NN君の2014年度 マイ ベスト シネマ<洋画編> | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今朝は8時に起きたら、くしゃみ4連発後鼻水垂れる。今週火曜日から花粉症が始まり鼻詰まりに鼻汁流れとるんや。
朝食に昨日スーパーで買うた半額になっとったローストンカツ弁当をレンジで過熱して食うた。デザートは愛媛産伊予柑。
「NIKITA/ニキータ シーズン1 」をギャオで見とった。
野菜ジュースを飲んでから筋トレ30分した。

風呂に小一時間浸り、出生率の低下は国の没落を象徴するもんやと考えとった。共同体の価値観に縛られなくなったんがそうさせとる。

ラジオ「セッション2015」でフロリアン・ウェーバー(ピアノ、エレクトリック・ピアノ)、寺尾陽介(ベース)、勘座光(ドラムス)を聴いたが、このトリオええでえ。ドイツ人と紹介されたピアニストのフロリアン・ウェーバーが変則的なリズムで演奏するんや。コールドプレイの曲「クロックス」もスタンダードの「アローン・トゥギャザー」も面白かったわ。
「上野桜木 菜の花」へ早めの昼食に出掛け、着いたのが11時半やったが、12時前には満席でしたがな。注文したのは1000円のゴマ丼。やはり旨いわなあ。


「例年のことだが洋画は邦画にくらべると多士済々、ベスト20でも足りないくらいだ。様々な国のシネアストたちが各々創作活動にいそしんでいるのだから当然といえば当然だし、国ごとに異なる現状と課題があり、それにまつわるテーマも千差万別だから飽きるということがない。ただ今年は、アメリカ映画の復権を強く印象づけられた年であった。一時は物語の疲弊による衰退を危惧したが、潤沢な製作資金をバックに、VFXを自在に使いこなしてアメコミ系のヒーローものやSF映画を進化させるなど、完全に息をふき返したようだ。昨年の『ゼロ・グラビティ』は、ハリウッドならではの壮大な映像スペクタクルショーだった。今年も『インターステラー』を筆頭にその牙城を守り抜いた。日本中を席巻した『アナと雪の女王』のアニメ、人間ドラマのジャンルでも今年のアメリカ映画は収穫が多く、やはり映画大国の底力はあなどれない。とはいえ、ベスト1は復活したホドロフスキー。私のなかにまだ、けして譲れない領域というものが存在する」と、書いて来たNN君の2014年度 マイ ベスト シネマ<洋画編>の方を掲載しますよって、どうぞ参考にしてください。
その中でワテも観た作品は二本だけやった。
熱心な虎ファンは下記の如き作品好きなんや。

順位   タイトル    監督
次点   『トム・アット・ザ・ファーム』   グザヴィエ・ドラン
第10位 『リスボンに誘われて』  ビレ・アウグスト
第9位  『オール・ユー・ニード・イズ・キル』  ダグ・リーマン
第8位  『エレニの帰郷』  テオ・アンゲロプロス 
第7位  『罪の手ざわり』  ジャ・ジャンクー
第6位  『ジャーニーボーイズ』  クリント・イーストウッド
第5位  『インターステラー』  クリストファー・ノーラン
第4位  『6才のボクが、大人になるまで。』  リチャード・リンクレーター 
第3位  『アデル・ブルーは熱い色』  アブディラティフ・ケシシュ
第2位  『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』  アレクサンダー・ペイン
第1位  『リアリティのダンス』  アレハンドロ・ホドロフスキー

