は大場が盗品故買を自供したため、連行していた。
内藤の恐喝も実証された。
藤堂は野崎に、倉田の小型車を府中付近に追い詰めていること、内藤も現場に向かっていることを連絡し、倉田が拳銃を所持していること、守を連れていることを念押しした。
倉田と恋人は土管置き場で小型車を乗り捨て、逃走した。
石塚と岩城と警察官は土管置き場にて倉田と恋人を追跡し、追い詰めた。
倉田は拳銃を取り出し、石塚達に、それ以上接近すると守を殺害すると脅迫した。
野崎も土管置き場に駆けつけたが、石塚と岩城に制止された。
西條と五代が内藤を連れて、資材置き場に到着した。
倉田は内藤が身代金を自宅に置いたままであることを知ると、身代金を持ってくるように要求し、警察には?に連絡し、ヘリコプターを1機用意させるように要求した。
倉田はヘリコプターで安全な場所に降りたら、守を解放すると約束した。
守は内藤の姿を見て、恋人の手を振り払い、内藤のもとに行こうとしていた。
野崎は守に向かって猛ダッシュし、守を保護した。
倉田は石塚に拳銃を撃ち落とされ、岩城と五代に逮捕された。
守は無事だった。
野崎は内藤を恐喝容疑で連行した。
内藤は守の無事を喜び、野崎に、自分が弱かったばかりに、警察を頼ることができなかったことを謝罪した。
野崎は他の捜査員に酒飲みに誘われたが、断った。
野崎は倉田が身代金さえ払えば守を解放するつもりだったことから、自分の行動が刑事としては間違いではないと思いつつ、内藤に目を付けなければよかったと後悔していた。
検事が、内藤の行動に情状酌量の余地があると認めた。
■メモ■
*笹入氏が『クイズ!脳ベルshow』に出演した際、誘拐犯の役が多かったと仰っていたが、この回のことかな。
*長さんの子供である良子と俊一が名前だけ登場。良子は久々に野崎宅を訪れ、康江に姑や夫のことで苦労していると話した。良子は妊娠6ヶ月のようだ。なお、番組最後の長さん主演作であるPART2の「長さんの長い午後」では、(1986年時点で)小学3年生と小学1年生の母親になったことが台詞で言われていた。
*俊一は康江に、運転教習所の費用を貸すように頼んだようだ。友達の乗用車でドライブすることがあるらしく、免許だけは欲しいようだ。
*子供と一緒に砂場のトンネルを作っているドック。
*息子を誘拐された男が身代金の工面のために、脅迫をしていたという捻った展開。
*ラスト、ボスを酒飲みに誘うも、「パブ」を「バス」と間違えてしまう長さん。
*スコッチの出番がかなり少ない。クライマックスの倉田逮捕シーンにも不在。
*君塚氏は今回と「心優しき戦士たち」を執筆している。どちらも長さん主役編。
■キャスト、スタッフ■敬称略
藤堂俊介:石原裕次郎
滝隆一:沖雅也
岩城創:木之元亮
五代潤:山下真司
西條昭:神田正輝
松原直子:友直子、野崎康江:西朱実
内藤茂夫:角野卓造
大場信三郎:小野武彦、倉田市郎:笹入舟作、倉田の恋人:倉吉朝子、煙草屋店主:里木佐甫良
矢野みち、内藤家の家政婦:小笠原まり子、内伸運送引越センター事務員:藤悦子、宇乃壬麻、諸星洋子、アパート管理人:高杉哲平
市川勉、小池幸次、金沢寿一、伊東あつ子、内藤守:嶋英二
石塚誠:竜雷太
野崎太郎:下川辰平
山村精一:露口茂
脚本:小川英、君塚良一
監督:高瀬昌弘
#太陽にほえろ#長さん主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12734072102.html
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太陽にほえろ! PART2 第1話「悪魔のような女」
2018(平成30)年07月28日(土) 16:02:36 テーマ:太陽にほえろ! PART2
PART2 第1話 第719話「悪魔のような女」通算第413回目
■ストーリー■
藤堂は新しい任務で七曲署を去っており、篁朝子(奈良岡朋子さん)が新任の捜査一係係長として赴任していた。
七曲署捜査一係には野崎が復帰し、喜多収刑事(寺尾聰さん)も着任していた。
佐々木昭雄(沖田峻一郎さん)は東洋ストア矢追支店にて、職員から売上金の3000万円の入ったアタッシェケースを強奪した。
佐々木は職員の右肩に拳銃を発砲し、乗用車で走り去った。
三森桐子(金沢碧さん)はレインコートを着用し、佐々木の潜伏する倉庫に入り、佐々木に拳銃を返却するように要求した。
佐々木はスパナでアタッシェケースをこじ開け、中身の大金に喜んだ。
