千駄ヶ谷 消えた「ピーター・キャット」に入った記憶 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今朝は8時に起きた。

夏バテ感じながら、朝食に山形産蕎麦を茹でて食うた。デザートはフィリピン産バナナ2本と山形産ソルダム2個。
ディディ・ブリッチウォーターのアルバム「ジャスト・ファミリィ」をレコードで聴いた。
筋トレ30分してから、パソコンのネットの不具合修復に努力し続けるも直らず、気付けば13時過ぎとった。
栃木産トマトに日高産モッツァレラチーズも入れてトマトとチーズのパスタつくって食うた。デザートは山形産ソルダム2個。
暫くアメーバーブログ更新しとらんので、DODから生きとるか確認の連絡入った事もあり、この儘やと熱中症で倒れたとの憶測が広がる懸念もあり、ネットの不具合修復に努めたが幾らかはようなったがまだまだ・・・

風呂に小一時間浸り考えとった。昨日飯食いに入った店で二人の若人が進路を話し込んどったが、望んでも自分にはよう出来ぬ事をいつ迄も頑張っててもなあ。冷静に判断し、自分に得意な事で道切り開いた方がええ。
牛乳ガボガボ飲んでから、神宮へとミネラルウォーターのペットボトル持ち虚人戦に向かい歩いたが、夏バテでいつもより30分余計にかかって到着。
夕食に神宮球場名物ウィンナー盛り食うて応援したが、燕軍は後半ボロボロで3連勝ならず、歩くつもりになれず電車利用で帰宅。
兎に角、アメーバーブログが更新出来るようにせなならんと色々やってみたら何度かに一度は<お探しのページを表示できません>が出なくなった。


文月末に東京に来とったH君と上野の居酒屋で飲んどって、彼から千駄ヶ谷「ピーター・キャット」へ一緒に行って村上春樹さんの顔を見たちゅう話をされ、「それいつの事?ふたりで行ったの?」と店員が振り返るような大きな声出してしもた。全く記憶に無かったからや。
大学生時分ようつるんで遊んどったH君「お前ボケて来た?女ふたり連れて行ったやろ。店行く前に近くの八幡神社に寄ったやろ」云うんや。そして、そのふたりがどんな女のコかを説明されたけど、詳しく云われんでも彼女達は分かるが、一緒に千駄ヶ谷「ピーター・キャット」へ行った記憶は無いねん。鳩森八幡神社にもな。
「あのコ達とか・・・」深く息吸うて吐き出してみたが思い出されへん。空白やった。「よう憶えてんねんね。ワテはちょっち記憶力が弱くなっとるな」
「現在は、記憶力もやろ。青春の記憶も失われとるとはボケかなり進んどる。痴呆の進む来年は顔も忘れられ素通りされるな。いや、その前に会う約束も忘れられるか」
「もうちょっち優しい云い回しができんもんかなあ。今年、お袋と記憶力試すテレビ番組を参加しながら見とったが、その際ワテは芸人なんかよりよっぽど当てたでえ。記憶引き出す能力が弱くなっとるだけや」とは云うたものの、自分の事ながら不安になったがな。
それが、更に不安増したの今週水曜日の夜。
この水無月に定年退職した先輩MKさんから先月声が掛かり、勤めとった会社で山に行ったり温泉に行ったりしとった4人と秋葉原→神田と酒飲みつつ昔話に花咲かせたんやが、二軒目でええ加減ワインに酔うたところ、まだ現役の先輩Kくらさんから「信濃町だったか千駄ヶ谷のジャズ聴かせる店に連れて行ってもらったよね」と、ごっつ懐かしげに話振られましたんや。
「Kくらさんとジャズ聴かせる店!信濃町だったか千駄ヶ谷!」ワテ、吃驚し、またボケを心配になった。それも全く記憶に無かったからや。
「それ村上春樹さんの「ピーター・キャット」でっか?」
「どうだったか・・・」Kくらさんは首捻っとったが、「ジャズ聴かせる店に行った事無かったからお願いして連れてもらったんだ」との事。
ワテは忘れてしもた事を詫び、Kくらさんにその場所と店の雰囲気を聞いた。
店の様子は曖昧やったが、東京体育館の屋内プールを過ぎて雑居ビルの二階やったちゅう答えやさかい間違いなく「ピーター・キャット」ですわ。ここで春樹さんがやっとった時期は長くはなかったから、Kくらさんと行った時にはもう経営やめとったんやろ。そやからKくらさんの記憶に行った店「ピーター・キャット」と春樹さんが結びつかんのや、との考えが咄嗟に浮かんだ。
嗚呼、昭和は遠くなりにけり。
ワテの記憶も遠くなりにけり。もしかして、他の誰かとも春樹さんの店へ行っとるのかも・・・