NN君の2014年度 マイ ベスト シネマ<邦画編> | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今朝は8時に起き、朝食は太っとい千葉産さつま芋2本。デザートは静岡産みかん2個。
「NIKITA/ニキータ シーズン1 」をギャオで見た。

筋トレ30分した。

風呂に小一時間浸り考えとった。中国共産党の支配する国と経済関係を拡大すればする程、両国関係は政治的にも安定もたらすちゅう考えは明らかに間違うとる。歴史を紐解けちゅうの。

ラジオ「セッション2015」で小林陽一(ドラムス)、 太田寛二 (ピアノ)、金森もとい (ベース)を聴いた。
浅草へに昼食出掛け、西浅草の「鍋茶屋」に行ったら休みの張り紙が。親仁が風邪でもこじらせたんやろか?そやから、「先斗」でいつも頼む鯖塩焼き定食で800円也。
スーパーで食料買うて帰宅。

風呂掃除した。

熊谷泰昌君と川村竜のCD「OL'SCHOOL JAZZ」を聴いた。
赤坂へ歩いて出掛け、「Bflat」で佐々木史郎(tp), 松島啓之(tp), 岡崎好朗(tp), 青柳誠(p), 上村信(b), 小山太郎(ds).聴いとった。何人か誘ったんやが、仕事やったりパートナーとの約束あったりで、結局独りで行ったんやけど、行ってほんまによかったわ。
{Jazzはごっつカッコええなあ。煙草の臭いせんかったらもっとよかったんやけど}と思いつつ店を出た帰りは風強くえろう寒かったんで赤坂駅から電車利用した。
炬燵に入り温めた牛乳飲んだら眠くなってきよった。眠らず記し終えられるやろか。


NN君から、2014年度 マイ ベスト シネマ<邦画編>を送ってもろたので、映画好きな方々に参考にしてもらえればと思い、そのリストから写します。
下半身タイガースファンの彼とワテとは観とる作品がかなり異なっとって、ワテがこの中で観とるのは1本のみなんやけどな、「私の嗅覚が衰えたのでなければ、邦画は年々観たいと思う作品がどんどん少なくなっている。人気コミックやベストセラー小説の映画化ばかりが目立ち、オリジナリティ豊かな作品が乏しいせいもある。ひと昔前には年に何本も製作されていた社会派的な作品はほとんど影をひそめ、本数の増えたわりには小規模公開しかされないドキュメンタリー映画にその任が担わされている。相も変わらずテーマがミニマムで暗いのは日本人の性ゆえだろうか」と、彼が書いて来たのには、太田道灌いや同感ですわ。有能な脚本家見い出して、目瞠る大仕掛けな物語もつくって欲しいがな。
で、NN君の順位は下記の通りなんや。

順位   タイトル    監督
次点  『TOKYO TRIBE』  園子温
第10位 『シュトルム・ウント・ドランクッ』  山田勇男
第9位  『ぼくたちの家族』  石井裕也
第8位  『紙の月』  吉田大八
第7位  『私の男』  熊切和嘉
第6位  『野のなななのか』  大林宣彦
第5位  『家路』  久保田直
第4位  『ほとりの朔子』  深田晃司
第3位  『百円の恋』  武正晴
第2位  『そこのみにて光輝く』  呉美保
第1位  『0.5ミリ』  安藤桃子

『TOKYO TRIBE』  東京族ちゅうと六本木にたむろする軟派な連中イメージするわな。これが大阪族やったらひょうきんな連中イメージするわ。園子温が監督やさかい血がプシューと吹き出るやろなあ。猟奇的な殺しあるんやろなあ。
『シュトルム・ウント・ドランクッ』  シュトルム・ウント・ドラングちゅうとシェークスピアを範としとるドイツに起こった文学運動やったと記憶するが、こっちは何の運動なんやろか?人民が遠慮がちに一党独裁中国共産党に反旗翻す運動やろか?それとも、中国共産党からチベットを解放する運動やろか?
『ぼくたちの家族』  この時代、家族が壊れるのはアッと云う間で忽ち雲散霧消するもんや。阿倍政権は、介護が象徴しとるが、益々家族に重く負担を押し付けようちゅう企て進めとる。そやからこそ[道徳]教育に力入れようとしとるんや。
『紙の月』  宮沢りえが主演で女詐欺師に扮するのは予告編で知っとった。主演が寺島しのぶやったら観に行ったろう。この監督の映画好きに評価高い「桐島、部活やめるってよ」はその内ビデオ借りて観ようと思うとる。
『私の男』  原作にしとる桜庭一樹の小説は読んどる。歪んだ哀しさが描かれてええ作品や。そやから、やっとるの知っとったら観に行ったがな。
『野のなななのか』  大林宣彦の新作が去年あったんやなあ。ちっとも知らんかった。それにしてもこのタイトル何やの?ワテが学生時代に書いた局地的に傑作の声上がる「どうでもええけど、ほんまにドドド」ちゅう大阪出身のドアホが穴の都東京で覚醒する物語よりけったいなタイトルや。思うにこの映画、野っぱらに狸が居って、その見え隠れする狸共が六匹なのか七匹なのか或いは一匹の悪戯狸が化かしとるのか判然とせぬちゅう話やろ。
『家路』  NN君によれば、「ドキュメンタリー出身の監督が震災後の福島の放射能汚染地帯に入り込んで撮り上げた家族ドラマ。息子松山ケンイチ、母田中裕子の親子愛を描く一方仮設住宅を含む福島の現状が生々しく伝えられ、唯一硬派の社会派作品として光る。脚本は青木研次」
昨日報じられとったニュースで、福島県は県民を対象に実施している甲状腺検査において昨年12月末現在で8人が甲状腺ガンやその疑いと診断されたと明らかにしたが、放射能汚染地帯に未だ住まねばならぬ人々が少なからず居るこの国の現状が惨い。
『ほとりの朔子』  若い男が自分に入れ上げとってその男に追われとると思い込んどる朔子と呼ばれる婆様が一人ほとりに佇み、ストーカーに見つけられる強迫観念に苛まれ、ポトリと清い湖に入れ歯を落とすんや。朔子婆、立った儘でポックリあの世に召されてしもたんやね。そんな話に違いないがな。
『百円の恋』  百円で恋出来るんやったら安いもんや。ワテなんぞ女人との交際費に幾ら費やしたもんやら。彼女達の脳裏にワテと過ごした時間がええ思い出として残っとらんとすると、何とも高い出費やったでえ。
『そこのみにて光輝く』  ワテがこの中で唯一観た作品や。ワテは満点にはしとらんが、呉美保への期待を強く持つ事になった作品でんがな。函館の海沿いの様子が仄暗く浮かんで来るなあ。
『0.5ミリ』  0.5ミリちゅうんは紙一重の事やろか?この安藤桃子脚本監督の介護をテーマにした作品は、観に行こうと思うとったんや。主役に起用の妹、安藤サクラを重要なテーマでどない描き演出するんか興味津々やったからな。でも、観に行こうした日には都区内に上映館無かった・・・