三森は佐々木の腹部に銃撃し、台尻で頭部を殴り、逃走した。
三森は水道で手を洗浄し、橋の上から河川に、返り血が付着したレインコートを放り投げて処分した。
午後5時30分頃、三森は所有している外車「アウディ80」の車内で化粧しようとした際、右手の人差し指の、赤い付け爪が無くなっていることに気付き、付け爪を全て外した。
翌朝、倉庫にて佐々木の遺体が発見され、七曲署捜査一係が現場に駆けつけた。
佐々木は紐で両腕を拘束されており、出血多量で失血死していた。
佐々木の死亡推定時刻は昨夜の午後6時から午後6時30分だった。
現金3000万円と、拳銃が発見されていなかった。
佐々木は傷害の前科1犯で、矢追3丁目の福寿荘が現住所であり、新宿2丁目のスナック「黒猫」に勤務していた。
佐々木から検出された弾丸は、佐々木が東洋ストア矢追支店で発砲したものと一致しており、前科の無いS&W 38口径だった。
使用された紐は荷造り用で、大量販売品であった。
遺留品は他に無く、倉庫付近は午後5時以降になると人がいなくなるため、目撃者も皆無だった。
佐々木は以前、倉庫で働いたことがあり、隠れ家として使用されたものと推測された。
佐々木が逃走に使用した車は盗難車だった。
佐々木はスナックの勤務状況が悪かったが、拳銃を入手した形跡も、東洋ストアの内部事情に通じていた様子も無かった。
佐々木の共犯者が計画的に、残虐な手口で佐々木を殺害し、3000万円を奪取したと考えられた。
佐々木は鑑識の結果、死亡推定時刻の30分から1時間前、午後5時30分から午後6時までの間に撃たれたものと推定された。
篁は捜査員に、佐々木の周辺状況の聞き込み、現金輸送の漏洩経路を調査するように命じた。
西條と太宰は東洋ストア本社を訪れ、社長の三森と対面した。
西條は三森に、佐々木が矢追支店の内情に通じていたことが浮かばず、共犯が内情を知っていたのではないかということを話した。
三森は電話で社員に、本支店を含め、矢追支店の売上金輸送の内情を知っている人物と退職者のリストを作成するように指示した。
三森は西條に相手の考えの先読みの上手さを評され、亡くなった夫の口癖が、いつも相手の考えを先に読み取るのが仕事の秘訣だったことを伝えた。
三森は2年前(1984年頃)に先代の社長だった夫を亡くし、後を継いで社長に就任していた。
東洋ストアの取引先の社長夫人の吉本(工藤明子さん)が社長室を訪ねてきた。
昨日の午後6時、横浜のスターホテルにて、取引先の社長の令嬢の婚約披露宴が開催されており、三森と吉本が参加していた。
三森は午後5時に本社を出発したのに、国道1号線で渋滞に巻き込まれ、午後6時ギリギリにホテルに到着したことを述べた。
三森は吉本から、赤いドレスを着用していたのに、赤い付け爪をしていなかったことを指摘された。
澤村と水木は河川を捜索し、三森のレインコートと靴カバーを発見した。
レインコートと靴カバーから、佐々木と同じA型の血液が微量に検出された。
三森はレインコートと靴カバーに石を包み、紐を巻いて処分していたが、外れて河川に流されていた。
レインコートと靴カバーは市販品の安物で、指紋が検出されず、割り出しも不可能だった。
西條は犯人が現場付近の橋の上からレインコートと靴カバーを放り投げた場合、横浜や川崎方面に逃走した可能性があると考えた。
西條は令子から、レインコートが東洋ストアでも販売していることを聞き出し、令子と太宰と別れて行動を開始した。
1986(昭和61)年11月15日(土) 西條は東洋ストア内藤店の店員から、事件の3日前の11月15日、レインコートと靴カバーが1つずつ、万引の被害に遭っていること、三森が同日に矢追支店を視察していることを聞いた。
西條は三森を疑い、太宰をナビゲーターとして、現場検証を開始した。
東洋ストア本社から、佐々木の殺害現場の倉庫までは車で13分の距離だった。
西條と太宰は犯行に15分を要したと想定し、横浜のスターホテルに直行したが、渋滞に巻き込まれ、45分かかった。
西條は偶然を装い、三森が昼頃に利用する喫茶店で、三森と会った。
西條は三森が犯人であることが信じられなかった。
佐々木が第3日曜日に、常連の飲み屋と食堂のツケを支払っていることが判明し、佐々木が強請をしていたという線が濃厚となった。
太宰は佐々木に強請られていた者が犯人ではないかと推測していた。
西條は第3日曜日という単語から、三森が毎週日曜日の午前に美杉公園を散歩していることを思い出し、通行人に三森と佐々木のことを聞き込んだ。
