こんばんは ぶつぶつサタデーナイトフィーバーのお時間でっす(^^)。

 

相変わらず、残務整理に追われている毎日を送っています。

 

 

 

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昨夜は、夕張市への進呈式があり

 

亡き父の遺品の数々を夕張市へ寄贈いたしました。

 

 

実は、まさか こんな立派な進呈式でお渡しすることになるなんて

当日、会場に行くまで全く知らなかったんですよ(汗)。

 

事の始まりは、父親の遺品整理をしていた時に、

非常に貴重な資料が出てきたことがきっかけで、

私では活かしきることができないなと思ったこと・・・そして、

 

10キロ以上もある原料炭の塊。

 

エネルギー量が高く、マンション1棟が焼けてしまうくらいのパワーだとか・・・

 

遺品整理をしながら

子孫もいない私がいつか亡くなった時に、この石炭は間違いなく

ごみ処理場にもって行かれ捨てられるのだろうと思い、

しかも、石炭だから「燃えるゴミだよね♪」なんていう職員が燃やそうものなら

焼却炉溶けちゃったみたいな事件になり?

 

「馬場のヤロー 死んでからも人に迷惑をかけやがって」と言われるんだろうなと

 

普通の人は、どんなに憎まれていた人も

亡くなったときは「いい人」になるのが世の常だけど、この場合はあの世に逝っても

世の人々に恨まれるんだろうな~と、そんな思いもあって(笑)

高校の先輩である夕張の厚谷市長に寄贈の話をもちかけたのでした。

 

とはいえ、大人の

筋を通さなければならない事情や、物事を運ぶための順番というのがあるというのは

秘書職の時に学んだので、それに従って寄贈する運びとなったわけです。

 

そして、いつもは夕張市で行われる進呈式を旭川市 花月会館で開催するとのことで

厚谷市長をお招きしての開催となりました。

 

当日、私は勝手に 数人の役員と夕張市長との会食の中でお渡しするのだろうと思っていたのですが

行ってみてびっくり、会場は広いし、数名のマスコミの方はおられるしで

 

「うわ、やば」(お行儀の悪い言葉でスンマセン)と冷や汗たらり(笑)。

 

厚谷市長を囲んで記者会見は行われているし、なんだか大事になってるじゃん?と逃げたくなるほどの

予想外の展開に頭まっしろ。

 

10キロ以上の石炭を持って渡して動きをストップさせ

「カメラ目線くださ~い」というカメラマンに笑顔を向けるのか?など

いつもの研修で教える笑顔の練習どおりに笑顔は作れるのか?

この動揺にひきつり笑顔になるのではないか等

何を心配していいのかもわからない状態のまま会は始まりました。

 

ままま、その時の様子は各新聞・雑誌を読みながら

このような裏話があったのだと思って読んでいただければと思います(笑)。

 

 

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そして、本日 今度は、椛の和室を有効活用してくださる団体様が現れて

引き渡しをいたしました。

 

 

 

こちらの事の始まりは、閉店翌日から始まる撤去作業をするにあたって

漆塗りのテーブルを「おかだ紅雪庭」(京都の建築デザイナーが同じ)に寄贈した後

このお部屋を壊そうと思っていたんですね。

 

高級な設えにしたので、もったいないという気持ちもあったのですが

この思い入れを理解していただける方以外には使ってほしくないというのが本音。

 

次いでくださる方を探してもいなかったし

このようなコロナ禍なので、そのような方が現れるなんて思いもよらなかったというか・・・。

 

そして、あと2日でこの和室を壊そうという日に、「ちょっと待った!!」がかかり

私の思い入れを理解してくれている上で、新たな形で有効活用したいと、そして

壊すのは忍びないと申し出てくださった方がおられ、今のままの形で

私の足跡を残してくださり、多くの方に新たな形で利用してくださるように活動してくださると

有難いお言葉を頂戴し、本日に至りました。

 

 

こんなことってあるんですね・・・。

 

 

 

 

今日、私は何が言いたいのかというと

 

数々、協力してくださった方の存在もしかり

 

昨日の石炭ほか父の遺品の進呈といい、

思い入れのある和室といい、

 

きちんとした形でそれらを残し、歴史を繋げていくために一肌脱ぎ、

動いて、または動かしてくださった方々がいたということ

 

私は本当に人に恵まれていて、助けられて生きています。

 

 

感謝という言葉を軽々しく使いたくはないけれど

身に余るほどのことをしていただき

最後にふさわしい旭川での幕引きができて、本当に有難かったです。

 

 

関わってくださった皆様、本当にありがとうございました(*^^*)。