仕事が進めば、日々、新たな課題も生じます。
新鮮なアイデアを要求されることもあるでしょう。
さまざまな課題に柔軟に対応していくには、
情報への感性を高め、自分の中の“引き出し”を
増やしていかなければなりません。
では、情報感度を高めるには、
“引き出し”を増やすには、
日頃、どのような点に気をつければいいのでしょう。
今回はそんな方法論を記したく思います。
結論から申し上げましょう。
情報感度を高めるために必要なこと、
それは『なにかを必ずつかむぞ!』と決めること。
ただそれだけです。
これだと“意味不明”かもしれませんので、
少し説明します。
その前に、あなたは「こんな経験」ありませんか。
なにかとても気になることがある。
そんな状況下、たまたま書店に立ち寄った。
すると普段は見ることのない棚に、ヒントになりそうな本を見つける。
あるいは、新聞や雑誌に何気なく目を通していると、
関連情報に目が留まる。
これ、脳に秘められたパワーが発揮された瞬間なんです。
人は“五感”を使い、情報を得ますが、
その8割は“視覚情報”と言われます。
1秒間に得る情報を目と耳で比較すると、
視覚は聴覚のなんと500倍以上の処理が可能。
しかしながら普段、その力は発揮されません。
それが威力を見せるのが、例えば上述のような瞬間です。
つまり、潜在意識と顕在意識が連動した時に
脳は最大限の力を発揮する、ということ。
ですから、感性を高めるなら、
この仕組みを利用しない手はありません。
情報感度を高めるために必要なこと、
それは『なにかを必ずつかむぞ!』と決めること、
だと申し上げましたが、具体的にどうするか。
例えば、街を歩く、あるいは新聞や雑誌などを読む際に、
最初に「ここから必ずなにか一つ、情報をつかむぞ」と決めます。
電車やバスに乗った際も、
さまざまな広告が掲載されていることでしょう。
それを見て「ここからなにかをつかむぞ」と決断します。
どんな些細なことでも良いですから、なにかを得よう、
そういった姿勢でさまざまな情報に接する。
すると、潜在意識と顕在意識が結びつき、
普段は見落としていることに目が行くようになります。
なにか得られたら、
すかさず、それを手帳やノードなどに記入。
実はここが最大のポイントです。
「記述しなければならない」となれば、
いやがうえにも真剣度が増すはず。
顕在意識を活性化することで、
潜在意識をフルパワー状態に持っていくのです。
これ、実際に行動していただくと分かりますが、
情報を見る目が徐々に変化します。
そんなことを繰り返していくと、
自分の中の“引き出し”が増加。
結果、対応の幅が広がります。
あたなも更なる感度アップ、“引き出し”増に向け、
試してみませんか。