平泉大沢温泉「大沢温泉旅館」 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

一旦3時に目覚め、浄土庭園に居る夢を見た今朝の起床は7時ちょっち過ぎ。

朝食は半田そうめんを秋田産椎茸と茹でて食うた。デザートはニュージーランド産キウイ。

シャツのボタンのほつれを繕うた。

須田晶子→河野美紀→山添ゆか→飯嶋ももこ→西田千穂→熊田千穂→高橋リエ→中本美智子と歌をユーチューブで聴いた。

昼食に三河島「大和水産」二階の丼物の方へ。ちっこい券売機に五千札が使えず幾つも硬貨を投入して注文したんは中トロ丼。味噌汁が付き1270円也。

満足して店出て、スーパーで食料買うて帰宅したら汗搔いた。

風呂に小一時間浸り、元維新の会代表の松井一郎資金管理団体である松心会で信じ難い事実が発覚したの考えとった。松井一郎は、大阪市長を先月四月の任期満了で退任し党職からも退いた。今後はコメンテーターとして活動してくそうなんや。けど、コメンテーターするどころやないがな。それにしても弱者に厳しい新自由義なだけやなく虚ろなスローガンばかりの維新の会。しかも、税金ごっつ無駄使いな大阪万博2025もしよるし。それなのに、議員が増えるのはどうしてなん?

竹中俊二→原とも也→岡安芳明→安達久美→川崎燎と、これ迄ライブ聴いとるギタリストをユーチューブで聴いた。

夕食は茨城産ピーマンとキャベツ、鹿児島産新じゃが芋、秋田産椎茸をタジン鍋で蒸して食うた。デザートはグレープフルーツジュース入れたヨーグルト。

ほな、メモ書きを写しますわ。

 

 

奥州藤原文化の華と云うべき慈覚大師円仁により開山された毛越寺をゆっくり鑑賞しに行く為に選んで一度泊まったのが平泉大沢温泉「大沢温泉旅館」や。三十代に行ったのは間違い無いんやが、毛越寺には何度か行っとるだけに前半なんか半ばなんか後半なんかはっきりせん。

ここを予約したんは、JR東北本線平泉駅から徒歩20分弱で着くし、平泉観光に利用し易い宿やからや。なんちゅうても毛越寺に近いんですわ。一関の方にインポテンツに特効がある鉱泉と聞いたから泊ったんやあらしまへんでえ、念の為。

「大沢温泉旅館」は静かな丘陵にあった。森に囲まれた木造二階建てですわ。

住所は西磐井郡平泉町平泉字大沢。

早速風呂入りに行き、脱衣所で脱いどると、風呂場から大きな声がする。インポテンツとか何とか。

浴室に入ってみると、湯船に一見真面目そうな四人の小父さん達が居った。彼等は呵々大笑しながら話とったが、インポテンツやなくて「陰謀です」云うとったんですわ。聞き間違いやったがな。

小父さん達が上がるの待ち、ワテは体磨いとったが、小父さん達のぼせはせんかと心配になる程上がる気配無い。

観光で訪れた小父さん達はこぞって下調べして来たんか、皆さん平泉の歴史に詳しい。中尊寺建立に着手したのは奥州藤原氏初代清衡。二代目の基衡は毛越寺を、基衡の妻が観自在王院を、三代目の秀衡は無量光院と荘厳な浄土庭園を造った。

けど、四人共に陰謀論に憑りつかれとる様子なんや。次々に荒唐無稽な陰謀が彼等の口から飛び出す。チンギス・ハーンを源義経や云うた人も真っ青になるもんばかりやでえ。歴史を捻じ曲げるちゅうより、中学生にも鼻で笑われる類のもん。花鳥風月には興味無い人達に違いない。

湯は無色透明で適温。源泉の湯温低いんで循環加温しとる。

小父さん二人が先に上がり浴室から出て行ったんで、残った二人と一緒に黙々と浸った。

その残った二人の顔を観察したが、赤くなっとらんかった。

彼等も出て行き、それからは誰も来んかったが、彼等の話しとった陰謀論の余韻が残っとる気がした。

泉質は炭酸鉄泉。

部屋に戻る途中、もしかしたらあの小父さん達はインポテンツ治療に来た仲間なんかもちゅう思いが過ぎったがな。

夕食では、何ちゅうても岩手牛が旨かった。これ食えたんで宿代安いと思うた。ベコを食えんヒンズー教徒にはなれんわな。

部屋に戻って座り込んで、テレビ見ながら持参したエビスビールのロング缶を二缶飲んだ。

再び風呂入りに行ったら、湯船には爺ちゃんと小父さんが喋りながら浸っとった。しとる話は下世話なもんやった。インポテンツにはなりそうもない二人や思うた。

戻った部屋で、敷かれた布団に寝そべって茶飲みつつ力餅とか菓子類を摘まみテレビ見とったが、眠気に襲われスーッと眠ってしもた。

深夜トイレに呼ばれ目覚めたら、テレビが白々しとったわ。

外の光に目覚め起き上がった。晴天や。

朝食前の朝湯に行ったら、貸し切り状態で、しかも湯温がちょっちぬるめになっとったんで、のんびり外の緑眺め浸っとった。

朝食はこれぞ典型的な和風旅館の朝ごはんちゅうもんやった。

宿を後にして我が国最古云われる浄土庭園ある毛越寺へ。ワテの脚で歩いて5分でしたわ。しかし何度訪れてもここの庭園はごっつ美しいねん。花鳥風月感じられ、幾度居ても飽きぬ。