垂玉温泉「山口旅館」 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今朝は7時半に起き、朝食は納豆たっぷり入れて信州蕎麦食うた。デザートは青森産トマト。

東京キネマ・ジャズトリオのCD「ジャズ・シネマ・ノスタルジア」を聴いた。

筋トレ30分した。

風呂に小一時間浸り、首席戦略官を解任されたスティーブ・バノンは、今後ドナルド・トランプをブライトバート・ニュースでどない扱うやろと考えとった。

昼食は「浅草みくも」に入ったが、大将に「久し振りですね」と云われる。前来たときは女将に同じ事云われたなあ。赤魚西京焼き定食を頼んだ。サラダ、煮付け、茹で卵、味噌汁、ご飯が付き1080円也。

歩いて「すみだストリートジャズフェスティバル」にと錦糸公園へ。 類家心平のグループ→タケカワユキヒデのグループに小林香織→伊藤君子と宮本貴奈トリオ→オルケスタ・デラルスと聴いた。タケカワユキヒデは2曲目で厭きてもうて公園内の座れるベンチに居って休んどった。盛り上がったオルケスタ・デラルスでは終始踊っとった。

帰りも徒歩、スーパーに寄り食料買うて帰宅。

遅い夕食はりんごジュース飲みながらスーパーで半額になっとったお稲荷さん。デザートは南アフリカ産グレープフルーツ2個。

ほな、メモ書きから垂玉温泉記しますわ。

 

 

カルデラ地形の阿蘇の鳥帽子岳中腹の高台にある日本秘湯を守る会の会員宿、垂玉温泉「山口旅館」には三十代の夏に訪れとる。一人旅や。

行った日は快晴やった。

高森線の乗った列車がたまたま観光トロッコ風列車で開放的やった。体に風受けつつ、阿蘇の風景が移り変わるのを楽しみながら乗って、小さな阿蘇下田駅で降りた。

そこからしっかり舗装された道路をバスに乗る事20分、滝が見え垂玉温泉のバス停に着いたら硫黄の臭いがした。

南阿蘇村の人里離れた一軒宿やが、5分も歩けば地獄温泉があり、そこも泊まってみとうなる外観やったわ。

静かな佇まいの垂玉温泉やが規模は大きいねん。増築や改築を重ねたんやろ、何棟も宿舎があって、しかも宿舎のつながりが複雑やさかい、うかうかすると迷うてしまいそうや。旅館のレイアウトにおける己の部屋の位置関係を見取り図で理解した上で通された部屋から出なならん。

バス停前の橋を渡った所にある名物野趣溢れる露天の滝見岩風呂は混浴やった。ちゅうても、ワテが入っとる時には老若男女見学者は幾人も来たんやが入る者は誰も居らんかったがな。どうも動物園の動物ぽくなっとって、それを払拭すべく、正面に金龍の滝が飛沫あげとる方向いて水音を耳にしながら眺めつつ、適温やったさかい黄色味がかった湯にゆっくり浸っとったわ。

他に坂道ちょっち下った所にかじかの湯ちゅう風情ある茅葺きの屋根掛かった半露天風呂もある。滝見岩風呂はガラガラやったのにこっちは混んどって、ぬるめでワテ向きなのにゆっくりは入ってられんかったがな。

内湯は天井が吹き抜けの檜造りで硫黄の臭い強い大きめの石造り浴槽で、窓大きく見晴らしもええ。湯はちょっち熱めで薄褐色やった。この宿の湯船で湯の花が一番大く舞うとった。翌朝も入りに行ったが、二度共ワテの他には二人しか入りに来んかった。

泉質は単純硫黄泉。

料理は山の幸ばかりやなかった。半端に海魚出さずに川魚のみにしとけばええのにと思うたがな。

名水の地で、石清水が湧き出とって、口にすると確かに旨く何杯も飲んだわ。

 

去年の熊本地震でここも大きな被害を受け休業余儀なくされたのをネットニュースで知った。

宿のホームページ見たらまだ休業中やった。

起き上がり小法師の如く起き、営業を再開されるの祈るばかりや。