日頃より、JAZZY DOG LIFEの活動へのご理解とご支援を賜り誠にありがとうございます。
能登半島地震から丸8ヶ月が経過しましたが、
私たちのもとにはいまだに家に帰れない3頭の犬たちがいます。
この子たちは、金沢市に隣接する内灘町で被災した犬たちで、彼らの現状とこれまでの経緯を皆様に知っていただきたく、この文章を書いております。
ブラック、セン吉、リーオは「北岡ドッグレスキュー」という名前で活動されている北岡さんからお預かりしています。
北岡さんはドッグトレーナーとしてのお仕事を持ちながらも、強い噛みつきや重い病気を抱え、譲渡が難しい犬たちを積極的に保護されています。
震災後、北岡さんがケアしていた犬たちの中には、
重い病気を発症してしまった子や、
譲渡が決まりかけていたのに深刻な病気が見つかり譲渡が白紙になった子がいます。
また、震災後に持病が悪化してしまった子もおり、
大変な状況に直面しています。
北岡さんは、ご自宅を犬たちのためのシェルターに改装するため、大規模なリフォームを行ったばかりでしたが、その矢先に今回の震災が発生しました。
報道ではあまり触れられていませんが、内灘地域の液状化問題は非常に深刻で、行政の対応も遅れているため、解体されたご自宅に再建の目処が立っていない状況です。
さらに、リフォーム代のローンの支払いも続けなければなりません。
そのような中でも、犬たちのケアは欠かせず、医療費がかさんでいます。
ご自宅兼シェルターは、トレーニング業務にも使われていた場所であり、現在は本業に従事することも難しい状況です。
北岡さんは犬たちの世話をしながら、睡眠時間を削り、深夜にはコンビニでアルバイトをして生活費や犬たちの医療費を捻出されています。
最近では、新たに入院が必要になった犬もおり、
さらに厳しい状況に追い込まれています。
私自身も、かつて譲渡不可とされた犬をレスキューした経験があります。
その経験から、譲渡が難しい犬たちの現実と、
彼らを支えるために奮闘する方々の苦労を痛感しています。
こうした犬たちのために活動している人々がいる一方で、繁殖業者の下請けのような活動をしている団体もあり、
保護犬がいなくなると困ってしまうのではないかと疑うほど大規模に組織化された団体には多くの寄付が集まっています。
北岡さんは、トレーニング業で利益を得るよりも、
自らのスキルを譲渡が難しい犬たちの世話に捧げてこられました。
被災者支援で受け取った義援金も、
ほとんどが犬たちの医療費に消え、ご自身の生活再建は二の次にされながら活動を続けています。
現実問題として、当事者がこういった状況を発信し、寄付を募る時間的余裕も心の余裕もありません。
どうかこの現実を知っていただき、
皆様の温かいお気持ちが北岡さんへの支援として集まることを願っております。
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ゆうちょ
記号 13150番号 05020541
ゆうちょ銀行
店番318
普通 0502054
北岡さおり
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また、物資での支援も受け付けております。
“Amazon欲しいものリスト”をご覧いただき、
ご協力いただけると幸いです。
お預かり中のブラック、セン吉、リーオが
元気な姿で帰宅できるように皆さまの温かいご支援をお願いいたします。
どうか彼らが再び家族と共に安心して過ごせる日を迎えられるよう、力を貸してください。