最近はマニュアル一冊最初から最後まで、みたいな大きな仕事はほとんど来なくなった。翻訳メモリが普及して、リモートアクセスが一般的になってからは複数の翻訳者でマニュアルを分担して数日で終わらせて、それぞれのスタイルや用語の統一性を取るために編集の人が全部の訳に目を通して提出するというパターン。ま、いうなれば翻訳業界もかつての職人がこつこつとひとつの作品を仕上げていくというやり方ではなくて、大量生産ベルトコンベア式アセンブリラインで商品を短期に納品していく方法が主流となっている。
そんな時勢に今回は珍しく大きなマニュアル丸々一冊が来た。残念ながら納期までに一人で終わらせることは不可能だったので、気心の知れた長年の翻訳友達に一部担当してもらってはいるけど。先週から始めたこの仕事、今月末までに終わらせなければならない。普段の私は、だいたい2日、長くでも3日で終わらせるような仕事を次から次へとこなし、それに加えて、短い1日だけでできる仕事をいくつか平行していくというパターン。じっくり大きな仕事を3週間近くかけて毎日こつこつやっていくというのはけっこうしんどい作業。しかし、ぜいたくは言っていられません。久しぶりの長期プロジェクト、じっくり腰を落ち着けてがんばりましょう。
先週の土曜日、お友達数人とお寿司の食べ放題に行った。ここアリゾナなんてところでも最近はお寿司を扱っているお店がいっぱいあって、20ドルから25ドルくらいの間で食べ放題なんてものもやっている。この食べ放題はかなり前から決めていたので、その2週間くらい前から、食べ放題が終わったら短期集中ダイエットしなきゃなあとは思っていた。で、どうせダイエットするんだから、今のうちに食べたいものいっぱい食べておこうっていやしい考えで、お寿司食べ放題に臨む前にすでに体重はかなり重め。さて、思いっきり食べたあと、日曜日はダイエットに備えて冷蔵庫の整理。ちょっとだけ残っていた冷凍餃子とか、半端な残り物をランチやらディナーやらでせっせと片づけて、月曜日はCostcoに行って、ヘルシーなもの、チアシードとかヘンプシード(麻の実なんだって)、グリークヨーグルト、アーモンドミルク、チェリートマト、オーガニックのホウレンソウなどをしっかり買い込み、ヘルシーな食生活。
とりあえず、1週間はご飯、パン、麺類、パスタなどのでんぷん質と糖分をカットするつもり。しかし、なんかいつもこんなことばかりやっている。無節操に食べたいものを思い切り食べて体重がうなぎ上りに増えて、あわててダイエットして、数ポンド落として、でもだんだんベースラインの数字が高くなって、今回の目標値なんて、しばらく前のダイエット開始時と同じくらいの数字。
でも、年取ってからあまり痩せると貧弱になるから、少しふっくらのほうがいいんだって、なんて甘い言葉を誰かから聞くと、すぐ「そーだよねー、特に急にダイエットすると老け込むっていうもんねえ」なんて、始める前からやる気あるんだかないんだか、みたいな状態。
とにかく、ヘルシーフードをごっそり買い込んでしまったので、これを全部食べ終わるまではヘルシーな食生活するっきゃない。でもヘルシーが即体重減少につながるかっていうとそんなこともないんだよね。ヘルシーなものだっていっぱい食べればカロリーオーバーだもん。


月曜日に開始で火曜日の夕方提出という仕事。予定通りに月曜日の朝にファイルが来て作業を開始したけど、途中で一時ホールドするようにというメールが来た。ファイルに問題があるからとのこと。確かにわずか2500ワード程度で、No Matchは1900ワードと聞いていたのに、MemoQのファイル開いてみたらRepetitionが大半のようだけど、20,000ワード以上ある。
その後、差し替えファイルが来るのを待っていたけど、何の連絡もない。他の仕事が入ってきたので、そちらを前倒しに片づけて、火曜日を迎えた。まだファイルの調整中みたいなメールが朝入ってきただけで、その後何の連絡もない。出かけたい場所があったので、11時近くまで待って、これからファイルが入ってきても今日中に提出はあり得ないから、夜仕事をすればいいや、と外出した。結局その日の午後いっぱい何も連絡ないので、ファイル差し替えはどうなっているのか、スケジュールはどうなるのか、と問い合わせのメールをプロジェクトマネージャーに送ったら、その人じゃなくてなじみのプロジェクトマネージャー(今は正式にはVise Presidentらしいけど)からお返事で、He is no longer with us. だって。えー、昨日のやりとりではそんな話ぜんぜんなかったし、プロジェクトの真っ最中、それもファイルに問題があって作業が中断しているときに辞めるってあり?をもう少し婉曲に書いて返事出したら、辞めたんじゃなくて首になったんだって。このファイルの不手際で首になったのかなあ。それだとしたら、かなりシビアな世界。これまでも不手際だなあと思うプロジェクトマネージャーがいなくなるってことはよくあったけど、プロジェクトの真っ最中にいなくなったのは初めてなので、ちょっとびっくりしたのでした。