始まりの場所 5
人と競う事なんて考えない
負けっぱなしの人生
あらゆる事で努力を怠り
出来ないからやらない
逃げ続けてきた私
出来る人に負けたくないなんて思ったのは
初めてだった
中番で私より少し早く入っていた
同い年のジンくん(仮)
彼はできる人
遅番の山田さん(仮)はぬく事も知ってる人
認めてはいたけど
仕事での考え方が違いすぎ…
だから私の中では
「負けれない」
ジンくんは
真面目で仕事も早く
何でも楽にこなしてしまう!
何より仕事に真剣に取り組み
自分に厳しく謙虚
そんな彼が格好よかった
憧れや尊敬に似た気持ち
そんな彼に私が初めて抱いた心
「負けたくない」
私は頑張った事がない
要領も良くない
勉強もスポーツも出来ないのが当たり前と思い
人と競う事なんて最初から考えた事すらない
生粋の負け犬根性
出来ない人には負けたくないとは思った事は何度かあるが…
その人を認めれば認める程に…
勝てるなんて思わないから負ける事なんて何ともない
そんな考え方していた
私にとって彼に抱いた感情や彼の存在は
特別だった
とは言っても私は何をするのも時間がかかる
怒られて怒られて怒られて怒られて…
正攻法では成長スピードに付いていけすらしない
誤魔化しながら
とりあえず付いて行ってる様にみせて時間を稼ぎ
工夫して…
自分のやり方を編み出さないと付いていけない
いくら頑張っても…
ジンくんがスマートにこなすのに
私は泥臭くついていくのがやっと
店長や先輩からも
「ジンは出来るけど…
お前はな~…」
なんて言われる始末
どんどん新しい仕事を教えられる彼に対して
私は相変わらず
声だしと走る事
めげないでとか
がむしゃらにやってる
一生懸命とか
そういうものぐらいしか評価されない
気持ちとは裏腹に開いていく差
今までなら諦めるぐらいの色々な現実を突きつけられていた
それでも消えない…
どこまでも仕事に貪欲でそれでいて謙虚
彼がいなかったら…
彼との出会いが与えてくれた「負けたくない」
それは私の大事な感情。
負けっぱなしの人生
あらゆる事で努力を怠り
出来ないからやらない
逃げ続けてきた私
出来る人に負けたくないなんて思ったのは
初めてだった
中番で私より少し早く入っていた
同い年のジンくん(仮)
彼はできる人
遅番の山田さん(仮)はぬく事も知ってる人
認めてはいたけど
仕事での考え方が違いすぎ…
だから私の中では
「負けれない」
ジンくんは
真面目で仕事も早く
何でも楽にこなしてしまう!
何より仕事に真剣に取り組み
自分に厳しく謙虚
そんな彼が格好よかった
憧れや尊敬に似た気持ち
そんな彼に私が初めて抱いた心
「負けたくない」
私は頑張った事がない
要領も良くない
勉強もスポーツも出来ないのが当たり前と思い
人と競う事なんて最初から考えた事すらない
生粋の負け犬根性
出来ない人には負けたくないとは思った事は何度かあるが…
その人を認めれば認める程に…
勝てるなんて思わないから負ける事なんて何ともない
そんな考え方していた
私にとって彼に抱いた感情や彼の存在は
特別だった
とは言っても私は何をするのも時間がかかる
怒られて怒られて怒られて怒られて…
正攻法では成長スピードに付いていけすらしない
誤魔化しながら
とりあえず付いて行ってる様にみせて時間を稼ぎ
工夫して…
自分のやり方を編み出さないと付いていけない
いくら頑張っても…
ジンくんがスマートにこなすのに
私は泥臭くついていくのがやっと
店長や先輩からも
「ジンは出来るけど…
お前はな~…」
なんて言われる始末
どんどん新しい仕事を教えられる彼に対して
私は相変わらず
声だしと走る事
めげないでとか
がむしゃらにやってる
一生懸命とか
そういうものぐらいしか評価されない
気持ちとは裏腹に開いていく差
今までなら諦めるぐらいの色々な現実を突きつけられていた
それでも消えない…
どこまでも仕事に貪欲でそれでいて謙虚
彼がいなかったら…
彼との出会いが与えてくれた「負けたくない」
それは私の大事な感情。
始まりの場所 4
年末が終わったら辞める
それは店に入って早々と決めていた事
私が最初入った時
遅番13人中番15人
それぐらいスタッフがいたのが…
年末の終わりから次々と先輩達が辞めていった
新人さんも入りは辞めて入りは辞めて…
長続きしない
人が減るから仕事は大変に
大変だから新人さんも続かない
負の連鎖が止まらない店
辞めるタイミングを完全に失っていた
忙しい1月…
一人…
また一人と減っていく
あの訳のわからない程の年末の主役をはっていた人達が次々と…
この人達ならどんなに忙しくても店を回す!
