立石寺  | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

校正部に配属され、性格に合わぬと嘆きながら仕事しとる夢を見た今朝は7時ちょっち前に起きた。

大西順子のアルバム「ピアノ・クインテット・スイート」をCDで聴いた。

朝食は北海道産ななつぼしでご飯炊いて、くめ納豆、海苔で二膳。デザートは山梨産プラム2個。

「王女未央-BIOU-」第47話と第48話をギャオで見た。

洗濯し、四日振りの散歩に浅草へ。

三日間静養しとったが、まだ夏バテぶり返した儘なのが散歩に出て分かった。何か体力が薄まった感じなんや。

昼食は和食がええと「浅草みくも」へ。頼んだのは銀鱈定食。里芋の炊き合わせ、小鉢3つ、浅利の味噌汁が付き1100円也。

満足して店出て、スーパーに立ち寄り食料買うた。

帰宅し、デザートにグレープフルーツジュース入れたヨーグルト食うた。

風呂に小一時間浸り考えとった。NHKから国民を守る党の党首立花孝志が、同党に誘い入れた衆議院議員が島根県竹島を韓国から「戦争で取り返すしかないんじゃないですか」とツイッターしよったのに「問題提起という意味では、何も発言しない国会議員よりいいと思う」と恥ずかしげも無く語ったの、参院議員選挙でこの党に投票した方々はどない考えるんやろ。

 

 

先週金曜日、M子が夏休み取得しやって来た。この日居酒屋に集まったのMちゃん、OK、それに大学時代から確執あるワテ。

M子、翌日には相方も来る云う。てっきり浅草サンバカーニバルを観るんやと思うたら、ふたりで一泊二日の山形旅行しよるんやて。仙台経由で宿泊は山形市内にしたと。

思わず口挟んだわ。「今日のM子は前乗りかいな。仲ええなあ、ふたり旅。明夜はどないきらびやかな宿に泊まるんや?」

ワテの視線受け流したM子「あんたにプライバシー深く踏み込んでもらいたくないね」

「また始まっちゃったね、掛け合い」と、OKに振るMちゃん。

「ふたりが揃ったんだもの」と、達観のOK。 

それから友達四人で山形話になったんや。

Mちゃん、OKは、共に相方とのカップル旅で仙台→山寺→山形の順で行って山形市内泊しとると云うんや。

M子によると、仙台には行った事あっても山形県に入るのは初めてだそうな。仙台迄は新幹線で、それから仙山線で立石寺へ向かうんやて。立石寺が楽しみや云う。

「天台宗の古刹に行くんだ。山寺駅から暫くそそり立つ岩山眺めてから登り出すといいよ。上に着いた時に感慨が増すから」とMちゃん。

「素敵な所だけれど、断崖にあるお堂迄石段登って行くのが大変なの」とOK。

「岩山の上にへばりつくように堂が建ってるからね」とMちゃん。

「参道行くと途中に幾つか堂や塔もあるし、芭蕉の像と有名な句の碑もあるし、退屈はせんがな」

「仁王門もいいよ」とMちゃん。

 閑かさや岩にしみいる蝉の声

「今頃、蝉は鳴いてるかしら?」とOK。

「そやなあ、東北の秋は早いからなあ」

M子が皆に質問投げよった。

「へばらずに登れたの?」

「蝉より気になるのはそっちかいな。ワテは中学の同級生T之君と、会社の山の会の仲間と、あそこ二度登っとるが、へばった記憶は無いなあ」

「Mちゃんはどうだった?」

「まだ若い頃だったから、へばらなかったと思う」

「心配なの?」とOK。

「旦那がね。運動しないから大分メタボになってるのよ」

「途中にお茶屋があるから、疲れ感じたら一休み出来るわ。無理はしないでね」

「そう、お助け茶屋あったでえ。ワテ、こんにゃくおでん食うた」

「僕達も食べた。名物なんだよ、こんにゃくおでん」とMちゃん。

「うちの旦那、こんにゃく好まないのよ」

「今夜食うのはこんにゃく」

「S吉、発音ヘンだったけれど、もしかして今の駄洒落を云ったの?」とOK。

ワテは力強く頷いてみせたが、M子は冷たい声出した。

「誰も分からないのは駄洒落とも呼べないね」

「文化に重きを置かんM子には分からんやろな」

「身の程知らずだね。少なくともあんたよりは文化的に生きてるよ」そうM子は云い張った。

「駄洒落を云っても今のS吉には聞いてくれるの僕達しか居ないんだから」

取り成そうとするMちゃんが云い終えてないのに、M子が遮って云うた。「優しく扱えって。昔は聞いてくれる優しい彼女が居たのにって。自業自得な奴は甘やかせないよ」