久し振りに勤めとった会社での夢見た。面従腹背な接し方する夢やった。また今朝も起きたの7時半。
朝食は信州蕎麦を新潟産舞茸と茹でて、卵落として食うた。デザートはチーズケーキ。
ブランフォード・マルサリス→シーマス・ブレイク→寺久保エレナとサックス奏者をユーチューブで聴いた。
「よつば銀行 原島浩美がモノ申す!」第7話をギャオで見た。デジタル経済化し、銀行だけが融資や決済や送金しよる時代やなくなってきとるから、そうした観点からの物語での原島浩美の活躍も見たいもんや。
風呂に小一時間浸り考えとった。患者の治療をし命守るのが医者や。ところが、福生市の病院の内科医が人工透析治療を止める選択肢を44歳の患者に示しよったと云う。止める誘導があったか無かったは別として、患者は気迷う事多いもんなのに、それを医者がやるべき事なんやろうか?大いに疑問やでえ。
駒形一丁目「ビストロ マエダ」へ歩き昼食。プリフィックスランチを頼んだ。前菜にのらぼう菜とベーコンのケークサレ、メインに豚バラ肉のキャラメリゼを選び、パン、コーヒーが付き1000円也。
満足して店を出たら、北風が頬に冷たかった。
八百屋で果物買うて帰宅後、
筋トレ30分した。
睦月の週末、HJちゃん&HS姐御ご夫婦とKY姐御にワテの四人、12時15分浅草の総鎮守である浅草神社本殿前に時間通りに揃った。
境内ではまた猿回しやっとって、労働しとる猿君の周囲には異国人が多かったがな。その猿君は相変わらずで、働く事に意義は感じとらん様子。でも、異国人は日本では猿も働くのかと興味津々の様子で見入っとったがな。
昼食を予約した店へ向かいゆっくり歩き出したが、西側にある影向堂(ようごうどう)では並ぶ人達を横目で見つつ尋ねた。「何を求めて並んどるんでっしゃろ?」
「御朱印をいただく為に御朱印帳持ってならんでるのよ」とHS姐御。
「御朱印?10個集まったら富くじを1枚もらえるとかあるんかいな?」
ワテの呟きには誰も反応せんかった。
言問通りを渡る信号前で三人に質問した。「去年の霜月に来た「ルディック」がどこか分かりまっか?」
「ボケてないかテストなの?」とHS姐御。
「当然、忘れちゃったわよ」とKY姐御。
「あの通りをどこかで曲がったね」と、千束通りを見詰めたHJちゃん。
ワテが「ルディック」の場所を示したら、やっと三人は思い出したがな。
また千束通りを進んで、「ふるさと交流ショップ」に来たら、小国の物産売っとるんで入ってみた。
Y姐とS姐は試食しつつ色々食い物を買うとったが、ワテは気になる地鶏肉は改めて買いに来る事にして、いつ迄やっとるか確認して木耳だけ買うて移動。
パチンコ屋の所を曲がって進み、「本日のメインイベントでっせ」云いながら予約しとる「浅草茶寮 クワサル」に入ったわ。
昼食をキリンビール飲みながら鴨鍋のコースを堪能、旨かった。
話題にしたのは、高齢なのに南米大陸最高峰登頂を目指しとる三浦雄一郎とそれ垂れ流し報道するマスコミ、奇策とは無縁な稀勢の里、それに四人が勤めとった会社の人達の事などやった。
「そろそろ行きまっか」と切り出すと、満足気な三人も頷いて腰を上げた。
会計済ませ外に出ると、冬の空気が乾き切っとった。
「どこに連れて行ってくれるのかしら」とHS姐御。
「桜の花が咲く時節には賑わう所ですわ」
「寒いのに、咲くのはいつの事か」とKY姐御。
「咲き揃う頃に来てもらうべくご案内しますんや。ほな、まずはお江戸の世には水路やった隠れた桜の名所からや」
しかしながら、山谷堀公園へ着いたら工事中やないかい。
「往時は音無川が王子から根岸経て三ノ輪へ、そしてここへと流れとったんですわ」と説明し、「花咲き揃う前に整備しとくんやな」と弁解したわ。
江戸時代には猪牙船に乗り水路を通って吉原遊郭へ遊びに行ったんや。他にもルートはあるが、船宿で船を仕立てて吉原へが粋やったんですわ。その江戸初期に出来た水路を埋め立てて造られた細長い公園なんや。昔日の面影を残すのは橋台のみや。
「ここが桜の名所なの?」とHS姐御。
手で指し示しながら云うた。「ずうっと桜の樹が植わってますやろ」
「寂しいわね」とKY姐御。
大勢の人が行き交う表面の浅草とは違うて、裏顔の浅草は出歩いとる人の姿がほとんど見当たらずや。
歩を進めて、待乳山聖天西側の登り口に行った。公園があり、池波正太郎の生誕地碑が建てられとるんや。
「ワテ、鬼平犯科帳シリーズ全て読んでまんねん」
「鬼平は吉右衛門よね」とHS姐御。
「二代目でっか。ほな、次は築地塀を見まひょ」
待乳山聖天には、歌川広重の浮世絵にも描かれた築地塀があって、江戸の昔を偲ばせる。時代劇の撮影に持って来いやね。
「ほな、浅草寺の子院に入りまっせ。ここには浅草名所七福神の毘沙門天が祀られとって、松の内にはごっつ賑わうんや」
飛鳥時代の創建と伝えられとる。決して高い山ではないが、地形はこんもりしとりまっせ。
「どんなご利益があるのかしらね?」とKY姐御。
HS姐御「商売繁盛。Sさんには良縁成就」
「もう遅いわよ」とKY姐御。
「心身清めれば、まだ間に合うわよねえ」とHS姐御。
「要らぬお世話ですわ」
「階段見て、大根と巾着」とKY姐御。
HS姐御「ここの印なのよね」
「知っとりましたか。大根は二股でんがな」
「大根、売ってるわよ」とKY姐御。
HS姐御が知っとったが、本尊である大聖歓喜天を供養する浴油祈祷を毎朝しとるらしい。
「浴油祈祷って、油を浴びて体ヌルヌルになって踊ったりするんやろか?」
ワテの呟きには誰も反応せんかった。
大きな香炉も巾着の形。
本堂は権現造りや。
散策してみよと庭園へ下りたが、広くはないんですぐ見終えて上がったわ。
するとHS姐御が右脇の方を指差した。さくらレール名乗るスロープカーを見つけたんや。幾度か訪れとるワテもそんなもんあるのに初めて気付いたがな。
HS姐御「年寄り向け?」
「運搬用やないの」
「違うわよ~」とHS姐御。
兎に角試しに乗ってみよちゅう事になった。
「押しボタンあるでしょ、Jちゃん押して」とHS姐御。
「傾斜が急だね」とHJちゃん。
「途中駅もありまんな」
と話しとるとすぐに終点ですわ。早。