しかし、三森を目撃した者はいたが、佐々木は目撃されていなかった。
西條と太宰はゴミ箱を漁っている子供を発見し、1人から話を聞いた。
子供の1人は第3日曜日、公園のゴミ箱にゴミを捨てようとした際、週刊誌の間に挟まっていた15万円を発見し、着服していた。
15万円が強請の金であり、三森が佐々木に強請られている可能性が出た。
三森のアリバイは未だに崩せていなかった。
野崎と西條は三森が、レインコートと靴カバーが万引きされた日に、内藤店を視察していることが引っかかっていた。
三森の日曜の散歩は第3日曜日の強請を隠すためのカモフラージュであるとも考えられた。
太宰は残酷な殺人犯が女性であることが信じられなかったが、篁に犯罪者に男も女も無く、一人の犯人という人間がいるだけと厳しく注意された。
三森が強請られている理由は不明だったが、西條は2年前に三森の夫が自殺していることを不審に思っていた。
西條は三森とテニスをした際、三森の夫のことを話題に出した。
三森は西條に、夫が責任感の強い真面目な性格だったこと、日記に仕事で悩んでいたことが書かれていたことを伝えた。
西條は三森に、三森の夫の素性を知るために、三森の夫の日記を貸すように依頼した。
西條は三森の外車に同乗した。
三森は夫のお抱え運転手だったため、運転が上手で、都内と近郊の裏道にも詳しかった。
西條は三森の夫の日記を読んでいた。
1984(昭和59)年06月13日(水)の日記には、会社の資金繰りの目途が立たず、東洋銀行頭取と会い、重圧を感じたことが記載されていた。
1984(昭和59)年06月27日(水)に三森の夫は自殺を考え始め、
1984(昭和59)年07月08日(日)には完全に絶望に追い込まれていた。
西條は佐々木の殺害現場の倉庫からスターホテルまでの裏道を通り、25分で到着できることを確認したが、このままでは証明が不可能だった。
井川と令子は、三森が以前に友達を連れて来ていたレストランに、2年前まで佐々木が勤務していたことを突き止めた。
三森と佐々木の関係は単なる従業員と客だったが、顔見知りであることが断定された。
三森の夫の日記は、所轄署が自殺と処理しても無理のない奇術が記載されていた。
三森が事前に日記を読み、佐々木に夫を殺害させ、自殺を証明する小道具として日記を利用したという推理が出来たが、証明が不可能な状態だった。
喜多と澤村は、三森が佐々木に強請られ続け、大金を要求されたため、売上金強奪を仕組み、仲間割れを装って佐々木を殺害したと推測した。
西條は佐々木が撃たれた時間が、午前5時から午前6時の間としか判明していないため、犯行時間を決定打に出来ないことに悩んでいた。
西條は紐で佐々木を拘束し、失血死に追い込んだのは、撃たれた時間を曖昧にするための計算だったことが考え浮かんだ。
西條は再び三森とテニスをすることにして、他の捜査員に、3000万円と拳銃の隠し場所の捜索を任せた。
西條は三森に、間接的に事件の話を語った。
西條は三森から外車の運転を頼まれた際、外車のトランク内を調査したが、何も発見できなかった。
西條は運転席に座ろうとした際、三森の付け爪を発見した。
西條は非番の日に三森に接触し、赤い薔薇の花束を贈った。
三森は自宅に西條を招き入れた。
西條は三森宅を捜索し、自分の推理を打ち明けた。
全てに行動的な三森は、真面目で実直な夫との生活に退屈していたが、日記を読み、夫が自殺を考えるほど悩んでいたことを知った。
三森はレストランバーで顔見知りだった佐々木に、夫を自殺に偽装して殺害するように依頼した。
三森は自分に興味がある男性を見抜き、利用する性格だった。
佐々木は三森に夢中だったため、三森の願いを聞き入れたが、三森を手に入れられなかったため、毎月15万円を強請っていた。
三森は佐々木を知らないと誤魔化した。
三森は佐々木から大金を要求されたため、佐々木の殺害を計画し、東洋ストアの売上金を襲撃するように仕向けた。
三森はまんまと実行し、大金を強奪した佐々木を、犯行に使用した拳銃で致命傷を与えずに殺害していた。
三森は西條から、佐々木が撃たれた時間が午後5時から午後6時であることを聞き、あくまで国道1号線で渋滞に巻き込まれたことを強調したが、道路事情に詳しく、運転の上手な三森なら犯行が可能だった。
三森は東洋ストア内藤町支店にて、レインコートと靴カバーを万引きし、川から投棄していた。
西條は三森に、外車の運転席から拾った付け爪を見せた際、現場から拾ったと鎌をかけた。