そんな店が日に日に衰退していく…
暇なハズの2月…
スタッフいなさすぎ
15人近くいた遅番も…
店長と先輩5人と
私と同期の山田さん(仮)
8人になった
忙しく週末は全員出勤
風邪なんてひけない
平日は順番に休み
厨房は2人だけ…
ドリンク作って
フード作って
オーダー運ぶ人いねぇ~
清掃いったら
厨房一人…
全部一瞬の隙をみて
オーダー・清掃…
店が回ってたっていっていいのかな~
暇なのに
とにかくノンストップ
一瞬の判断ミスが命とり
今までのやり方なんか…
やれるわけない
常に考え
常に可能性を頭にいれ
止まる事なく
手早く
柔軟に状況判断して
走る
指示もらって動くなんて話しにならない
声の掛け合いすらしてられない
確認も最低限
アイコンタクトが成立する
遥かに仕事できる先輩の頭の中まで予想する
すべての仕事の水準を上げないと足を引っ張る
それぞれの先輩の仕事の仕方に合わせる
無駄は許されない
一瞬の躊躇も許されない
やらなきゃ店が回らない
そりゃ否が応でも仕事もできる様になる
最高の環境
あり得なさすぎて
楽しすぎ!
覚えないと話しにならないからって仕事も急ピッチで教えられる
欲も出てくる新人がとれた私
目指すは一年キャリアが違う先輩
山田さんと競い合い先輩ぬくって躍起になってた(笑)
また少しの「自信」と
「欲」「できる」が生まれてきてた。
それは店に入って早々と決めていた事
私が最初入った時
遅番13人中番15人
それぐらいスタッフがいたのが…
年末の終わりから次々と先輩達が辞めていった
新人さんも入りは辞めて入りは辞めて…
長続きしない
人が減るから仕事は大変に
大変だから新人さんも続かない
負の連鎖が止まらない店
辞めるタイミングを完全に失っていた
忙しい1月…
一人…
また一人と減っていく
あの訳のわからない程の年末の主役をはっていた人達が次々と…
この人達ならどんなに忙しくても店を回す!
そんな店が日に日に衰退していく…
暇なハズの2月…
スタッフいなさすぎ
15人近くいた遅番も…
店長と先輩5人と
私と同期の山田さん(仮)
8人になった
忙しく週末は全員出勤
風邪なんてひけない
平日は順番に休み
厨房は2人だけ…
ドリンク作って
フード作って
オーダー運ぶ人いねぇ~
清掃いったら
厨房一人…
全部一瞬の隙をみて
オーダー・清掃…
店が回ってたっていっていいのかな~
暇なのに
とにかくノンストップ
一瞬の判断ミスが命とり
今までのやり方なんか…
やれるわけない
常に考え
常に可能性を頭にいれ
止まる事なく
手早く
柔軟に状況判断して
走る
指示もらって動くなんて話しにならない
声の掛け合いすらしてられない
確認も最低限
アイコンタクトが成立する
遥かに仕事できる先輩の頭の中まで予想する
すべての仕事の水準を上げないと足を引っ張る
それぞれの先輩の仕事の仕方に合わせる
無駄は許されない
一瞬の躊躇も許されない
やらなきゃ店が回らない
そりゃ否が応でも仕事もできる様になる
最高の環境
あり得なさすぎて
楽しすぎ!
