一旦３時に目覚め、今朝は７時ちょっち前に起きた。
マリーナ・ショウのアルバム「マリーナ」をＣＤで聴いた。
朝食は新潟産こしひかりを炊き、くめ納豆、紀州産梅干でご飯一膳半。デザートはニュージーランド産キウイ。
noon→横山未希→井手麻里子→遠藤裕香→藤村麻紀→石松リエ→広瀬朝子→木村美保→橋爪あみと歌をユーチューブで聴いた。
雨降っとるんで、昼食は久し振りに東日暮里「黒さわ」へ行ったがランチメニュー見て迷ったものの入った。本日の選べぬランチは刺身、鯖塩焼き、ハムカツに味噌汁、ご飯ちゅう何ともな取り合わせ。９９０円也。
スーパーで食料買うて帰宅。
風呂に小一時間浸り考えとった。入管施設で亡くなったスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんの死因について、日本維新の会の参議院議員梅村みずほは何の根拠があって云うとるんか？あれ日本維新の会の代表者としての発言やでえ。臆測で発言しウィシュマさんの名誉を傷つけとるとしか思えぬ。昨日、日本維新の会は梅村みずほを参議院法務委員から更迭したが、当の本人は信念あって謝罪するつもり無いようですわ。笑える信念や。
中津裕子→程嶋日奈子→石川紅奈→小西佑果→丹羽詩織とベース演奏をユーチューブで聴いた。
友人達にメール送付した。
夕食はカナダ産豚肉、茨城産ピーマン、徳島産人参、秋田産椎茸炒め、ご飯と食うた。デザートはチーズケーキ。
サッポロ生ビール黒ラベル飲みながらラジオ「テイスト・オブ・ジャズ」を聴いた。
Ｋ君とは互いに就職先知らせる仲やなかったんで、社会人になって会う事は無かったんや。それが、高田馬場でワテを呼び止める声がして、誰やろ思うたらＫ君やった。確か「イントロ」に入ろうと歩いとった時や。大学時代、彼をジャズ屋に誘った事あるがジャズは好かんと断られとるさかい立ち話でやろが、彼に札所巡り一緒にどうかと誘われましたんや。帰りに温泉入れるならええでえと応じ、その週末か翌週末に行きましたんや。
多分、一緒に行ったん観音院＆千鹿谷鉱泉が初めてで、法雲寺＆白久温泉「谷津川館」が３回目やと思う。もう１回どこかの札所＋温泉に行っとる気がすんねんけど、メモが無いんで３回だけなんかなあ。
ほな、メモ書き写します。
８１年の夏の週末、札所巡りちゅう渋い趣味を持っとるＫ君が秩父三十番札所法雲寺に行きたく付き合うて欲しい云う願いに応じ白久温泉「谷津川館」で日帰り入浴した。
今回はワテが秩父札所＆温泉計画立てましたんや。法雲寺に近い宿に電話して日帰り入浴出来るか確認したらええ云うんで、日帰りにしたんや。Ｋ君は眠りに落ちるの早く、それはええねんけど彼は大鼾搔くんや。「先に寝入ってはあかん」と揺り起こす訳にもいかんし。轟く鼾で寝付けんので日帰りなんや。睡眠不足はお肌の大敵やさかい、彼と一つの部屋では寝られん。
そのＫ君は自称晴れ男で、晴れとる空の下を歌謡曲鼻唄まじりで歩いて行くのが癖のようや。
自称通り当日もほとんど雲見当たらずな天気で、鼻唄は「イミテイション・ゴールド」やったわ。どっちかちゅうと彼の鼻唄聞こえぬ曇り空に歩く方がワテにはええねんけど。紫外線照射はお肌の大敵や。
乗り換えの国鉄熊谷駅を降り、駅近くの客の入りええ食堂を選んで昼飯食うて腹満たした。
「熊谷は暑いな。早く秩父に行こう」と云うて、入浴ヤンキース帽被ったＫ君は１ℓペットボトルのコーラのキャップ捻って開けグビグビ半分程飲んだ。
「そないに炭酸飲んどるとバテてしまいまっせ」と燕軍帽被ったワテ。
「水も１ℓ持って来て万全を期してる」
「炭酸よりはええけど、水中毒にならんように」
乘った秩父鉄道を白久駅で降りて、もう六つで秩父札所巡り終えると云うＫ君の今回の目的場所である秩父三十番札所の法雲寺へ向かうた。
