198. 2015 京都 10 | BACKUP 2024

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備忘録

 

 

 

祇園からぶらぶら歩いてホテルに戻る。
この度はホントにありがたいくらい天気が良かった。こればっかりはどうしようもないけれど、いつもこうありたいものです。
 

 

 

 

 

 

初日に行った河原町通東側にある「寿ビルディング」の前を通る。
こういう場所におっちゃんが行くと手持無沙汰で疲れる。
 

四条河原町が現在も京都の繁華街なのは間違いない。でも昔と比べて比率が下がったというか、あまり用事のない場所になったというか。もっと他に面白い所がたくさんあるのだ。それはおそらく昔もそうだったのだろう。私が知らなかっただけだと思う。知ろうともしなかった。
四条河原町界隈にたくさんあったジャズ喫茶や時にはロック喫茶に入り浸ることで、私は完結してしまっていた。それらで聴いた中から特に気に入ったレコードを帰りに買い、時には映画など観てあとは精々錦市場に寄るくらい。そんな風だと段々京都という町が田舎に思えてくる。
ジャズ喫茶やロック喫茶、それにレコード屋に映画館さらには酒場、そんな需要しかない毎日なら圧倒的に東京に分がある。

前にも言ったかもしれない。京都はガキの行く所ではない。だから修学旅行で行ったきりでは余りにもったいない。40過ぎたらもう一度京都に行こう。
昔住んだことで中途半端ではあるが土地勘があり、お陰で役に立つ時もあれば仇成すこともあった。つい歩いてしまうのだ。40年前とは体力が違うのに。あれから一週間以上になるが、まだ身体の疲れが抜け切らずにいる。
だが歩くことでのみ見える、その町の素顔ってものがあるのも事実ではないか。だから旅は歩けるうちに行くべきだと思っている。

 

 

 

 

 

 

ややお疲れ気味の娘。今日もずいぶん歩いたからね。
明朝8時に瓢亭の朝粥を予約している。これはもうタクシーしかないだろう。

 

 

 

 

 

 

この門の奥に瓢亭がある。
実はホテルの朝食にも料金に含まれた「朝粥」のメニューがあるのだ。実際それを苔寺へ行く日に美味しく頂いた。わざわざタクシーで乗りつける価値がある事を期待したい。