周りとの良好な関係づくりに役立つのが“褒め言葉”。
そこで、前々回・前回と、仕事上で接点ある異性に対し、
「どういった褒め言葉を使えば効果的か」紹介しました。
今回は異性という観点ではなく、
年上の方に対する“褒め言葉”の効用について
記したく思います。
◎「男性から女性を褒める方法」については、こちらをご覧ください。
◎「女性から男性を褒める方法」については、こちらをご覧ください。
褒めるというと、一般的に
「年長者が年少者に対して行うもの」というイメージがあります。
「年下の者が年上の方を褒める」となると
もしかしたら慇懃無礼のように感じるかもしれません。
でも、決してそんなことはないんです。
こう言ったら伝わるでしょうか。
年下の者も、積極的に年上の方を“称賛”すべき。
イメージが変わったのではありませんか。
人はいくつになっても“称賛”されると嬉しいもの。
それが例え「年下の人間からであっても」です。
もちろん年齢が上がるとともに、
喜びを素直に表せない人が増えますが、
表面は無関心を装っても、内心は心底喜んでいるもの。
なぜって、年齢が上がると、
「色々なことを知っていて、できて当たり前」と見られるようになり、
“称賛”される機会がめっきり減ってしまうからです。
だからこそ、相手の心情をしっかり捉えた“称賛”の言葉は、
ものすごく響きます。
では実際に、年上の方のどのような点を“称賛”すべきか。
ポイントは一つしかありません。
それは、相手の自慢(自信)の元になっている
『モノ』『コト』を“称賛”する。
会話、あるいは仕草などから、
年上の方の自慢(自信)の元が分かるタイミングが
あると思います。
何度もその話に触れるとか、
話す時に目が輝いているとか・・・。
そういった際は、すかさず“称賛”してしまいましょう。
敬意さえしっかり示せば、
決して相手を不快にすることはありません。
その際(前々回記したように)、
自分の気持ち(感想など)を加えると、
相手に“称賛”の思いが伝わりやすくなります。
◎前々回記載については、こちらをご覧ください。
例えば、相手が筆記具にこだわりを持つように感じたら、
「万年筆をお使いなんですね。
最近はボールペン全盛ですから、
こうして万年筆を持ち歩かれているということは、
かなりお気に入りの一本なんでしょうか。
実はこの前、雑誌で万年筆特集を見たんです。
それで僕も手を出してみようかなって、思っていたところなんです。
このタイミングで万年筆の達人に会えるなんて、
超ラッキーかも・・・」
万年筆にこだわりを持つ方が“達人”と言われたらどうでしょう。
嬉しいと思いませんか。
“称賛”は老若男女を問わず、人間関係を穏やかにします。
あなたも積極的に周囲を“称賛”してはいかがでしょう。
“褒める”と言えば基本の、上司が部下を、先輩が後輩を
褒める方法については、以下に記載しております。
併せてご参考としてください。
◎「上司が部下を褒める方法」については、こちらをご覧ください。
「そもそも何を褒めていいか分からない」
という方もいることでしょう。
そんなあなたには、こちらの記載が参考になるかと・・・。
◎「褒めるべき点の見つけ方」については、こちらをご覧ください。
勇気をだして“褒め言葉”を投げてみたものの、
相手が大きく謙遜、「まずい、空気が重くなる・・・」。
そんな時の対処法については、こちらをご一読ください。
◎「謙遜への対処法」については、こちらをご覧ください。