人間関係構築・維持には、良好なコミュニケーションが不可欠。
中でも“褒める”行為は相手に大きな喜びを提供するとともに、
褒めた側の評価も高まります。
一方、褒め方が不適切であると、
相手の信頼を大きく損ねかねません。
では、どのように褒めれば効果的なのでしょう。
今回は
「男性が、仕事上で接点ある女性を褒める」
という観点から記したく思います。
まずは褒める際の留意点から記しましょう。
1)心の底から“素敵だ”と思えることを褒める。
自分が心から思っていないことを口にしても、
口先だけと判断され、却って相手との溝を広げかねません。
自分から見て「これは魅力的だな」と思える点こそ、
声にすべき褒めポイントとなります。
2)具体的に褒める。
「素敵な服ですね」より
「今の季節に合った素敵な色の服ですね。
そのセンス、僕にはまねできないな~」
と言われた方が、何を褒められたかがよく分かり、
嬉しいものです。
3)自分の感想を加える。
上記例をもう一度ご覧ください。
「僕にはまねできないな~」というのは、まさに自分の感想。
「私は○○です」という表現を“Iメッセージ”と呼びます。
あくまで“私の感想”ですから、
相手からすると一意見として抵抗なく受け入れ可能。
“Iメッセージ”、ぜひ積極活用してください。
4)肯定的に褒める。
細身の人に「痩せていて羨ましいですね」と褒めたつもりの一言も、
もしかしたら相手はそこにコンプレックスを
感じているかもしれまぜん。
ですから同じスリム体型を褒めるにしても、
「スタイルが良いですね」「スリムジーンズが似合いそうですね」
などのように、肯定的イメージのある言葉を使うと、
相手も素直に受け入れることができ、喜ばれます。
これら4点を踏まえ、「女性が、男性に褒められると特に嬉しい」
と感じる以下5点を称えるのがオススメ。
◆表情(笑顔)
◆容姿(持ち物)
◆性格
◆心遣い
◆考え方
例えば、次のような感じになります。
「素敵な笑顔ですね。
○○さんの笑顔をみると、僕、いつも元気が湧いてきます」
「○○さんのそういった気配り、いつも勉強になります。
ホスピタリティーって、
○○さんのような人のためにある言葉なんだろうな・・・」
「○○さんの生き方、芯が通っていて素敵ですね。
“師匠”と呼んでもいいですか(笑)」
あなたが男性なら、仕事上で接点ある女性に
「こんな褒め方」、実践されてはいかがでしょう。
きっと、これまで以上に相手との距離感が縮まり、
仕事上のコミュニケーションがスムーズになること
間違いなしです!
反対に「女性が、仕事上で接点ある男性を褒める」にはどうすべきか。
その方法については以下に記しております。
◎「女性から男性を褒める方法」については、こちらをご覧ください。
年上の方を褒める、称賛する行為も、良好な関係づくりに貢献します。
併せてご参考としてください。
◎「年上の方を称賛する方法」については、こちらをご覧ください。
“褒める”と言えば基本の、
上司が部下を、先輩が後輩を褒める方法については、
以下に記載しました。
◎「上司が部下を褒める方法」については、こちらをご覧ください。
「そもそも何を褒めていいか分からない」
という方もいることでしょう。
そんなあなたには、こちらの記載が参考になるかと・・・。
◎「褒めるべき点の見つけ方」については、こちらをご覧ください。
勇気をだして“褒め言葉”を投げてみたものの、
相手が大きく謙遜、「まずい、空気が重くなる・・・」。
そんな時の対処法については、こちらをご一読ください。
◎「謙遜への対処法」については、こちらをご覧ください。