板橋文夫さん、瀬尾高志さん、竹村一哲さんのライブに行ってきた。
板橋さんの演奏を聴いたのは、たぶん5年ぶりくらいだったと思う。代表曲の「渡良瀬」はもちろん、「グッドバイ」など美しいメロディーと、それを自己否定するかのように、荒々しくフリーに弾きまくる姿に、集まるファンは魅了された。
昨日も「ジスイズ」に集まるお客は多かった。
瀬尾さんの演奏は、多分初めて聴いたが、とても熱い演奏だった。最前列でフラッシュをオンにして写真を撮りまくるお客さんを睨む、毅然とした態度にも、(心の中で)拍手ものだった。
意思の、意志の強い演奏だった。
演奏が終わった後には、そのお客とも握手していた、グッドガイである。
それにしても、ベースをきくことができるようになるまで、長くかかった。ライブに通ってもう15年ほどになるが、最近は、ようやくベース音がしっかり耳に入ってくるようになったと思う。
そして、新鋭というのに相応しい竹村さん。まだ、若いので(もちろんリスペクトはあるが)、つい「一哲!」と呼びたくなってしまう。
一か月前に、昨日と同じ「ジスイズ」で渡辺貞夫さんのバンドメンバーとして堂々としたドラムを響かせ、パーカッションのンジャセ・ニャンさんとの掛け合いも見事だった。演奏が終わった後に、ちょっとお話しした時にも、終始謙虚な姿勢がとても印象に残っていた。
昨日の演奏も、一哲さんの、まだ若いにも関わらず、いろいろなバックボーンがあることが十分に伝わる演奏だった。ジャズはもちろん、ロックのビートも見事に表現して、曲にメリハリをつけていた。
いや~恐るべき若者でありました。
コンサートは亡くなった地元ミュージシャンへの想い、震災犠牲者への追悼、復興を願う想いにあふれていた。まだ、CDにはなっていないそうだが、「飯館村」への曲は、祈りに満ちた美しい曲だった。
「グッドバイ」を最後に2時間30分以上にわたったライブが終わった。
〆は、ジスイズマスターのスローガン「毎日が革命だ!!!」の絶叫で終わった。
ライブ終了後には、最新作「New Beginning」と友達Oさんのお薦め「ライズアンドシャイン」を買って、一哲さんにサインをもらって、ライブに一緒に出かけた友といっしょに飲みに出かけた。
この一週間で急激に夜風が冷えてきた釧路の街に、三人の思いと客の思いは強く、熱く、優しくとけていった。
秋の花火。
一瞬、光り輝いて、もとの静寂がもどった。何かを残して…。
帰りのタクシーでは、運転手さんが、何かイベントがあったんですか?と尋ねてきたので、ジャズのライブの帰りですと伝えると、運転手さんの友達が脱サラをして、札幌でジャズ喫茶を準備中だという。
ジャズの聴き方がまったくわからないという運転手さんに、とにかく波乗りといっしょですから、聴きまくってください。ある日、すっと体に入ってきますよ、と伝えてみた。
あってるんだろうか?
カレーが出てくるまでの間、本を読んでいると、マスター所有の本の中に、ミュシャの画集があった。
プラハに行ったときにミュシャの美術館に行った。
ミュシャの絵がたくさん飾られているレストランに行って、美味しい料理とビールに浸った。
また、旅に出たくなった!















