『ジュラシック・ワールド』 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

『ジュラシック・ワールド』☆+

今朝は7時に起き、植物に水遣りし、朝食に信州蕎麦茹でて七味振り食うた。デザートは北海道産トマト3個。
喋りと演奏のギャップも楽しめる大西由希子のアルトサックスをユーチューブで聴いた。

虎ノ門2丁目タワーへ歩いて行って、ロビーで松本茜(ピアノ)、纐纈歩美(アルトサックス)の演奏を聴いた。松本茜が大人っぽくなり色気が見えた。
昼食には旧新橋停車場の「銀座ライオン汐留店」で、カキフライランチ980円とオニオンスライス110円を食うた。13時過ぎとったんで、グレープフルーツジュースが無料になるのが有り難い。
歩いての帰路、京橋に着いたところで雷雨。ビルの玄関前でぼんやり一時間雨宿り。小雨になったところでまた歩き出し、ずぶ濡れにならず帰宅。
蒸し暑いんで牛乳1ℓ飲み干してから、筋トレ30分した。

風呂沸かし小一時間浸り、我が国の有権者数1億人思うとる橋下徹は相変わらず恥ずかしげもなく言葉をすり替えるわなあと思い、次には政治屋仕舞いにするの取り止めにすると云い出すに違いないがなと考えとった。
夕食はブラジル産鶏肉、群馬産キャべツとオクラ、をタジン鍋で蒸して食うた。デザートは南アフリカ産グレープフルーツ。
疲労します戦をネット観戦。

友人達にメール送付した。


曇りやった月曜日に自転車で木場へ行き映画を観て来た。コリン・トレヴォロウちゅう監督の手になるジュラシック・シリーズの新作や。製作総指揮がスティーヴン・スピルバーグなんやて。
恐竜オタクMちゃんが、「ジュラシック・パーク」には届かぬものの前作程ガッカリする出来ではない、云うんで観に行くつもりになったんや。
ワテも子供の頃は恐竜好きで、物語なぞちっとも読まなかったのに、小学校の図書室にある恐竜が載っとる図書は全て目通したもんや。
CGの凄さに目見張った「ジュラシック・パーク」は、これ迄MちゃんとEI君と映画館でとテレビ2回の計3回観とる。
本作の方は、恐竜の性質のブレた描き方は勿論、兄弟の弟がごっつ心配しとる両親の離婚問題ほっぽり投げた儘とか脚本はなんだかなあやけど、それ、帝国日本に勝ったのは毛沢東共産党や無く国民党の中華民国の方やのに、抗日戦争勝利70年軍事パレードなど記念式典を堂々と昨日9月3日に国連の韓国人事務総長抱き込み開催した中国共産党共和国の習近平が、人民解放軍人員を30万人削減する方針示し、軍も掌握したと己の力を見せつけたシナリオよりはよっぽどましや。
本作で語られるように、飽きっぽい人間様はいつの間にか恐竜も象同様に驚かなくなる。見せる商売しとる者はそれに応えようと努力する。けど、往々にして行き過ぎてまう。前半ではそれが語られとる。
ジュラシック・パークがあった島に世界8位の金持ちインド人が引き継いで、大規模化してつくり上げたジュラシック・ワールドは、多くの観客で賑わっとる。そこは、人間が如何に小さく幼稚かを教える施設、謙虚さを学ばせる場所なんやそうや。しかしながら、セキュリティは20年経つも穴だらけ。人は支配者面しとるが、教訓を活かす事せず生きる動物やちゅう事を云いたいんやろか。確かに食物連鎖の頂点に立つとるものの、人間は不完全な動物や。
なので、ちょっち抜けとる飼育員オーウェン演じたクリス・ブラッドが主役やあらへん。
ブライス・ダラス・ハワードが扮しとったどないな時でもピンヒール履いたタフさったらない経営担当の女クレアが主役では当然ないが、もしかすると、このクレアにはヴェロキラプトルの遺伝子を組み入れとるのかもしれん。
ピンヒール姐御の甥子危機意識無い兄と心配性の弟が主役や、云う人も居るやろが、出汁に使われとるだけですわ。
それでは主役はどなた様かちゅうと、4匹のラプトルとハイブリッド種T-レックス。それにモササウルスでんねん。
4匹のラプトルには人が入っとるんやろか?人間の如き行動を見せつけるでえ。
そして、今回の敵役はT-レックスをベースとしてラプトルなど色々な生物のDNAを掛け合わせた新種で、インドミナス・レックスと呼ぶもんや。科学技術を弄んではあかんちゅう教訓ですわ。
ここで確認しとかなならん事がある。古代に生息した恐竜を科学技術で再生させて見せるかつてのテーマパークとはコンセプトが違っとる事や。ジュラシック・ワールドの見世物は、もはや怪獣である。
ワテは遺伝子組み換え作物を怪物と云い続けとるが、同じ事ですわ。この作品は、遺伝子組み換え作物に対する警告もあると見たわ。
インドミナス・レックスの暴れっぷりに夏バテはなさそうや。しかも、食う為にや無くて殺し回る為にこの怪獣は遊んどるように走るんや。殺人遊戯ですわ。
我が国では使用済み核燃料の処理ちゅう根本問題どころか、薩摩川内では原子力発電所の避難計画さえきっちり作らんで再稼働させる輩居る。制御出来かねるインドミナス・レックスつくり出した中国人科学者やクレア同様に無責任なんや。
敵役はまだ居るでえ。恐竜を兵器として利用しようとする輩やがな。お約束の如く食われてしまうけどな。そうそう、「ジュラシック・パーク」を観終えたMちゃんが、恐竜を原子力発電所になぞらえて語って、感心した事思い出すわ。
大統領選の共和党指名候補ドナルド・トランプが、日米安全保障条約について日本が攻撃を受けたら米国軍は即座に助けに行かなければならないが、日本は我々を助ける必要はないと、米国が一方的に負担しとるの不公平だちゅう話したらしいが、沖縄等での基地提供、思い遣り予算、地位協定教えたると反論する識者居らんのかと腹立てとったんやけど、この映画が教えるように、いざとなれば身内を助けるのが最優先になるちゅうの明らかや。そやから、米国の軍隊当てにしてる人々にこの作品しっかり見といて欲しいわな。米国など当てにはならん。日本軍で守るんや。
それから、一旦事が起こったら悲鳴を上げて逃げ惑うは、ワテ等一般人なんやちゅう事も見逃してはあかん。