高校生男子
初診
主訴 肺気胸
肺気胸とは、何らかの原因で肺に穴が開いて内部の空気が漏れ、漏れた空気に肺が押し縮められてしまった状態のことを言います。
肺気胸の症状は?
何の前兆もなく、いきなり症状があらわれることも肺気胸の特徴の一つ。
主な症状は
①胸の痛み
②呼吸困難
③咳が出る
④脈が速い、動悸がする
⑤肩や鎖骨辺りに違和感がある
などです。
今回の患者さんは、
ご来院された時は、激痛があるようで、腕組みをして、左肩を下げた状態を維持しておりました。
自転車通学で、学校に到着した時点で喉に痛みが出て、昼になると左胸と左肩甲骨付近に強い痛みが出てきたとのこと。
病院でレントゲンを撮っても骨にも肺にも異常は認められなく、「軽い肺気胸」と診断されたそうです。
上記の①~⑤の症状に関しては、
①胸の痛みは強い
②胸を膨らますと痛みが出るため深呼吸が出来ない
③咳は出ないけど喉が痛い
④心臓の鼓動と共に痛みが出る
⑤肩から肩甲骨にかけて痛みがある
という状況でした。
一番痛みがきつく出るのは仰向けになる時で、無理をしなければ仰向けになれない状況でした。
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