人は誰も、褒められれば嬉しいもの。
仕事においても、積極的賛辞は良い関係づくりにつながります。
前回まで4回に渡り、どのように称賛すべきか、
その方法を記してきました。
今回は、そもそも
「褒める点をどのように見つけるか」
というお話をしたく思います。
◎「男性から女性を褒める方法」については、こちらをご覧ください。
◎「女性から男性を褒める方法」については、こちらをご覧ください。
◎「年上の方を称賛する方法」については、こちらをご覧ください。
◎「上司が部下を褒める方法」については、こちらをご覧ください。
「褒める効果は分かるけど、どこを褒めていいか分からない」
“褒めるのが苦手”という方からこんな声を聞くことがあります。
そもそも日本人は以心伝心の文化ですから、
もともと“褒める”行為に慣れていません。
ですから、苦手意識を持つのは致し方のないこと。
そうは言っても、なんらかのアクションを起こさなければ、
いつまで経っても“褒める”から足が遠のいたまま。
良き関係づくりに支障をきたしかねません。
そんな方は以下2点を意識して
”褒め上手“を目指されてはいかがでしょう。
1)褒めたい相手をしっかり観察する。
抽象的では、褒め効果が乏しくなってしまいます。
「口先だけ」「おだてだ」ととられる可能性も否定できません。
そうならないためには、具体的に褒める。
具体的に褒められないのは、
実は相手をじっくり見ていないから、
という場合がほとんど。
「どうも褒めるのが苦手で・・・」という方は、
まずはつぶさに相手を観察しましょう。
相手の行動、態度、表情、言葉、容姿、持ち物。
それら全てが観察の対象となります。
すると、相手の特徴に気づくはず。
集中力があるとか、周りを楽しませているとか、
表情が豊かだとか、持ち物にこだわりがあるとか・・・。
まずは観察して、そういった点に気づく必要があります。
そこに気づきさえすれば、なんなく具体的に褒められるでしょう。
2)マイナスをプラスに変換する。
物事は表裏一体。
あなたがマイナスと思っていることも、
見方を変えるとプラスに転じるものです。
例えば、「すぐに行動に移さない」というのは、
「じっくり考えている」裏返し。
「慎重さに欠ける」というのは、
もしかしたら「とにかく行動しなければ・・・」
と思っているのかもしれません。
人は相手を見る際、自分の価値観をベースに評価しがち
ですが、視点を変えると、違った見方ができるもの。
褒める点が見つからないなら、
あなたの目に色眼鏡というフィルターがかかっていないか、
自問してみても良いかもしれません。
「何を褒めていいか分からない」ということなら、
上記2点を自己診断されてはいかがでしょう。
勇気をだして“褒め言葉”を投げてみたものの、
相手が大きく謙遜、「まずい、空気が重くなる・・・」。
そんな時の対処法については、こちらをご一読ください。
◎「謙遜への対処法」については、こちらをご覧ください。