覚えないと話しにならないからって仕事も急ピッチで教えられる
欲も出てくる新人がとれた私
目指すは一年キャリアが違う先輩
山田さんと競い合い先輩ぬくって躍起になってた(笑)
また少しの「自信」と
「欲」「できる」が生まれてきてた。
始まりの場所 3
年末をむかえた店は…
戦場とかしていた
「ピンポン」
オーダー表がその音と共に出てくる
それが…
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン…
止まらないオーダー
20人…
10人…
15人…
30人…
20人…
8人定員の部屋に15人が平気で入る
受付・お会計・清掃・注文受けるインターホン・フード・一階八階各ドリンク
それぞれのポジションに固定メンバーが入る
もちろんオーダー運びも固定
走る走る走る走る走る走る走る走る走る…
30人前後のスタッフが全員出勤してもまだ足りない
2時間おきの10分休憩なんてとれやしない
19時早出して最初の休憩が2時すぎるのもマシな方
1日の売上が200万を超える事もある
それが多いかどうかはわからないが
元々は違う目的で造られた
8階建ての明らかに無理のある特殊な店
5~7時間止まる事なく階段を走り続ける
そんな店のそんな年末
思い出しただけで…
笑いが出る
笑うしかない
笑えてくるぐらいにテンション上げないとやってられない(笑)
そこは戦場であり仕事であり
部活みたいな場所
最初の年末はほとんど覚えていない
出勤するのが憂鬱だった事
出勤すると案外楽しかった事
1日の仕事が終わるとすごい充実感があった事
走り続ける厨房より
カウンターの緊張感の方が嫌だった事
最高売上をあげた日は
閉店した6時に洗い物やルーム清掃が何も終わってなく
店内どこもかしこもごっちゃごちゃ
忙しかった1日にぐったりしながら
店長の「お疲れさん」の一言と
その日初めての休憩で
みんなで一服だけして
二時間かけて閉店作業して…
次の日も有り得ないぐらい忙しかった事
もう一回やれと言われたら絶対に嫌だけど
体力の限界を感じながらスイッチ入ると疲れなんか吹っ飛んで…
夜中の2時から走りまくれたりして
そのスイッチ切れると有り得ないぐらいの疲労感きたり(笑)
自分の限界を何度も超えたりして
年末を超えたという大きな心の支えつくれた
少しの「自信」が持てたそんな時間。
戦場とかしていた
「ピンポン」
オーダー表がその音と共に出てくる
それが…
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン…
止まらないオーダー
20人…
10人…
15人…
30人…
20人…
8人定員の部屋に15人が平気で入る
受付・お会計・清掃・注文受けるインターホン・フード・一階八階各ドリンク
それぞれのポジションに固定メンバーが入る
もちろんオーダー運びも固定
走る走る走る走る走る走る走る走る走る…
30人前後のスタッフが全員出勤してもまだ足りない
2時間おきの10分休憩なんてとれやしない
19時早出して最初の休憩が2時すぎるのもマシな方
1日の売上が200万を超える事もある
それが多いかどうかはわからないが
元々は違う目的で造られた
8階建ての明らかに無理のある特殊な店
5~7時間止まる事なく階段を走り続ける
そんな店のそんな年末
思い出しただけで…
笑いが出る
笑うしかない
笑えてくるぐらいにテンション上げないとやってられない(笑)
そこは戦場であり仕事であり
部活みたいな場所
最初の年末はほとんど覚えていない
出勤するのが憂鬱だった事
出勤すると案外楽しかった事
1日の仕事が終わるとすごい充実感があった事
走り続ける厨房より
カウンターの緊張感の方が嫌だった事
最高売上をあげた日は
閉店した6時に洗い物やルーム清掃が何も終わってなく
店内どこもかしこもごっちゃごちゃ
忙しかった1日にぐったりしながら
店長の「お疲れさん」の一言と
その日初めての休憩で
みんなで一服だけして
二時間かけて閉店作業して…
次の日も有り得ないぐらい忙しかった事
もう一回やれと言われたら絶対に嫌だけど
体力の限界を感じながらスイッチ入ると疲れなんか吹っ飛んで…
夜中の2時から走りまくれたりして
そのスイッチ切れると有り得ないぐらいの疲労感きたり(笑)
自分の限界を何度も超えたりして
年末を超えたという大きな心の支えつくれた
少しの「自信」が持てたそんな時間。