三森の秘書(相原巨典さん)が、三森がパーティーに開催する前、付け爪をしていたことを証明していた。
三森は前の付け爪を、気に入らないから10本全て処分したと誤魔化した。
西條は三森に自首してもらうために単独で三森のもとを訪ねたため、自分しか推理を知らないことを強調した。
三森は私室から拳銃を取り出し、隠し持った。
喜多が三森宅の前を張り込んでいた。
三森は西條の視線がバラの花に向いている隙に拳銃を取り出し、バラの花に発砲した。
西條は発砲を回避し、三森にクッションと雑誌を投げつけ、拳銃を取り上げた。
西條は殺人未遂及び殺人容疑で三森を逮捕した。
西條は喜多に、三森が拳銃を発砲する直前に三森宅に突入するように約束していた。
強奪された3000万円は三森宅のブランドの鉢植えの中から発見された。
犯行に使用された拳銃は、三森の夫がかなり前に海外から持ち帰ったものだった。
■メモ■
*「太陽にほえろ!」が「太陽にほえろ! PART2」と改題し、仕切り直しとしてリスタート。全12話と短いが、これは元から決まっていたらしい。
*藤堂(ボス)は新しい任務で七曲署を去ったという設定。代わりに係長として篁が赴任し、長さんが一係に復帰、新たに喜多(オサム)が着任している。
*一係室の机の配置が変更。「太陽」のときは各々の個人デスクが配置されていたが、PART2からは木製のテーブルに捜査員が座る形となった。
*OPテーマは「太陽のテーマ’86」。メインタイトルの字体はゴシック体となり、字の欠けが無くなる。
*OPのドック、DJ、ブルース、マイコン、マミーはなぜか遊園地で張り込んでいるものとなっている。
*OPの構造は、篁→ドック→DJ→ブルース→マイコン→マミー→激走(ゲスト紹介)→長さん→トシさん→オサム→スタッフ紹介となっている。前半枠、後半枠の仕切りが復活したのは嬉しい。
*今回のみ、篁の紹介カットが他の回と異なる。
*OPのゲスト紹介は、ブルースとマイコンとDJが川で犯人を追跡し、ブルースとマイコンが肩車し、DJが登るという形式となっている。
*かつてのスタッフ紹介の「ボスの歩きのカット」は継承されず、新宿の街並みのカットとなっている。
*OPのラストに、「制作:日本テレビ(NTV)」がようやく挿入される。かつては「制作著作:東宝株式会社」のみだった。
*本編では、3人の着任の様子は描写されていない。既に着任してある程度時間が経過しているということになっている。
*篁は「太陽」初の女性の係長。クールで非常にかっこいい。奈良岡氏の起用は、石原氏が最も尊敬する女優だったからという。
*古参ファンは非常に喜んだと思われる、長さんの復帰。復帰後の長さんは年齢のためか、一係室にいることが多い。
*結果的に長さんは、デュークと警部を除く全ての七曲署捜査一係刑事と共演した。(ボギーは1話のみ)
*捜査一係内に常駐で女性が2人いるのは非常に珍しく、ジーパン編とPART2のみ。
*篁は茶汲みを担当するマミーに苦言。DJの「男女平等社会」という提案により、茶汲みが当番制となる。
*脇役で最多出演を誇る「太陽」の沖田氏の最終出演作。しかし、序盤で殺害されてしまい、出番は少ない。
*ドックはコーヒーに砂糖とミルクを入れないらしい。また、東洋ストアのハンバーガーがお気に入りらしい。
*ドックのテーマが一通り流れている。
*夫を殺害し、佐々木までも計算で殺害する冷酷な三森。マミーに「魔女」と言われる。
*オサムは、今回は出番が少ないが、三森の連行シーンで独特の飄々さとペースを垣間見せる。
*ドックと三森がテニスをしていたのは「成城テニスクラブ」。「ジーパン刑事登場!」にも登場した。
*今回は本来、1986年11月21日に放映される予定だったが、三原山噴火のため、1週間延期されて放送されている。
*ラスト、篁から女性の魅力を質問され、「ある時は美しく、やっぱりある時は美しく」と答えるドック。
キャスト、スタッフ(敬称略)
篁朝子:奈良岡朋子
太宰準:西山浩司
澤村誠:又野誠治
水木悠:石原良純
岩城令子:長谷直美
三森桐子:金沢碧
三浦威、吉本夫人:工藤明子、佐々木昭雄:沖田峻一郎
大橋伸予、大倉順憲、立原柊子、中村正人
小宮じゅんこ、三森の秘書:相原巨典、市川勉、横尾三郎、中島大介
西條昭:神田正輝
野崎太郎:下川辰平
井川利三:地井武男
喜多収:寺尾聰
脚本:尾西兼一、小川英
監督:手銭弘喜
#太陽にほえろ#ドック主役編
https://ameblo.jp/chitei-gogogo/entry-12393930024.html