鳥越 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

バンジージャンプする夢から覚めた今朝は7時に起き、植物に水遣りし、朝食は山形産蕎麦、群馬産ねぎ、栃木産椎茸を茹で食うた。デザートは愛媛産清見。
カーメン・マクレエのアルバム「キャント・ハイド・ラブ」をCDで聴いた。
牛乳飲んでから神宮前のイタリアン「ガル エデン」へ向かい歩き出した。

今週はKとしちゃんと水曜日、K司君と木曜日、そして今日はHJちゃんと神宮球場で燕軍応援しとったんやが、日曜日で13時から開始のデイゲームゆえ昼飯食う所での待ち合わせにしたんや。「ガル エデン」で注文したのは本日の肉料理のランチ。鶏腿肉のインヴォルティーニ タイムソースに前菜盛り合わせ、パン オリーブ油付き、アイスコーヒーで1800円也。前来た時はこないに高かったろうかと首捻った。
老手戦は外野エリアが満席やった。試合は逆転勝ちで、気分良くHJちゃんと別れ、徒歩で千貫神輿を見に鳥越神社へ向かった。
途中、お茶の水で「銀座ライオン」に入り夕食。逆転勝ち記念の名目で白穂乃香を飲みたかったんやけど、ホール担当のコに今月は置いていないと云われ!エーデルピルスとサッポロ生を飲む。来週は今のところ誰とも会う約束無いさかい節約しよ。
宮入り後、昨日見なかった鳥越の夜店を見て回り、近所のスーパーに立ち寄り食品買うて帰宅。

筋トレ小一時間し、缶コーヒー飲んだ。
風呂に小一時浸り、安倍晋三はサミット期間に参加する各国のお偉方を伊勢神宮へ連れて行きたいに違いないと考えとった。


予定がはっきりしたら改めて連絡入れますちゅうD君から、その後返事が当日の昨日迄届かなかったんで、JAZZライブ聴きに行く件どないすんねんとメールしたら、仕事で行けぬちゅう返信がすぐ来たんで、ライブへ行くのを止め、昭和な雰囲気まだ残る鳥越へ行ったんや。初夏の風物詩、鳥越神社で執り行われる例大祭が行われとったさかいな。
ワテ、お江戸の祭りで鳥越祭りが一番や思う。夜は綺麗やし昼間は迫力ありまんねん。
鳥越へは電車やと都営浅草線の蔵前駅が近いんやけど、総武線浅草橋駅からも徒歩で10分弱や 。ワテは勿論歩きましたがな。
昨日土曜日は山車や町神輿の渡御ですわ。鳥越神社の氏子十八ケ町の担ぎ手が揃いの法被着てそれぞれの町内練り歩き意気を見せつけますんや。氏子が額に汗しセイヤセイヤの掛け声勇しく担いどるんや。
そして今夜もほろ酔いで行きましたがな。日曜日の夜には、鳥越の夜祭りと称される情緒ある鳥越になりますねん。
とっぷり暮れた蔵前橋通りはどれ程の見物客が来とるんか歩道は立錐の余地もなく、群衆を掻き分け掻き分け歩かなならんが、これだけ人が集まると何が起こっても不思議やない。警視庁機動隊員と警察官が警備の為ぞろぞろ並ぶ様子が物々しいがな。
夜祭を盛り上げるんは、提灯行列とデッカイ千貫神輿。
神輿の周りに掲げられた夜を彩る高張提燈が綺麗や。
金色の鳳凰が煌めく千貫神輿、何トンあるんかえろう重そうですわ。しかも担ぎ棒が短いねん。担ぎ手は百数十人は居るんやけど、一人の負荷はかなりなもんやでえ。交代要員が仰山必要ですわ。
この鳥越の夜祭のハイライトは、細い提灯が付けられた千貫神輿がゆっくり揺れつつ進む宮入りや。群衆の熱気に包まれて、千貫神輿は高張り提灯に囲まれ神社の鳥居の前で盛んに揉んでから宮入りすんねん。今年はちょっち早く20時40分やった。
神輿が見えなくなると、見物客はどっかに吸い込まれるが如く消え去ってしもた。
もう幾度も来ている祭りやが、初めて来たのはミミさんとやった。大学生の時ですわ。
宮入りの時間が思うとったより遅く21時頃と知ったんで、露天商の夜店を手つなぎ見て回ったもののそれでもまだ時間あり、近くで夕食摂っていよちゅう事になって、ええ感じに古びた小体な居酒屋に入ったんや。
ところが、ワテはその店の親仁に怒られ続けましたんや。ミミさんには矢鱈優しい口の利き方しよるのになあ。
不公平極まりないと不快やったが、店出た後にミミさんが云うには、親仁が怒り出したのはワテの財布に小銭ばかり千円足らずしか入っとらんかった事が判明してからで、昔気質で女のコにたかろうしてるように思われたのが許せなかったんやろと。
ワテ、おばあちゃんにデートの際には女のコに奢ってあげなあかんと常々云われとったさかい、きっちりそれ守っとったんやけど、たまたま持ち合わせが少ない時やったんですわ。ビール飲んどる時にフトそれに気付いたんで、財布の中を検めたんや。そしたら案の定で・・・確かにそれからやった。勝手の分からぬ店で親仁に怒られ続けましたの。
今夜、夜店を歩きながら、そないな事思い出した。あれから月日は流れた。
未だ耳には威勢のええ担ぎ手の掛け声が残っとる。あの夜の掛け声なのか、今夜の掛け声なのか。