ロボットの活躍 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

Wみさんと神宮球場へ行く夢見た今朝は7時ちょっち前に起きた。今日こそ燕軍がセ界制覇と張り切っとる。

山形産蕎麦と長野産ぶなしめじを茹で、おかめ納豆入れ、辛子も入れて食うた。デザートはチーズケーキ。

風呂に小一時間浸り考えとった。新幹線は日本の誇りですわ。しかし案山子、北海道新幹線、なぜに札幌迄通さんのや。金の問題ですわ。政府は有意義な公共投資として金ドーンと出さなあかんやろ。渋る理由がトンと分からん。新幹線の全国整備は、東京へ一極集中させん為にも、デフレ解消する為にもやらなならんやろ。

牛乳飲みながらギル・エバンス→マリア・シュナイダーとユーチューブで聴き、ウェイン・ショーターのアルバム「アダムズ・アップル」をレコードで聴いた。

昼食に出掛けたのは下谷「からくさ」や。から天ランチ食いました。ご飯、蜆の味噌汁、香の物が付き1404円也。旨かったわ。
一旦帰宅し、牛乳飲んだ。

筋トレ30分した。

鯖味噌缶詰とレンジ加熱したご飯で鯖味噌お結び3つつくって、りんごジュースも持って神宮へ行く準備した。

ほな、昔のメモ書きからWみさんとの遣り取り記しますわ。

 

 

ワイングラスのシャブリを飲んでから、黒いタートルネックセーターにコットン素材の薄緑色ジャケット姿のWみさんが尋ねた。「それって、お神輿?」

「かついどる訳やあらへん」

「あら、仏頂面ね」

「かついでもおらんし、間違った事も云うてないと思うでえ」

「顔から察するにちょっと怒ってる?」

「別に怒っとらんけど」

「依怙地になってない?」

「なっとらんわ」

「そうかしら。少し深呼吸をしてみて」

「そもそも」云うて、シャブリを飲んで一呼吸間を置いて続けた。「燕軍を強くするにはどないすべきかちゅう話をし出したのはお前様や。し出しといて、ワテが一所懸命方策を述べとるのに、対案述べるでもなく、まぜっかえす言葉を何度も云うのは可笑しいやろ。間尺に合わん」

「無理に理屈付けなくてもいいじゃん」

「ワテから理屈取ったら何が残るちゅうんや」と強い口調で云うたものの、その云い様が可笑しかったようでWみさんは手にしていたワイングラスをテーブルに置くやお腹抱えて笑うやないか。涙目にもなっとる。

「気に障る笑いやった。嘲笑に聞こえたからな」

「皺出来ちゃう」とまた笑うた。

「話が滑降しとるな。話題変えよう」

「それなら近未来はどうなるのか、話してみる?たまにはそんな話もいいよね」

「近未来?大地震が起こるとかか?」

「今迄も繰り返し起こってる日本なんだから来るわ。それより暮らしまわりがどうなってるかよ」

「暮らしを支えるインフラストラクチャーの事?」

「そうね、そこから捉えたらこれからの暮らしどうなるかしら?」

「頭脳搭載したロボットがインフラになっとやろ。正確で長時間労働厭わぬから、私企業でも役所でも単純労働や能率悪いもんは事務も含め彼等が業務こなすようになる。すると生産性は向上するが、ロボット導入での失業者が仰山出るわな」

「確かにロボット社会になるかもしれない。けれど、これから人口がかなり減少するって云われてるから失業者は多く出るのかな。働く人が不足すると会社経営は厳しくなるよね。だから働き手をロボットに頼らなくては会社が回らなくなっての導入になるんだと思う。今は考えられない所にも知能備えたロボットが導入され働き手になるんだと思う。でも、そうなったら大変だけど」

「いずれにしろこれからは進化したロボットが活躍し出す。そして、多くの人間は大きな構造変化に素早く対応出来ぬから、ラダイトムーブメントみたいなもんが起こるやろな。それ歴史が教えとる」

「それは一時だよね。歴史が教えてるじゃん。社会の変化には抗えない」

「確かに諦めが肝心で、否応なく労働者は発展する産業へ移らなならん。早く気付き行動するのが賢い。しかしなあ、頭脳搭載したロボットの件は兎も角、ワテが居る業界の仕事もどうなることやら。インターネットの拡がりで急速に衰退する気がしてならないんや。ここは来し方を振り返り、将来見据えて自らに問わなならん。つまり、衰退産業から発展産業への移動ちゅう雇用の流動化を考えな」

「それは良い事よ。理屈に留まってないで柔軟に考えてみて」

「あのねえ、理屈問題やなく、雇用の流動化問題や」

「流動化問題か。S吉は浮草にならないようにね」

「お前様もワテの行く末をずっと気に掛けて欲しいもんや」