住民自治が窄むと民主主義は | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

昨夜はT夫さんとJちゃんと蕎麦居酒屋にて青山閑々諤々会やったんでトイレに呼ばれ6時に一旦目覚め、ついでにゴミ出ししたんやが、外は寒かった。二度寝試みたら眠れて9時ちょっち前に起きた。

朝食に納豆明太子パスタつくって食うた。デザートは青森産りんご。
掃除洗濯した。

伸びた手足の爪切った。

町屋へ散歩に出掛けた。

昼食に入ったのは「黒猫舎」ちゅう荒川6丁目にある店。何か惹かれるもんがあってん。頼んだのは猫むすび御膳。諸々のおかずと豚汁にお結びなんやが、店のロゴマークにも使われとる黒猫顔のお結びが可愛いんや。
スーパーで食料調達し帰宅。

牛乳飲んでから風呂に小一時間浸り、住民自治が現状では難しい事考えとった。
Nっぺが焼酎の一升瓶をやる云うんで、飯田橋へ歩いて行き、久し振りに「三州屋」で飲む。おバカな話に終始したが、Nっぺ、耳の状態は変わらぬと云うた時の顔は暗かった。
頂いた一升瓶を背負いまた歩いて帰って来た。
野菜ジュース飲みながらスウィングするフランク・シナトラをユーチューブで聴いた。


ワテはエアコン使わぬ。それはワテの生活信条や無く、ただ冷房が体に合わんのや。ワテの御袋もそうで、猛暑にエアコンある御袋の住まいにふたりで居っても扇風機回して団扇扇ぐだけなんやから遺伝なんかもしらん。
所沢市の現市長がエアコン使わず一年暮らす人で、所沢市議会議員の多くの方々も少なくとも議会開催中にはエアコン使わぬ信条持つとるらしく、所沢市で15日に行われた住民投票は、航空自衛隊入間基地に近い防音校舎の小中学校へのエアコン設置を巡るもんやった。
エアコン設置工事の市負担は30億円らしく、現市長が税金の使途につきエアコン設置に反対し、市議会も今年度までの3年間エアコン設置の事業予算を盛り込まない一般会計当初予算を可決し続け、市行政側の方針を是認しとった。
これに対し、子供の保護者中心とするエアコン設置せんと可哀相やろちゅう市民が署名を集め住民投票条例を直接請求し、市議会が条例案を可決し行われたんや。
投票結果には法的拘束力が無いんやが、条例で可決の際は「多数票が投票資格者の3分の1以上の場合、市長と市議会は結果の重みを斟酌しなければならない」と定められとった。
そして行われた住民投票やけども、その投票率は31.54%に止まった。この数字は、現市長が当選した2011年の市長選の34.68%も下回っとると報道された。市民の反応が鈍いにも程があるがな。
所沢市のリーダー決める市長選が34.68%で、近所の子供達の学習環境決める住民投票が31.54%とは・・・
ところが、このような民主主義に参加せぬ姿勢は全国に蔓延しとる。衆議院選での投票率も有権者の怠惰を示しとったが、ここでまたしても望ましからぬ結果が一つ明らかにされたに過ぎぬのや。
情けない事実でんがな。ただそれが情けないと嘆くだけで済ませられとる内はええ。
だが、民主主義は強靭な制度やあらへん。知らぬ間に内から崩れて行く。崩れ去った時の事態を考えておらぬのや。
と云うより前に、果たしてこの国に民主主義の肝たる住民自治が根付いとるのかちゅう問いを立てなあかん。
民が行政の施策に唯々諾々と従うばかりでは民主主義とは云えぬのは、多くの人の知るところや。
しかしながら、投票へ足を運ばぬ有権者数は数字の示すところである。
彼等は屁理屈を云うんやが、投票せぬ事は為政者に白紙委任しとる事に他ならぬ。
問われとるのは、実際御上に任せ切る姿勢になっとる事なんですわ。