『トム・アット・ザ・ファーム』   この作品が日本で初上映のグザヴィエ・ドラン監督は、去年NN君を虜にしたカナダの新鋭で、NN君は慌ててDVDで既作3本を観たんやて。「恐るべき才能と可能性を感じた」んやて。カンヌで審査員賞をもろた『MOMMY』が今年公開されるの待ち遠しいと云う。
『リスボンに誘われて』   自称イスラム国に誘われて、やなくてよかったわ。ワテはポルトガルの首都リスボンに行った事は無い。ちゅうか、欧州へ行った事無いんですわ。幾度も欧州へ遊びに行っとる方々にまた行きたいと思う都市を聞くと、その中に結構リスボンが入っとったりするから魅力ある地なんやろ思う。果たしてリスボンのどこに魅かれるんやろか?ワテも行ってみたいが、飛行機に10時間以上も閉じ込められるのはどうもな。 
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』   ワテも観ましたでえ。評価満点にしよかどうか迷うたんやが、迷うた時には大概満点にせえへんので、この作品もせんかった。主演を務めたトム・クルーズがごっつ頑張っとったがな。
『エレニの帰郷』  ギリシャの監督の映画や。先頃政権が交代したギリシャやが、いずれにしてもこの国には深刻な債務問題があり、成長の牽引役となる産業は無く、濃霧の中の如きぼんやりした経済状況にある。主人公の帰郷の理由は何なんやろ?エレニはグローバル金融資本家となり故郷へ錦を飾ったんやろか?それとも夢破れ帰らざるを得ず、しょんぼり戻って来たんやろか?
『罪の手ざわり』   中国の監督の作品や。罪を犯した者を描いとるんやろな。毛沢東の悪行を描いとるんか?それとも特権持つ役人の腐敗や貧富の格差を是正せぬ一党独裁共産党を描いとるんか?多くの人間は犯した事に心ザラついて罪の意識を持つもんや。ところが、世の中には悪行なしても平気の平左、中には快楽感ずるって輩も居るさかい気付けなならん。
『ジャーニーボーイズ』   ジャニーズ事務所に所属の垂れント達と藤島ジュリー景子副社長の奮闘記やあらしまへんでえ。華やかな芸能界の裏部屋にある現実の浅ましさを描いたもんに違いないがな。監督がリアリストのクリント・イーストウッドやから観に行こうと思うてはいたんやが、ぐうたらしとったら機会逸してしもた。明日公開される新作「アメリカン・スナイパー」は早めに観に行くわ。
『インターステラー』    観とりまっせ。巡る因果の物語。
『6才のボクが、大人になるまで。』  6才の朴君を主人公に彼の成長をドキュメンタリー風に描いて行くんや、きっと。朴君、大韓航空に就職出来てチーフパーサーになれたはええが、離陸直前やちゅうのに搭乗しとった趙大韓航空副社長が自社機乗務員の自分へのナッツの出し方なっとらんと激怒し、航空機を引き返させたナッツリターン騒動で、巡り合わせで乗務しとった朴君が趙副社長にパワーハラスメント受けて凹む迄を描くもんに違いないがな。
『アデル・ブルーは熱い色』  きっと詐欺師のドラマやろな。街角で鴨狙う胡散臭い兄ちゃんが善良そうな小父さん捉まえて色紙を出し、どないな色に見えるか聞くんや。小父さんは答える。「そりゃ青色やろ」兄ちゃんにこやかな表情で云う。「お父さん、青色でもいろいろなのありまんねん。冷たい、熱い、どないな青色に見えまっか?」「どない云われてもなあ、青色は冷たい色やろ」「え!お父さんにはこれが冷たく見えはる?」「熱くは見えんやろ」「あきまへんなあ。これ、アデル・ブルーちゅう熱い色でんねん。メラメラしとるの分かりまへんか?」「分からんけど」「そりゃあきまへん、眼の病に違いないわ。はよ治療せな取り返しつかん事になりまっせ」こないな調子で話は進んで行って、怪しげなクリニックへ連れて行かれ高額の診断料、検査料、眼鏡代金ふんだくられるんや。
『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』   舞台となると思われるネブラスカが米国の中西部の地やちゅうのは知っとった。地元のラジオからはいつもカントリー音楽とか流れてそうや。ふたつの心が旅するネブラスカ、旅通して一体何を問い掛けとるんやろか?
『リアリティのダンス』   ホドロフスキーちゅう名前は聞いた事あるような無いような。NN君の書いて来た文章によると、その筋の映画好きには有名人のようや。ネット空間がはびこり、リアリティが踊る時代となったから、生身の人間としてネットに捕り込まれんようにせなならんちゅう趣旨の作品やろな。その為には面と向かってコミュニケーションとる事ですわ。