「ヱビス マイスター」 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

どん底から捲土重来の今シーズンが始まる今朝は7時半に起きた。

ご飯炊ける迄、ウェイン・ショーターをユーチューブで聴いた。

朝食は岩手産ひとめぼれ米を炊き、タイ産鶏肉、埼玉産ブロッコリー、長野産ぶなしめじを炒めたのと食うた。デザートは栃木産とちおとめ苺。花粉症の薬飲んだ。

風呂に小一時間浸り、税金を納め足らんとアマゾンを大統領トランプがツイッター批判したが、我が国の政治家や官僚もアマゾンを問題視せなならんのになぜせんのかと考えとった。日本政府はグローバル企業アマゾンにきっちり法人税払わさなあかんやろ。

奥村美里→テディ・ウィルソンとピアニストをユーチューブで聴いた。

昼食は後楽「バルコ」で1296円週替わりランチのサーモンフライ タルタルソースを注文。サラダ、スープ、ライスにドリンクバーが付く。

郵便局で金下ろして帰宅し、筋トレ30分し、牛乳飲みながら「則天武后 美しき謀りの妃」第31話と第32話ををギャオで見た。

 

 

昨日は危うかったがな。DODとOKと池尻大橋駅で待ち合わせしての目黒川沿いで桜観する約束失念しそうになって暑いのに冷や汗やったんや。先週、上野の立ち飲み屋でもう一度桜観しよちゅうふたりの提案にうっかり乗ってしまったんやった。家出る前に予定表確認しといてよかったがな。

約束忘れとった素振りは一切見せず、集合時間ピッタリに駅着いてふたりに会うて、乘った山手線車内で拾った前日の産経新聞に載った竹内久美子ちゅう動物エッセイストの、テストステロンが日本型リベラルつくるちゅうアホなコラムを読んで笑うとった話したんや。

でも、ふたり共日本の男にテストステロンが少ない事には興味示さず、目指す場所に向け歩き出したがな。

「池尻大橋駅から目黒川がこないに近いとは知らんかったわ」

「桜の花、散り出してる。綺麗」と、花から視線外さぬOKが乙女みたいな声で云うた。

時折吹く微風に花がひらひらと舞うとったんや。川には舞い終えた花弁がくっついて浮かんどった。

OKは続けた。「先週、S吉はもう散り終わってだろうって云ってたけど、とてもいいタイミングじゃない」と眼輝かせるんや。

「気分盛り上がるわ」と、桜開花するとうきうきし出す云うDODの心も景色の中に入っとった。

この時期、関心は杉檜にあり桜にはピンと来ないワテ「今日は桜も暑がっとるんやないか。しかし案山子、年に二度も桜観するとは思わんかった。しかも二度共気心知れたお前様達と鑑賞出来て嬉しいわ」ちょっちふたりを持ち上げてみた。

「確かに長く花見続けてるけど、二回は初めてよね」と共に過ごして来た時間に想い馳せとるようなOK。「上野公園が夜の部で、目黒川沿いが昼の部。平和で良かったね」と続けた。

「もうすぐこの都に獰猛なM子が来襲するから、その平和も散る運命やが・・・」

ワテが慨嘆したら、ふたりは吹き出し笑いしよった。

「花よりビールなS吉にはこれ、あなたが好きなヱビス、買って来たわよ」とDODに渡されたのは、サッポロライオン系の店では飲んだ事ある「ヱビス マイスター」やった。

「ごっつ気が利くええ人格しとるやないかい」

「今頃気が付かれてもなあ」と、笑いながらDOD。

ちゅう訳で、「乾杯!」と唱和して匠の逸品謳う「ヱビス マイスター」を飲んでみた。

「プファ~」

「どう?」と、缶から口を離し顔上げて尋ねたDODに、「香り強くはないね」と、開けた缶に鼻ちかづけたOKが飲む前の感想云うて、咽喉に入れて、「苦味とコクがしっかりしてる」と続けた。

「雑さが無いのいい。でもちょっと甘味強くない?」とDOD。

「雑味が無いと云うてくれる」

「甘味強くないよ。苦味とコクの方が勝って」とOK。

「きっちりホップの香りするでえ。味は定番ヱビスよりやさしい感じやなあ」

「この余韻は好き」とOKが頷きながら呟いた。

「後味すっきりやな」

「確かに」とDODが同意するのに、OKも頷いた。

缶のデザイン見た時、上品さを訴えとるのにワテは不安感じたんや。けど、「ヱビス マイスター」大人の味わいでよかったがな。