叱ってくれる者は有難いと思わなければ、真の大人になれない | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今朝は7時半に起きた。

風呂に小一時間入って、日本政府が日米の新関税交渉をTrade Agreement on goodsとし、協定には投資やサービスなどのルールを含まない云うの、ほんまかいな、と疑っとった。

朝食は北海道産蕎麦を茹で、卵入れた月見蕎麦。デザートは宮崎産早生みかん4個。

ダイアナ・クラールのCDアルバム「ザ・ルック・オブ・ラブ」と「フロム・ディス・モーメント・オン」を聴いた。

南千住迄散歩を兼ね出掛けた。郵便局で特別区民税・都民税と健康保険料を払い、ホームセンターで自転車の虫ゴム買う為歩っとったら、11時ちょっち前ちゅうのに「尾花」の前に10人並らんどった。裏山椎茸や。ワテも「尾花」の蒲焼き食いたい。

昼食は西浅草「イマージュ」へ行った。注文したのはワンプレートランチ。プチトマトときのこのキッシュ、ポークピカタ、秋刀魚ソテー、サラダ、パン、プチデザートにアイスクリームが付き、飲み物がドリンクバーで1080円也。

満足して店出て、八百屋で果物買うて帰宅。

牛乳飲みながらダイアナ・クラールのCDアルバム「ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム」聴き、友人達にメールし、筋トレ30分した。

本日、虚人の本拠地東京ドームで村田修一の引退セレモニーをやるちゅう話を燕軍ファンK平君から聞いとったんで、虚人VS奴さん屁した~ズをMちゃん夫妻誘って観に行ったんや。Mちゃん妻は熱心な村田修一ファンやさかい。試合前の村田の挨拶、よかったがな。Mちゃん妻は涙チョチョ切れた云う。

暗い魔窟シリーズ臨む重要な試合は、9回裏に長野の劇的なサヨナラホーマーで1対0で虚人の勝利。菅野完封で、屁した~ズを抜き3位に浮上。

Mちゃん夫妻と神楽坂の居酒屋で軽く酒飲んだ。Mちゃんが今日仕事早く切り上げた分を取り返す為に明日早朝から仕事するちゅうんですわ。

 

 

今晩酒飲んだ時、Mちゃん夫妻がこないな事が時代風潮やなければええと嘆いとったんや。こないな事とは、秋祭りで怒られた娘がPTSDを発症したとして損害賠償請求した訴訟や。

その話は知らんかったが、聞いてワテも首捻ったがな。

その壱、自分の子供が景品を盗んだのに、訴えるちゅう親の気持ち。

その弐、子供は盗みをしたのに、1審の東京地裁判決は注意した男性がPTSDを子供に発症させた過失があるとした判決。

帰宅してヤフーニュース調べたら、昨日配信の産経新聞の記事があったがな。次の通りや。

[埼玉県深谷市が管理する施設で開かれた秋祭りでボランティアに怒られ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとして、女児(9)が市に約190万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(戸倉三郎裁判長)は、女児の上告を受理しない決定をした。女児の逆転敗訴とした2審東京高裁判決が確定した。決定は25日付。4裁判官全員一致の結論。
判決によると、女児は5歳だった平成26年11月、家族とともに市内の施設で行われた秋祭りに参加。女児が輪投げゲームの会場に置かれた袋から景品の駄菓子を取り出したところ、ボランティアの高齢男性から注意された。近くにいた父親が駆けつけ、謝罪を求めて男性と口論。その後、女児はPTSDと診断された。
1審東京地裁判決は「男性に大声で注意され、口論を見たためにPTSDを発症した」として男性の過失を認め、使用者責任に基づいて市に約20万円の支払いを命じた。
一方、2審は「景品の駄菓子を勝手に取ろうとした女児を注意したのは社会通念上、全く正当」と指摘。「親として謝罪すべきなのに、道理に反して男性に謝罪を求め、警察に通報するなどした」とし、女児の請求を退けた。]

ワテの理解が違ってたんは、子供は男性に大声で注意されてPTSDを発症しただけと思うたんやけど、口論を見た為もありPTSDを発症したちゅうこっちゃ。

女児のPTSDは、注意された事よりも父親と男の激しい口論を見た事の方が大きな原因なんやなかろうか?女児は目に映じた激しい感情のぶつかり合いに恐怖したんやなかろうか?そうなら娘のPTSDは父親にも非がある。

それにしても、ワテにはその壱が分からん。父親はたかが駄菓子位の事でと思うたんやろか?

理をもって叱ると感情的に怒るは異なる。しかしながら、もしその男性が怒るレベルに止まるもんやっても、盗みしたのを見たらそれが子供やろうと大人やろうと怒って当然やろ。

ワテの尊敬する大学の師はゼミの授業で云うとった。「叱ってくれる者は有難いと思わなければ、真の大人になれない」

大人になってみて分かったが、他人を叱るちゅうのは難しいもんや。実際、怒っとる人はよう見掛けるが、叱っとる人は稀にしか見ん。

世の中、叱れる大人が多く居る方がええ。のんべんだらりと生きとっては叱れはせぬからな。

それと、長年生きてればPTSDが5つや6つあって当たり前やとワテは思うとる。勿論数えてはおらんがワテも生涯忘れ得ぬ心の傷が幾つもある。

問題なんは、人生それとどう付き合うて生きて行くかやろ。PTSDに潰されんように生きて行くかやろ。

この女児の両親には、裁判沙汰にしよるよりそっちを娘と共に熟慮して欲しいと考えるのワテだけやろうか。