荒川の支流に沿って坂道を登って行く事２０分弱で着いたが、ジュワっと汗が噴き出したわ。大量の水分補給したＫ君は大汗掻いとったがな。
石段上がると本堂と納経所がある。境内には斜面活かしたええ庭園があんねん。手入れが行き届いとる庭を暫し眺めて心和み、来てよかった思うたわ。
そこから観音堂へは段数左程やないが急な石段上がらなならん。地蔵さん達見てから、回廊巡らせた朱塗りの観音堂を見た。
小太りなＫ君が調べたところによると、ここの本尊の観音さんって楊貴妃の菩提を弔う為に玄宗皇帝が己の手で彫ったもんなんやて。ほんまかいな？そやから楊貴妃観音と呼ばれとるそうな。ぽっちゃり好き玄宗皇帝やから、それがぽっちゃりな観音さんでなければ悪徳中国商人につかまされた偽物ですわ。確かめたいが、見る事は年に一度しか出来ぬ。
しかしながら、他の寺宝は見られまっせ。
楊貴妃の鏡なるもんがある。女性は顔や体が細く見える鏡なんやろうか？
天狗の爪なるもんも見られる。長い鼻も見たいなあ。
龍の骨なるもんさえある。ちっこいから子供の龍か？
法雲寺はそんなん見られる東京スポーツなノリしとる寺でんねん。
Ｋ君は納経所で訪れたちゅう証拠物買うてから三十番札所を出た。
法雲寺から近い白久温泉「谷津川館」は山に囲まれた木造の二階建てで、周囲のあちこちで蝉声が己が生命を惜しむが如く聞こえた。それは夏を惜しむようにも聞こえた。
「ここは旅館らしいな」
「夜は静かなでっしゃろな」
住所は秩父郡荒川村白久。
タオル出したリュックサックを帳場に預け、仲居に案内され汗流しに向かうた浴室には誰も居らんかった。
無色透明な湯や。
「臭いがしない。硫黄泉と云ってなかったか？」
「臭いまへんな、硫黄泉なはずなんやけど」
熱からずぬるからずな湯は循環加温しとる。
Ｋ君が先に入って、両手で湯掬いながら云うた。「ここもアルカリの湯のようだ」
「秩父はアルカリ泉が多いんでっしゃろか」
「アルカリだろうが酸性だろうが、硫黄の臭いしないと有り難味無い」と不満顔なＫ君。
湯船に浸っとるとせせらぎが聞こえて来ますんや。それに耳そばだてとったら尋ねられた。
「ゴルフはしないの？」
{再会した時にやらんと答えたやろ}と思いつつ「やろかと考えた時ありまっけど、森林伐採し農薬タップリ散布するゴルフ場は一種の環境破壊でっからせん事にしましたんや」
「大袈裟だな。どこの農家でも作物を農薬使って育ててる。食べ物に当たり前に使ってるのにゴルフ場がどうのこうの云うのはおそまつってもんさ」
「ちょっちちゃいますわ。農家も自分達が食うもんには極力農薬を使いまへんねん」
「市販にする物と別に育ててるのか？」
「多くの消費者が見た目重視で虫食いのもんを買わんから、農家は農薬使わなならんのですわ。ゴルフ場かて虫多いの嫌がる客の為に農薬散布の頻度多くしとるはずでっせ」
「それはそうだろうが、わざわざ農家が売る物と自家消費の物を分けてつくってるとは思えん」
「農家の方が普段扱っとるだけに農薬の有害性を身をもって自覚しとりますんや。桶川でも農家ありますやろ。農薬の使い方よう観察してみなはれ」
泉質は単純硫黄冷鉱泉のはずや。
「肌ツルツルになりましたわな」
「男が美肌になってもなあ」とまた同じ台詞繰り返したゴルフ焼けなＫ君、リュックサックからぬるくなっとるであろうコーラの１ℓペットボトル出して残っとる分グビグビ飲んで空にした。
一浴びした宿を後にし、Ｋ君は「与作は木をきるヘイヘイホー ヘイヘイホーこだまは かえるよヘイヘイホー ヘイヘイホー 女房ははたを織る トントントン トントントン 気だてのいい嫁だよ トントントン トントントン 与作 与作 もう日が暮れる 与作 与作 女房が呼んでいる」と小節回して歌いながら下っとった。{意外にＫ君好みの幅ひろいな}と思うたワテはセミの鳴き声聞き分けながら下って行き、畑に囲まれる秩父鉄道白久駅へは歩く事１０分強でしたわ。