“褒め言葉”は、良好な関係づくりに大いに貢献します。
仕事においても、男性が女性を褒める、女性が男性を称える、
年少者が年長者を称賛する、そのいずれも効果絶大。
好ましい関係づくり目指し、
“褒め上手”になってはいかがでしょう。
さて、今回は、「“褒める”といえば」ということで、
その基本形とも言える
上司が部下を、あるいは先輩が後輩をどのように褒めたらよいか、
その方法について記したく思います。
◎「男性から女性を褒める方法」については、こちらをご覧ください。
◎「女性から男性を褒める方法」については、こちらをご覧ください。
◎「年上の方を称賛する方法」については、こちらをご覧ください。
仕事上で下の者を褒める一番の目的は、
モチベーション・アップ。
褒めたつもりでも、相手が「褒められた」と感じなければ、
全く意味がありません。
では、部下や後輩はどのように言葉をかけられたら、
「褒めてもらえた。嬉しい」と感ずるのでしょう。
留意すべきは以下3点です。
1)さりげなく褒める。
例えば、部下や後輩の席を通りかかった際などに、
ということ。
最悪なのは、上司や先輩が自分の席に呼びつけて褒めること。
場合によっては「なにを偉そうに」と
不評を買ってしまうかもしれません。
2)可能性を褒める。
「資料、助かっているよ。次も頼むな」
このように、相手の可能性を信じる発言は、
大きな喜びを提供します。
3)褒めた後、すぐに仕事を頼まない。
これをやってしまうと、
褒めた側にそのような気持ちがなくとも、
“おだて”と思われる可能性大。
もし、頼みたい仕事と褒めるタイミングが重なりそうな時は、
褒めてから少し時間を置いて頼むようにすると良いでしょう。
その上で、前々々回記したように、
「どの部分が褒められるに値するか」を
具体的に伝えます。
上司、あるいは先輩としての感想も加えられると
最高でしょう。
◎前々々回記載については、こちらをご覧ください。
例えば、次のような感じです。
「○○さん、この間の資料、とても評判がいいよ。
部長も『あの資料、誰が作ったんだ?分かりやすいよな』
って言ってたぐらいだから。
『○○さんが頑張ってくれたんです』って伝えたら、
『そうか、最近○○君は成長が著しいな』って言ってたよ。
俺も上司として嬉しいよ。
次も頼むな・・・」
どうですか、こんな風に言われたら。
次も「絶対頑張るぞ!」って
思いっきりモチベーションが高まると思いませんか。
あなたが上司、あるいは先輩なら、
部下や後輩の“良いとこ探し&褒める”、
積極的に実践されてはいかがでしょう。
「そもそも何を褒めていいか分からない」
という方もいることでしょう。
そんなあなたには、こちらの記載が参考になるかと・・・。
◎「褒めるべき点の見つけ方」については、こちらをご覧ください。
勇気をだして“褒め言葉”を投げてみたものの、
相手が大きく謙遜、「まずい、空気が重くなる・・・」。
そんな時の対処法については、こちらをご一読ください。
◎「謙遜への対処法」については、こちらをご覧ください。